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第二章
宝箱の罠
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「ちょ、うぇ? ど、どどどうしたんだ、こんなに傷だらけになって!」
思わず吃ってしまった。
こっちも色々あったが、全然無傷……とはいかなかったものの、怪我のうちにも入らない軽い打ち身や引っ掻き傷が一ヶ所ずつあるくらいだ。なのにあの闇柩のアーヴィン先輩が、麗しい顔にまで裂傷を!
「そ、そうだ。これがあれば回復出来るんだよな?」
よろよろと起き上がるアーヴィンに、マジックバッグから取り出した杖を使う。
……使う。
――使う?
「回復魔法が発動しないじゃないか!」
ぎゃんっと吠えるように言って、杖を投げ捨てそうになったのは、どうにか堪える。
「ルナ、慌てすぎ。『ヒール』ってちゃんと唱えて」
「あ」
そうか。振っただけじゃ何も起こらないのも無理はないよな。
「ヒール」
唱えながらアーヴィンに杖の先を向けて振ると、アーヴィンの全身を柔らかな緑色の煌めきが包む。
暫くキラキラしている間に、ちょっとボロっちくなっていたアーヴィンは、元の美少年へと復活した。
「有難う。助かったよ」
「一体、何があったのかね?」
ホッとしてうっかり滲ませてしまった涙を拭いながら訊ねる。
〈あのおっかないのの力が弱まってるよ〉
「えっ?」
海月の声にアーヴィンを凝視するが、魔物の気配が近くにないからか、辺りに闇が広がっているからか、町にいる時のアーヴィンのままで、影のようなものは見えない。
「言ってなかったけど、ここ、パーティーで入ると別々のところに送られちゃうんだよ」
「は?」
「知ってると思ってたんだけど、一応手を繋いでみた時にあの反応だったから、知らなかったんだなぁって思って、教えなかったのを少し後悔した。びっくりさせてごめん」
「え、あ、うん。うん? ……うん」
海月が言っていたようにアーヴィンは知っていたようだ。だから手を繋いだりしたのか。はぐれないように。パーティーで入ると、ってことは、もしかしたら二人しかいなかったら大丈夫なんじゃないかって考えもあって、それが甘かったという結果に終わったのだな。
〈話すのはここを出てからにしないか? 少年が無双出来ない状態だとしたら、長く留まるのは得策じゃない。ワタシの方も十分暴れられたからスッキリしてる。早く外に出よう〉
海月の言葉を伝えると、アーヴィンは私の頭よりやや上を見て、フッと笑い、私に視線を戻して頷く。
「同感だ。行こうか」
「っ」
「……悪い」
立ち上がったアーヴィンの体力の回復には届いていなかったのか、貧血を起こしたようだった。ふらついたアーヴィンを咄嗟に抱き付くように捕まえると、ちょっとばかり疲れたような笑顔があった。
おぉう。アーヴィンが弱っている。
〈襲うなら今〉
「何故!」
「! 頼むから急に叫ばないでくれ」
「ああ、ごめん」
まだアーヴィンにしがみついたままだった。
間近で大声出されたら迷惑だよな。と、離れると、アーヴィンの視線が呆れたように海月を視ていることに気付く。
「?」
「何か悪巧みしてそうな顔してる。困った奴だな」
〈何で分かったんだろう。こやつ、まさかエスパーではあるまいな!〉
「……エスパーって何?」
〈超能力者ということさ。ワタシの考えはお見通しってやつだね? 心の中がスケスケなのか。ハッ、まさかワタシの生まれたままの姿までスケスケに見えているのではあるまいな? さすがの薄幸の美少年も美女の裸体に目が釘付けってか? こんにゃろめ〉
「……」
やたら芝居がかったしゃべり方をする時は、ろくなことを言ってない。だからわざわざ伝えるまでもないと思ったんだけど、アーヴィンが目で訴えて来るので、翻訳出来ないこともあって原文そのまま……抜けた箇所もあるかもだけど伝えると。
「こんにゃろめ、はお前だ、ミツキ」
〈!〉
「だから前にも言っただろ。身の程を弁えろって」
盛大に溜め息をつかれてしまったが、こちらも負けじと溜め息をついてやる。
あれでしょ。海月が自分のことを「美女」って言ったのが気に入らないっていうの。地味にこっちまでダメージ受けるから、年齢的にその表現は間違ってるよっていう注意なら、そのまま言ってくれればいいのに、何で貶すような言い方をするのやら。
