171 / 183
龍の国と死者の番
龍(兄)の餌付け作戦
しおりを挟む
「少し骨の折れる事だったが、さてさて……お楽しみの時間と行こうか」
龍車の中に入り、扉を閉めたルドレウスさんは溜息まじりに言葉を溢すと、僕の肩を数回叩き、前に進むよう促した。
半場萎縮しきっている僕はおずおず、のそのそと数歩歩くと、椅子しかなかったその空間に大きなテーブルがお供なく現れた
「え、なんですこれ」
「其方の好みそうなものを愛しき妻と共に考え用意したのだ、さあ好きなものを取り食すと良い」
「……おお」
一口サイズにカットされたチョコレート、真っ白な丸いバニラのアイスクリームの乗ったガラスの皿。
色々なフルーツの盛り合わせやビスケットの入ったバスケットが数個、豪華なテーブルの上に並べられていた。
満足そうに笑うルドレウスさんは僕の背中を押し、椅子に座らせると、反対側の椅子に腰かけ取り皿を取り出した。
「たくさんあって迷いますんえ」
「ゆるりと考えるといい、この場なら氷菓子はそうそう溶けん」
「あ、……はい」
龍車の中は外観を考えるちょっと広く見えた。
豪華な部屋みたいにふかふかな赤い絨毯、高そうなテーブルと椅子が備え付けられて。
壁の棚を見れば高そうな丸いお皿がズラリと並んでいる。
一瞬微かに部屋が揺れて、窓から見えるお城から青空になり、地面が遠くなった事にポカンとかけられた言葉に我に返り、テーブルの上に並べられたそれらにカチリと固まる。
「人間の肌に快適な温度と湿度にしたが不備があれば言ってくれ、ああ、部屋は少し狭いが品質を求めるとこうなってしまうのだ、その点はどうか目を瞑ってくれると有難い」
テーブルの上のアイスと、満足げなルドレウスさん。
カチコチになりながらも目だけを動かし交互に見て悩む僕を、ルドレウスさんは肘をつき、にんまりと笑う。
「自室と思い存分に寛いでくれ」
ええぇ……、無理。
「いや、ちょっと……」
「む? どうかしたか」
急に寛いでくれと言われても、そんな豪胆さは無い。
一応勧められるまま椅子には座ったけど、緊張して体が固くなってやばい。
「ああそうか、さては気まずくなっているな?」
「あぁ、はい……」
……やだ、人見知り発動してる。
広いとは言えひとつの個室にあんまり親交の深くない人と二人。
なにかしら強烈なきっかけかそこそこの付き合いが無いと中々にきつい。
それこそアルさんのような突発的なやつか、アイデンさんののうないつの間にか馴染むような、相手からの行動頼りなのは僕の悪い癖だとは思うけど。
……今はどうしようか。
「なに、そう身構えずともよい、 蛮将やセンブレル王の元でそれなりに自適に暮らしてきたのであろう? それと同じようにしてくれると嬉しい」
「ん~……急には無理ですねぇ……はい」
ルドレウスさんの良く通る声とは引き換えに僕の声は段々と小さくなっていく。
何度も言うが、僕は人見知りであり、段々打ち解けていけば徐々に自由に過ごす……動物で例えると、そう。
「そうなのか?」
「なにぶん……初めての場所ですから……」
「ほうほう、つまり其方は野生の猫……いや、野生の弟ということだな」
「……はい?」
猫は自分も思ってたけど野生の弟ってなんなんだろうか……。
「警戒心の強い弟を手ずから愛でて懐柔していくのもまた一興、実に良い」
「……チョコ頂きますね」
確実についていけない空気を察した僕は皿の上のチョコレートをひとつ、口に入れ、舌で転がす、うん、甘い。
疲れたときこそ甘いものが効く、なんて良く聞くけれども、本当か嘘かどうあれ美味しければなんだって良いと思う。
ルドレウスさんが不穏なことを呟いているけど少し無視させて貰って、パンをゆっくりと噛んで食べる。
「うむ……おいしい」
美味しいパンは何もつけなくても美味しい、これは良い。
