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第20話
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「はぁ~、何度も言っておりますが、私はナタリーさんに嫌がらせした事はありません!!それに今も、楽しく食事をしていただけです!!」
「だがローラが、実の妹である彼女が君がやったと言っているんだぞ!!」
「ローラの真意は私にも分かりません。ですが、私ではない事は断言できます」
「お姉さま、私が嘘を言っていると!?」
「さあ、それも貴女にしか分かりません」
「マルグリット!!開き直るのか!!」
「あの、そろそろいいでしょうか?このままだと料理が冷めてしまうのですけれど」
目の前で繰り広げられる趣味の悪い茶番に、イラつきを抑えられない私が口を挟む。突然私が口を挟んだことで会話が止まり、皆の視線が私に集まってくる。
「貴女はカノッサ公爵の所の……。いくら公爵家の者といえど、今は殿下とマルグリット嬢が話しているんだ。口を挟むなんて何を考えているんだ」
「私は貴方ではなくアルベルト殿下に話しかけているの。それで殿下、もう宜しいですか?私たちも料理を楽しみたいのですが」
「貴様、殿下に対してその態度は何だ!!」
私の態度が気に入らない様で、マルクが食って掛かってくるわ。それをガン無視して、殿下の目を真っ直ぐに見つめ続ける。その際に、少しだけ圧を込めて眼力を強めてみる。その効果もあって、再びアルベルト殿下の身体がビクリと震わせたわ。
「イザベラ嬢、しかしこの国の王子として、この魔法学院の生徒会長としても、彼女の悪行を見逃すわけにはいかない」
「では、確実にマルグリット様が犯人だという証拠を提示してくださる?」
「証拠だと?」
「ええ、ローラさんも殿下も他の方々も、最初からマルグリット様が犯人だと決めつけているご様子。ですから、その事を裏付ける証拠を見せてくださいと言っております」
私の強気な発言に対して、アルベルト殿下とその側近たち、さらにはローラもだんまりを決め込んだわ。その沈黙は、私に対する実質的な敗北宣言であり、マルグリット様が犯人であるという証拠がないという事の証明でもあったわ。そして今はお昼時、周囲には沢山の生徒たちが昼食をとっていて、私たちの会話をしっかりと聞いているのよ。さあ、ここからどう巻き返そうとしてきますか?
「で、ですけど、実際にナタリーさんが被害に遭っているのは事実ですわ!!その犯人として最も疑わしいのは、お姉さまだけです!!」
「ナタリーさんが被害に遭っている事は、私も自分の目で実際に見ています。ですが、ナタリーさんに嫌がらせをしている犯人候補が、マルグリット様一択というのはどうにも短絡的ではありませんか?……それに、あれ程犯人はマルグリット様だと断定していたのに、今さら疑わしいと意見を変えるのはどうかと思うわよ?」
「うっ………。ですが!!」
ローラは私の指摘に動揺して、真面に答えを返す事が出来ない様ね。しかしそんなローラに、アルベルト殿下が助け舟を出してくるわ。
「ではイザベラ嬢は、ナタリーがこのまま黙って嫌がらせを受け続けろというのか?」
「そうだ、それではナタリーがあまりにも可哀想じゃないか!!」
「ええ、その通りです」
「そうだよね~。私も殿下の言う通りだと思うけど。そこの所、イザベラ嬢はどう思うのかな?」
アルベルト殿下たちが、声高々にそう言い放ってくるわ。マルクに至っては先程の仕返しのつもりなのか、口元に弧を描きながら私に問いかけてくる。
(そっちがその気なら、こちらも切り札を切りましょうか)
このアホな男共に、現実を突きつけてやるとしましょうか。
「だがローラが、実の妹である彼女が君がやったと言っているんだぞ!!」
「ローラの真意は私にも分かりません。ですが、私ではない事は断言できます」
「お姉さま、私が嘘を言っていると!?」
「さあ、それも貴女にしか分かりません」
「マルグリット!!開き直るのか!!」
「あの、そろそろいいでしょうか?このままだと料理が冷めてしまうのですけれど」
目の前で繰り広げられる趣味の悪い茶番に、イラつきを抑えられない私が口を挟む。突然私が口を挟んだことで会話が止まり、皆の視線が私に集まってくる。
「貴女はカノッサ公爵の所の……。いくら公爵家の者といえど、今は殿下とマルグリット嬢が話しているんだ。口を挟むなんて何を考えているんだ」
「私は貴方ではなくアルベルト殿下に話しかけているの。それで殿下、もう宜しいですか?私たちも料理を楽しみたいのですが」
「貴様、殿下に対してその態度は何だ!!」
私の態度が気に入らない様で、マルクが食って掛かってくるわ。それをガン無視して、殿下の目を真っ直ぐに見つめ続ける。その際に、少しだけ圧を込めて眼力を強めてみる。その効果もあって、再びアルベルト殿下の身体がビクリと震わせたわ。
「イザベラ嬢、しかしこの国の王子として、この魔法学院の生徒会長としても、彼女の悪行を見逃すわけにはいかない」
「では、確実にマルグリット様が犯人だという証拠を提示してくださる?」
「証拠だと?」
「ええ、ローラさんも殿下も他の方々も、最初からマルグリット様が犯人だと決めつけているご様子。ですから、その事を裏付ける証拠を見せてくださいと言っております」
私の強気な発言に対して、アルベルト殿下とその側近たち、さらにはローラもだんまりを決め込んだわ。その沈黙は、私に対する実質的な敗北宣言であり、マルグリット様が犯人であるという証拠がないという事の証明でもあったわ。そして今はお昼時、周囲には沢山の生徒たちが昼食をとっていて、私たちの会話をしっかりと聞いているのよ。さあ、ここからどう巻き返そうとしてきますか?
「で、ですけど、実際にナタリーさんが被害に遭っているのは事実ですわ!!その犯人として最も疑わしいのは、お姉さまだけです!!」
「ナタリーさんが被害に遭っている事は、私も自分の目で実際に見ています。ですが、ナタリーさんに嫌がらせをしている犯人候補が、マルグリット様一択というのはどうにも短絡的ではありませんか?……それに、あれ程犯人はマルグリット様だと断定していたのに、今さら疑わしいと意見を変えるのはどうかと思うわよ?」
「うっ………。ですが!!」
ローラは私の指摘に動揺して、真面に答えを返す事が出来ない様ね。しかしそんなローラに、アルベルト殿下が助け舟を出してくるわ。
「ではイザベラ嬢は、ナタリーがこのまま黙って嫌がらせを受け続けろというのか?」
「そうだ、それではナタリーがあまりにも可哀想じゃないか!!」
「ええ、その通りです」
「そうだよね~。私も殿下の言う通りだと思うけど。そこの所、イザベラ嬢はどう思うのかな?」
アルベルト殿下たちが、声高々にそう言い放ってくるわ。マルクに至っては先程の仕返しのつもりなのか、口元に弧を描きながら私に問いかけてくる。
(そっちがその気なら、こちらも切り札を切りましょうか)
このアホな男共に、現実を突きつけてやるとしましょうか。
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