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戦う理由
第5話
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六人が隊を離れた。たったの十五で王の森に入った。
カイはアデルの手を握っていた。青い顔でうつむいている。ベアは鞭も打たずに許した。すべては悪霊の仕業だから。殺すのは自分だから。
兵士が大勢うろついていた。森の警備隊だ。声をかけるどころか見向きもしない。王の命令だからか、単に物騒な連中だからか。どうでもいい。アデルにささやく。心配はいらない。なにがあっても守ってやる。略奪を終えたら邦に帰ろう。カサで楽しく暮らそうな。
アデルは鼻をすすった。小さくうなずいた。
先頭のベアがうれしそうな声を上げた。木々の向こうに建物がちらついている。軒から突き出た棒に小枝の房をくくりつけてある。居酒屋だ。
広い前庭に兵士が五十も集まっていた。ちらちらと目を向けてくる。ベアは構わず入った。卓に着いて酒と料理を注文した。麦酒は脳天に突き抜けるほど強かった。アデルも顔をしかめていた。
太った男が近づいてきた。徴税官と名乗った。愛想よくベアに話しかける。商人以外の通行者は道路税を払うしきたりなのだ。徒歩の者は一人につき銀貨二枚。合わせてわたしとわたしの友人に銀貨二枚ずつ。それで手を打とうじゃないか。正体に気づいていた。冒険者たちは飲みながら武器をもてあそぶ。徴税官は笑みを貼りつけたまま引き下がった。世は強い者が勝つ。賄賂も税金も払わない。
飯を食って道に戻った。前庭にいた警備隊がぞろぞろとついてきた。ただついてくる。物乞いのように。セルヴが声をかける。いつでも相手になってやるぞ。返答はない。
人だかりが道を埋め尽くしていた。荷車を取り囲んでいる。取り乱している者もいる。頭から血を流している者も。ベアが話を聞いた。毛織物商の隊と道連れの旅人だった。リシェから引き返してきた。魔物が占拠している。数はわからない。追っ払わなければ東に行けない。それどころかこちらに攻め込んでくるかもしれない。
警備隊が遠巻きに見守っている。ベアは交渉をはじめた。銀貨百と引き換えに魔物退治を請け負う。手柄は警備隊にやる。これで王の怒りを買わずに済むな。どれもほっとしていた。そういうことか。
徴税官が騾馬に乗ってやってきた。小ずるげな顔で言った。
「おお、巡礼に向かうのか。だがリシェの川に渡るには舟が必要だ。向こうの船頭に口利きしてやってもいいが、先ほどの態度が気に食わん。前金で銀貨百、残りは渡り終えたあとに。どうかな」
商人は本当だと言った。あんたらみたいな物騒なやつはいくら出しても渡れねえぞ。言い値で賄賂を支払った。儲けが一気に吹き飛んだ。おとなしく道路税を払っていればよかった。徴税官はしてやったりの顔で引き返していった。
鹿を追って獣道に入る。下生えを押し分けながら森を上っていく。王の鹿だらけだった。後ろの冒険者が山羊の尻を押す。こいつらもだいぶ弱ってきた。
森を出て丘の頂に立った。眼下に焼けた町があった。
玩具のような町だった。分厚い囲壁が西側をちんまりと囲んでいる。背には大きな川が流れている。たしかに舟がなければ渡れない。
崩れた教会堂のそばで巨大な岩が炎を上げていた。城門前の通りを魔物が行き来している。豚顔に大鬼。荷車を牽いているやつもいる。町で暮らしているといった風情だ。緑色の魔物が混じっていた。蜥蜴のような頭。背丈は大鬼と同じくらい。剣を担いでいる。
セルヴが顎髭を掻いた。
「先を越されたか。強そうなのも出てきた。カイ、やるぞ。町を奪い返すんだ」
カイは答えなかった。魔物の群れを見つめる。あれはいったいなんなのだろう。豚殺しは快感だった。大鬼も倒した。どんどん強くなった。魔物も強くなっていく。切りがない。
セルヴが顔をのぞき込んできた。
「どうした。兜をかぶれ。訓練を思い出せ。気合いを入れろ」
