ストーリーが終わった後のキミと俺ー最初から好きなのはアンタだけー

ふわりんしず。

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胸騒ぎ

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学園の中が物々しくなったな、と肩を竦めつつ職員室のドアを開ければリハースが穏やかな笑顔で手を振ってやって来た。

「先生おはようございます。朝の1杯、コーヒーは如何ですか?」

ちょうど今淹れたところなんですよ、といいながら俺の使っているカップを渡してくれた。中には淹れたてホカホカのコーヒーがつがれていて、席に着くよりも先にカップへと口づけた。

『ん。…おいしぃ』

ほう、っと吐息と溢れた本音。

コーヒーの香りを堪能した後、味わうようにしてまず1口だけ口に含み、ゆっくりと喉へ流し込む。鼻、口腔、そして喉へと広がる豆の香りが、俺を包み込む様にして流れてゆく。

至福の一時、

そんな単語を内心呟いたのは言うまでもないだろう。












「そう言えば今日のミーティング、校長先生も参加するみたいですよー」

のほほんとした声で告げられた一言。その一言に軽く首を傾げた。どの学校でもそうだが授業に入る前、必ず1日の流れを確認し調整を行う。また行事前だと、役員ごとに仕事が割り振られ、物の配置や物品の準備。そしてその日のスケジュール確認を行う時間となる。

(おかしいな…、誰か職員が休んだのか?)

今日は特に何かがある訳でもなく、

通常通りの筈だ…。思わず辺りを見渡すも、職員室のデスクに空きは無く、

朝の準備に追われる教師陣が視野に入った



ここに来てアレ校長がミーティングに出席したのは、たったの1回。

前、俺が勤めていたところは毎回校長先生が参加していた。だから此処はずいぶん緩いんだな、と最初は認識していたが断じて違う。

アレはアレ自身にのみ緩いだけ。

じゃなかったら日中、居場所が分からない。と言って教師が探し回る事は無いはずだ。

何度半泣きでヤツを探す教師を見たことやら。神出鬼没の様でいて、よく居なくなる人。それがここでのヤツの評価ではないだろうか。


まぁ、だからこそ何も無い今日この日にミーティングへ彼が参加する事自体が…

異常の様に思えた。


「明日は雪でも降るんですかねぇ」

『雪だといいですけど…槍が降るかもしれませんよ』


「ふふふっ。それはちょっといやだなぁ」

俺の横の席に座るリーハスと笑いながらそんな事を口にする。




嫌な胸騒ぎに気付かない振りをして。

















⚠︎︎亀更新ですいません。環境がガラリと代わり、作品を1作品非公開にしております。

こちらの作品は非公開にする予定は…今のところありませんので負けずに(根気よく)

読んでくださると嬉しいです。次の更新日は11日となります。
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