シンプルな美味しさが一番良いと個人的に思っている。
「口に合ったようでなによりだ……さて、ラグーンよ、少し話をしたい」
「んぐ、はい」
雰囲気が少し変わったルドレウスさんに呼ばれ口に含んだものを飲み込む。
「肩を抜いて聞いてくれて構わんが、一応耳に入れてほしいのだ」
「……善処します」
緊張するルドレウスさんの声に体が固くなるのは仕方がないことだから……きついねえ。
「そなたを半場強引に連れ出した件についてだが、先に謝罪しよう」
「え」
「すまなかった」
僕の目を見て真剣な声でルドレウスさんは言い、僕は目を丸くした。
「本来ならばもっと穏便な方法を取るのだが、センブレル側の、というよりもあの蛮将の立ち回り方が如何せん気に食わなくてな……あちら側にしか被害が及ばないと見て、雑に行った」
「……えー、とそれは、どういう意味で?」
「氷菓子二つ食べる程度の時間しか要さないなんとも馬鹿げた話だが、まあ、聞いてくれ」
大きなアイスを二つ、取り皿によそい溜息まじりに言ったルドレウスさんはアイスの乗った皿を僕に持たせ食べるようどこからかスプーンを出す。
そして肘をつき、手に自分の顎を乗せるとなんとも嫌そうに話しだしたのだった。
龍車の中に入り、扉を閉めたルドレウスさんは溜息まじりに言葉を溢すと、僕の肩を数回叩き、前に進むよう促した。
半場萎縮しきっている僕はおずおず、のそのそと数歩歩くと、椅子しかなかったその空間に大きなテーブルがお供なく現れた
「え、なんですこれ」
「其方の好みそうなものを愛しき妻と共に考え用意したのだ、さあ好きなものを取り食すと良い」
「……おお」
一口サイズにカットされたチョコレート、真っ白な丸いバニラのアイスクリームの乗ったガラスの皿。
色々なフルーツの盛り合わせやビスケットの入ったバスケットが数個、豪華なテーブルの上に並べられていた。
満足そうに笑うルドレウスさんは僕の背中を押し、椅子に座らせると、反対側の椅子に腰かけ取り皿を取り出した。
「たくさんあって迷いますんえ」
「ゆるりと考えるといい、この場なら氷菓子はそうそう溶けん」
「あ、……はい」
龍車の中は外観を考えるちょっと広く見えた。
豪華な部屋みたいにふかふかな赤い絨毯、高そうなテーブルと椅子が備え付けられて。
壁の棚を見れば高そうな丸いお皿がズラリと並んでいる。
一瞬微かに部屋が揺れて、窓から見えるお城から青空になり、地面が遠くなった事にポカンとかけられた言葉に我に返り、テーブルの上に並べられたそれらにカチリと固まる。
「人間の肌に快適な温度と湿度にしたが不備があれば言ってくれ、ああ、部屋は少し狭いが品質を求めるとこうなってしまうのだ、その点はどうか目を瞑ってくれると有難い」
テーブルの上のアイスと、満足げなルドレウスさん。
カチコチになりながらも目だけを動かし交互に見て悩む僕を、ルドレウスさんは肘をつき、にんまりと笑う。
「自室と思い存分に寛いでくれ」
ええぇ……、無理。
「いや、ちょっと……」
「む? どうかしたか」
急に寛いでくれと言われても、そんな豪胆さは無い。
一応勧められるまま椅子には座ったけど、緊張して体が固くなってやばい。
「ああそうか、さては気まずくなっているな?」
「あぁ、はい……」
……やだ、人見知り発動してる。
広いとは言えひとつの個室にあんまり親交の深くない人と二人。
なにかしら強烈なきっかけかそこそこの付き合いが無いと中々にきつい。
それこそアルさんのような突発的なやつか、アイデンさんののうないつの間にか馴染むような、相手からの行動頼りなのは僕の悪い癖だとは思うけど。
……今はどうしようか。
「なに、そう身構えずともよい、 蛮将やセンブレル王の元でそれなりに自適に暮らしてきたのであろう? それと同じようにしてくれると嬉しい」
「ん~……急には無理ですねぇ……はい」
