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オリエンテーション⑦
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ある程度生徒が揃った頃、担任らしき男が気怠げそうに入ってきた。片手には名簿を持って。
1歩、また1歩歩く度セットされていない寝癖がひょこひょこ動く。
「全員席つけー。出席確認すっぞー」
名簿で肩を叩きながら、そう声を発した先生。発言は教師そのものだが熱量が一切感じられない。なんなら担任が今、身につけているのはスーツではなくジャージ。
ついさっき起きました、なんて言われれば納得してしまう出で立ちに思わず苦笑した。
(学校にジャージ…って事は、体育担当なのかな)
首を傾げつつ、全員が席に着くのを待った。
勿論それは担任も同じで、
立っていた生徒が席についたのを確認した後、50音で名前を呼んでいき、
偶然にも2人のフルネームを知った。
優太くんの名前は佐々木 優太くん。
そして僕の前に座る彼は、央走 帝くんという名前らしい。
あ、因みに僕の名前は田中 聡。皆からは大体いつも「田中」って呼ばれたりするんだけど
優太くんは田中、ではなく『さとちゃん』って呼んでくれて。ほんのちょっとだけ嬉しかった。
(あだ名付けられたの…何気初めて、かも)
ちらり、と横に座っている優太くんに視線を向ければ大事そうにお重箱を抱えながら先生の話しを聞いていた。
ていうかなんでお重箱…?
⑦
1歩、また1歩歩く度セットされていない寝癖がひょこひょこ動く。
「全員席つけー。出席確認すっぞー」
名簿で肩を叩きながら、そう声を発した先生。発言は教師そのものだが熱量が一切感じられない。なんなら担任が今、身につけているのはスーツではなくジャージ。
ついさっき起きました、なんて言われれば納得してしまう出で立ちに思わず苦笑した。
(学校にジャージ…って事は、体育担当なのかな)
首を傾げつつ、全員が席に着くのを待った。
勿論それは担任も同じで、
立っていた生徒が席についたのを確認した後、50音で名前を呼んでいき、
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優太くんの名前は佐々木 優太くん。
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あ、因みに僕の名前は田中 聡。皆からは大体いつも「田中」って呼ばれたりするんだけど
優太くんは田中、ではなく『さとちゃん』って呼んでくれて。ほんのちょっとだけ嬉しかった。
(あだ名付けられたの…何気初めて、かも)
ちらり、と横に座っている優太くんに視線を向ければ大事そうにお重箱を抱えながら先生の話しを聞いていた。
ていうかなんでお重箱…?
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