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第一章
きっと寂しかった
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グレイス国は、この世界屈指のダンジョン大国だ。
国領の広さにもよるが、公式に発表されているダンジョンの数は平均にして72くらい。常時存在するものだけが公式といわれ、非公式なものは一定期間だけ出現する「幻の塔」「深淵の渓谷」「奈落の魔巣」と呼ばれるものを指す。
これらは気紛れに現れ、およそ二ヶ月程で消失する為、冒険者たちは挙って挑戦するものの、攻略出来たパーティーは数少ない。ランクⅢ以下の冒険者を抱えたパーティーでは攻略不可ということになると言われている。
このグレイス国には公式のダンジョンが108もありながら、非公式のものも年に数回現れていた。
そしてまた、大規模過ぎて何層まであるかまだ明確にされていないものも、この国は抱えている。
故に「ダンジョン大国グレイス」として国が名を馳せるのは仕方ないことだった。
先輩の名はアーヴィン。金髪に菫色の瞳なんてただでさえ宝石のような取り合わせなのに、その上絶世の美少年ときたら、もう目の保養どころではなく直視したら倒れてしまう人もいるかもしれない、なんて思ってしまう。
私は自分の赤毛があまり好きではないから、羨ましくてならなかった。
「何で分かったの?」
町に帰りつくまで、まだまだ時間があるものだから、道を塞ぐ魔物どころでなく、目についたものを手当たり次第屠っていく(そして私は目ぼしい素材だけ広い集めて袋に詰めていく)アーヴィンが落ち着いた辺りで、気になっていたことを訊ねてみる。
「ん? 他の奴には分からないのか?」
バッサーとした闇を背負ったように見えるのは、篝火に照らされていること、といった条件はないらしく、戦っている最中はその闇に呑み込まれそうだった先輩だが、自分のが個人差によって(私だけ違うということはない筈だ)形状は違っていても、見えてしまっているからと、海月の存在も普通に分かるものだと思ったらしい。
「じゃあ、分かる奴には分かるって感じか?」
「アーヴィンは敏感な方?」
「否、だって俺、呪われてるから」
「自虐的な方向性が好きなのか」
「事実を述べたまでだな。何て言うのかな……お前とほぼ重なる形でうっすらと、ミツキって奴が見える。――ミツキの方が背が高いから顔はわりとはっきり見えるぞ。髪の色が違うくらいであとは瓜二つと言ってもいいが、ミツキの方が厭世的な暗い顔してるな。死んでるからか?」
うわ。今ゾクッとした。
海月が既に死んでしまっているのだと本人から聞いていたけど、他人から言われると改めて衝撃が来る。
「でもきっと生き生きしてるんだよ、魔物と戦ってる時は」
「それはまだ見てないから何とも言えないな。普段寝てるみたいな状態なのか? ずっと目を閉じたまんまだ」
「いつもはうるさいくらい話しかけてくるよ。……そういえば、アーヴィンが来たら私と交代したんだった。もしかしてアーヴィンを怖がってるのかも?」
「交代?」
クソ可愛く小首を傾げられた。
それを憎たらしく思いながら、戦闘時の海月のことを話す。
すると先輩も自分と同じような感じなのかなと思ったらしく、苦笑いされた。
「そんな奴に怖がられる俺って何? そいつにはどんな風に見えてんだろうな」
言いながら、目線は私の少し上の辺りで定まっている。眠っているような状態にあるらしい海月を観察しているんだろう。
「異世界ってのがあるとして。そこに自分そっくりな奴がいるかもしれないっていうのは、ちょっと面白いな。俺がミツキと同じ世界にいたら、どんな風に生きてるんだろう」
「酒池肉林三昧?」
「お前なぁ……俺の何処を見たらそうなるんだよ」
「顔」
率直に言ってみたら、ちょっと変な顔をされた。
