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第26話
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「男子生徒からの支持を切り捨てる理由はまだあります。マルグリット様たちも分かっている事だと思いますが、男と言う生き物は単純な生き物です。可愛い女性や綺麗な女性がいれば見惚れますし、そんな女性たちに微笑まれながら近づかれて、親し気に話しかけられようものなら、大抵の男は喜びます」
「な、なる程」
「そして最悪の場合、自分に気があるのではと勘違いを起こし、調子に乗っていく可能性が大きいです。特に、マルグリット様は公爵家のご令嬢でもあります。そちらの方面でも邪な事を考え出す事もあり得ます」
「確かにそうですね。殿下と婚約が決まるまでは、そういった輩が婚約を申し込んできた事もありましたから」
これにはマルグリット嬢だけでなく、同じ公爵家のご令嬢であるイザベラ嬢も当時の事を思い出しているのか、苦々しい顔をしている。さらにはクララ嬢やナタリー嬢までもが、同じ様に苦々しい顔をしているのだが、一体どうしたのだろう?
「この国って、魔法使いを特別視してるでしょ。だから、私やナタリーさんの様に爵位の低い貴族家でも、魔力が豊富で属性魔法への適性が高い子が生まれると、色々な面倒事がやってくるのよ。それを思い出しちゃってね」
「ええ、私もクララさんと同じで、小さい時から色々とありました。それを思い出すと少し……」
二人から詳しく話を聞くと、この国は……という思いを抱いてしまう。魔力が豊富で属性魔法への適性が高い女の子が生まれると、次代の子供や孫のためにと考える貴族たちが、婚約の話が大量に申し込んでくるそうだ。その申し込みの大半は、同じ爵位の貴族からの申し込みであり、高位貴族から婚約を申し込んでくる事はないそうだ。
クララ嬢やナタリー嬢のご実家は、爵位が男爵とはいえ、結構な力を持っている貴族家だ。そのお蔭で、大量に申し込まれた婚約を娘可愛さですべて断ってくれたそうだ。だがナタリー嬢に関しては、それが逆に仇となってしまい、アルベルト殿下に付き纏われているのが現状だ。もしナタリー嬢に婚約者がいれば、この様な状況に追い込まれる事はなかったかもな。
「話を戻しましょう。男という生き物が単純であるという事は、十分に理解していただけたと思います。そして、もう一つ男子生徒の支持を切り捨てる理由があります。それが、女子生徒たちの固い結束のためです」
「固い結束ですか?」
「そうです。現状、女子生徒たちの標的はローラ嬢とアルベルト殿下たちです。しかしそこに、マルグリット嬢やナタリー嬢が、まるで男に色目を使い始めたかの様な行動を取り始めたら、彼女たちの標的が一気にお二人へと変わる可能性があります。その結果、固い結束があったはずの女性陣が、丸ごと敵に変わる事かもしれません。その辺は、皆さんの方がよくご存じだと思いますが……」
「そうですね。もしそうなってしまった場合、私とナタリーさんは、完全に周囲から孤立してしまうでしょうね」
「ですので、俺としてはこのまま女子生徒の結束を盤石のものとして、殿下たちに徹底的に対抗する事をお勧めします。淑女たちが本気を出した時の勢いや迫力は、男性にとって恐怖ですから、殿下たちにも非常に有効だと思います」
「な、なる程」
「そして最悪の場合、自分に気があるのではと勘違いを起こし、調子に乗っていく可能性が大きいです。特に、マルグリット様は公爵家のご令嬢でもあります。そちらの方面でも邪な事を考え出す事もあり得ます」
「確かにそうですね。殿下と婚約が決まるまでは、そういった輩が婚約を申し込んできた事もありましたから」
これにはマルグリット嬢だけでなく、同じ公爵家のご令嬢であるイザベラ嬢も当時の事を思い出しているのか、苦々しい顔をしている。さらにはクララ嬢やナタリー嬢までもが、同じ様に苦々しい顔をしているのだが、一体どうしたのだろう?
「この国って、魔法使いを特別視してるでしょ。だから、私やナタリーさんの様に爵位の低い貴族家でも、魔力が豊富で属性魔法への適性が高い子が生まれると、色々な面倒事がやってくるのよ。それを思い出しちゃってね」
「ええ、私もクララさんと同じで、小さい時から色々とありました。それを思い出すと少し……」
二人から詳しく話を聞くと、この国は……という思いを抱いてしまう。魔力が豊富で属性魔法への適性が高い女の子が生まれると、次代の子供や孫のためにと考える貴族たちが、婚約の話が大量に申し込んでくるそうだ。その申し込みの大半は、同じ爵位の貴族からの申し込みであり、高位貴族から婚約を申し込んでくる事はないそうだ。
クララ嬢やナタリー嬢のご実家は、爵位が男爵とはいえ、結構な力を持っている貴族家だ。そのお蔭で、大量に申し込まれた婚約を娘可愛さですべて断ってくれたそうだ。だがナタリー嬢に関しては、それが逆に仇となってしまい、アルベルト殿下に付き纏われているのが現状だ。もしナタリー嬢に婚約者がいれば、この様な状況に追い込まれる事はなかったかもな。
「話を戻しましょう。男という生き物が単純であるという事は、十分に理解していただけたと思います。そして、もう一つ男子生徒の支持を切り捨てる理由があります。それが、女子生徒たちの固い結束のためです」
「固い結束ですか?」
「そうです。現状、女子生徒たちの標的はローラ嬢とアルベルト殿下たちです。しかしそこに、マルグリット嬢やナタリー嬢が、まるで男に色目を使い始めたかの様な行動を取り始めたら、彼女たちの標的が一気にお二人へと変わる可能性があります。その結果、固い結束があったはずの女性陣が、丸ごと敵に変わる事かもしれません。その辺は、皆さんの方がよくご存じだと思いますが……」
「そうですね。もしそうなってしまった場合、私とナタリーさんは、完全に周囲から孤立してしまうでしょうね」
「ですので、俺としてはこのまま女子生徒の結束を盤石のものとして、殿下たちに徹底的に対抗する事をお勧めします。淑女たちが本気を出した時の勢いや迫力は、男性にとって恐怖ですから、殿下たちにも非常に有効だと思います」
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