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外伝1 護衛官は甘い罠に囚われる~アレックスとシリル~
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シリルが隣を歩く音が、静かな廊下に響いている。
稽古の後は魔法の訓練があるはずなのに、こいつはいつもこのタイミングでついてくる。
「魔法の訓練はどうした?」
軽く問いかけると、シリルは無邪気に笑う。
「今日はもう終わりましたよ」
「随分と早いな」
「アレックス様との稽古が一番大事ですから」
さらっと言うが、俺はその言葉にあまり反応しないよう努める。
……努めている時点で遅いのでは、と頭の隅にいる俺が言ったが、それは無視することにした。
「お前は騎士を目指しているわけじゃないだろう……訓練は魔導師としての成長に必要だ。剣の稽古より優先しろ」
「ふふ。僕、こう見えても優秀なんですよ?父上からも太鼓判を押されるほどには。だからいざっていうときの剣技も大事かな、って」
シリルはそう言って少しだけ距離を詰めてきた。
近い。近すぎる。俺以外にもこうしているんじゃないだろうな?
「……魔導師として成長しなくてもいいのか?」
「まあ、強くなるのも大事ですけど、それ以上に……アレックス様に褒めてもらう方がやる気が出ますから」
そう言いながら俺の顔を覗き込む。
……まったく、こいつはどこでこんな甘え方を覚えたんだ。
こんな距離の近さは珍しくないはずなのに、最近はやけに意識してしまう自分が情けない。
「……そうか」
口を開いたものの、それ以上の言葉は出なかった。
俺が何を言っても、シリルはきっと同じように微笑むのだろう。
──こうして甘えてくるのは、昔から変わらない……が……。
だけど、その無防備さが厄介になってきたのは俺の方だ。
「それよりも、休みの日に出かける話の方が気になります」
シリルが話を戻してくる。
終わっていなかったのか、それ……。
「休みはないと言っただろう」
「出かけることくらいあるでしょう?」
「ない」
「じゃあ、一緒に買い物でもしましょうか?」
「俺に買うものはない」
一つ息を吐いてそう言い切るが、シリルは全く気にした様子もなく続ける。
「んー、なら僕の服を見てください」
「リアムがいるだろう?」
「母上に服を選ばれると、どうしても派手になるんです。父上だとそれ以上なんですよね。いつも夜会かってくらいに。なので、気軽に着れる服が欲しいなって」
それは確かに想像できる。
夫妻はシリルの外見をやたらと着飾る傾向がある。
無駄に光る装飾をつけた服を着せられ、キース卿がそれ以上に重ねてくるものだから、侍女であるアンさんに止められていたのを見たこともあった。
いや、しかし……。
「……選ぶにしても、俺じゃなくていいだろう?友人とか……」
「でも、アレックス様が選ぶなら何でも嬉しいですよ?」
目を細めて微笑むシリルに、思わず視線を外した。
勘弁してほしいんだ、その笑みは。
「……考えておく」
適当に返して歩を進める。
シリルの甘えには慣れている。
けれど、それがいつの間にか別のものに変わってしまいそうな気がしていて、正直戸惑っている俺がいる。
しかし、当の本人は何知らぬ顔で俺にくっ付いてくるのだ。
廊下を進み、キース卿の執務室の前で足を止める。