そんな風に間接的に三人で話しながら進んでいると、まるで白と黒に空間を断絶させたようなところに来ていた。
この先は必要なさそうだったから、松明は火を消して捨てることにする。
「急に真っ白なの見ると、眩しいな」
〈視覚が殺されるようだな〉
「物騒なこと言うな。視覚は殺されてない」
〈おっ、宝箱発見!〉
海月の言う通り、白い空間の正面に、ポツンと宝箱があるのが見えた。
「ルナ、ちょっと下がってて」
「え? うん、分かった」
言われるままにアーヴィンの隣から三歩程後退して待機。
とことこ、よろり、とことこ。と、ちょっと心配になる足運びでアーヴィンが宝箱に近付いて行く。
宝箱まであと数歩という時だった。
「アーヴィン!」
咄嗟に呼び掛けたのは、振り向いて欲しかったからだった。何故なら、アーヴィンの背後に魔物が出現したからだ。
落ちて来たとか、足元から迫り上がって来たとかじゃなく、唐突に、はじめからそこにいたかのように。
その魔物は燻製肉としてよくお世話になっている魔熊だった。
体長はアーヴィンが見上げる程あり、体格はアーヴィンより一回り以上大きい。
四体いるうちの三体の体毛が茶色で一体が黒い。この黒毛魔熊の肉は貴重なんだ。……って、そうじゃない。
「はっ」
奴らの後方にいるからか、私には目もくれず(叫んだのだから、存在を認識されていてもおかしくない筈なのに)魔熊は一斉にアーヴィンに襲い掛かった。
アーヴィンがソードブレイカーを抜いて魔熊の爪を抑え、砕く。
多少体はふらついていても、戦闘力は高いままのようで、レベル40前後の魔熊相手でも全く問題なさそうだ。……が、しかし。
〈ふむ。少年の柩が何の反応もしないな〉
「アーヴィンのじゃないだろう」
〈少年が背負ってるのだから、少年のもので間違いないだろう?〉
「むぅ?」
そう言われるとそうかもな。と思う。
普通に戦っているその姿が珍しくて、ボーッと眺めていたが、今回ばかりはおとなしく見学しているだけとはいかないようだ。
二体を倒し、残りは二体、となったところでガクンとアーヴィンの動きが鈍くなったのだ。
「アーヴィン、悪いけど手を出すぞ!」
返事を聞く前に走り出すと、こちらの戦意に気付いてか、魔熊がアーヴィンから意識を逸らす。
宝箱に近付いた者を罠に嵌めるなんて姑息な真似も許さん。
「グオオッ!」
威嚇の声を上げながら振りかぶったところで、私は恐れない。
「美味しいお肉になーぁれ!」
跳躍して豺の牙で一体の脳天をかち割り、そいつが倒れる前に壁代りにして蹴りつけ、次の魔熊の鼻面をぶっ叩く。
「……」
倒れなかったからもう一回ぶっ叩く!
「よしっ」
ドォン……と倒れた後に、魔熊が消えて待望の肉が現れると、私は四つともマジックバッグに放り込んだ。
「悪い。また助けられたな」
「本調子じゃないみたいだから、無理するなよ」
「うん。じゃあ、頼っとく」
「おう、任せろ」
「けど……」
そこで思い出し笑いするアーヴィン。
「魔物相手に『美味しいお肉になーれ』って……」
なんか、ツボだったらしい。そんな笑うようなことじゃないと思うんだが?
「宝箱自体にも仕掛けがしてあるかもしれないと思ったから、開けておいたぞ」
一頻り笑って、腹筋がヤバいなどと言いながら、思い出したように黒蝶を象った髪飾りを差し出される。
「闇属性の魔法効果を高める物らしい。ルナの髪だと見映えするだろうな」
「くれるの?」
「俺が着けてどうする」
「似合うかも」
「似合わないから。受け取らないなら……」
手を出さずにいると、アーヴィンは私の髪に触れて何度か指で梳り、その髪飾りを着けてくれた。
「――有難う」
「どういたしまして。うん、やっぱりよく似合ってて綺麗だよ」
「!」
にこりと微笑みつきでそんなことをさらっと言われ、海月が冷やかしているような声が聞こえた気がしたが、一瞬気を失っていたのか、あまりその辺りのことは覚えていない。
思わず吃ってしまった。
こっちも色々あったが、全然無傷……とはいかなかったものの、怪我のうちにも入らない軽い打ち身や引っ掻き傷が一ヶ所ずつあるくらいだ。なのにあの闇柩のアーヴィン先輩が、麗しい顔にまで裂傷を!
