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超高層ビル内感染者らからの脱出
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そこには、スーツを着たサラリーマン風の感染者・奴らや、オバサン風の奴、ここの従業員?緑のエプロンをかけた若者風の奴ら、が、次々と入ってきて、私がいた筈の鍵がかかっている洋式個室トイレの扉をどんどんと激しく叩いたり、爪を立ててカリカリと、ドアを掻いたりしていた。
奴らは、人間のように話をすることが無く、ただただ、唸り声を上げていた。
終(しま)いには、何人かが力ずくでトイレのドアに押しくら饅頭(まんじゅう)的に、全体重を乗せたから、トイレのドアの鍵部分?金属の金具部分が、折れたのか?
止めているスクリュー状のネジが引き抜け弾け飛び散った音と共に?ドーッン!
と凄い音と壁に響く振動がして、ドアがぶっ壊れ、狭いトイレの中に4~5人の奴ら・感染者が雪崩れ込んで倒れた!
そして、凄い唸り声をそれぞれが発しながら、私のいる天井真下部分の便座部分で複数の感染者らが獣のような唸り声で暴れ回り、一人一人が立ち上がったのか、身体を仕切り壁にぶつけたり、洗面器?に体当たりしながら肉体と壁・器具がぶつかる鈍い音を発しながらトイレから出ていった。
一匹?の感染者が、不可解?と言った感じでトイレの天井部分を白痴?みたいな表情でしばらく見ていたが、同じ仲間(感染者)?を、追うようにして出ていき、次の獲物を探し始めている感じだった。
(その時、最後の感染者がクンクンっと臭いを嗅いでいる仕草をしているように感じたが気のせいか?)
なんだよ、あれ?
私は、この目で見るまでは、そう、トイレの蓋を少しずらして見ていたら、ワンセグで見たような状況が再現され、恐怖で身体が微動(びどう)だにしなかった。
生きた心地がしない、とは、この心境かと、今更ながら実感した。
うっ!なんだ?この生臭くて、腐った生ごみのような酷い臭いは?!
ほっとしたのか、今度は突如として物凄い臭気が鼻腔を直撃し、思わず声が出そうになるのを必死に我慢した。
この生臭い臭いは完全に感染者らが持ち込んだ臭いだ!
奴らは下のフロアーで、ニュースでやっていた通り、人肉を食べ続けていたのだろう。
そして、その人間の大量の血液の生臭い臭いと、夏場で腐った人肉の臭い、そして何日間も風呂に入っていないからの、感染者の体臭が入り混じり、5、6人の感染者の臭いが天井の隙間から一気に流れ込んで来たのだ。
この狂気とも言える悪臭によって、私は改めて現実と言う地獄の世界を思い知らされた。
しかし、今の状況といい、
先程の、ワンセグのNHKTV番組のことも
自衛隊員達の実弾の発砲も?
ここは、本当に日本、なのか?
なによりも、私は依然として、八方塞!
ピンチのど真ん中にいた。
トイレの天井の上の空間?に一時的に身をよせたが!
一時的な非難!であって、ここから、どうやってなのか、地上の自衛隊員がいる所まで辿りつかないといけない
それに、もう一つ!依然!私の記憶は戻る気配が感じないでいた。
幾つもの八方塞の中、私は真っ暗闇の天井の世界が、急速に、目が慣れ、まるで暗視ゴーグルでも掛けたようなる自分の能力にも驚かされっぱなしになった。
見えてくる暗闇の中は、トイレの端の方に行けばいくほど、コンクリート?足場が頑丈な鉄筋加工がしていて、ビルの中央部分は弱く、場所によっては天井ごと崩落?
下のフロアーに落ちてしまい、後はあの、奴ら?感染者の餌食?になってしまう?って、ことになるだけだと理解した。
餌食?と言っても、一体!全体!どうなるっていることなのだろう?
感染者達は一体?どんな事をするのだろうか?
(あまりの酷い生臭さに、当たり前の思考が停止している、襲われて生きながらに噛み千切られ殺されるか?死ななければ?感染者の仲間か)
色々な考えが錯綜(さくそう)しながらも、まずは、絶体絶命の状態から脱出しなければならなかった。
真っ暗闇とは言え、私の眼はまるで、赤外線スコープのように良く見えだして、それと同時に、不思議な力?直観力が冴え始め!
頭の中に勝手なイメージとして、天井部からビルの見取り図?みたいなパースが勝手にイメージされ、とどのつまり、その3D立体見取り図のカーナビのようなイメージ通りに進み、行動すれば、このビルから外に出られる?そんな御都合主義的なイメージが頭の中に浮かんでは消えた。
なんにしても、今は、この不思議な自分の力?を信じて、ここから脱出しなければならない!
その為には、まずは、その自分の不思議な直観力とやらを信じて、行動することにした。
下のフロアーからは、先程の感染者の声?なのか?唸り声が所々くぐもった程度の音で聞こえ、そして、なんか気味の悪い、ぴちゃぴちゃ、クチャクチャガカリガリ等の音も微妙に聞こえたが、兎に角!この気味の悪くて、非現実的な世界からおサラバする為に、私に直観力で頭の中に描かれたカーナビ通りに移動し始めた。
トイレの位置が中央部分のエレベーターのすぐ横であり、エレベーターの3機部分の処を大きく迂回して、まずは非常階段の反対部分のビルの端の方へと進み、その奥に、通気口?なのか、ダクトが何本か垂直に下に落ちていて、そこの狭いステンレス上の煙突状の部分に作業員が入る簡易ハッチみたいな蓋を開けて潜り込んでみた。
そして、垂直に落下する煙突状の部分に、微かに人が上り下りできる鉄の梯子があったので、それ伝いに降りていった。
そうして、多分!感染者達がいたと思われる?
いや、まだ、感染者達の息遣いが聞こえ、時折、唸り声が聞こえた。
まだまだ、感染者はうようよいるのだ。
こんな所からは、一刻も早く出なければ!
下の階に続く煙突状のステンレスの箱の中でゆっくりと梯子に掴まって降りて行く。
今、2階分降りたから3階部分?そして、2階の天井部分に降りた時に、天井の部分の換気扇?の小さな穴が見え、その下はどうやら、レストランの厨房?のようだった。
うわぁ!また。血生臭く、腐った生ごみの臭いが漂い始め、息を思わず停めてしまう。
やはりそこにもがさがさと、音がして、もぞもぞと動く気配がして、そして、先程、聞いた、あの嫌な音!
ぴちゃぴちゃ、くちゃくちゃ、カリガリ、と言ったなんとも気味の悪い音がしたので、見える範囲で、換気扇の下から漏れる光を頼りに下を覗き込んで、絶句した。
あの、ぴちゃぴちゃ、くちゃくちゃ、ガリガリ音は、租借音だった。
租借音!人間が何かを食べる!下品な音だ。
野性動物のような下品に食べないと、あんな租借音はしない。
そして、下の厨房での光景は異常としか言いようがなかった。
まさに悪夢!
人が人を食べていたのだ!
まさにゾンビの映画の世界!
しかも、ゾンビの映画以上にリアル?と言うか、厨房の床面が犠牲者?なのか、多分そうでしょう。
何人もの解体された?、人体破壊された手足、や、胴体や、頭や手?などに器用に、感染者は包丁や鋭い刃物を使い
(道具を使う位の知能はあるのか?)、
血だらけになった人間の肉の塊から、肉を削いでは、口に入れ、なんとも美味しいモノを食べている、ような、恍惚の表情で、食べている感染者は、人肉を食べていたのだ。
その時に、私は、また直観的に理解した。
感染者は、感染すると、全員が人喰い!カニバリズム!になって、感染していない?普通の人間を襲って噛みつき、って!本来は食べるのが目的だから、当然!獲物である感染していない普通の人間に噛みついて、殺し、そして食べるのだ。
私は急に、胃の奥から込み上げるような感覚に襲われ、小さな換気扇口から遠ざかり、必死に迫りくる吐き気!を我慢した。
さっきの光景が頭に焼き付いて、その都度、あのべっとりしたドス赤黒い大量の血液と、租借音が木霊し、なんとも強烈な生臭い大量の血の匂いを嗅いだような?実際!少しは嗅いだのだが、それを思い出しそうになり、また迫りくる吐き気を必死に堪えた。
奴らは、人間のように話をすることが無く、ただただ、唸り声を上げていた。
終(しま)いには、何人かが力ずくでトイレのドアに押しくら饅頭(まんじゅう)的に、全体重を乗せたから、トイレのドアの鍵部分?金属の金具部分が、折れたのか?
止めているスクリュー状のネジが引き抜け弾け飛び散った音と共に?ドーッン!
と凄い音と壁に響く振動がして、ドアがぶっ壊れ、狭いトイレの中に4~5人の奴ら・感染者が雪崩れ込んで倒れた!
そして、凄い唸り声をそれぞれが発しながら、私のいる天井真下部分の便座部分で複数の感染者らが獣のような唸り声で暴れ回り、一人一人が立ち上がったのか、身体を仕切り壁にぶつけたり、洗面器?に体当たりしながら肉体と壁・器具がぶつかる鈍い音を発しながらトイレから出ていった。
一匹?の感染者が、不可解?と言った感じでトイレの天井部分を白痴?みたいな表情でしばらく見ていたが、同じ仲間(感染者)?を、追うようにして出ていき、次の獲物を探し始めている感じだった。
(その時、最後の感染者がクンクンっと臭いを嗅いでいる仕草をしているように感じたが気のせいか?)
なんだよ、あれ?
私は、この目で見るまでは、そう、トイレの蓋を少しずらして見ていたら、ワンセグで見たような状況が再現され、恐怖で身体が微動(びどう)だにしなかった。
生きた心地がしない、とは、この心境かと、今更ながら実感した。
うっ!なんだ?この生臭くて、腐った生ごみのような酷い臭いは?!
ほっとしたのか、今度は突如として物凄い臭気が鼻腔を直撃し、思わず声が出そうになるのを必死に我慢した。
この生臭い臭いは完全に感染者らが持ち込んだ臭いだ!
奴らは下のフロアーで、ニュースでやっていた通り、人肉を食べ続けていたのだろう。
そして、その人間の大量の血液の生臭い臭いと、夏場で腐った人肉の臭い、そして何日間も風呂に入っていないからの、感染者の体臭が入り混じり、5、6人の感染者の臭いが天井の隙間から一気に流れ込んで来たのだ。
この狂気とも言える悪臭によって、私は改めて現実と言う地獄の世界を思い知らされた。
しかし、今の状況といい、
先程の、ワンセグのNHKTV番組のことも
自衛隊員達の実弾の発砲も?
ここは、本当に日本、なのか?
なによりも、私は依然として、八方塞!
ピンチのど真ん中にいた。
トイレの天井の上の空間?に一時的に身をよせたが!
一時的な非難!であって、ここから、どうやってなのか、地上の自衛隊員がいる所まで辿りつかないといけない
それに、もう一つ!依然!私の記憶は戻る気配が感じないでいた。
幾つもの八方塞の中、私は真っ暗闇の天井の世界が、急速に、目が慣れ、まるで暗視ゴーグルでも掛けたようなる自分の能力にも驚かされっぱなしになった。
見えてくる暗闇の中は、トイレの端の方に行けばいくほど、コンクリート?足場が頑丈な鉄筋加工がしていて、ビルの中央部分は弱く、場所によっては天井ごと崩落?
下のフロアーに落ちてしまい、後はあの、奴ら?感染者の餌食?になってしまう?って、ことになるだけだと理解した。
餌食?と言っても、一体!全体!どうなるっていることなのだろう?
感染者達は一体?どんな事をするのだろうか?
(あまりの酷い生臭さに、当たり前の思考が停止している、襲われて生きながらに噛み千切られ殺されるか?死ななければ?感染者の仲間か)
色々な考えが錯綜(さくそう)しながらも、まずは、絶体絶命の状態から脱出しなければならなかった。
真っ暗闇とは言え、私の眼はまるで、赤外線スコープのように良く見えだして、それと同時に、不思議な力?直観力が冴え始め!
頭の中に勝手なイメージとして、天井部からビルの見取り図?みたいなパースが勝手にイメージされ、とどのつまり、その3D立体見取り図のカーナビのようなイメージ通りに進み、行動すれば、このビルから外に出られる?そんな御都合主義的なイメージが頭の中に浮かんでは消えた。
なんにしても、今は、この不思議な自分の力?を信じて、ここから脱出しなければならない!
その為には、まずは、その自分の不思議な直観力とやらを信じて、行動することにした。
下のフロアーからは、先程の感染者の声?なのか?唸り声が所々くぐもった程度の音で聞こえ、そして、なんか気味の悪い、ぴちゃぴちゃ、クチャクチャガカリガリ等の音も微妙に聞こえたが、兎に角!この気味の悪くて、非現実的な世界からおサラバする為に、私に直観力で頭の中に描かれたカーナビ通りに移動し始めた。
トイレの位置が中央部分のエレベーターのすぐ横であり、エレベーターの3機部分の処を大きく迂回して、まずは非常階段の反対部分のビルの端の方へと進み、その奥に、通気口?なのか、ダクトが何本か垂直に下に落ちていて、そこの狭いステンレス上の煙突状の部分に作業員が入る簡易ハッチみたいな蓋を開けて潜り込んでみた。
そして、垂直に落下する煙突状の部分に、微かに人が上り下りできる鉄の梯子があったので、それ伝いに降りていった。
そうして、多分!感染者達がいたと思われる?
いや、まだ、感染者達の息遣いが聞こえ、時折、唸り声が聞こえた。
まだまだ、感染者はうようよいるのだ。
こんな所からは、一刻も早く出なければ!
下の階に続く煙突状のステンレスの箱の中でゆっくりと梯子に掴まって降りて行く。
今、2階分降りたから3階部分?そして、2階の天井部分に降りた時に、天井の部分の換気扇?の小さな穴が見え、その下はどうやら、レストランの厨房?のようだった。
うわぁ!また。血生臭く、腐った生ごみの臭いが漂い始め、息を思わず停めてしまう。
やはりそこにもがさがさと、音がして、もぞもぞと動く気配がして、そして、先程、聞いた、あの嫌な音!
ぴちゃぴちゃ、くちゃくちゃ、カリガリ、と言ったなんとも気味の悪い音がしたので、見える範囲で、換気扇の下から漏れる光を頼りに下を覗き込んで、絶句した。
あの、ぴちゃぴちゃ、くちゃくちゃ、ガリガリ音は、租借音だった。
租借音!人間が何かを食べる!下品な音だ。
野性動物のような下品に食べないと、あんな租借音はしない。
そして、下の厨房での光景は異常としか言いようがなかった。
まさに悪夢!
人が人を食べていたのだ!
まさにゾンビの映画の世界!
しかも、ゾンビの映画以上にリアル?と言うか、厨房の床面が犠牲者?なのか、多分そうでしょう。
何人もの解体された?、人体破壊された手足、や、胴体や、頭や手?などに器用に、感染者は包丁や鋭い刃物を使い
(道具を使う位の知能はあるのか?)、
血だらけになった人間の肉の塊から、肉を削いでは、口に入れ、なんとも美味しいモノを食べている、ような、恍惚の表情で、食べている感染者は、人肉を食べていたのだ。
その時に、私は、また直観的に理解した。
感染者は、感染すると、全員が人喰い!カニバリズム!になって、感染していない?普通の人間を襲って噛みつき、って!本来は食べるのが目的だから、当然!獲物である感染していない普通の人間に噛みついて、殺し、そして食べるのだ。
私は急に、胃の奥から込み上げるような感覚に襲われ、小さな換気扇口から遠ざかり、必死に迫りくる吐き気!を我慢した。
さっきの光景が頭に焼き付いて、その都度、あのべっとりしたドス赤黒い大量の血液と、租借音が木霊し、なんとも強烈な生臭い大量の血の匂いを嗅いだような?実際!少しは嗅いだのだが、それを思い出しそうになり、また迫りくる吐き気を必死に堪えた。
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