「ここから先は入るな」
「えー僕も報告を聞きます」
「護衛の報告にお前が関わる必要はないだろうが」
シリルが名残惜しそうにするが、俺は軽く額を小突いた。
「訓練が終わったなら、部屋に戻れ」
「……わかりました」
シリルが引き下がるのを確認してから、俺は執務室の扉を開ける。
中にはキース卿とリアムが待っていた。
二人ともそれぞれの仕事をしていたが、俺の姿を見るとリアムが軽く笑う。
「お疲れ様です、アレックス様」
「シリルに稽古をつけていたのかい?」
キース卿がそう言いながら視線を向けてくる。
「ええ、少しだけ」
「シリルが迷惑をかけてすまないね」
「いえ、まあ……大丈夫ですよ」
「……ふむ」
キース卿は、何か考えるように首を傾げ、リアムは面白そうに笑っている。
どうにもこの御仁は顔色が読みにくい。昔からそうだ。
俺がまだ学生のころ、キース卿は王立学園で教鞭を振るう教師だった。
その癖が抜けないせいか、未だに彼の前だと背筋が伸びる思いだ。
「最近のシリルは、随分積極的ですね」
リアムの言葉に、俺はわずかに言葉を詰まらせた。
「……気のせいでは?」
「そうでしょうか。なんだか様子が昔と違うような」
「気のせいです」
「ふふっ、アレックス様も鈍感なんですね」
「いや、鈍感などでは……なく……」
そう返したが、リアムの笑みは消えなかった。
「……もしシリルが懐きすぎて困るようなら、ちゃんと言ってくださいね?」
リアムが優しくそう言ったが、その目がどこか意地悪そうに光っていた気がする。
「護衛任務ですから」
冷静にそう返すが、心のどこかで何かが引っかかっていた。
ちなみに、報告した後にキース卿から、ほどほどにね、と言われた。
何をだ。
※
報告を終え、執務室を出ると、すぐ側にシリルが立っていた。
「シリル?どうして……」
「アレックス様が出てくるのを待ってました。」
当然のようにそう言われて、俺は一瞬返答に詰まる。
「部屋に戻れと言ったはずだ」
「でも、待っていたい気分だったんです」
本当にこいつは……。
軽くため息をつきながら、俺はシリルの横を通り過ぎる。
「……明日、出かけよう」
シリルの顔を見て……思わず、思わず、その言葉が出た。
自分で口にした瞬間、俺は息を飲み込んだ。
「やった。デートですね」
その声に振り返ると、シリルが目を細めて微笑んでいた。
──おかしいな。いつの間にか、こいつのペースに乗せられてないか……?
そう思いながらも、俺は無言で屋敷の奥へと歩いていった。
稽古の後は魔法の訓練があるはずなのに、こいつはいつもこのタイミングでついてくる。
「魔法の訓練はどうした?」
軽く問いかけると、シリルは無邪気に笑う。
「今日はもう終わりましたよ」
「随分と早いな」
「アレックス様との稽古が一番大事ですから」
さらっと言うが、俺はその言葉にあまり反応しないよう努める。
……努めている時点で遅いのでは、と頭の隅にいる俺が言ったが、それは無視することにした。
「お前は騎士を目指しているわけじゃないだろう……訓練は魔導師としての成長に必要だ。剣の稽古より優先しろ」
「ふふ。僕、こう見えても優秀なんですよ?父上からも太鼓判を押されるほどには。だからいざっていうときの剣技も大事かな、って」
シリルはそう言って少しだけ距離を詰めてきた。
近い。近すぎる。俺以外にもこうしているんじゃないだろうな?
