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若手自衛隊員と装甲車で次の避難区域へ
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装甲車をUターンして、もと来た道に引き返す!
私は、今ではいっぱしの兵士のように、自動小銃を肩にかけて、一応安全装置をかけた。
日比谷公園は今も変わらず発電機の明かりで光り輝いていたが、もはや人間によって整然と運営されている状態では無く、テントはひっくり返り、所々で、感染者が犠牲者の人肉をナイフやなにか尖がったもので肉を切り裂きながら、なんとか切り取った肉片を頬張っていた。
そして、距離を置いた反対車線でアイドリングしながら止めている装甲車のエンジンに敏感に気付き、何人?感染者がこちらに走りだした。
私は、装甲車周辺に感染者がくっついていない事を確認し、サイドの窓を開けて、自動小銃をセミオートにして、銃を構え、狙いを付けながら、どんどんと勢い良く走りながら向かってくる感染者標的に二発ずつ打ち込んだ。
感染者の中には自衛隊員がいて、隣に座っている新米君は露骨に嫌な顔をした。
私は練習がてら3匹?の感染者を射殺し、射撃の腕前をチェックしていた。
私のクールな行動に、新米君は別な意味で驚愕していた。
「やばいね!ここの生き残りはいないようだね?」
そう言うと、新米君は小さな声でそうですね!と相槌を打ったので、窓を閉めて、装甲車をまた走らせた。
私は、ここの近くだと、やはり皇居が近いから、そこに付近の住民?多分、大多数は会社員!勤め人だと思うけど、そんな人々が、臨時に、あくまでも臨時に逃げ込んではいないの?と新米君に聞いたが、簡単には入れない。
と断言された。
そこで、新米君の所属は元々埼玉県の朝霞駐屯地出身で、そこから現在は練馬駐屯地に臨時移動となり、Cウイルス鎮圧のために、東京都内の日比谷公園、東京都23区の内の千代田区、中央区等、所謂、皇居周辺の任務に当たっていたと言う。
名前は吉田大(ヨシダヒロシ)と言い、自衛隊に入って1年半年が過ぎたばかりらしい。
簡単な自己紹介後、私はこの騒ぎがあってから、東京駅の駅ビル?超高層タワービルの中で、じっと何日間も潜伏していた、と嘘?を言った。
嘘?でも、あながち!ないかもしれないが。
私は、あのビルの最上階で、卵型安置所?で潜伏?かなりの時間?寝ていたのだから?
今現在、完全に日比谷公園キャンプ地は感染者達に占領された感じだ。
感染者たちによって陥落してしまった。
銃撃の音も全くせず、遠目で見える範囲だと、獣のような動きで、狂ったように、何か?多分、人間の引き千切った肉片?を奪い合いながら、無我夢中で食べているって感じだ。
まさに人肉食まつり真っ盛り!だ。
先程、私が感染者を2匹射殺してから、この銃声で、他の感染者も気付き始めたので、装甲車を、また走らせ、序(つい)でにライトを消して、吉田の新米君は慣れない手つきで、暗視ゴーグルを付けて、運転をし、感染者が気付かないように、装甲車で日比谷公園周辺をぐるぐると、回った。
至る所に、自動車が道路わきに放置されていた。
吉田の話では、一応!放置自動車にはキーが付いていて、直ぐに動かせられるよう、避難勧告は出したようだが、実際は分からなかった。
誰か別の自衛隊員が無線で伝えたのか?
ヘリコプターが何台か、あのうるさい音を発しながら、上空を旋回していたが、もはや、日も暮れているので、ライトで、日比谷公園を照らし続けていたが、生存者?が見当たらないらしく、埼玉県の方か?神奈川県の方?に飛んでいった。
装甲車の天井部分にある無線機を私は指差し、ヘリか近くの自衛隊駐屯地へ連絡して、救出してもらえないか?とも聞いてみたが、吉田は元々、広報なので、この車両の無線の取り扱いは素人同然との事と、それでも吉田もダメもとで無線機を弄ってみていたが、ガーガーとする音だけで、無線のチューニングが合わないようだった。
吉田は投げやりな感じで、都内の警察も消防も自衛隊も本当は機能してないみたいです。
ここ日比谷公園キャンプも近々撤退するとも聞いていましたんで、と、やや自嘲的に言い訳?な感じで私に話した。
そんな、ヘリコプターのけたたましい音の中で、吉田は携帯用の無線機を思い出したかのようにジャケット内部から慌てて取り出し歓喜した声で操作連絡してみた。
私も吉田と何処かの駐屯地に連絡が付いてことにまずはホッとし吉田と相手のやりとりに聞き耳を立てていた。
日比谷公園の陥落を説明したり、その他色々となにか話していたが、どうも、話しの内容を要約すると、速やかに撤退!と言うことだった。
吉田はダメもとのように、ヘリでの救出を口にしたが、それに応えることは出来ないようで、横に民間人もいるので、と私を出汁(だし)にまでしたが結局、断られたようだった。
