車いすの少年 VRに行く

Neet42

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占い師と取り戻した自信

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今日はのんびりしようと思っている

次の街に行くこともできるのだが 自分にはまだ早いと考え この町で経験を積もうと思ったのだ

町をぶらぶらしながら クエストでは寄らないような所を見て歩いていた

「へぇ こんな所 あったんだ」

見つけた所は 占い屋だった

見つけたからには入ってみようという事で

中に入ってみると 広い部屋に見た目おばあさんが水晶を前にして座っていた

「あの この店って何をするんですか」

「いらっしゃい 初見のお兄さんかい この店はお客さんの今日の運勢を占うんだよ

 たとえば 今日はどこに行けばいいとか どのモンスターに気をつけろかとかね

 どうだい 試してみるかね」

運勢か ゲームでの運勢なんて おもしろそうだ 試してみるか

「おばあん じゃあ お願いします」

おばあさんは水晶に手をやり 何か呪文みたいなものを唱えだした

本格的でおっかなびっくり ドキドキしながらおばあさんの結果を待っていた

「おまえさんは まだLVが低い この町を出ない方がいいね

 モンスターは ワイルドウルフあたりがいいと出てるよ」

おお やっぱりそうか おばあさんのいう事は考えていた事だったので 当たっている事に驚いていた

「ありがとうございました 参考にします」

「ああ またおいで」

占い料をおいて その店を後にした

「今日はのんびりしようと思ったけど 占い通り ワイルドウルフの討伐にでも行ってみるか」

ギルドによって ワイルドウルフのクエストがないか探してみたが

遅くにいったせいか クエストボードにあるのは雑用クエストばかりで討伐クエストは少なくなっていた

最初の街のクエストは初心者のモンスターの取り合いを防ぐため 

同じクエストは受けられないようになっているらしい その分 クエストの種類は多くなっている

しょうがない遅くなってしまった自分が悪いので違うクエストを受けようと思っていると

受付のお姉さんがボードにクエスト依頼を貼っていく

その依頼書を見てみると 何と ワイルドウルフの討伐クエストだった いや 都合よすぎないかい

とはいえ 欲しかったクエストだ すぐに、その依頼書を剥ぎ 受付のお姉さんの所に持って行った

「お姉さん この依頼 お願いします」

「ソロさん ワイルドウルフの討伐ですね 5匹飼って毛皮を持ってきてください 

 それ以上でもいいらしいですから 頑張って狩ってきてください」

そういえば先ほど 他のプレイヤーが受付にいたし 

その人たちがワイウドウルフのクエストを受けていたのかもしれない

「占い通りすぎて ちょっと怖いんだが タイミング良すぎないかな」

まぁ そんな事もあるか とひらきなおり クエストに向かうことにした

ワイルドウルフのポップする場所は 静かな森というフロアだ

静かな森というだけあって 他のモンスターは出ず オオカミの遠吠えがよく聞こえる

その遠吠えを頼りに ワイルドウルフを見つけだすが 群れを作っているらしく 3匹ほどいた

一匹ずつやっつけたかったが これも経験を積むため やってみるか

オオカミのモンスターだけあって 匂いに敏感なのか すぐに気づかれた

両方とも臨戦態勢に入り ワイルドウルフは唸り声をあげ こちらは武器を構える

敵は数が多い 先手を取り 主導権を握る事にする

「ストーンブラスト」

魔法で牽制してみる 流石 オオカミのモンスター 素早さのステータスが高いのかうまくよけられるが

一匹だけ引き離すことができた

その一匹に向けてスキルを放つ

「ウインドスラッシュ」

武器スキルがうまく決まり ワイルドウルフの一匹が消えて行った

残りの二匹は仲間が倒されたことが解ったのか 唸り声が大きくなっていく

今度は相手が早かった 二匹まとめて向かってくる 一匹が前にその後ろにもう一匹が重なって向かってきた

一匹をよけてももう一匹が攻撃してくるということだろう

最初の一匹の攻撃を横によけ 次のワイルドウルフの攻撃を剣で受ける

鋭い爪で引き裂こうとするが 爪を剣で受けきり 力でドンと突き放す 

通り過ぎたもう一匹のワイルドウルフを確認しながら対峙しているワイルドウルフを横なぎに斬りつける

致命傷にはならないが足止めにはなった

その隙をつき 次の魔法を放つ

「アイスロック」

弱っていた事もあったのか それとも頭上から落ちてくる氷の塊が死角になっていたのか

落ちてきた氷の塊を避ける事も出来ず頭で受けそのまま消滅した

一匹になってしまったワイルドウルフは 仲間がいなくなってしまったので後ずさりながら

逃げようとするのだが 正面で向き合っていては逃げることが出来ないらしい

先ほどと同じように ストーンブラストで牽制し 武器スキルでとどめをさした

「はぁ 何とかなるもんだな LV的には少し低い位って所なのかな」

オークと違い LVやステータスが自分より低かったから複数相手でも倒せたという事を考えた

でもワイルドウルフの討伐はオークで失った自信を取り戻すきっかけになった気がした

気分転換に入った占い師の店は結果的にプラスになった

まだまだこのゲームでは知らない事が多い 楽しみがいっぱいなVRをこれからもプレイしてきたい

そう思えた





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