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第五章 絆をはぐくんだ三人はいざ戦いへ
第209話 質問してみた
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バスタードはスワンこそが奇襲作戦の要と言った。
「――――!?」
スワンが目を見開いた。
「彼女の精霊の術の中に小さな鳥に化けることが出来る能力があります。その能力を使い魔物たちの頭上、空から侵入してもらいます」
「空から?」「何と」「そのような能力が」
大臣たちがざわめく。
「そしてオーイワ城内に潜り込み、脱出口の錠を解除してもらいます」
バスタードは作戦を説明した。
「なるほど鳥ならば気づかれることもない」
ミンド戦士長は頷く。
「我はタテトルとの戦いで、その鳥を一度見ています。疑う必要はないでしょう」
ゲンガ戦士長が言う。
「では、後で彼女に脱出口の詳しい説明とオーイワ国の地図を渡しておきます」
ギンゴ戦士長が言う。
(なんか話が勝手に進んで行く)
スワンは不満はなかったが、会話に入れないことにもやもやしていた。
「奇襲作戦の提案については以上です」
バスタードが話を切り上げた。
「奇襲については問題なさそうです」
薄い髪の大臣がそう言う。
「そこの奥の二人の活躍には大いに期待しておるぞ」
メルクエム王が奥の席にいるロードとスワンを見て言った。
この時、
(そんな大役押し付けられても困る……)
スワンは責任重大な任務に困り顔だった。
「は、はい――」
仕方なく返事をするスワン。
「人々を救う為ならば必ずやご期待に添えましょう」
ロードは堂々と発言した。
「うわっ!? 急に元気になった!?」
隣のスワンがそう言った。
「では、最後に部隊の編成と配置について話しましょうか……」
大臣の一人が言った。
「――待ってほしい」
ロードが止める。
「魔王について何かわかっていることが無いか聞かせて欲しい」
「ロード」
ハズレがロードの方を見る。
「偵察隊長……」
メルクエム王が質問の問に答えるように呼ぶ。
「それについてわかっていることはグッゴ国から出現したこと、ギンゴ戦士長からの話によると城を破壊する力と……城下町中にクレーターを作り上げたほどの恐ろしい奴と記録されている」
偵察隊長アサヒが語る。
「姿を見たギンゴさん」
「私は見た三体の眷属使魔を後ろに従えて、人に近い姿をしていたがその形相は魔物のように恐ろしく、屈強な身体を持った大男だった我々の用いる武器、岩砲を受けても崩れることはなかった」
ギンゴ戦士長は答えてくれた。
「グッゴから現れたと言ったがそこはどんなところなんだ?」
「長年オーイワの領となっていました。昔海賊がグッゴを襲い蹂躙し多くの死者を出しました。それはまさに地獄絵図の様でオーイワはそのために頑丈な砦を築き海賊と戦い勝利をおさめました」
偵察隊長アサヒが説明する。
「人同士で戦っていたのか!?」
ロードは驚いた。
「はい、ですが現在は特に何も起きていない所のはずです。グッゴについて我々も調べてみましたただ一つだけ不審なことがあります」
「それは?」
「ある日、グッゴに炎の柱が立ち込めた。その数日後に魔王ゴワドーンが現れた。この炎の柱が何だったのか……未だに分かっていません。我々の調査不足で申し訳ない」
「…………そうか、教えてくれてありがとう」
ロードは礼儀正しいお辞儀をした。
(炎の柱か……)
(炎の……)
スワンが考える。
(柱)
ハズレが考える。
「では隊の編成についての話と行きましょう」
大臣の一人がそう言う。
そうして最終作戦会議は終了した。
「――――!?」
スワンが目を見開いた。
「彼女の精霊の術の中に小さな鳥に化けることが出来る能力があります。その能力を使い魔物たちの頭上、空から侵入してもらいます」
「空から?」「何と」「そのような能力が」
大臣たちがざわめく。
「そしてオーイワ城内に潜り込み、脱出口の錠を解除してもらいます」
バスタードは作戦を説明した。
「なるほど鳥ならば気づかれることもない」
ミンド戦士長は頷く。
「我はタテトルとの戦いで、その鳥を一度見ています。疑う必要はないでしょう」
ゲンガ戦士長が言う。
「では、後で彼女に脱出口の詳しい説明とオーイワ国の地図を渡しておきます」
ギンゴ戦士長が言う。
(なんか話が勝手に進んで行く)
スワンは不満はなかったが、会話に入れないことにもやもやしていた。
「奇襲作戦の提案については以上です」
バスタードが話を切り上げた。
「奇襲については問題なさそうです」
薄い髪の大臣がそう言う。
「そこの奥の二人の活躍には大いに期待しておるぞ」
メルクエム王が奥の席にいるロードとスワンを見て言った。
この時、
(そんな大役押し付けられても困る……)
スワンは責任重大な任務に困り顔だった。
「は、はい――」
仕方なく返事をするスワン。
「人々を救う為ならば必ずやご期待に添えましょう」
ロードは堂々と発言した。
「うわっ!? 急に元気になった!?」
隣のスワンがそう言った。
「では、最後に部隊の編成と配置について話しましょうか……」
大臣の一人が言った。
「――待ってほしい」
ロードが止める。
「魔王について何かわかっていることが無いか聞かせて欲しい」
「ロード」
ハズレがロードの方を見る。
「偵察隊長……」
メルクエム王が質問の問に答えるように呼ぶ。
「それについてわかっていることはグッゴ国から出現したこと、ギンゴ戦士長からの話によると城を破壊する力と……城下町中にクレーターを作り上げたほどの恐ろしい奴と記録されている」
偵察隊長アサヒが語る。
「姿を見たギンゴさん」
「私は見た三体の眷属使魔を後ろに従えて、人に近い姿をしていたがその形相は魔物のように恐ろしく、屈強な身体を持った大男だった我々の用いる武器、岩砲を受けても崩れることはなかった」
ギンゴ戦士長は答えてくれた。
「グッゴから現れたと言ったがそこはどんなところなんだ?」
「長年オーイワの領となっていました。昔海賊がグッゴを襲い蹂躙し多くの死者を出しました。それはまさに地獄絵図の様でオーイワはそのために頑丈な砦を築き海賊と戦い勝利をおさめました」
偵察隊長アサヒが説明する。
「人同士で戦っていたのか!?」
ロードは驚いた。
「はい、ですが現在は特に何も起きていない所のはずです。グッゴについて我々も調べてみましたただ一つだけ不審なことがあります」
「それは?」
「ある日、グッゴに炎の柱が立ち込めた。その数日後に魔王ゴワドーンが現れた。この炎の柱が何だったのか……未だに分かっていません。我々の調査不足で申し訳ない」
「…………そうか、教えてくれてありがとう」
ロードは礼儀正しいお辞儀をした。
(炎の柱か……)
(炎の……)
スワンが考える。
(柱)
ハズレが考える。
「では隊の編成についての話と行きましょう」
大臣の一人がそう言う。
そうして最終作戦会議は終了した。
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