変な顔といっても、その麗しさは損なわれない。
あまり顔のことは触れられたくないのかもしれん。
「お前も、俺の顔が好きな口?」
「クチ?」
って何だ? 今度はこちらが首を傾げてしまった。
だが「顔が~」とか言ってる辺りから察して、先程考えたことから気を遣って答えるべきだと思ったが、気を遣おうが遣うまいが対人関係が善くなることなんてなかったから、気にした方が苦痛だ。
「女性の敵だな、と」
「ルナとして感じたものを訊いてるんだけど」
「だから、女性の敵」
「……」
別に、敵だから私に近付くなと言いたかった訳ではない。一応誉め言葉でもあるのだ。けれど絶賛したところで私が恥ずかしくなるだけだから、海月の言葉を借りれば、そんな羞恥プレイはごめんだ。伝わらなくても構わない。
「……」
先輩は何も言わなかった。
否、もしかしたら何か言おうとしたのかもしれないけど、魔物が視界に入ってしまったものだから、闇のマントを翻して躍り出て行ってしまう。
もう素材は入らないよ。滅茶苦茶重いし。
先輩が楽しそうに(?)駆逐していく魔物の群れが次々に素材に変わっていくのを眺めながら、よっこらしょと袋を背負い直したりして待っていると。
「こら、レアくらい回収しとけ!」
「えーっ」
目敏く怒られる。
本当に自分が全て倒さなければ気が済まないようで、狩人たちの獲物まで先に狩ってしまうのを、私が頭を下げて回り、勿論肉などはそちらに譲るといったことをさせられた訳だが、それについて後で文句は言ったものの、あまり嫌な気分じゃなかった。
殆ど戦っていないのに、主に顎の辺りの疲労が著しいのは、先輩とずっと喋り通しでいたからだろう。
こんなことは久しくなかったことだ。
だって今、一番の話し相手と言えば海月しかいない。それだって、声に出さなくても伝わるのだから、いちいち口を開かずとも良かった。声に出してしまうのは、話している感覚があるから無意識にしてしまっていたというだけのことだったから。
――今日は楽しかったな。
散々な思いもしたけれど、噛み締めるように胸中で呟く。
闇の水晶を壊せたから、きっとレベルが上がっている筈だ。ギルドのレベル鑑定鏡を覗きに行こう。
その前に先輩がくれるって言っていた物を忘れずに受け取らないと。
先輩は私のことをこうして、荷物係兼闇の水晶の破壊担当に任命したいようなことを言ってくれていたけど、私じゃなくたって構わない筈だし、私には海月がいるから、戦闘時に似た者同士になってしまう。今回は海月が引き下がったけれど、それは彼女の求めていることを奪ってしまうことになる。
それに。
「またね」なんて言葉に意味なんてないことを知ってるから。
きっと、ずっと寂しかったんだ。
パーティーに入れて貰っても、いつ、どんなタイミングで、どんな言葉で別れを告げられるのか、私でいる間はずっと怖くて。
少しでも長くいられるように、気が付くと下手くそな笑顔を張り付けていたこともある。
本当に楽しかった。
「なあ、また明日も一緒にダンジョン行かないか? ミツキが嫌だって言ったら仕方ないけど」
「本気で言ってるの? ミツキがいつもみたいに絶好調になったら、先輩の邪魔しちゃうかもしれないよ?」
「それはそれで、こっちが負けないくらい殺るからいいよ」
「その『殺る』中に私を含めないでね」
「あはは。……善処する」
信用出来ない言葉だな、それ。
「じゃあ、明日の約束は私の独断にして、次からは海月と先輩の気分で決めよう」
「俺の気分? まあ、今日だけじゃ分からないからな。ミツキの件もあるし」
コクンと先輩が納得したように頷く。
気分というのは保険だ。すぐにソロに戻っても先輩には闇の水晶の呪いがあるからと諦めがつく。海月だけの所為にしてしまわないで済むし、気分によってまた一緒に組んで貰えるっていう、来ることのない「また今度」を待っていられるお守りのようなもの。
