281 / 348
第281話
しおりを挟む
イザベラとクララに教皇に関する衝撃的な情報を伝えた後に、慎重に様子を見ながら、マルグリットとナタリーにも教皇の衝撃的な情報を伝えた。衝撃的な情報を伝えられたマルグリットとナタリーは、イザベラやクララと同じ様にもの凄く驚いて、暫くの間受け入れる事が出来ずに呆然としていた。転生者である俺たちと違い、この世界の価値観が強い二人には、早々に受け入れる事は難しかっただろう。
しかしアモル神の読み通り、時間は少しかかったが、マルグリットとナタリーは情報を整理して受け入れた。そして、二人は情報を受けいれてから直ぐに、俺とアモル神に次々と質問を投げかけてきた。次々と投げかけられる質問一つ一つを、俺とアモル神は丁寧に分かりやすく返答していき、マルグリットとナタリーが満足するまで続けた。
(マルグリットもナタリーも、普段からこの世界と違う価値観の俺たちと一緒にいるから、衝撃的な情報とはいえ受け入れやすかったんだろうな)
マルグリットとナタリーの次に衝撃的な情報を伝えるのは、アモル神と相談した予定通りにカノッサ公爵夫妻だ。だがカノッサ公爵夫妻に情報を伝える際に、カノッサ公爵家の屋敷に来客が訪れた。それが、ラインハルト王弟殿下とレギアス殿下だった。二人とも婚約式が終わった段階で、副都レゼルホルンに帰還したと思っていたが、どうやらまだ王都に留まっていた様だ。
ラインハルト王弟殿下もレギアス殿下も忙しい方なので、再び王都まで来てもらうのが次は何時になるのか分からない。そう思った俺は、カノッサ公爵夫妻に情報を伝える場に二人を同席させて、四人一緒に教皇の衝撃的な情報を伝える事にしようとアモル神に提案した。
「少し精神的な部分が不安要素ではありますが、ラインハルトとレギアスの事を考えるのなら、ウォルターの提案が二人にとっても最善でしょう」
「では……」
「ええ。四人一緒に情報を伝えましょうか」
アモル神の許可を得たので、ラインハルト王弟殿下とレギアス殿下にも声を掛け、カノッサ公爵夫妻と共にアモル神が生み出した空間に来てもらった。そして、俺とアモル神の口から教皇の衝撃的な情報を伝えた。
伝えられた衝撃的な情報に、四人共イザベラたちと同じ様に驚いた後に、強烈なまでの怒りの感情を全身から放つ。カノッサ公爵夫妻、ラインハルト王弟殿下にレギアス殿下は、教皇と直接面識があるからな。知っている相手が外道に落ちたと聞けば、誰であってもその相手に対して怒りを覚えるだろう。しかも今回の場合、国全体で信仰しているアモル教のトップである教皇なのだから、より怒りの度合いが大きいのだろう。
四人共情報を受け入れるのに時間が掛かり、精神的に不安定になってしまうかと危惧していたが、爆発寸前の怒りの感情によってそんなもの吹き飛んでしまった様だ。四人の凄まじい怒りの様子を見て、予想外の光景に俺とアモル神は思わず顔を見合わせてしまう。しかし、これは良い意味での予想外だったので、俺とアモル神は何も言う事なくそのままにしておく。
怒りが収まり少し落ち着いてきた四人に、イザベラたちにしたのと同じ様に、今後の事について色々と語っていく。ここはしっかりと聞いておいてほしかったので、より真剣な雰囲気で語る事で、四人の冷静な部分を強く表に出てくる様にする。俺とアモル神の表情と雰囲気で察した四人は、公人としての自分を強く意識して話を聞き続けてくれたので、内心でホッと息を吐いて一安心に終わった。
(次はジャック爺とローザさん、それからカトリーヌに情報を伝える番だ)
カトリーヌに関しては大丈夫だろうが、ジャック爺とローザさんがどうなるか分からない。四人と同じ様に、怒りで色々と吹っ飛ばしてくれるといいんだが……。後は、実際に教皇の衝撃的な情報を伝えた時にジャック爺たちがどう反応するかで、アモル神と対応の仕方を変えていこう。
しかしアモル神の読み通り、時間は少しかかったが、マルグリットとナタリーは情報を整理して受け入れた。そして、二人は情報を受けいれてから直ぐに、俺とアモル神に次々と質問を投げかけてきた。次々と投げかけられる質問一つ一つを、俺とアモル神は丁寧に分かりやすく返答していき、マルグリットとナタリーが満足するまで続けた。
(マルグリットもナタリーも、普段からこの世界と違う価値観の俺たちと一緒にいるから、衝撃的な情報とはいえ受け入れやすかったんだろうな)
マルグリットとナタリーの次に衝撃的な情報を伝えるのは、アモル神と相談した予定通りにカノッサ公爵夫妻だ。だがカノッサ公爵夫妻に情報を伝える際に、カノッサ公爵家の屋敷に来客が訪れた。それが、ラインハルト王弟殿下とレギアス殿下だった。二人とも婚約式が終わった段階で、副都レゼルホルンに帰還したと思っていたが、どうやらまだ王都に留まっていた様だ。
ラインハルト王弟殿下もレギアス殿下も忙しい方なので、再び王都まで来てもらうのが次は何時になるのか分からない。そう思った俺は、カノッサ公爵夫妻に情報を伝える場に二人を同席させて、四人一緒に教皇の衝撃的な情報を伝える事にしようとアモル神に提案した。
「少し精神的な部分が不安要素ではありますが、ラインハルトとレギアスの事を考えるのなら、ウォルターの提案が二人にとっても最善でしょう」
「では……」
「ええ。四人一緒に情報を伝えましょうか」
アモル神の許可を得たので、ラインハルト王弟殿下とレギアス殿下にも声を掛け、カノッサ公爵夫妻と共にアモル神が生み出した空間に来てもらった。そして、俺とアモル神の口から教皇の衝撃的な情報を伝えた。
伝えられた衝撃的な情報に、四人共イザベラたちと同じ様に驚いた後に、強烈なまでの怒りの感情を全身から放つ。カノッサ公爵夫妻、ラインハルト王弟殿下にレギアス殿下は、教皇と直接面識があるからな。知っている相手が外道に落ちたと聞けば、誰であってもその相手に対して怒りを覚えるだろう。しかも今回の場合、国全体で信仰しているアモル教のトップである教皇なのだから、より怒りの度合いが大きいのだろう。
四人共情報を受け入れるのに時間が掛かり、精神的に不安定になってしまうかと危惧していたが、爆発寸前の怒りの感情によってそんなもの吹き飛んでしまった様だ。四人の凄まじい怒りの様子を見て、予想外の光景に俺とアモル神は思わず顔を見合わせてしまう。しかし、これは良い意味での予想外だったので、俺とアモル神は何も言う事なくそのままにしておく。
怒りが収まり少し落ち着いてきた四人に、イザベラたちにしたのと同じ様に、今後の事について色々と語っていく。ここはしっかりと聞いておいてほしかったので、より真剣な雰囲気で語る事で、四人の冷静な部分を強く表に出てくる様にする。俺とアモル神の表情と雰囲気で察した四人は、公人としての自分を強く意識して話を聞き続けてくれたので、内心でホッと息を吐いて一安心に終わった。
(次はジャック爺とローザさん、それからカトリーヌに情報を伝える番だ)
カトリーヌに関しては大丈夫だろうが、ジャック爺とローザさんがどうなるか分からない。四人と同じ様に、怒りで色々と吹っ飛ばしてくれるといいんだが……。後は、実際に教皇の衝撃的な情報を伝えた時にジャック爺たちがどう反応するかで、アモル神と対応の仕方を変えていこう。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
手が届かないはずの高嶺の花が幼馴染の俺にだけベタベタしてきて、あと少しで我慢も限界かもしれない
みずがめ
恋愛
宮坂葵は可愛くて気立てが良くて社長令嬢で……あと俺の幼馴染だ。
葵は学内でも屈指の人気を誇る女子。けれど彼女に告白をする男子は数える程度しかいなかった。
なぜか? 彼女が高嶺の花すぎたからである。
その美貌と肩書に誰もが気後れしてしまう。葵に告白する数少ない勇者も、ことごとく散っていった。
そんな誰もが憧れる美少女は、今日も俺と二人きりで無防備な姿をさらしていた。
幼馴染だからって、とっくに体つきは大人へと成長しているのだ。彼女がいつまでも子供気分で困っているのは俺ばかりだった。いつかはわからせなければならないだろう。
……本当にわからせられるのは俺の方だということを、この時点ではまだわかっちゃいなかったのだ。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…
美鈴
ファンタジー
俺は隼 豊和(はやぶさ とよかず)。年齢は15歳。今年から高校生になるんだけど、何を隠そう俺には前世の記憶があるんだ。前世の記憶があるということは亡くなって生まれ変わったという事なんだろうけど、生まれ変わった世界はなんと貞操逆転世界だった。これはモテると喜んだのも束の間…その世界の男女比の差は全く無く、男性が優遇される世界ではなかった…寧ろ…。とにかく他にも色々とおかしい、そんな世界で俺にどうしろと!?また誰とも付き合えないのかっ!?そんなお話です…。
※カクヨム様にも投稿しております。内容は異なります。
※イラストはAI生成です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる