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異世界では「勇者、色を好む」らしい

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と言うことで、イイ処でしたが、今は、またまた、王宮のさっきのダイニングでまた同じように、ジュリアス・バーンスタイン侯爵、ペトル・クランスキー子爵、そして「外人チーム」のシャルル嬢と中身オッサンの武藤改めムートが夕食をしながら今後のことを説明された。

その内容は簡単に言えば、この異世界のまずは三つの国を彼らと一緒に視察の旅に出ることだった。

その場でこそ、俺はなんとなく分かりました。みたいな聞きわけの良い返事をしたが、心の中ではマジかよ、ふざけんなよ、やっと異世界の白人ナイスバディ娘たちとヤリチンライフでリア充ってか。

と思っていたのに、全く土地勘も無く、異世界なのに、全く持ってファンタジーじゃないし、これって只の中世ヨーロッパの時代にタイムスリップしただけじゃんか。

と、悪態を心の中で吐いていたけど、社畜ニッポンのサラリーマンなごとくグッと我慢で過労死の子であった。

話しは、お互いの「今しがた」までの愛のマッサージの秘め事の報告会となり、シャルルはホント!嫌な顔をしながら、

「隣の部屋がうるさかった」

と俺を見て非難し、ダイニングの壁際で立って護衛している廊下でも監視護衛していた兵士達も俺を見てニヤニヤしていた。

ジュリアスらは、聞く処によると、あれから主にマッサージだけで、ちょっとはイチャラヴ的行為はしていたみたいだけど、マルラにも聞いていた通り、キスは唇止まり、基本は全て女性からの御奉仕エッチで、二人とも本番はなく、フェラチオのみだったらしい、しかも射精したかも不明。

ま、出したのか、出さなかったのか?

シャルル嬢の方は、一応、王宮の衛生班の美少年が一名派遣され、いやいやながらマッサージだけは受けたらしかった。

この衛生班だが、基本的には圧倒的に女性が多くを占め、例えば城壁内の男、所謂(いわゆる)兵士の数に対して、2倍もの女性が従事していた。

嬉しいお知らせとして、視察にも大勢の衛生班の女性達が従軍するそうだ。

その訳は、他の小国もだが、特に村の疫病や性病率が都市部よりも高く、最近では浴場、風呂屋(銭湯みたいな処?)の乱れから性病が多発しているみたいで、要は風呂場内で女性達が売春営業を闇でしていて、農村こそ性病や疫病が多いようだ。

そこを定期的に視察し、衛生班の尼さん娘らが治療と指導を行うのであった。

また、従軍する若き兵士の慰安も兼ねているようですが、こちらの世界も全体的に男性はエッチに草食化らしいですが。
ここ、都市部の方が、草食化が進んでいるようだが、やはり農村部や森の中の住民はエッチに肉食、と言うよりも所謂、盛のついた犬や猫のように、生殖行為を乱暴にするだけらしく、村や森はやはり不潔で野蛮な輩が多いから性病は多いらしい。

話しは夕食会談に戻すが、最後は当然、俺とマルラの秘め事の話しになるのだが、もはや壁が薄いのか、それともマルラの声がやっぱりデカかったのか、エッチの内容は廊下の監視兵には筒抜けで、先にジュリアスとペトルの耳には報告済みだった。

俺はここにいる男達からニヤニヤされながらも流石!「外人は勇者だけのことはある!」等と、お世辞とも取れる賛辞を得た。

要は、「英雄、色を好む」じゃないけど、不浄で生殖行為だけがメインのエッチだから、女性を気持ちよくさせたり、エッチで快楽を与える男性は、異世界ではヤル気があり、精力があり元気だから、ポジティブ思考で忠誠心がある人物らしくて、それをまとめて「勇者」と呼ばれるらしい。

この後、俺は恥ずかしくも「勇者ムート」と呼ばれることと成るが、なんとも恥ずかしいエピソードだ。

ま、明日直ぐに各村や他の小国に視察隊を派遣する訳ではないが、しかしながら準備は始めているらしかった。

俺は夕食時も、前の中年オッサンの時ならこんなに食事の量を食べないけどな~な、位の大食いを発揮し、まあこれもそれも腹をすかすほど、今まで、夕食の用意が出来たことを伝えるノックが鳴っていても、マルラの喘ぎ声が大きくて俺には聞こえず、俺がまさにカルラをAV作品で言うところの俺が立って「駅弁」体位状態でカルラと繋がりながら上下にゆっさゆっさピストン運動してベッドの周りを歩いている処に、監視兵と真ん中に衛生班の班長の30代の女性が目を丸くして突っ立っていたのを思い出してしまった。

もう少し、夕食前のカルラ快楽堕ちエッチの内容を報告するならば

やっぱりチンポって、勃起して堅くなるほど亀頭や竿の性感帯が敏感になるのか、日本のオッサンちんぽ当時の性感感覚が徐々に甦ってきて、まるで俺が思春期当時に初めて女にフェラチオされた感覚、なんだ、この気持ちイイちんぽの感覚は。

とか

女の口の中って暖かいな~、舌が亀頭の表面を舐めたり、雁首(かりくび)の下の溝(みぞ)部分を、女の舌先でなぞられ舐めされると、勝手に身体がビクンビクンする、そんな童貞初体験の感覚を思い出し、中年オッサンの汚れちまった人生から「初心、忘れるべからず」の啓示を受けた感じで、俺は亀頭フェラチオ快感に感動していました。

まっ、童貞坊やみたいに必死に射精快楽に耐えていたけどね。

そうしたら、さっきの手コキ、手淫、オナニーでは我慢汁タラタラは無かったのに、マルラの口の中には我慢汁だけでも結構な量が出ていたので、マルラは射精したのかと一回フェラチオを止めて俺の気持ちよさそうな目を見ながら「もう、出ちゃった❤」と、怪訝(けげん)そうな表情と申し訳なさそう感じで覗き込むから

「大丈夫、大丈夫、これ、我慢汁だよ」

とカッコ悪くも答えると、

「すっごい量だから射精したのかと思った❤」

と笑顔で応えてられたので、オジサンは若い女性の多分、演技では無い表情に思わず即射しそうになり、お尻の穴に力を入れて応急射精我慢をしてしまいました。

後は、この異世界のエッチを尊重し「郷に入ったら郷に従え」って感じで、どうもこっちのエッチは女性がリードする?

男が殆(ほとん)ど何もせず所謂(いわゆる)マグロ状態で仰向けで寝ていて、女性がチンポの部分に跨って、手で掴んで膣穴に誘導ってことだった。

さっきよりは堅く、更に大きくなったデカマラの名称に恥じなくなってきた我がチンポを、嬉しそうに「おっきい」とかと風俗嬢やAV嬢がベタで呟くことを彼女は言いながら、俺の舌先ベロベロペロペロ攻撃で愛液ダラダラの膣口に宛(あて)がい、ゆっくりと腰を落として行くマルラ。

けっこう俺のデカマラを飲み込んだ筈だが、それでも4分の1は完全には入らないで、ゴリっとなのか、プチュンっと俺の亀頭が膣奥の多分、終着駅である子宮へとぶつかったのだろう。

これには、俺よりもマルラの方が子宮を小突かれて電気が身体を貫いたみたいに大きくビクンと身体を弓なりに仰(の)け反(そ)った。
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