「じゃあ、宜しくな、ルナ」
「うん。宜しくアーヴィン」
そう言って握手を交わした時、先輩がスゴく嬉しそうに見えたのは、勘違いではないと思いたい。
国領の広さにもよるが、公式に発表されているダンジョンの数は平均にして72くらい。常時存在するものだけが公式といわれ、非公式なものは一定期間だけ出現する「幻の塔」「深淵の渓谷」「奈落の魔巣」と呼ばれるものを指す。
これらは気紛れに現れ、およそ二ヶ月程で消失する為、冒険者たちは挙って挑戦するものの、攻略出来たパーティーは数少ない。ランクⅢ以下の冒険者を抱えたパーティーでは攻略不可ということになると言われている。
このグレイス国には公式のダンジョンが108もありながら、非公式のものも年に数回現れていた。
そしてまた、大規模過ぎて何層まであるかまだ明確にされていないものも、この国は抱えている。
故に「ダンジョン大国グレイス」として国が名を馳せるのは仕方ないことだった。
先輩の名はアーヴィン。金髪に菫色の瞳なんてただでさえ宝石のような取り合わせなのに、その上絶世の美少年ときたら、もう目の保養どころではなく直視したら倒れてしまう人もいるかもしれない、なんて思ってしまう。
私は自分の赤毛があまり好きではないから、羨ましくてならなかった。
「何で分かったの?」
町に帰りつくまで、まだまだ時間があるものだから、道を塞ぐ魔物どころでなく、目についたものを手当たり次第屠っていく(そして私は目ぼしい素材だけ広い集めて袋に詰めていく)アーヴィンが落ち着いた辺りで、気になっていたことを訊ねてみる。
「ん? 他の奴には分からないのか?」
バッサーとした闇を背負ったように見えるのは、篝火に照らされていること、といった条件はないらしく、戦っている最中はその闇に呑み込まれそうだった先輩だが、自分のが個人差によって(私だけ違うということはない筈だ)形状は違っていても、見えてしまっているからと、海月の存在も普通に分かるものだと思ったらしい。
「じゃあ、分かる奴には分かるって感じか?」
「アーヴィンは敏感な方?」
「否、だって俺、呪われてるから」
「自虐的な方向性が好きなのか」
「事実を述べたまでだな。何て言うのかな……お前とほぼ重なる形でうっすらと、ミツキって奴が見える。――ミツキの方が背が高いから顔はわりとはっきり見えるぞ。髪の色が違うくらいであとは瓜二つと言ってもいいが、ミツキの方が厭世的な暗い顔してるな。死んでるからか?」
うわ。今ゾクッとした。
海月が既に死んでしまっているのだと本人から聞いていたけど、他人から言われると改めて衝撃が来る。
「でもきっと生き生きしてるんだよ、魔物と戦ってる時は」
「それはまだ見てないから何とも言えないな。普段寝てるみたいな状態なのか? ずっと目を閉じたまんまだ」
「いつもはうるさいくらい話しかけてくるよ。……そういえば、アーヴィンが来たら私と交代したんだった。もしかしてアーヴィンを怖がってるのかも?」
「交代?」
クソ可愛く小首を傾げられた。
それを憎たらしく思いながら、戦闘時の海月のことを話す。
すると先輩も自分と同じような感じなのかなと思ったらしく、苦笑いされた。
「そんな奴に怖がられる俺って何? そいつにはどんな風に見えてんだろうな」
言いながら、目線は私の少し上の辺りで定まっている。眠っているような状態にあるらしい海月を観察しているんだろう。
「異世界ってのがあるとして。そこに自分そっくりな奴がいるかもしれないっていうのは、ちょっと面白いな。俺がミツキと同じ世界にいたら、どんな風に生きてるんだろう」
「酒池肉林三昧?」
「お前なぁ……俺の何処を見たらそうなるんだよ」
「顔」
率直に言ってみたら、ちょっと変な顔をされた。
変な顔といっても、その麗しさは損なわれない。
あまり顔のことは触れられたくないのかもしれん。