「……魔導師として成長しなくてもいいのか?」
「まあ、強くなるのも大事ですけど、それ以上に……アレックス様に褒めてもらう方がやる気が出ますから」
そう言いながら俺の顔を覗き込む。
……まったく、こいつはどこでこんな甘え方を覚えたんだ。
こんな距離の近さは珍しくないはずなのに、最近はやけに意識してしまう自分が情けない。
「……そうか」
口を開いたものの、それ以上の言葉は出なかった。
俺が何を言っても、シリルはきっと同じように微笑むのだろう。
──こうして甘えてくるのは、昔から変わらない……が……。
だけど、その無防備さが厄介になってきたのは俺の方だ。
「それよりも、休みの日に出かける話の方が気になります」
シリルが話を戻してくる。
終わっていなかったのか、それ……。
「休みはないと言っただろう」
「出かけることくらいあるでしょう?」
「ない」
「じゃあ、一緒に買い物でもしましょうか?」
「俺に買うものはない」
一つ息を吐いてそう言い切るが、シリルは全く気にした様子もなく続ける。
「んー、なら僕の服を見てください」
「リアムがいるだろう?」
「母上に服を選ばれると、どうしても派手になるんです。父上だとそれ以上なんですよね。いつも夜会かってくらいに。なので、気軽に着れる服が欲しいなって」
それは確かに想像できる。
夫妻はシリルの外見をやたらと着飾る傾向がある。
無駄に光る装飾をつけた服を着せられ、キース卿がそれ以上に重ねてくるものだから、侍女であるアンさんに止められていたのを見たこともあった。
いや、しかし……。
「……選ぶにしても、俺じゃなくていいだろう?友人とか……」
「でも、アレックス様が選ぶなら何でも嬉しいですよ?」
目を細めて微笑むシリルに、思わず視線を外した。
勘弁してほしいんだ、その笑みは。
「……考えておく」
適当に返して歩を進める。
シリルの甘えには慣れている。
けれど、それがいつの間にか別のものに変わってしまいそうな気がしていて、正直戸惑っている俺がいる。
しかし、当の本人は何知らぬ顔で俺にくっ付いてくるのだ。
廊下を進み、キース卿の執務室の前で足を止める。
「ここから先は入るな」
「えー僕も報告を聞きます」
「護衛の報告にお前が関わる必要はないだろうが」
シリルが名残惜しそうにするが、俺は軽く額を小突いた。
「訓練が終わったなら、部屋に戻れ」
「……わかりました」
シリルが引き下がるのを確認してから、俺は執務室の扉を開ける。
中にはキース卿とリアムが待っていた。
二人ともそれぞれの仕事をしていたが、俺の姿を見るとリアムが軽く笑う。
「お疲れ様です、アレックス様」
「シリルに稽古をつけていたのかい?」
キース卿がそう言いながら視線を向けてくる。
「ええ、少しだけ」
「シリルが迷惑をかけてすまないね」
「いえ、まあ……大丈夫ですよ」
「……ふむ」
キース卿は、何か考えるように首を傾げ、リアムは面白そうに笑っている。
どうにもこの御仁は顔色が読みにくい。昔からそうだ。
俺がまだ学生のころ、キース卿は王立学園で教鞭を振るう教師だった。
その癖が抜けないせいか、未だに彼の前だと背筋が伸びる思いだ。
「最近のシリルは、随分積極的ですね」
リアムの言葉に、俺はわずかに言葉を詰まらせた。
「……気のせいでは?」
「そうでしょうか。なんだか様子が昔と違うような」
「気のせいです」
「ふふっ、アレックス様も鈍感なんですね」
「いや、鈍感などでは……なく……」
そう返したが、リアムの笑みは消えなかった。
「……もしシリルが懐きすぎて困るようなら、ちゃんと言ってくださいね?」
リアムが優しくそう言ったが、その目がどこか意地悪そうに光っていた気がする。
「護衛任務ですから」
冷静にそう返すが、心のどこかで何かが引っかかっていた。
ちなみに、報告した後にキース卿から、ほどほどにね、と言われた。
何をだ。
※
報告を終え、執務室を出ると、すぐ側にシリルが立っていた。
「シリル?どうして……」
「アレックス様が出てくるのを待ってました。」
当然のようにそう言われて、俺は一瞬返答に詰まる。
「部屋に戻れと言ったはずだ」
「でも、待っていたい気分だったんです」
本当にこいつは……。
軽くため息をつきながら、俺はシリルの横を通り過ぎる。
「……明日、出かけよう」
シリルの顔を見て……思わず、思わず、その言葉が出た。
自分で口にした瞬間、俺は息を飲み込んだ。
「やった。デートですね」
その声に振り返ると、シリルが目を細めて微笑んでいた。
──おかしいな。いつの間にか、こいつのペースに乗せられてないか……?
そう思いながらも、俺は無言で屋敷の奥へと歩いていった。
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