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戦い方とか
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「というわけでやってきたわ!」
朱槻達6人はドームの前にいた。
ここに来た理由は一つ。
「私の情報網によれば今日ここで藤原一族のバトルが繰り広げられているはずよ。私達はそこに乗り込み、この戦いを引っ掻き回す!」
power unlimited grand battle
通称pugb
それがこの現代の地球で流行っているNo.1スポーツだった。
マナ革命以降『魔力』はこの世界で電気に変わる万能エネルギーとして使われている。
そしてそれが武器としても使えるものである事に気づいた者は決して少なくなかった。
魔力を集積させ、打ち出す。
それはさながらコミックのエネルギー弾のように、それだけのことで人を殺傷するには十分な威力を持っていた。
しかしそんなものを認めていては社会が崩壊する。断固制限しなくてはならない。
だがこのような夢のような力を得ては、使いたくなるのが人間だ。それも血気盛んな10代となれば尚のこと。
いっそ車と同様に免許なしでは魔力を取り出すための機械を使えないようにするか。しかし本来取り出せるはずだったエネルギーが消えていくのは余りに惜しい…。
そのような葛藤から生まれた実際に魔力を放つのが危険なら、バーチャル空間でそれを再現してやればいいという誰かの声により実現した新時代のeスポーツ。それがpugbだった。
「マナ革命によって世界からエネルギー格差がなくなった現代…世界中の誰もが一定以上の暮らしができるようになり、この世界から争いは殆どなくなった。だけど人間は愚かなもの、いくら平和を望んでも、心の底では争いを求めている。そんな鬱憤の捌け口として、またこの戦争の無くなった現代で自国の武力を誇示する目的で、このゲームは遊び以上の、代理戦争としての側面も持っているのよね」
「どこに向けて何の説明をしてんだ、オメーは」
このゲームをプレイする方法は簡単である。
まずこのゲームのプログラムが入ったVRゴーグルを装着。
魔力抽出装置—通称『名札』と連係。
あとは現実世界でやるように、魔力を使用すればそれがVR空間に置いて再現される。
これを食らい、ダメージが一定以上に達するとゲームから脱落するというルールだ。
VRだがその性質上動き回るスペースが必要になるため、今回のドームのような設備が必要になる。
いわばサバゲーとビデオゲームが一体化したようなものである。
他にもリアルマネーを使ったアイテム購入要素があったりするのだが、それはまた後述する。
「ゲームである以上全てのプレイヤーにおいてそのステータスは一定であるべきなんだけど、さっきいったような事情からpugbではプレイヤーの実際の魔力がそのままゲームに反映されるのよね。全く不公平極まりないわ」
「まあ実際に体を動かす以上、その時点で運動神経とかの兼ね合いでフェアではないと言えないこともないけどな」
そんなものが詭弁でしかないことは棚架が一番理解していた。
旧時代のサバゲーがそうであるように、このゲームにおいて運動神経など何の意味も持たない。
「さあて、それじゃあみんな、準備はいい?」
朱槻の後ろにいた面々が一様にうなずく。
「よし、『赤の同盟』…出撃!」
こうして戦いの火蓋は切って落とされた。
朱槻達6人はドームの前にいた。
ここに来た理由は一つ。
「私の情報網によれば今日ここで藤原一族のバトルが繰り広げられているはずよ。私達はそこに乗り込み、この戦いを引っ掻き回す!」
power unlimited grand battle
通称pugb
それがこの現代の地球で流行っているNo.1スポーツだった。
マナ革命以降『魔力』はこの世界で電気に変わる万能エネルギーとして使われている。
そしてそれが武器としても使えるものである事に気づいた者は決して少なくなかった。
魔力を集積させ、打ち出す。
それはさながらコミックのエネルギー弾のように、それだけのことで人を殺傷するには十分な威力を持っていた。
しかしそんなものを認めていては社会が崩壊する。断固制限しなくてはならない。
だがこのような夢のような力を得ては、使いたくなるのが人間だ。それも血気盛んな10代となれば尚のこと。
いっそ車と同様に免許なしでは魔力を取り出すための機械を使えないようにするか。しかし本来取り出せるはずだったエネルギーが消えていくのは余りに惜しい…。
そのような葛藤から生まれた実際に魔力を放つのが危険なら、バーチャル空間でそれを再現してやればいいという誰かの声により実現した新時代のeスポーツ。それがpugbだった。
「マナ革命によって世界からエネルギー格差がなくなった現代…世界中の誰もが一定以上の暮らしができるようになり、この世界から争いは殆どなくなった。だけど人間は愚かなもの、いくら平和を望んでも、心の底では争いを求めている。そんな鬱憤の捌け口として、またこの戦争の無くなった現代で自国の武力を誇示する目的で、このゲームは遊び以上の、代理戦争としての側面も持っているのよね」
「どこに向けて何の説明をしてんだ、オメーは」
このゲームをプレイする方法は簡単である。
まずこのゲームのプログラムが入ったVRゴーグルを装着。
魔力抽出装置—通称『名札』と連係。
あとは現実世界でやるように、魔力を使用すればそれがVR空間に置いて再現される。
これを食らい、ダメージが一定以上に達するとゲームから脱落するというルールだ。
VRだがその性質上動き回るスペースが必要になるため、今回のドームのような設備が必要になる。
いわばサバゲーとビデオゲームが一体化したようなものである。
他にもリアルマネーを使ったアイテム購入要素があったりするのだが、それはまた後述する。
「ゲームである以上全てのプレイヤーにおいてそのステータスは一定であるべきなんだけど、さっきいったような事情からpugbではプレイヤーの実際の魔力がそのままゲームに反映されるのよね。全く不公平極まりないわ」
「まあ実際に体を動かす以上、その時点で運動神経とかの兼ね合いでフェアではないと言えないこともないけどな」
そんなものが詭弁でしかないことは棚架が一番理解していた。
旧時代のサバゲーがそうであるように、このゲームにおいて運動神経など何の意味も持たない。
「さあて、それじゃあみんな、準備はいい?」
朱槻の後ろにいた面々が一様にうなずく。
「よし、『赤の同盟』…出撃!」
こうして戦いの火蓋は切って落とされた。
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