「お前も、俺の顔が好きな口?」
「クチ?」
って何だ? 今度はこちらが首を傾げてしまった。
だが「顔が~」とか言ってる辺りから察して、先程考えたことから気を遣って答えるべきだと思ったが、気を遣おうが遣うまいが対人関係が善くなることなんてなかったから、気にした方が苦痛だ。
「女性の敵だな、と」
「ルナとして感じたものを訊いてるんだけど」
「だから、女性の敵」
「……」
別に、敵だから私に近付くなと言いたかった訳ではない。一応誉め言葉でもあるのだ。けれど絶賛したところで私が恥ずかしくなるだけだから、海月の言葉を借りれば、そんな羞恥プレイはごめんだ。伝わらなくても構わない。
「……」
先輩は何も言わなかった。
否、もしかしたら何か言おうとしたのかもしれないけど、魔物が視界に入ってしまったものだから、闇のマントを翻して躍り出て行ってしまう。
もう素材は入らないよ。滅茶苦茶重いし。
先輩が楽しそうに(?)駆逐していく魔物の群れが次々に素材に変わっていくのを眺めながら、よっこらしょと袋を背負い直したりして待っていると。
「こら、レアくらい回収しとけ!」
「えーっ」
目敏く怒られる。
本当に自分が全て倒さなければ気が済まないようで、狩人たちの獲物まで先に狩ってしまうのを、私が頭を下げて回り、勿論肉などはそちらに譲るといったことをさせられた訳だが、それについて後で文句は言ったものの、あまり嫌な気分じゃなかった。
殆ど戦っていないのに、主に顎の辺りの疲労が著しいのは、先輩とずっと喋り通しでいたからだろう。
こんなことは久しくなかったことだ。
だって今、一番の話し相手と言えば海月しかいない。それだって、声に出さなくても伝わるのだから、いちいち口を開かずとも良かった。声に出してしまうのは、話している感覚があるから無意識にしてしまっていたというだけのことだったから。
――今日は楽しかったな。
散々な思いもしたけれど、噛み締めるように胸中で呟く。
闇の水晶を壊せたから、きっとレベルが上がっている筈だ。ギルドのレベル鑑定鏡を覗きに行こう。
その前に先輩がくれるって言っていた物を忘れずに受け取らないと。
先輩は私のことをこうして、荷物係兼闇の水晶の破壊担当に任命したいようなことを言ってくれていたけど、私じゃなくたって構わない筈だし、私には海月がいるから、戦闘時に似た者同士になってしまう。今回は海月が引き下がったけれど、それは彼女の求めていることを奪ってしまうことになる。
それに。
「またね」なんて言葉に意味なんてないことを知ってるから。
きっと、ずっと寂しかったんだ。
パーティーに入れて貰っても、いつ、どんなタイミングで、どんな言葉で別れを告げられるのか、私でいる間はずっと怖くて。
少しでも長くいられるように、気が付くと下手くそな笑顔を張り付けていたこともある。
本当に楽しかった。
「なあ、また明日も一緒にダンジョン行かないか? ミツキが嫌だって言ったら仕方ないけど」
「本気で言ってるの? ミツキがいつもみたいに絶好調になったら、先輩の邪魔しちゃうかもしれないよ?」
「それはそれで、こっちが負けないくらい殺るからいいよ」
「その『殺る』中に私を含めないでね」
「あはは。……善処する」
信用出来ない言葉だな、それ。
「じゃあ、明日の約束は私の独断にして、次からは海月と先輩の気分で決めよう」
「俺の気分? まあ、今日だけじゃ分からないからな。ミツキの件もあるし」
コクンと先輩が納得したように頷く。
気分というのは保険だ。すぐにソロに戻っても先輩には闇の水晶の呪いがあるからと諦めがつく。海月だけの所為にしてしまわないで済むし、気分によってまた一緒に組んで貰えるっていう、来ることのない「また今度」を待っていられるお守りのようなもの。
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