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第224話
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荘厳でいて美しいステンドグラスが、差し込む陽の光によって輝きを放って教会内を明るく照らし、神秘的で神々しい空間へと高めている。そして、一番奥にはアモル神の女神像が建てられており、教会に入ってきた者を優しい眼差しで見守っている。そんな目の前にある女神像からは、何か特別なものを感じる事はないし、セラス男爵夫人が見せてくれた神々しさのある魔力も感じない。
「クララ、準備はいい?」
「ふぅ~……よし。大丈夫よ、お母さん」
「皆さんも、準備はいいですか?」
セラス男爵夫人の問いかけに、クララ以外の俺たち全員は頷いて返す。俺たちの頷きを確認したセラス男爵夫人は、日記の錠を開ける為の鍵を作った時の様に、神々しさのある魔力を全身から発する。その瞬間、女神像からも同じく神々しい魔力が発せられ、全身から目映い光が放たれ教会内を照らした。その強く目映い光に、俺は反射的に腕で顔を覆い両目を閉じる。そして数秒した後に目映い光が収まり、俺は腕を下ろして両目を開けた時、目に映る景色は一変していた。
「ここは一体…………」
『ここは、愛の神たる私が作り出した、神と人間が直接話し触れる事が出来る場よ』
突然場所が変わった事に驚く俺たちに向かって、静かでいながら威厳のある女性の声が空間全体に響いた。そして俺たちのいる位置の前方に、魔境にいる魔物たちですらも霞んでしまう程の、圧倒的で神々しい魔力を持つ存在が現れた。その圧倒的で神々しい魔力の圧によって、俺たちの動きは完全に止まってしまう。
「あら、久々に人と会うから忘れてたわ。直ぐに抑えるわ」
現れた女性がそう言うと、その身から溢れ出る圧倒的で神々しい魔力が、一瞬にして幻であったかの様に消え去る。魔力による圧が消え去ってくれたので、俺たちはゆっくりと一度深呼吸をして、自然と入っていた力を抜いて身体を休める。前方に立っている女性は、そんな俺たちの様子に安堵しつつ、良かった良かったと頷いている。
改めて周囲を見渡して見ると、先程までいたアモル教の教会の中ではなく、シンプルでいて荘厳な神殿の中に移動している事が分かった。しかも、周囲には神殿以外の森や湖などの自然や、幾つかの塔らしき建物も見える。これは最早、場所が違う所の話ではない。俺たちの前方に現れた女性、アイオリス王国全土で信仰している愛の神であるアモル神が作り上げた、神が人と話し触れる為に用意された一つの世界だ。
「アモル様、お久しぶりでございます」
「お久しぶりでございます」
「イーサン、セラス、久しぶりね。二人とも元気だった?」
「はい。怪我や病気に苦しむ事なく、毎日健やかに過ごしています」
「領民たちも皆元気で、先日も元気な赤ん坊が四人生まれました」
「それは良かったわ。人の子らが毎日健やかに過ごし、新たな命がこの世界に生れ落ちた事は、私たち神にとっても喜ばしい事なのだから」
アモル神は慈愛の微笑みを浮かべてそう言う。その姿は、正しく愛の神であると断言出来る。そして、ベルトーネ男爵夫妻の事を、本当の息子や娘の様に想っている様だ。そんなアモル神は、慈愛の微笑みを浮かべたまま、俺たちの方に顔を向けてくる。
「初めまして、若き人の子ら。私の名はアモル。この国を古くから見守り続けてきた、神々の一柱にして愛を司る女神よ」
「クララ、準備はいい?」
「ふぅ~……よし。大丈夫よ、お母さん」
「皆さんも、準備はいいですか?」
セラス男爵夫人の問いかけに、クララ以外の俺たち全員は頷いて返す。俺たちの頷きを確認したセラス男爵夫人は、日記の錠を開ける為の鍵を作った時の様に、神々しさのある魔力を全身から発する。その瞬間、女神像からも同じく神々しい魔力が発せられ、全身から目映い光が放たれ教会内を照らした。その強く目映い光に、俺は反射的に腕で顔を覆い両目を閉じる。そして数秒した後に目映い光が収まり、俺は腕を下ろして両目を開けた時、目に映る景色は一変していた。
「ここは一体…………」
『ここは、愛の神たる私が作り出した、神と人間が直接話し触れる事が出来る場よ』
突然場所が変わった事に驚く俺たちに向かって、静かでいながら威厳のある女性の声が空間全体に響いた。そして俺たちのいる位置の前方に、魔境にいる魔物たちですらも霞んでしまう程の、圧倒的で神々しい魔力を持つ存在が現れた。その圧倒的で神々しい魔力の圧によって、俺たちの動きは完全に止まってしまう。
「あら、久々に人と会うから忘れてたわ。直ぐに抑えるわ」
現れた女性がそう言うと、その身から溢れ出る圧倒的で神々しい魔力が、一瞬にして幻であったかの様に消え去る。魔力による圧が消え去ってくれたので、俺たちはゆっくりと一度深呼吸をして、自然と入っていた力を抜いて身体を休める。前方に立っている女性は、そんな俺たちの様子に安堵しつつ、良かった良かったと頷いている。
改めて周囲を見渡して見ると、先程までいたアモル教の教会の中ではなく、シンプルでいて荘厳な神殿の中に移動している事が分かった。しかも、周囲には神殿以外の森や湖などの自然や、幾つかの塔らしき建物も見える。これは最早、場所が違う所の話ではない。俺たちの前方に現れた女性、アイオリス王国全土で信仰している愛の神であるアモル神が作り上げた、神が人と話し触れる為に用意された一つの世界だ。
「アモル様、お久しぶりでございます」
「お久しぶりでございます」
「イーサン、セラス、久しぶりね。二人とも元気だった?」
「はい。怪我や病気に苦しむ事なく、毎日健やかに過ごしています」
「領民たちも皆元気で、先日も元気な赤ん坊が四人生まれました」
「それは良かったわ。人の子らが毎日健やかに過ごし、新たな命がこの世界に生れ落ちた事は、私たち神にとっても喜ばしい事なのだから」
アモル神は慈愛の微笑みを浮かべてそう言う。その姿は、正しく愛の神であると断言出来る。そして、ベルトーネ男爵夫妻の事を、本当の息子や娘の様に想っている様だ。そんなアモル神は、慈愛の微笑みを浮かべたまま、俺たちの方に顔を向けてくる。
「初めまして、若き人の子ら。私の名はアモル。この国を古くから見守り続けてきた、神々の一柱にして愛を司る女神よ」
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