ルドレウスさんの良く通る声とは引き換えに僕の声は段々と小さくなっていく。
何度も言うが、僕は人見知りであり、段々打ち解けていけば徐々に自由に過ごす……動物で例えると、そう。
「そうなのか?」
「なにぶん……初めての場所ですから……」
「ほうほう、つまり其方は野生の猫……いや、野生の弟ということだな」
「……はい?」
猫は自分も思ってたけど野生の弟ってなんなんだろうか……。
「警戒心の強い弟を手ずから愛でて懐柔していくのもまた一興、実に良い」
「……チョコ頂きますね」
確実についていけない空気を察した僕は皿の上のチョコレートをひとつ、口に入れ、舌で転がす、うん、甘い。
疲れたときこそ甘いものが効く、なんて良く聞くけれども、本当か嘘かどうあれ美味しければなんだって良いと思う。
ルドレウスさんが不穏なことを呟いているけど少し無視させて貰って、パンをゆっくりと噛んで食べる。
「うむ……おいしい」
美味しいパンは何もつけなくても美味しい、これは良い。
シンプルな美味しさが一番良いと個人的に思っている。
「口に合ったようでなによりだ……さて、ラグーンよ、少し話をしたい」
「んぐ、はい」
雰囲気が少し変わったルドレウスさんに呼ばれ口に含んだものを飲み込む。
「肩を抜いて聞いてくれて構わんが、一応耳に入れてほしいのだ」
「……善処します」
緊張するルドレウスさんの声に体が固くなるのは仕方がないことだから……きついねえ。
「そなたを半場強引に連れ出した件についてだが、先に謝罪しよう」
「え」
「すまなかった」
僕の目を見て真剣な声でルドレウスさんは言い、僕は目を丸くした。
「本来ならばもっと穏便な方法を取るのだが、センブレル側の、というよりもあの蛮将の立ち回り方が如何せん気に食わなくてな……あちら側にしか被害が及ばないと見て、雑に行った」
「……えー、とそれは、どういう意味で?」
「氷菓子二つ食べる程度の時間しか要さないなんとも馬鹿げた話だが、まあ、聞いてくれ」
大きなアイスを二つ、取り皿によそい溜息まじりに言ったルドレウスさんはアイスの乗った皿を僕に持たせ食べるようどこからかスプーンを出す。
そして肘をつき、手に自分の顎を乗せるとなんとも嫌そうに話しだしたのだった。
2
あなたにおすすめの小説
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
穏やかに生きたい(隠れ)夢魔の俺が、癖強イケメンたちに執着されてます。〜平穏な学園生活はどこにありますか?〜
春凪アラシ
BL
「平穏に生きたい」だけなのに、
癖強イケメンたちが俺を狙ってくるのは、なぜ!?
トラブルを避ける為、夢魔の血を隠して学園生活を送るフレン(2年)。
彼は見た目は天使、でも本人はごく平凡に過ごしたい穏健派。
なのに、登校初日から出会ったのは最凶の邪竜後輩(1年)!?
他にも幼馴染で完璧すぎる優等生騎士(3年)に、不良だけど面倒見のいい悪友ワーウルフ(同級生)まで……なぜか異種族イケメンたちが次々と接近してきて――
運命の2人を繋ぐ「刻印制度」なんて知らない!
恋愛感情もまだわからない!
それでも、騒がしい日々の中で、少しずつ何かが変わっていく。
個性バラバラな異種族イケメンたちに囲まれて、フレンの学園生活は今日も波乱の予感!?
甘くて可笑しい、そして時々執着も見え隠れする
愛され体質な主人公の青春ファンタジー学園BLラブコメディ!
月、水、金、日曜日更新予定!(番外編は更新とは別枠で不定期更新)
基本的にフレン視点、他キャラ視点の話はside〇〇って表記にしてます!
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
義兄の愛が重すぎて、悪役令息できないのですが…!
