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異世界召喚のオッサン、腕試しされる
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例えるのなら学校の朝礼が校庭であり、そこで校長先生が新しく赴任した先生等を紹介する風景!そんな感じだった。
勿論!校長がさっきのお偉いさんで
教頭は尖がり鼻の貴族ってところか
彼らが塔の部屋で滞在してもらっている・・
と、嘘コケよ!このお偉いさんよ~と俺は心の中で毒づきながら、へらへらした感じで、横で神妙な面持ちで凛々しく立っているシャルル嬢を見たり、対面で俺やシャルルを凝視している兵隊どもを交互に見ていた。
しかし、改めてグラウンドに立って見ると、俺よりも背の高い輩がいないような気がして、この感覚!初めての経験です。
オヤジ!感激だね。
背の高い奴って、こんな感じで小柄な奴って、モロ、昔の俺だけど、見下すって言うのは語弊があるけど、随分と余裕な気持ちではあるよな!
そんなこともだけど、俺の感覚、所謂(いわゆる)太陽系第三惑星の地球の21世紀人類のオスの感覚って言うんですか?
健康的な成人男性だったら、お隣の長身美女であり、何度も言うけどあっちの世界ではスーパーモデル顔負けの美女を欲情した「やりて~」と、こっちの異世界の男達も、そんな劣情状態になるのかも、興味津々で見廻して見ると、やっぱりそうですね。俺みたいな外見!でかくて、見た目20代の若者なんかより、モデル美女の方を見てしまいますよね~
やっぱり美女でナイスバディな女は、どの世界でも、男達の性欲とヤル気?
を産む原動力だね。
元気ですか~!元気に勃起してますか~異世界の青年達よ
「・・・で、ムート卿!悪いが、ここで、腕試しと言っちゃ~語弊があるが、そこの彼らに貴殿の力を見せてはくれないか?」
「は、はい~?」
俺がニヤニヤとアントニオ猪木のエロ真似でも妄想している時に、お偉いさんはとんでもない事を騎士団人に話していたんですね。
ほぼ百名の騎士団、甲冑兵士達は下がって5名×20列になり、グランドの真ん中から半円状に広がった。
なんだか映画「燃えよドラゴン」のような格闘の試合の雰囲気がして来た。
マジかよ!なんで直ぐにこうなるのよ!
俺も戸惑ったが、彼ら?
も戸惑っているようだった。
お偉いさんは、そんな空気など無視して、勝手に俺の対戦相手の名前を呼んだ。
そして、隊列の中から、これまたシャルルよりも5~6cmは背が低い、だけど身体は太っている?所謂(いわゆる)ちょっとしたお相撲さん型の若い白人男性が現れた。
勿論(もちろん)甲冑フル装備で着ている。
俺も甲冑を付けた方がいいよね?
そう思い、お偉いさんを見ると、何を勘違いしたのか?
徐(おもむろ)に俺の方に歩きだして来て、自分の腰に差している剣を鞘から抜き出して、なんとも重そうで豪華な彫り物がされた高価そうな剣を俺に渡した。
俺はしょうが無く、マジか!
異世界人生も短かったね!
みたいに諦めながら、でも少しラッキー?
ここで速攻で死んで、本当に死んだ方が楽じゃないのかね!
みたいに、前日本にいた時のマイナス思考全開の中年オッサン!フォーエヴァー状態になり、ホントしぶしぶとお偉いさんから、多分、御自慢の剣を貸して頂きました。
か、軽っ!
最初に感じたのは、剣の重さのその軽さ!
見た目ずっしり重そうな剣!
例えるのなら英国アーサー王伝説に出てくるエクスカリバーのような聖なる剣のような立派な剣が、発砲スチロールな感じで、見た目の大きさと重さにビックリ!
と言ったのと同じ感じだったのだ。
俺はそんな不思議な顔をしながら、一度、持ち主のお偉いさんに返しながら、お偉いさんの剣の重さ加減を見定めようと、注意深く見ていたら、剣の柄を持つ時にずっしり!
とした感じの手や腕の感覚が見てとれた。
「この剣では不服かな!」
「いえいえ、そうじゃなく、こんな大切な剣を使うのは忍びなくて」
みたいな、出ました!社交辞令を言ったので、お偉いさん気を良くしたみたいだが、試合の中止や延期はすることは無く、やっぱり彼の剣を借りて、試合をする運びになってしまった。
確かに、俺はこの異世界では、特別な怪力を得たのかもしれないけど、剣術や格闘技の達人では更々無く!
身体は190cm越えの長身でも、木偶の坊ですから~っと心の中心で叫んでいた!