「そ、そうだ。これがあれば回復出来るんだよな?」
よろよろと起き上がるアーヴィンに、マジックバッグから取り出した杖を使う。
……使う。
――使う?
「回復魔法が発動しないじゃないか!」
ぎゃんっと吠えるように言って、杖を投げ捨てそうになったのは、どうにか堪える。
「ルナ、慌てすぎ。『ヒール』ってちゃんと唱えて」
「あ」
そうか。振っただけじゃ何も起こらないのも無理はないよな。
「ヒール」
唱えながらアーヴィンに杖の先を向けて振ると、アーヴィンの全身を柔らかな緑色の煌めきが包む。
暫くキラキラしている間に、ちょっとボロっちくなっていたアーヴィンは、元の美少年へと復活した。
「有難う。助かったよ」
「一体、何があったのかね?」
ホッとしてうっかり滲ませてしまった涙を拭いながら訊ねる。
〈あのおっかないのの力が弱まってるよ〉
「えっ?」
海月の声にアーヴィンを凝視するが、魔物の気配が近くにないからか、辺りに闇が広がっているからか、町にいる時のアーヴィンのままで、影のようなものは見えない。
「言ってなかったけど、ここ、パーティーで入ると別々のところに送られちゃうんだよ」
「は?」
「知ってると思ってたんだけど、一応手を繋いでみた時にあの反応だったから、知らなかったんだなぁって思って、教えなかったのを少し後悔した。びっくりさせてごめん」
「え、あ、うん。うん? ……うん」
海月が言っていたようにアーヴィンは知っていたようだ。だから手を繋いだりしたのか。はぐれないように。パーティーで入ると、ってことは、もしかしたら二人しかいなかったら大丈夫なんじゃないかって考えもあって、それが甘かったという結果に終わったのだな。
〈話すのはここを出てからにしないか? 少年が無双出来ない状態だとしたら、長く留まるのは得策じゃない。ワタシの方も十分暴れられたからスッキリしてる。早く外に出よう〉
海月の言葉を伝えると、アーヴィンは私の頭よりやや上を見て、フッと笑い、私に視線を戻して頷く。
「同感だ。行こうか」
「っ」
「……悪い」
立ち上がったアーヴィンの体力の回復には届いていなかったのか、貧血を起こしたようだった。ふらついたアーヴィンを咄嗟に抱き付くように捕まえると、ちょっとばかり疲れたような笑顔があった。
おぉう。アーヴィンが弱っている。
〈襲うなら今〉
「何故!」
「! 頼むから急に叫ばないでくれ」
「ああ、ごめん」
まだアーヴィンにしがみついたままだった。
間近で大声出されたら迷惑だよな。と、離れると、アーヴィンの視線が呆れたように海月を視ていることに気付く。
「?」
「何か悪巧みしてそうな顔してる。困った奴だな」
〈何で分かったんだろう。こやつ、まさかエスパーではあるまいな!〉
「……エスパーって何?」
〈超能力者ということさ。ワタシの考えはお見通しってやつだね? 心の中がスケスケなのか。ハッ、まさかワタシの生まれたままの姿までスケスケに見えているのではあるまいな? さすがの薄幸の美少年も美女の裸体に目が釘付けってか? こんにゃろめ〉
「……」
やたら芝居がかったしゃべり方をする時は、ろくなことを言ってない。だからわざわざ伝えるまでもないと思ったんだけど、アーヴィンが目で訴えて来るので、翻訳出来ないこともあって原文そのまま……抜けた箇所もあるかもだけど伝えると。
「こんにゃろめ、はお前だ、ミツキ」
〈!〉
「だから前にも言っただろ。身の程を弁えろって」
盛大に溜め息をつかれてしまったが、こちらも負けじと溜め息をついてやる。
あれでしょ。海月が自分のことを「美女」って言ったのが気に入らないっていうの。地味にこっちまでダメージ受けるから、年齢的にその表現は間違ってるよっていう注意なら、そのまま言ってくれればいいのに、何で貶すような言い方をするのやら。
そんな風に間接的に三人で話しながら進んでいると、まるで白と黒に空間を断絶させたようなところに来ていた。
この先は必要なさそうだったから、松明は火を消して捨てることにする。
「急に真っ白なの見ると、眩しいな」
〈視覚が殺されるようだな〉
「物騒なこと言うな。視覚は殺されてない」
〈おっ、宝箱発見!〉
海月の言う通り、白い空間の正面に、ポツンと宝箱があるのが見えた。
「ルナ、ちょっと下がってて」
「え? うん、分かった」
言われるままにアーヴィンの隣から三歩程後退して待機。
とことこ、よろり、とことこ。と、ちょっと心配になる足運びでアーヴィンが宝箱に近付いて行く。
宝箱まであと数歩という時だった。
「アーヴィン!」
咄嗟に呼び掛けたのは、振り向いて欲しかったからだった。何故なら、アーヴィンの背後に魔物が出現したからだ。
落ちて来たとか、足元から迫り上がって来たとかじゃなく、唐突に、はじめからそこにいたかのように。
その魔物は燻製肉としてよくお世話になっている魔熊だった。
体長はアーヴィンが見上げる程あり、体格はアーヴィンより一回り以上大きい。
四体いるうちの三体の体毛が茶色で一体が黒い。この黒毛魔熊の肉は貴重なんだ。……って、そうじゃない。
「はっ」
奴らの後方にいるからか、私には目もくれず(叫んだのだから、存在を認識されていてもおかしくない筈なのに)魔熊は一斉にアーヴィンに襲い掛かった。
アーヴィンがソードブレイカーを抜いて魔熊の爪を抑え、砕く。
多少体はふらついていても、戦闘力は高いままのようで、レベル40前後の魔熊相手でも全く問題なさそうだ。……が、しかし。
〈ふむ。少年の柩が何の反応もしないな〉
「アーヴィンのじゃないだろう」
〈少年が背負ってるのだから、少年のもので間違いないだろう?〉
「むぅ?」
そう言われるとそうかもな。と思う。
普通に戦っているその姿が珍しくて、ボーッと眺めていたが、今回ばかりはおとなしく見学しているだけとはいかないようだ。
二体を倒し、残りは二体、となったところでガクンとアーヴィンの動きが鈍くなったのだ。
「アーヴィン、悪いけど手を出すぞ!」
返事を聞く前に走り出すと、こちらの戦意に気付いてか、魔熊がアーヴィンから意識を逸らす。
宝箱に近付いた者を罠に嵌めるなんて姑息な真似も許さん。
「グオオッ!」
威嚇の声を上げながら振りかぶったところで、私は恐れない。
「美味しいお肉になーぁれ!」
跳躍して豺の牙で一体の脳天をかち割り、そいつが倒れる前に壁代りにして蹴りつけ、次の魔熊の鼻面をぶっ叩く。
「……」
倒れなかったからもう一回ぶっ叩く!
「よしっ」
ドォン……と倒れた後に、魔熊が消えて待望の肉が現れると、私は四つともマジックバッグに放り込んだ。
「悪い。また助けられたな」
「本調子じゃないみたいだから、無理するなよ」
「うん。じゃあ、頼っとく」
「おう、任せろ」
「けど……」
そこで思い出し笑いするアーヴィン。
「魔物相手に『美味しいお肉になーれ』って……」
なんか、ツボだったらしい。そんな笑うようなことじゃないと思うんだが?
「宝箱自体にも仕掛けがしてあるかもしれないと思ったから、開けておいたぞ」
一頻り笑って、腹筋がヤバいなどと言いながら、思い出したように黒蝶を象った髪飾りを差し出される。
「闇属性の魔法効果を高める物らしい。ルナの髪だと見映えするだろうな」
「くれるの?」
「俺が着けてどうする」
「似合うかも」
「似合わないから。受け取らないなら……」
手を出さずにいると、アーヴィンは私の髪に触れて何度か指で梳り、その髪飾りを着けてくれた。
「――有難う」
「どういたしまして。うん、やっぱりよく似合ってて綺麗だよ」
「!」
にこりと微笑みつきでそんなことをさらっと言われ、海月が冷やかしているような声が聞こえた気がしたが、一瞬気を失っていたのか、あまりその辺りのことは覚えていない。
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