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第16話
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クララと楽しく喋りながら歩き続けて四・五分程、私たちは食堂に到着した。周囲を軽く見渡して見るが、マルグリット様とナタリーさんの二人は、まだ食堂に到着していないみたい。
「二人はまだ来てないみたいね」
「うん、そうみたい。ちょっとこの辺で待っててあげようよ」
「そうね」
私たちは、食堂の入り口の横で邪魔にならない様に並んで立ち、マルグリット様とナタリーさんが到着するのを待つ事にした。そんな私たちを、チラチラと見ながら、平民の生徒たちが食堂の中に入っていく。これでも、平民の生徒たちも慣れてきてくれた方なのよね。入学当初の頃の方が、今よりももっと酷かったんだから。でも、それも仕方のない事だったわね。貴族が、しかも公爵家の娘が一階の食堂を使うなんて、平民の生徒は誰も想像がつかなかったでしょうしね。
入学して三ヶ月くらいは、ずっと一人寂しく昼食を食べていたわね。入学して直ぐの頃には、私にも取り巻きと言われるご令嬢たちが群がろうとしてきた。侯爵家のご令嬢や伯爵家のご令嬢などが、公爵家の権力を利用して甘い蜜を啜ろうと、私に積極的に関わろうとしてきた。でもそんな令嬢たちの誰も、私の魂に刻まれている庶民暮らしについてくる事が出来ず、一人また一人と離れていった。そして、私の取り巻きになる事を諦めた最後の一人がいなくなったその数日後に、クララと再会を果たせたのだ。
入学してからの色々な事を思い出していると、マルグリット様とナタリーさんが、二人仲良く談笑しながら現れた。そんな二人は、食堂の入り口付近で待つ私たち二人を見つけると、少し申し訳なさそうな顔をしながら、私たちの元に早足で近づいてくる。
「ごめんなさい、お待たせしてしまいましたか?」
「お待たせして申し訳ありません」
「大丈夫よ。こうして友達を待つのも、楽しい時間の一つだもの」
「そうよ。こんな事でグチグチ言う程、私たちは心が狭くないもの」
「「ありがとう」」
「じゃあ、四人揃った事だし行きましょうか。――魅惑のスイーツの世界に」
「「「魅惑のスイーツの世界に」」」
私たち四人の心を一つにして、食堂内へと足を進めていく。私とクララで手分けして二人に接触した時に判明したのが、二人とも女性らしく、スイーツが好きだという事だ。そこで初めて四人で顔を合わせをした時、まずは雰囲気を和ませようとスイーツの話題を振った所思いのほか盛り上がり、一気に私たち四人の仲が深まった。今ではマルグリット様ともナタリーさんとも、親友と言っていい程に仲良しになった。
そして、オバちゃんが教えてくれた今日のおすすめスイーツは、イチゴソースがたっぷりかかったパンケーキなの!!しかも、スフレのパンケーキ!!
朝一番に食堂に寄った時、オバちゃんからこの事を教えてもらった私は当然大歓喜。すぐさまこの情報を三人に伝えると、当然三人も大歓喜。お互いに昼まで乗り切りましょうと固く握手を交わし、この時を待ちわびたのよ。
そして今現在、私たち四人の目の前には、ふわふわもちもちのスフレパンケーキが輝いている。そんなスフレパンケーキ君たちは、ふるふるとその身体を揺らして、私たちを食べてと誘惑してくる。私たちは四人はその誘惑に負けてしまい、スフレパンケーキ君の身体を小さく切り分けて口に運び、パクリと口を閉じた。
「二人はまだ来てないみたいね」
「うん、そうみたい。ちょっとこの辺で待っててあげようよ」
「そうね」
私たちは、食堂の入り口の横で邪魔にならない様に並んで立ち、マルグリット様とナタリーさんが到着するのを待つ事にした。そんな私たちを、チラチラと見ながら、平民の生徒たちが食堂の中に入っていく。これでも、平民の生徒たちも慣れてきてくれた方なのよね。入学当初の頃の方が、今よりももっと酷かったんだから。でも、それも仕方のない事だったわね。貴族が、しかも公爵家の娘が一階の食堂を使うなんて、平民の生徒は誰も想像がつかなかったでしょうしね。
入学して三ヶ月くらいは、ずっと一人寂しく昼食を食べていたわね。入学して直ぐの頃には、私にも取り巻きと言われるご令嬢たちが群がろうとしてきた。侯爵家のご令嬢や伯爵家のご令嬢などが、公爵家の権力を利用して甘い蜜を啜ろうと、私に積極的に関わろうとしてきた。でもそんな令嬢たちの誰も、私の魂に刻まれている庶民暮らしについてくる事が出来ず、一人また一人と離れていった。そして、私の取り巻きになる事を諦めた最後の一人がいなくなったその数日後に、クララと再会を果たせたのだ。
入学してからの色々な事を思い出していると、マルグリット様とナタリーさんが、二人仲良く談笑しながら現れた。そんな二人は、食堂の入り口付近で待つ私たち二人を見つけると、少し申し訳なさそうな顔をしながら、私たちの元に早足で近づいてくる。
「ごめんなさい、お待たせしてしまいましたか?」
「お待たせして申し訳ありません」
「大丈夫よ。こうして友達を待つのも、楽しい時間の一つだもの」
「そうよ。こんな事でグチグチ言う程、私たちは心が狭くないもの」
「「ありがとう」」
「じゃあ、四人揃った事だし行きましょうか。――魅惑のスイーツの世界に」
「「「魅惑のスイーツの世界に」」」
私たち四人の心を一つにして、食堂内へと足を進めていく。私とクララで手分けして二人に接触した時に判明したのが、二人とも女性らしく、スイーツが好きだという事だ。そこで初めて四人で顔を合わせをした時、まずは雰囲気を和ませようとスイーツの話題を振った所思いのほか盛り上がり、一気に私たち四人の仲が深まった。今ではマルグリット様ともナタリーさんとも、親友と言っていい程に仲良しになった。
そして、オバちゃんが教えてくれた今日のおすすめスイーツは、イチゴソースがたっぷりかかったパンケーキなの!!しかも、スフレのパンケーキ!!
朝一番に食堂に寄った時、オバちゃんからこの事を教えてもらった私は当然大歓喜。すぐさまこの情報を三人に伝えると、当然三人も大歓喜。お互いに昼まで乗り切りましょうと固く握手を交わし、この時を待ちわびたのよ。
そして今現在、私たち四人の目の前には、ふわふわもちもちのスフレパンケーキが輝いている。そんなスフレパンケーキ君たちは、ふるふるとその身体を揺らして、私たちを食べてと誘惑してくる。私たちは四人はその誘惑に負けてしまい、スフレパンケーキ君の身体を小さく切り分けて口に運び、パクリと口を閉じた。
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