「いま戦ったら、きっと死にます。戦う理由がない」
「なに言ってる。おまえは冒険者だ。カネのために戦うんだ。今回は人助けにもなるしな」
目を見る。幽鬼が憑いている。意固地になっているようにも見える。本当はベアについていきたいはずだ。カネが目当てならそもそもベアの隊に入っていない。
ベアは馬上で町を見やっている。白馬が尻尾を揺らしている。いま戦ってはだめだ。だれも信じられない。
クロードが斧槍の石突きを強く落とした。
「カイの言うとおりだ。戦う前に、〈黒き心〉を手に入れる策を教えてほしい。でなければこれ以上のお供はできない」
「明かせばおまえは去る」
「明かさなくても去る」
「何度も言うが好きにしろ」
ケッサがもごもごと言った。
「あたし、コートと北に行こうかな。虫歯もなくなったし、恋人はたぶん、牢屋で死ぬ」
コートがうなった。
「おれは行かない」
「あっそう。セルヴは? あたしといいことする?」
「求婚をはっきり断っただろう、河原で。おれはきみの騎士じゃない。おれは」
口ごもった。兜の革紐をゆっくりとほどきはじめた。ボーモンは腕を組んでいる。ガモはひたすら頭を掻いている。
アデルが手を握った。伸びた爪が食い込む。
「みんなで引き返しましょう。王の道を南に行って、山を越えるの。この前みたいに」
「約束はどうなる。商人たちは期待して待ってる」
「数が多すぎた、って言えばいいのよ」
「嘘をつくのか」
「どうでもいいじゃない。お願い。もう迷わないで。お願い」
ベアが鐙を外した。愛馬から飛び降りた。
「見ろ。そうしておのれ自身に嘘をつき、傷を舐め合って生きていくのだ。弱さを優しさだと思い込んでな。やはり身も心も百姓だったか」
カイは無視した。口をひらけばなにを言い出すかわからない。
「まあいい。ではひとりで行く。みなもありがとう。馬の世話だけ頼む」
鞘を払って捨てた。長剣を肩に担いで一歩踏み出す。アデルが抱き締めた。
「終わりにしましょう。これで終わり。お別れを言って」
ベアが丘を下りていく。背が遠ざかっていく。死んでしまう。腹の底から怒りが沸き上がってきた。アデルを殺せなどと言わなければ一緒に死んでやったのに。
ガモが手をたたいた。
「さ、帰ろうぜ。山羊はどうする」
カイは振り返った。ついていくと言ったはずだ。
エミリーの太った顔が目に入った。冒険者の背に隠れて笑っている。
目が合ったとたん笑みが消えた。カイはアデルを振り払った。長剣を捨てて詰め寄る。エミリーはあとじさった。
「なにがおかしい。おまえは何者なんだ」
「ぼくは、何者でもない」
豚顔を殴った。女のようにくずおれた。
馬乗りになった。手で顔をかばう。脇腹を殴る。げっと喉を鳴らした。もう一発。反吐を吐いた。酸っぱいどろどろにまみれて泣き出した。空っぽの胸に興奮が満ちる。いい気分だ。だれでもいい。殺したい。ベアとともに血塗れになって死にたい。
立ち上がった。腹を踵で踏みつけた。頭を思い切り蹴り上げた。動かなくなった。死んだかもしれない。構うものか。ただの豚だ。だれかが腕をつかんだ。冒険者たちが引き剥がしにかかる。悪霊憑きの連中。おまえらには心がない。だから妙なものが取り憑くんだ。
カイはわめき散らした。
「腰抜けの屑ども。さっさと消えろ。尻尾を巻いて逃げ帰れ」
手が離れる。輪が広がる。アデルが行かないでと訴える。セルヴを突き飛ばして輪から出た。長剣を拾って丘を駆け下りた。
ベアの背が近づく。名を叫ぶ。振り返った。立ち止まった。ゆっくりと引き返してくる。笑顔がひらめいている。心の底から喜んでいる。ふたりは愛し合っている。たとえ愛ではなくても。
飛びつくように抱きついた。剣を手に草むらに転げる。黒髪が広がる。唇を貪る。固い帷子が胸を覆っている。もどかしい。太腿に手を這わせる。
ベアは少女のような声を上げた。カイを見つめる。頬を赤くしている。緑の瞳が熱っぽく輝いている。
「ここじゃだめ。町に着いたらいっぱいやろうね」
