Ｃウイルス・クロニクル

特借宿舎１４号棟で久し振りのシャワーともう一人の自衛官！？

私は、佐々木ミカからの情報を聞きながら、自分なりに仮説？を考えていた。

仮説？と言えるほどではないが、Ｃウイルス感染者の、未だ世間が掴んでいない事実？

真実って奴だ！

感染者＝奴らは、少しずつ？いや、異常な速さで進化？この世界に対応し、確実に感染者？仲間を増やしていっている、と言う事だ。

生きていく為に、出来れば自分達以外の非感染者を襲って食べ、奴らは今のところ新鮮な人肉しか食べない？

異常でグロく、そして、もっとも自衛隊もメディアも発進しない？教えたくない？信じたくない？のは？

奴らは食欲と同じレベルで性欲もあるということだ。

私は確かに、逃走劇の最中？
真っ黒な東京都市部の２５４道路付近で、なんともオゾマシイ行動？
行為をしている感染者と、まだ感染には時間がかかる状態の獲物？

な、女性に対し、感染者の男が、噛み付く前に、まるで、肉の味を確かめるように舐め回し、遠めからだが、男と女の性行為を、獣のように行っていた光景を、時速２５キロの軽装甲車の中からジックリと見ていたのだが、その事は、何故か運転中で前方にしか注意を張っていない吉田には言わなかった。

あれはなんだったのだろう？

奴らは、非感染者を犯した後に、どうするのか？食べるのか？

それとも、時間が経てば感染者になるから、その時に１０月１０日とつきとうかまで、生きていれば感染者の女は出産でもすると言うのか？

その事も気には成るが、それと同じ位に気になったのは、練馬駐屯地で目撃した、執拗に人間の脳だけを食べる感染者の行為だ。

まだまだ、感染者の事で分からない事が多過ぎる？

このままでは、いずれ、ここも、いずれでは無く、もう直ぐにでも感染者で溢れ出す？予感を覚え、佐々木ミカにここで一番情報収集とリベラルな判断が出来る人材を紹介してくれ？と言おうとしたら、私の考えがダダ洩れ？なのか、

「分かった！桐山さんを連れてきます。」

と言い、その前に、その倉庫から私の手を引っ張られ、今度は方向で言うと成増駅側？の自衛隊が使う宿舎？

陸上自衛隊朝霞和光特借宿舎１４号棟と言う長くて覚えきれない施設に案内され、そこの佐々木ミカの部屋に案内され、バスルームの中まで案内された。

なんとも怒濤の凄い展開だ。

私が、感染者の事を考えながらも、頭の片隅？でも無いが、今までズーっと思っていた不快な気持ち、身体があの奇妙な液体？エプソムソルト（硫酸マグネシウム）の溶液塗れが乾いた、ゴアゴアする皮膚感覚と、髪の毛も、あの溶液でカピカピになっているのを、兎に角！熱いシャワーに入って、綺麗に洗いたい！さっぱりしたい！

と言う、雑念？いやいや、それを思うのは当然！な最優先事項を考えていたのが、佐々木ミカの頭の？脳に？ダイレクトに、なんの指示もしないのに送信され続けていた？

のに、驚いたし、出来れば早く、この自分の特殊能力を理解し、制御？出来るようにしたいと考えたが、取りあえず、彼女の女の子！女の子！したバスルーム？ユニットバスだからトイレと共同の部屋に入るよう身体を押された。

私が頭の中で次に考えたのは、所々が破けている黒のスーツを着替えたい、出来れば下着も欲しい？考えたら、彼女は

「用意出来るモノを用意する。」

と私に話すと、急いで自分の部屋から出て行った。

出る時に彼女は用心深いのか？部屋の鍵をガチャっとかけていった。