しかし、このお偉いさんに渡された剣
発砲スチロールのように軽すぎるぜ!
目測174cmの兵士は、中身中年のオッサンほど長く複雑でマイナス思考で生きていないから、達観して兵士の平常心的精神修行はしていない?
しているかもしれないけど、いざ、試合!
しかも真剣!
おいおい、お偉いさん!
あんたはバカなのかい?
と、俺が言う通りと言いますか、相手側の若い白人って俺も外見、同じようなものだけど、
外人でしかも身長が190cm越えの大男+未知の怪力がある!
と、速報で教えられたのだから、ビビるなって言うのが無理ですって!
な、状況なので、俺も密かにビビってはいたけど、俺よりもビビってる相手を見てしまうと、可哀そうだけど、余裕の心が出てきます。
で、俺は、無意識だけど、剣の軽さをもっと体感したくて、片手で重い筈の剣を紙の剣のように、ホント簡単にブンブン振っちゃうから、相手の兵士もだけど、他の99名の整列兵士も「おー」とかと、驚きの声を上げた。
その声とは別にお偉いさんの始め!
みたいな号令がかかり、174cm白人小太り兵士が、ガチガチに身体を強張(こわば)らせながら、それでも騎士団の子!大男の俺に剣を構えて向かって来ます。
怖いよ!絶対的に・・・
そう考えながらも子供のチャンバラ宜しく!で、俺も軽い剣を片手でブンブン振るって、相手の構えている剣になんとか当てて力ずくで飛ばそうと言う作戦に出た。
何回かそんな素人攻撃をする俺の格好の悪い姿に、皆笑ってくれ~
えっ!真剣に皆が観ています。
小太り兵士は、俺の素人剣術を見きり始めたのか、今度はフェンシングのように突き始めたので、俺はビビってしまって後ろに飛んで避けようとしたら、勢い余ったのか、いきなり俺は後方20メートルまで一気に飛んでしまい、校舎の窓、じゃなくて、城壁の壁にぶつかって、しかも城壁に身体がめり込んで、破壊してしまったんですね。
これには、誰も大丈夫なんて声を掛ける人などいなく、俺だけが崩れて穴のあいた結構大きな石のブロックを、簡単に持ち上げながら、何を思ったのか
「ドンマイ!ドンマイ!」
と言いながら、自分が元いた所まで小走りで戻った。
勿論!校長がさっきのお偉いさんで
教頭は尖がり鼻の貴族ってところか
彼らが塔の部屋で滞在してもらっている・・
と、嘘コケよ!このお偉いさんよ~と俺は心の中で毒づきながら、へらへらした感じで、横で神妙な面持ちで凛々しく立っているシャルル嬢を見たり、対面で俺やシャルルを凝視している兵隊どもを交互に見ていた。
しかし、改めてグラウンドに立って見ると、俺よりも背の高い輩がいないような気がして、この感覚!初めての経験です。
オヤジ!感激だね。
背の高い奴って、こんな感じで小柄な奴って、モロ、昔の俺だけど、見下すって言うのは語弊があるけど、随分と余裕な気持ちではあるよな!
そんなこともだけど、俺の感覚、所謂(いわゆる)太陽系第三惑星の地球の21世紀人類のオスの感覚って言うんですか?
健康的な成人男性だったら、お隣の長身美女であり、何度も言うけどあっちの世界ではスーパーモデル顔負けの美女を欲情した「やりて~」と、こっちの異世界の男達も、そんな劣情状態になるのかも、興味津々で見廻して見ると、やっぱりそうですね。俺みたいな外見!でかくて、見た目20代の若者なんかより、モデル美女の方を見てしまいますよね~
やっぱり美女でナイスバディな女は、どの世界でも、男達の性欲とヤル気?
を産む原動力だね。
元気ですか~!元気に勃起してますか~異世界の青年達よ
「・・・で、ムート卿!悪いが、ここで、腕試しと言っちゃ~語弊があるが、そこの彼らに貴殿の力を見せてはくれないか?」
「は、はい~?」
俺がニヤニヤとアントニオ猪木のエロ真似でも妄想している時に、お偉いさんはとんでもない事を騎士団人に話していたんですね。
ほぼ百名の騎士団、甲冑兵士達は下がって5名×20列になり、グランドの真ん中から半円状に広がった。
なんだか映画「燃えよドラゴン」のような格闘の試合の雰囲気がして来た。
マジかよ!なんで直ぐにこうなるのよ!
俺も戸惑ったが、彼ら?