「戦い、勝ち、手に入れるんだ」
「そう、それが人の生だ。行くぞ。さんざん生を味わってやろう」
カイはアデルの手を握っていた。青い顔でうつむいている。ベアは鞭も打たずに許した。すべては悪霊の仕業だから。殺すのは自分だから。
兵士が大勢うろついていた。森の警備隊だ。声をかけるどころか見向きもしない。王の命令だからか、単に物騒な連中だからか。どうでもいい。アデルにささやく。心配はいらない。なにがあっても守ってやる。略奪を終えたら邦に帰ろう。カサで楽しく暮らそうな。
アデルは鼻をすすった。小さくうなずいた。
先頭のベアがうれしそうな声を上げた。木々の向こうに建物がちらついている。軒から突き出た棒に小枝の房をくくりつけてある。居酒屋だ。
広い前庭に兵士が五十も集まっていた。ちらちらと目を向けてくる。ベアは構わず入った。卓に着いて酒と料理を注文した。麦酒は脳天に突き抜けるほど強かった。アデルも顔をしかめていた。
太った男が近づいてきた。徴税官と名乗った。愛想よくベアに話しかける。商人以外の通行者は道路税を払うしきたりなのだ。徒歩の者は一人につき銀貨二枚。合わせてわたしとわたしの友人に銀貨二枚ずつ。それで手を打とうじゃないか。正体に気づいていた。冒険者たちは飲みながら武器をもてあそぶ。徴税官は笑みを貼りつけたまま引き下がった。世は強い者が勝つ。賄賂も税金も払わない。
飯を食って道に戻った。前庭にいた警備隊がぞろぞろとついてきた。ただついてくる。物乞いのように。セルヴが声をかける。いつでも相手になってやるぞ。返答はない。
人だかりが道を埋め尽くしていた。荷車を取り囲んでいる。取り乱している者もいる。頭から血を流している者も。ベアが話を聞いた。毛織物商の隊と道連れの旅人だった。リシェから引き返してきた。魔物が占拠している。数はわからない。追っ払わなければ東に行けない。それどころかこちらに攻め込んでくるかもしれない。
警備隊が遠巻きに見守っている。ベアは交渉をはじめた。銀貨百と引き換えに魔物退治を請け負う。手柄は警備隊にやる。これで王の怒りを買わずに済むな。どれもほっとしていた。そういうことか。
徴税官が騾馬に乗ってやってきた。小ずるげな顔で言った。
「おお、巡礼に向かうのか。だがリシェの川に渡るには舟が必要だ。向こうの船頭に口利きしてやってもいいが、先ほどの態度が気に食わん。前金で銀貨百、残りは渡り終えたあとに。どうかな」
商人は本当だと言った。あんたらみたいな物騒なやつはいくら出しても渡れねえぞ。言い値で賄賂を支払った。儲けが一気に吹き飛んだ。おとなしく道路税を払っていればよかった。徴税官はしてやったりの顔で引き返していった。
鹿を追って獣道に入る。下生えを押し分けながら森を上っていく。王の鹿だらけだった。後ろの冒険者が山羊の尻を押す。こいつらもだいぶ弱ってきた。
森を出て丘の頂に立った。眼下に焼けた町があった。
玩具のような町だった。分厚い囲壁が西側をちんまりと囲んでいる。背には大きな川が流れている。たしかに舟がなければ渡れない。
崩れた教会堂のそばで巨大な岩が炎を上げていた。城門前の通りを魔物が行き来している。豚顔に大鬼。荷車を牽いているやつもいる。町で暮らしているといった風情だ。緑色の魔物が混じっていた。蜥蜴のような頭。背丈は大鬼と同じくらい。剣を担いでいる。
セルヴが顎髭を掻いた。
「先を越されたか。強そうなのも出てきた。カイ、やるぞ。町を奪い返すんだ」
カイは答えなかった。魔物の群れを見つめる。あれはいったいなんなのだろう。豚殺しは快感だった。大鬼も倒した。どんどん強くなった。魔物も強くなっていく。切りがない。
セルヴが顔をのぞき込んできた。
「どうした。兜をかぶれ。訓練を思い出せ。気合いを入れろ」
「いま戦ったら、きっと死にます。戦う理由がない」
「なに言ってる。おまえは冒険者だ。カネのために戦うんだ。今回は人助けにもなるしな」
目を見る。幽鬼が憑いている。意固地になっているようにも見える。本当はベアについていきたいはずだ。カネが目当てならそもそもベアの隊に入っていない。
ベアは馬上で町を見やっている。白馬が尻尾を揺らしている。いま戦ってはだめだ。だれも信じられない。
クロードが斧槍の石突きを強く落とした。
「カイの言うとおりだ。戦う前に、〈黒き心〉を手に入れる策を教えてほしい。でなければこれ以上のお供はできない」
「明かせばおまえは去る」
「明かさなくても去る」
「何度も言うが好きにしろ」
ケッサがもごもごと言った。
「あたし、コートと北に行こうかな。虫歯もなくなったし、恋人はたぶん、牢屋で死ぬ」
コートがうなった。
「おれは行かない」
「あっそう。セルヴは? あたしといいことする?」
「求婚をはっきり断っただろう、河原で。おれはきみの騎士じゃない。おれは」
口ごもった。兜の革紐をゆっくりとほどきはじめた。ボーモンは腕を組んでいる。ガモはひたすら頭を掻いている。
アデルが手を握った。伸びた爪が食い込む。
「みんなで引き返しましょう。王の道を南に行って、山を越えるの。この前みたいに」
「約束はどうなる。商人たちは期待して待ってる」
「数が多すぎた、って言えばいいのよ」
「嘘をつくのか」
「どうでもいいじゃない。お願い。もう迷わないで。お願い」
ベアが鐙を外した。愛馬から飛び降りた。
「見ろ。そうしておのれ自身に嘘をつき、傷を舐め合って生きていくのだ。弱さを優しさだと思い込んでな。やはり身も心も百姓だったか」
カイは無視した。口をひらけばなにを言い出すかわからない。
「まあいい。ではひとりで行く。みなもありがとう。馬の世話だけ頼む」
鞘を払って捨てた。長剣を肩に担いで一歩踏み出す。アデルが抱き締めた。
「終わりにしましょう。これで終わり。お別れを言って」
ベアが丘を下りていく。背が遠ざかっていく。死んでしまう。腹の底から怒りが沸き上がってきた。アデルを殺せなどと言わなければ一緒に死んでやったのに。
ガモが手をたたいた。
「さ、帰ろうぜ。山羊はどうする」
カイは振り返った。ついていくと言ったはずだ。
エミリーの太った顔が目に入った。冒険者の背に隠れて笑っている。
目が合ったとたん笑みが消えた。カイはアデルを振り払った。長剣を捨てて詰め寄る。エミリーはあとじさった。
「なにがおかしい。おまえは何者なんだ」
「ぼくは、何者でもない」
豚顔を殴った。女のようにくずおれた。
馬乗りになった。手で顔をかばう。脇腹を殴る。げっと喉を鳴らした。もう一発。反吐を吐いた。酸っぱいどろどろにまみれて泣き出した。空っぽの胸に興奮が満ちる。いい気分だ。だれでもいい。殺したい。ベアとともに血塗れになって死にたい。
立ち上がった。腹を踵で踏みつけた。頭を思い切り蹴り上げた。動かなくなった。死んだかもしれない。構うものか。ただの豚だ。だれかが腕をつかんだ。冒険者たちが引き剥がしにかかる。悪霊憑きの連中。おまえらには心がない。だから妙なものが取り憑くんだ。
カイはわめき散らした。
「腰抜けの屑ども。さっさと消えろ。尻尾を巻いて逃げ帰れ」
手が離れる。輪が広がる。アデルが行かないでと訴える。セルヴを突き飛ばして輪から出た。長剣を拾って丘を駆け下りた。
ベアの背が近づく。名を叫ぶ。振り返った。立ち止まった。ゆっくりと引き返してくる。笑顔がひらめいている。心の底から喜んでいる。ふたりは愛し合っている。たとえ愛ではなくても。
飛びつくように抱きついた。剣を手に草むらに転げる。黒髪が広がる。唇を貪る。固い帷子が胸を覆っている。もどかしい。太腿に手を這わせる。
ベアは少女のような声を上げた。カイを見つめる。頬を赤くしている。緑の瞳が熱っぽく輝いている。
「ここじゃだめ。町に着いたらいっぱいやろうね」
「戦い、勝ち、手に入れるんだ」
「そう、それが人の生だ。行くぞ。さんざん生を味わってやろう」
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