ずー子
BL
戦争に負けた貴族の子息であるレイナードは、人質として異国のアドラー家に送り込まれる。彼の使命は内情を探り、敗戦国として奪われたものを取り返すこと。アドラー家が更なる力を付けないように監視を託されたレイナード。まずは好かれようと努力した結果は実を結び、新しい家族から絶大な信頼を得て、特に気難しいと言われている長男ヴィルヘルムからは「右腕」と言われるように。だけど、内心罪悪感が募る日々。正直「もう楽になりたい」と思っているのに。
「安心しろ。結婚なんかしない。僕が一番大切なのはお前だよ」
なんだか義兄の様子がおかしいのですが…?
このままじゃ、スパイも悪役令息も出来そうにないよ!
ファンタジーラブコメBLです。
平日毎日更新を目標に頑張ってます。応援や感想頂けると励みになります。
※(2025/4/20)第一章終わりました。少しお休みして、プロットが出来上がりましたらまた再開しますね。お付き合い頂き、本当にありがとうございました!
えちち話(セルフ二次創作)も反応ありがとうございます。少しお休みするのもあるので、このまま読めるようにしておきますね。
※♡、ブクマ、エールありがとうございます!すごく嬉しいです!
※表紙作りました!絵は描いた。ロゴをスコシプラス様に作って頂きました。可愛すぎてにこにこです♡
【登場人物】
攻→ヴィルヘルム
完璧超人。真面目で自信家。良き跡継ぎ、良き兄、良き息子であろうとし続ける、実直な男だが、興味関心がない相手にはどこまでも無関心で辛辣。当初は異国の使者だと思っていたレイナードを警戒していたが…
受→レイナード
和平交渉の一環で異国のアドラー家に人質として出された。主人公。立ち位置をよく理解しており、計算せずとも人から好かれる。常に兄を立てて陰で支える立場にいる。課せられた使命と現状に悩みつつある上に、義兄の様子もおかしくて、いろんな意味で気苦労の絶えない。
普段「はい」しか言わない僕は、そばに人がいると怖いのに、元マスターが迫ってきて弄ばれている
迷路を跳ぶ狐
BL
全105話*六月十一日に完結する予定です。
読んでいただき、エールやお気に入り、しおりなど、ありがとうございました(*≧∀≦*)
魔法の名手が生み出した失敗作と言われていた僕の処分は、ある日突然決まった。これから捨てられる城に置き去りにされるらしい。
ずっと前から廃棄処分は決まっていたし、殺されるかと思っていたのに、そうならなかったのはよかったんだけど、なぜか僕を嫌っていたはずのマスターまでその城に残っている。
それだけならよかったんだけど、ずっとついてくる。たまにちょっと怖い。
それだけならよかったんだけど、なんだか距離が近い気がする。
勘弁してほしい。
僕は、この人と話すのが、ものすごく怖いんだ。
逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。初夜で抱かれたら身代わりがばれてしまいます💦
雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
逃げた弟の身代わりとなり、
隣国の国王である溺愛アルファに嫁いだオメガ。
しかし実は、我儘で結婚から逃げ出した双子の弟の身代わりなのです…
オメガだからと王宮で冷遇されていたので、身代わり結婚にも拒否権が
なかたのでした。
本当の花嫁じゃない。
だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、
だんだん王様に惹かれてしまい、苦しくなる…という
お話です。よろしくお願いします<(_ _)>
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
異世界スローライフ希望なのに、女神の過保護が止まらない
葉泪秋
ファンタジー
HOTランキング1位感謝です!(2/3)
「小説家になろう」日間ランキング最高11位!(ハイファンタジー)
ブラック企業で過労死した俺、佐久間遼。
神様に願ったのは、ただ「異世界で、畑でも耕しながらのんびり暮らしたい」ということだけ。
そうして手に入れた、辺境の村での穏やかな日々。現状に満足し、今度こそは平穏なスローライフを……と思っていたのだが、俺の妙なスキルと前世の社畜根性が、そうはさせない。
ふとした善意で枯れた井戸を直したことから、堅物の騎士団長やら、過保護な女神やらに目をつけられることになる。
早く穏やかに暮らしたい。
俺は今日も、規格外に育った野菜を手に、皆の姿を眺めている。
【毎日18:00更新】
※表紙画像はAIを使用しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる