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第7章
第209話
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スーッと、水中から、水面に向かって浮かび上がる様な感覚と共に、ゆっくりと瞼が開いていく。暗き闇の微睡みに身を任せて、どのくらいの時間が経ったのだろう?ぼんやりとした意識のままに、そんな事を考える。そして、少しずつ意識がハッキリしていくと、周囲の状況が、もの凄い事になっている事に気付く。
〈なんでこんなに、精霊たちが集まってるんだ?〉
眠っていた俺を中心にして、周囲三百六十度、至る所に精霊がいる。下は下位精霊から、上は大精霊まで、この場に、数多くの精霊が存在している。そして、そんな精霊たちは、俺が目覚めた事を知ると、俺の近くに接近してくる。
『魔力、濃密な魔力』(緑の下位精霊)
『こんなに膨大な魔力、初めて感じるわ』(青の中位精霊)
『高濃度・高純度・高密度、ここまでの魔力は、早々得られることはないだろうな』(黄の上位精霊)
『それに、あの方々とお会いする事ができ、言葉を交わす事も出来た。この奇跡の様な場面に遭遇する事など、何年・何百年・何千年と考えても、早々ある事ではないのだから。我々は本当に、運がいい』(赤の大精霊)
生まれたばかりか、生まれて少しの下位精霊たちは、精神的に幼く、好奇心旺盛の者たちが多い。その一つ上の存在である中位精霊たちは、下位精霊の頃より知能が上がり、精神的・肉体的に成長しつつも、好奇心が旺盛な所は変わらない。
中位精霊より一つ上の存在である上位精霊たちは、精神的にも肉体的にも、そして、能力的にも成熟し始め、下位精霊は勿論の事、中位精霊たちとも、一線を画す存在になる。精霊としての、好奇心旺盛な所は鳴りを潜め、上位精霊に相応しいと考える、理性的な言動を心掛ける様になる。
そして、精霊たちの力関係のピラミッドの中で、頂点の位置に存在する、一握りの存在達。それが、上位精霊の一つ上の存在である、大精霊となる。その力は凄まじく、上位精霊と、下位精霊や中位精霊との間に、隔絶した差がある様に、上位精霊と大精霊との間にも、隔絶した差が存在する程に、その力は強大だ。そして、大精霊にもなると、精神的にも肉体的にも成熟しきり、能力的な面においても、揮える力の強さや規模が飛躍的に高まる。
精霊たちの頂点に位置する、一握りの存在である大精霊は、常に冷静沈着であり、召喚者や契約者の意を汲んで、自発的に力を使い、障害を排除したり、第三者を守ったりする。
上位精霊や大精霊の凄い所は、召喚者や契約者の魔力に頼る事なく、自前の魔力で広範囲殲滅魔術を軽々と発動したり、周囲から純粋な魔力を吸収し、ほんの一瞬という短い時間で、自らの魔力として扱う事が出来るなど、非常に万能性が高いという部分だ。
そして、そんな上位精霊や大精霊と契約を結んでいる者は、腕の良い、優秀な魔術師であったり、何処か人とは違う、特筆したものをもっている者だったりする。だが契約に関しては、上位精霊や大精霊の、好き嫌いが反映される事もあるので、そういった者たちであっても、絶対に契約できるとは限らないという点も、忘れてはいけない所だ。無理に契約しようとした愚か者たちの末路は、聞くに堪えないものが多い。それに精霊の中には、気まぐれな精霊もおり、時に味方として現れたり、時に敵として現れるという精霊もいる。
どのような状況なのか分からず、困惑している俺に、精霊様方が説明をしてくれる。
『カイル、眠る前の事を覚えているか?』(緑の精霊)
『はい、……大体の事は。ですが、こんなに精霊たちが集まってくる様な、変な事はしてなかったはずですが……?』
『している。魔力制限術式を、第四階梯まで制限解除した状態のまま。それに、武装付与をした状態のまま』(黄の精霊)
『え?………あっ』
『つまり、その圧倒的で膨大な、濃密な魔力を溢れ出した状態のまま、カイルは眠ってしまったの』(青の精霊)
『カイルから溢れ出ている、芳醇と表現してもいい濃密な魔力に引き寄せられて、ここに精霊たちが集まったんだよ』(赤の精霊)
『なる程、理解出来ました。ありがとうございます。それで、俺はどうすれば?』
『まあ、その有り余っている濃密な魔力を、この場にいるものたちに分けてやればいいんじゃないか?』(緑の精霊)
『分かりました』
俺と精霊様方の念話を聞いていたのか、周囲の精霊たちが、興奮した様ににじり寄てくる。俺は魔力を練り上げていき、魔力の球体に変化させて、幾つも生み出しては空中に浮かべて、周囲に集まっている精霊たちに向かって、濃密な魔力を与えていく。
最初に魔力を与えるのは、下位精霊たち。精霊たちの中にも、小さい子から順番になどといった考え方があるのか、特に文句が出てくる事もなく、下位精霊たちに、一番手を譲った様だ。下位精霊たちは、おやつや甘いスイーツに喜ぶ子供の様に、魔力の球体に向かって行き、魔力を口いっぱいに頬張る。人の姿をしている精霊たちは、満面の笑みを浮かべ、動物の姿の精霊たちは、身体全体を使って喜びを表現している。一つ一つの魔力の球体は、結構大きめに生み出したので、この場で一番多い下位精霊たち全員に、魔力がきっちりと行き渡っている様で、俺としても安心した所で、次に移る事にする。
精霊としての序列が、下のものからという事なので、次は中位精霊たちか。中位精霊たちは、下位精霊程に子供ではないが、上位精霊や大精霊と比べてしまうとまだまだ子供の様で、新たに生み出した魔力の球体たちに向かって、勢いよく向かって行く。下位精霊たちと同じように、口いっぱいに頬張り、人の姿の精霊も、動物の姿の精霊も、嬉しそうに笑みを浮かべて、魔力をその身に取り込んでいく。
次は、上位精霊たちになる。上位精霊たちは、下位精霊や中位精霊たちとは違い、目の前にある濃密な魔力に興奮するものの、その昂っている気持ちを内側に抑え込みながら、魔力の球体にゆっくりと向かって行き、上流階級の人々の様に、ナイフとフォークで食事をするかの様に、優雅に魔力を切り取って、その身に取り込んでいく。上位精霊にも満足出来る魔力だった様で、皆一様に、ニッコリと静かに笑う。だが魔力に向かう手は、誰も止まらない様だ。
最後は、長い年月を生き、様々な者たちの魔力を、見て、感じてきた、精霊たちの中の一握りの存在、大精霊たちの番だ。他の精霊たちには申し訳ないが、大精霊相手に、下手な魔力を与えるわけにいかない。魂から溢れ続けてくる膨大な魔力を、巨大な魔力の球体に変化させ、それをゆっくりと圧縮していき、密度を高めていく。見た目や大きさは、下位精霊たちに与えた魔力の球体と、変わる事は無い。しかし、魔力の質・濃度・純度は、下位精霊たちに与えた魔力の球体に比べると、比較にならない、天地の差があると思える程だ。
先程までとは、余りに違い過ぎる魔力の球体がその場に現れると、自分たちに与えられた魔力の球体に、夢中になっていたはずの精霊たちの視線がバッと動き、その場に現れた一段階上の魔力の球体を視線で捉えると、ジーッと見続けたまま、全ての精霊が動きを止めてしまった。
『そ、それ程の魔力を我らに?』(緑の大精霊)
『ええ、一人に付き一つ、ご用意しますよ』
『――なっ⁉』(青の大精霊)
『これ程の魔力を、一人一つずつ⁉』(赤の大精霊)
『とっても贅沢。ここに来て良かった』(黄の大精霊)
『ご満足いただけたのなら、こちらとしても嬉しいです』
大精霊たちは、俺の用意した魔力に大変満足した様子で、焦らずゆっくりと、魔力の球体に近づいていくが、どこかフラフラとした足取りをしている。そして、大精霊たち一人一人が興奮した様に、魔力の球体から、その身に魔力を取り込んでいく。すると、大精霊たちの顔がほころび、下位精霊たちの様に、子供の様な満面の笑顔に変わる。
そこからは皆黙ったまま、魔力の球体から魔力を取り込んでいく。そして皆が皆、魔力を取り込んでいく度に顔をほころばせて、美味しいものを食べた子供の様に、笑顔を浮かべている。
「…………カイルさん、これは一体?」(シュリ)
「この場に、こんなにも沢山の精霊が………。これは、凄い光景ですね」(エルバ)
精霊たちの集まる静かなこの場所に、シュリ第二王女とエルバさん、それぞれの敵と戦っていた二人が、共に連れたってこの場に現れた。
〈なんでこんなに、精霊たちが集まってるんだ?〉
眠っていた俺を中心にして、周囲三百六十度、至る所に精霊がいる。下は下位精霊から、上は大精霊まで、この場に、数多くの精霊が存在している。そして、そんな精霊たちは、俺が目覚めた事を知ると、俺の近くに接近してくる。
『魔力、濃密な魔力』(緑の下位精霊)
『こんなに膨大な魔力、初めて感じるわ』(青の中位精霊)
『高濃度・高純度・高密度、ここまでの魔力は、早々得られることはないだろうな』(黄の上位精霊)
『それに、あの方々とお会いする事ができ、言葉を交わす事も出来た。この奇跡の様な場面に遭遇する事など、何年・何百年・何千年と考えても、早々ある事ではないのだから。我々は本当に、運がいい』(赤の大精霊)
生まれたばかりか、生まれて少しの下位精霊たちは、精神的に幼く、好奇心旺盛の者たちが多い。その一つ上の存在である中位精霊たちは、下位精霊の頃より知能が上がり、精神的・肉体的に成長しつつも、好奇心が旺盛な所は変わらない。
中位精霊より一つ上の存在である上位精霊たちは、精神的にも肉体的にも、そして、能力的にも成熟し始め、下位精霊は勿論の事、中位精霊たちとも、一線を画す存在になる。精霊としての、好奇心旺盛な所は鳴りを潜め、上位精霊に相応しいと考える、理性的な言動を心掛ける様になる。
そして、精霊たちの力関係のピラミッドの中で、頂点の位置に存在する、一握りの存在達。それが、上位精霊の一つ上の存在である、大精霊となる。その力は凄まじく、上位精霊と、下位精霊や中位精霊との間に、隔絶した差がある様に、上位精霊と大精霊との間にも、隔絶した差が存在する程に、その力は強大だ。そして、大精霊にもなると、精神的にも肉体的にも成熟しきり、能力的な面においても、揮える力の強さや規模が飛躍的に高まる。
精霊たちの頂点に位置する、一握りの存在である大精霊は、常に冷静沈着であり、召喚者や契約者の意を汲んで、自発的に力を使い、障害を排除したり、第三者を守ったりする。
上位精霊や大精霊の凄い所は、召喚者や契約者の魔力に頼る事なく、自前の魔力で広範囲殲滅魔術を軽々と発動したり、周囲から純粋な魔力を吸収し、ほんの一瞬という短い時間で、自らの魔力として扱う事が出来るなど、非常に万能性が高いという部分だ。
そして、そんな上位精霊や大精霊と契約を結んでいる者は、腕の良い、優秀な魔術師であったり、何処か人とは違う、特筆したものをもっている者だったりする。だが契約に関しては、上位精霊や大精霊の、好き嫌いが反映される事もあるので、そういった者たちであっても、絶対に契約できるとは限らないという点も、忘れてはいけない所だ。無理に契約しようとした愚か者たちの末路は、聞くに堪えないものが多い。それに精霊の中には、気まぐれな精霊もおり、時に味方として現れたり、時に敵として現れるという精霊もいる。
どのような状況なのか分からず、困惑している俺に、精霊様方が説明をしてくれる。
『カイル、眠る前の事を覚えているか?』(緑の精霊)
『はい、……大体の事は。ですが、こんなに精霊たちが集まってくる様な、変な事はしてなかったはずですが……?』
『している。魔力制限術式を、第四階梯まで制限解除した状態のまま。それに、武装付与をした状態のまま』(黄の精霊)
『え?………あっ』
『つまり、その圧倒的で膨大な、濃密な魔力を溢れ出した状態のまま、カイルは眠ってしまったの』(青の精霊)
『カイルから溢れ出ている、芳醇と表現してもいい濃密な魔力に引き寄せられて、ここに精霊たちが集まったんだよ』(赤の精霊)
『なる程、理解出来ました。ありがとうございます。それで、俺はどうすれば?』
『まあ、その有り余っている濃密な魔力を、この場にいるものたちに分けてやればいいんじゃないか?』(緑の精霊)
『分かりました』
俺と精霊様方の念話を聞いていたのか、周囲の精霊たちが、興奮した様ににじり寄てくる。俺は魔力を練り上げていき、魔力の球体に変化させて、幾つも生み出しては空中に浮かべて、周囲に集まっている精霊たちに向かって、濃密な魔力を与えていく。
最初に魔力を与えるのは、下位精霊たち。精霊たちの中にも、小さい子から順番になどといった考え方があるのか、特に文句が出てくる事もなく、下位精霊たちに、一番手を譲った様だ。下位精霊たちは、おやつや甘いスイーツに喜ぶ子供の様に、魔力の球体に向かって行き、魔力を口いっぱいに頬張る。人の姿をしている精霊たちは、満面の笑みを浮かべ、動物の姿の精霊たちは、身体全体を使って喜びを表現している。一つ一つの魔力の球体は、結構大きめに生み出したので、この場で一番多い下位精霊たち全員に、魔力がきっちりと行き渡っている様で、俺としても安心した所で、次に移る事にする。
精霊としての序列が、下のものからという事なので、次は中位精霊たちか。中位精霊たちは、下位精霊程に子供ではないが、上位精霊や大精霊と比べてしまうとまだまだ子供の様で、新たに生み出した魔力の球体たちに向かって、勢いよく向かって行く。下位精霊たちと同じように、口いっぱいに頬張り、人の姿の精霊も、動物の姿の精霊も、嬉しそうに笑みを浮かべて、魔力をその身に取り込んでいく。
次は、上位精霊たちになる。上位精霊たちは、下位精霊や中位精霊たちとは違い、目の前にある濃密な魔力に興奮するものの、その昂っている気持ちを内側に抑え込みながら、魔力の球体にゆっくりと向かって行き、上流階級の人々の様に、ナイフとフォークで食事をするかの様に、優雅に魔力を切り取って、その身に取り込んでいく。上位精霊にも満足出来る魔力だった様で、皆一様に、ニッコリと静かに笑う。だが魔力に向かう手は、誰も止まらない様だ。
最後は、長い年月を生き、様々な者たちの魔力を、見て、感じてきた、精霊たちの中の一握りの存在、大精霊たちの番だ。他の精霊たちには申し訳ないが、大精霊相手に、下手な魔力を与えるわけにいかない。魂から溢れ続けてくる膨大な魔力を、巨大な魔力の球体に変化させ、それをゆっくりと圧縮していき、密度を高めていく。見た目や大きさは、下位精霊たちに与えた魔力の球体と、変わる事は無い。しかし、魔力の質・濃度・純度は、下位精霊たちに与えた魔力の球体に比べると、比較にならない、天地の差があると思える程だ。
先程までとは、余りに違い過ぎる魔力の球体がその場に現れると、自分たちに与えられた魔力の球体に、夢中になっていたはずの精霊たちの視線がバッと動き、その場に現れた一段階上の魔力の球体を視線で捉えると、ジーッと見続けたまま、全ての精霊が動きを止めてしまった。
『そ、それ程の魔力を我らに?』(緑の大精霊)
『ええ、一人に付き一つ、ご用意しますよ』
『――なっ⁉』(青の大精霊)
『これ程の魔力を、一人一つずつ⁉』(赤の大精霊)
『とっても贅沢。ここに来て良かった』(黄の大精霊)
『ご満足いただけたのなら、こちらとしても嬉しいです』
大精霊たちは、俺の用意した魔力に大変満足した様子で、焦らずゆっくりと、魔力の球体に近づいていくが、どこかフラフラとした足取りをしている。そして、大精霊たち一人一人が興奮した様に、魔力の球体から、その身に魔力を取り込んでいく。すると、大精霊たちの顔がほころび、下位精霊たちの様に、子供の様な満面の笑顔に変わる。
そこからは皆黙ったまま、魔力の球体から魔力を取り込んでいく。そして皆が皆、魔力を取り込んでいく度に顔をほころばせて、美味しいものを食べた子供の様に、笑顔を浮かべている。
「…………カイルさん、これは一体?」(シュリ)
「この場に、こんなにも沢山の精霊が………。これは、凄い光景ですね」(エルバ)
精霊たちの集まる静かなこの場所に、シュリ第二王女とエルバさん、それぞれの敵と戦っていた二人が、共に連れたってこの場に現れた。
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