一時撤退!というよりも完全にココからの撤退であり、向かうは練馬駐屯地だった。
私は、今ではいっぱしの兵士のように、自動小銃を肩にかけて、一応安全装置をかけた。
日比谷公園は今も変わらず発電機の明かりで光り輝いていたが、もはや人間によって整然と運営されている状態では無く、テントはひっくり返り、所々で、感染者が犠牲者の人肉をナイフやなにか尖がったもので肉を切り裂きながら、なんとか切り取った肉片を頬張っていた。
そして、距離を置いた反対車線でアイドリングしながら止めている装甲車のエンジンに敏感に気付き、何人?感染者がこちらに走りだした。
私は、装甲車周辺に感染者がくっついていない事を確認し、サイドの窓を開けて、自動小銃をセミオートにして、銃を構え、狙いを付けながら、どんどんと勢い良く走りながら向かってくる感染者標的に二発ずつ打ち込んだ。
感染者の中には自衛隊員がいて、隣に座っている新米君は露骨に嫌な顔をした。
私は練習がてら3匹?の感染者を射殺し、射撃の腕前をチェックしていた。
私のクールな行動に、新米君は別な意味で驚愕していた。
「やばいね!ここの生き残りはいないようだね?」
そう言うと、新米君は小さな声でそうですね!と相槌を打ったので、窓を閉めて、装甲車をまた走らせた。
私は、ここの近くだと、やはり皇居が近いから、そこに付近の住民?多分、大多数は会社員!勤め人だと思うけど、そんな人々が、臨時に、あくまでも臨時に逃げ込んではいないの?と新米君に聞いたが、簡単には入れない。
と断言された。
そこで、新米君の所属は元々埼玉県の朝霞駐屯地出身で、そこから現在は練馬駐屯地に臨時移動となり、Cウイルス鎮圧のために、東京都内の日比谷公園、東京都23区の内の千代田区、中央区等、所謂、皇居周辺の任務に当たっていたと言う。
名前は吉田大(ヨシダヒロシ)と言い、自衛隊に入って1年半年が過ぎたばかりらしい。
簡単な自己紹介後、私はこの騒ぎがあってから、東京駅の駅ビル?超高層タワービルの中で、じっと何日間も潜伏していた、と嘘?を言った。
嘘?でも、あながち!ないかもしれないが。
私は、あのビルの最上階で、卵型安置所?で潜伏?かなりの時間?寝ていたのだから?
今現在、完全に日比谷公園キャンプ地は感染者達に占領された感じだ。
感染者たちによって陥落してしまった。
銃撃の音も全くせず、遠目で見える範囲だと、獣のような動きで、狂ったように、何か?多分、人間の引き千切った肉片?を奪い合いながら、無我夢中で食べているって感じだ。
まさに人肉食まつり真っ盛り!だ。
先程、私が感染者を2匹射殺してから、この銃声で、他の感染者も気付き始めたので、装甲車を、また走らせ、序(つい)でにライトを消して、吉田の新米君は慣れない手つきで、暗視ゴーグルを付けて、運転をし、感染者が気付かないように、装甲車で日比谷公園周辺をぐるぐると、回った。
至る所に、自動車が道路わきに放置されていた。
吉田の話では、一応!放置自動車にはキーが付いていて、直ぐに動かせられるよう、避難勧告は出したようだが、実際は分からなかった。
誰か別の自衛隊員が無線で伝えたのか?
ヘリコプターが何台か、あのうるさい音を発しながら、上空を旋回していたが、もはや、日も暮れているので、ライトで、日比谷公園を照らし続けていたが、生存者?が見当たらないらしく、埼玉県の方か?神奈川県の方?に飛んでいった。
装甲車の天井部分にある無線機を私は指差し、ヘリか近くの自衛隊駐屯地へ連絡して、救出してもらえないか?とも聞いてみたが、吉田は元々、広報なので、この車両の無線の取り扱いは素人同然との事と、それでも吉田もダメもとで無線機を弄ってみていたが、ガーガーとする音だけで、無線のチューニングが合わないようだった。
吉田は投げやりな感じで、都内の警察も消防も自衛隊も本当は機能してないみたいです。
ここ日比谷公園キャンプも近々撤退するとも聞いていましたんで、と、やや自嘲的に言い訳?な感じで私に話した。
そんな、ヘリコプターのけたたましい音の中で、吉田は携帯用の無線機を思い出したかのようにジャケット内部から慌てて取り出し歓喜した声で操作連絡してみた。
私も吉田と何処かの駐屯地に連絡が付いてことにまずはホッとし吉田と相手のやりとりに聞き耳を立てていた。
日比谷公園の陥落を説明したり、その他色々となにか話していたが、どうも、話しの内容を要約すると、速やかに撤退!と言うことだった。
吉田はダメもとのように、ヘリでの救出を口にしたが、それに応えることは出来ないようで、横に民間人もいるので、と私を出汁(だし)にまでしたが結局、断られたようだった。
一時撤退!というよりも完全にココからの撤退であり、向かうは練馬駐屯地だった。
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