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運命を回避した先で運命と出会う日本の首相
しおりを挟むかなり用心深い日本の首相は、
地下3階の「地下司令所」でもかなり安全なのですが、
どういう訳か運が悪く、かの国のステルス爆撃機が天国からのマイクに破壊されたことが伝わっていなかったので、コンクリート60メートルも貫通し爆発する大型貫通爆弾にも狙われていると思い込み、
タカシ君の両親を自宅に向かわせた秘密の地下通路を目指して早速エレベーターに乗って地下5階のボタンを押したのですが、
どういう訳かエレベーターは地上1階まで上昇しました。
その時、日本の首相は、また汚い言葉を何度も発したそうです。
その訳は、
地上1階では護衛していた自衛官達は暴徒と化した群衆にもみくちゃにされ、
大勢の群衆が既に防衛省庁舎に入り込んでいました。
群衆の1人がエレベーターのボタンを押したのでしょう。
《人は運命を避けようとした道で、しばしば運命に出会う》
首相の頭の中で、その言葉が何故か思い出され、
《それはフォンティーヌの言葉だったか?》
と、思い出した同時刻にポンっと音が鳴りエレベーターが地上1階に着き、
扉が開いた瞬間に、
まさに無人爆撃機MQ‐9リーパー2機目からの誘導ミサイルが、
防衛省庁舎玄関に吸い込まれ、周辺一帯の何千という群衆と日本の首相を、
まとめて木っ端微塵に爆破しました。
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