も戸惑っているようだった。
お偉いさんは、そんな空気など無視して、勝手に俺の対戦相手の名前を呼んだ。
そして、隊列の中から、これまたシャルルよりも5~6cmは背が低い、だけど身体は太っている?所謂(いわゆる)ちょっとしたお相撲さん型の若い白人男性が現れた。
勿論(もちろん)甲冑フル装備で着ている。
俺も甲冑を付けた方がいいよね?
そう思い、お偉いさんを見ると、何を勘違いしたのか?
徐(おもむろ)に俺の方に歩きだして来て、自分の腰に差している剣を鞘から抜き出して、なんとも重そうで豪華な彫り物がされた高価そうな剣を俺に渡した。
俺はしょうが無く、マジか!
異世界人生も短かったね!
みたいに諦めながら、でも少しラッキー?
ここで速攻で死んで、本当に死んだ方が楽じゃないのかね!
みたいに、前日本にいた時のマイナス思考全開の中年オッサン!フォーエヴァー状態になり、ホントしぶしぶとお偉いさんから、多分、御自慢の剣を貸して頂きました。
か、軽っ!
最初に感じたのは、剣の重さのその軽さ!
見た目ずっしり重そうな剣!
例えるのなら英国アーサー王伝説に出てくるエクスカリバーのような聖なる剣のような立派な剣が、発砲スチロールな感じで、見た目の大きさと重さにビックリ!
と言ったのと同じ感じだったのだ。
俺はそんな不思議な顔をしながら、一度、持ち主のお偉いさんに返しながら、お偉いさんの剣の重さ加減を見定めようと、注意深く見ていたら、剣の柄を持つ時にずっしり!
とした感じの手や腕の感覚が見てとれた。
「この剣では不服かな!」
「いえいえ、そうじゃなく、こんな大切な剣を使うのは忍びなくて」
みたいな、出ました!社交辞令を言ったので、お偉いさん気を良くしたみたいだが、試合の中止や延期はすることは無く、やっぱり彼の剣を借りて、試合をする運びになってしまった。
確かに、俺はこの異世界では、特別な怪力を得たのかもしれないけど、剣術や格闘技の達人では更々無く!
身体は190cm越えの長身でも、木偶の坊ですから~っと心の中心で叫んでいた!
しかし、このお偉いさんに渡された剣
発砲スチロールのように軽すぎるぜ!
目測174cmの兵士は、中身中年のオッサンほど長く複雑でマイナス思考で生きていないから、達観して兵士の平常心的精神修行はしていない?
しているかもしれないけど、いざ、試合!
しかも真剣!
おいおい、お偉いさん!
あんたはバカなのかい?
と、俺が言う通りと言いますか、相手側の若い白人って俺も外見、同じようなものだけど、
外人でしかも身長が190cm越えの大男+未知の怪力がある!
と、速報で教えられたのだから、ビビるなって言うのが無理ですって!
な、状況なので、俺も密かにビビってはいたけど、俺よりもビビってる相手を見てしまうと、可哀そうだけど、余裕の心が出てきます。
で、俺は、無意識だけど、剣の軽さをもっと体感したくて、片手で重い筈の剣を紙の剣のように、ホント簡単にブンブン振っちゃうから、相手の兵士もだけど、他の99名の整列兵士も「おー」とかと、驚きの声を上げた。
その声とは別にお偉いさんの始め!
みたいな号令がかかり、174cm白人小太り兵士が、ガチガチに身体を強張(こわば)らせながら、それでも騎士団の子!大男の俺に剣を構えて向かって来ます。
怖いよ!絶対的に・・・
そう考えながらも子供のチャンバラ宜しく!で、俺も軽い剣を片手でブンブン振るって、相手の構えている剣になんとか当てて力ずくで飛ばそうと言う作戦に出た。
何回かそんな素人攻撃をする俺の格好の悪い姿に、皆笑ってくれ~
えっ!真剣に皆が観ています。
小太り兵士は、俺の素人剣術を見きり始めたのか、今度はフェンシングのように突き始めたので、俺はビビってしまって後ろに飛んで避けようとしたら、勢い余ったのか、いきなり俺は後方20メートルまで一気に飛んでしまい、校舎の窓、じゃなくて、城壁の壁にぶつかって、しかも城壁に身体がめり込んで、破壊してしまったんですね。
これには、誰も大丈夫なんて声を掛ける人などいなく、俺だけが崩れて穴のあいた結構大きな石のブロックを、簡単に持ち上げながら、何を思ったのか
「ドンマイ!ドンマイ!」
と言いながら、自分が元いた所まで小走りで戻った。
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