自宅警備員はゾンビの夢を見る

Neet42

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コンビニへの食料調達とバイクの男

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戻ってきた人たちとの和解をし また新たな避難生活を始める事になった

戻ってきた人たちは多くもないが少なくもない

また 食料の問題が出始めたのは言うまでもなかった

「食料が心配だし また調達に行きますか」

「俺も行かせてくれ 俺たちの分は俺たちが調達してくる」

戻ってきた人たちも責任を感じているのか 我先にと手を上げてくる

「木下さん また俺もいきます」

前回、行った 警察官の二人や木下さんは 犠牲者を出したこともあってか 乗り気ではなかった

「行くのかい 止めはしないけど 気を付けてね」

結局 行く事になったのは 自分と 出戻りの人たちから 10人ほど出た所で調達に行くことになった

今回は 軽トラック2台でいく事にした 荷台に荷物を多く詰めるし 

丁度 無事な車が駐車場にあったのを確認していたからだ

運転手 助手席 荷台に3人ずつで 別れて食料を調達しに行くことにした

避難所を探す途中 何件かコンビニを見つけたという事なので そちらから食料を拝借すればという

意見が出たので 他に反対の意見がでなかったので コンビニに行くことになった

「みんな 乗ったか よし行くぞ」

俺は 土下座した人 瀬戸さんと その奥さん 法子さん あと荷台に一緒に乗っている2人と

一緒に調達しに行くことになった

すいません 対人スキルがないもので あんまり人の名前と顔を覚えられないので二人だけ覚えました

「あったあった あのコンビニに寄ってみよう」

車に乗って数分もしないうちに 一軒のコンビニを見つけた ロー〇ンだ

近くにゾンビがいない事を確認しながら 中に入る

「まずは缶詰などを探そう 後は日持ちしそうなものとか」

瀬戸さんの号令に従い あちこちに散らばって食料を探し始める

とはいえコンビニにそんなに食料があるわけでもなく 俺の出番はそんなにない

それより 前回の事を反省して外の様子に注意を払っていた

透明なガラスなので外の様子がまるわかりだが それでも死角がないわけでもない

雑誌売り場の方から外の様子をうかがっていたが LV1のゾンビがちらほらいるだけで

襲ってきそうなゾンビは見る限りはいなかった

「見張っていてくれたのかい すまないね このコンビニで食料になりそうなものは

 あらかた 見つけられたから 撤収しよう」

「あ はい すいません 俺の出番はないと思ったので見張ってました」

今回は外に出ても襲われることもなく みんな無事に車に乗り込んだ

軽トラの荷台に食料を詰め込んだ段ボールの乗せ 次のコンビニに行くことにした

いつも思うのだが この街はコンビニが多すぎるのではないのだろうか

軽トラの軽いスピードで走っても すぐにコンビニが見つかったしまう

今度は セ〇ンイレ〇ン だ 俺の近所にもセ〇ンがあって よく立ち読みしていた

いや きちんと買い物もしてたよ ただ好きな漫画が一つくらいしかなくて その為に買うのももったいなくてね

コンビニの駐車場に止め 周りにゾンビがいない事をみんなで確認し合い

中に入ろうとするが 気になった事があった 駐車場にバイクが止まっているのだ

いやバイクで来ていた人が それを置いて避難した可能性もあるし不思議ではないのだが

気のせいかバイクが温かいような気がするのだ 

バイクに気を取られていると

「おい 何してんだ 中に入るぞ」

一緒に荷台に乗っていた人に怒られ バイクの事を気にしながらも中に入る

先ほどと同じように 俺は見張りに徹っしようと思ったのだが この系列のコンビニには思い入れがあり

あちこち散策していた おにぎりや弁当は賞味期限が過ぎていてダメなものが多いが

ジュース類やデザートなどは大丈夫なのがあったので そちらはまだ手を付けていなかったので

カゴを取り 好きなモノを片っ端から入れていく

ついでに雑誌も入れようかなと思い雑誌コーナーに足を止めると 近くのトイレから音が聞こえた

便器を流す音だ いや おかしいだろう 誰もいないはずなのにトイレから音がするなんて

額に冷や汗をうかべながらまるで幽霊を見たような感覚に襲われた

意識がトイレに向かい 手に持っていたカゴを床に置いた

トイレの音が消え 少したってからドアのノブが音を立て中から人が出てきた

まさかゾンビがトイレをするわけもない 何が出てくるか 距離を取り誰が出てくるか確認をする

「おいおい 人がトレイに入ってる間に泥棒か」

中から出てきた人は ライダースーツを着た若い男だった 茶髪にピアスと少しガラが悪そうだったが

まぁ人の事は言えないので 気にすることなく若い男に話しかける

「誰が泥棒だよ 緊急事態だ それに店員もだれもいないしな 店員がいたらお金を払ってるよ」

「ふん まぁいいや 俺も勝手に持って行ったしな」

そう言いながら手に持っていたジュースを見せびらかす

「お前 どこに避難してるんだ こんな事になってんだ 一人って事はないよな」

「はぁ 俺は一人だよ ゾンビなんか蹴散らしてやるよ 何かゾンビを倒せば倒すほど力が出てくるんだよ」

それって俺と同じじゃないか 他にもいたのか いや まだそうと限った訳じゃない

「なぁ 他に何か変わった事ってあるか 例えば変な夢を見るとか」

「夢だぁ そんなモノは見ねぇけど 確かにゾンビに噛まれたはずなのに俺はゾンビにならねぇんだよな

 まぁ だから俺はバイクで旅に出れるんだけどな

 いいだろう こんな世界で一人で旅にでるんだぜ カッコイイだろう」

ゾンビに噛まれても大丈夫だって 俺も同じなら噛まれても大丈夫なのかな 試す勇気はないが

いや 確か 俺の水ならゾンビに噛まれても直す効果があるし もしかしたら

「おまえ 何か気になるな 俺と同じような 変な感じがする 

 なぁ 名前なんていうんだ」

同じような能力があるのかわからないが 何か感じのものがあったのかもしれない

「俺の名前は 水上 良太 だ おまえはなんて言うんだよ」

「俺は 土神 聖夜」

土神と名乗った男は じろじろと見ながら ふんと鼻をならし 俺の周りを回る

「誰と話してんだ え おい おまえ誰だ」

話し込んでいるうちに 一緒に来ていた人たちが話し声を聞きつけて 見に来たらしい

「お仲間が来たらしいな おまえとはまた会えるような気がする」

そう言い残し コンビニを出てバイクの跨り 大きな音を出しては走っていった

コンビニの中から窓越しに見ていたが バイクなんて大きな音を出すのに

ゾンビに襲われても大丈夫という自信があるのか

彼の走る姿の後ろを見送りながら そんな事を考えていた

「あの男の人は何だったんだい」

考え事をしていたせいか隣に瀬戸さんがいた事に気が付かなかった

「よくわからなかったんですけど トイレを借りに来ただけらしいです」

そう言うしかない状況だ 実際、俺にも何が何だかわからなかった

とはいえ アイツの言った通り また、いつか 会いそうなのは間違いないと思う

コンビニからの荷台の上で感じていた




 
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