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第五章 絆をはぐくんだ三人はいざ戦いへ
第223話 第二波ミンド隊、主戦場に到着!!
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メルクエム国・草原。
メラメラと燃える草花。
そして体力の限界に近い戦士たち。
今か今かとミンド隊を待っていた。
「ふん!! ふん!! ふん!!」
巨大な斧を左右合わせて二つ持って、暴れている一人の男がいた。名をオニガワラ。
「くっ、何だこいつ!!」「人の皮を被った鬼だぁ!!」
魔物たちはその男を恐れていた。
「ぬうおん!!」
左右の手に持った斧で魔物たちを蹴散らしていくオニガワラ。ボロボロになりながらも勢いは開戦時から全く変わってない。さすがダイヤモンド勢一つ星である。
「ううぅ~~」「こいつぅ~~」「くそぉ~~」
「来い魔物ども一匹残らず殺してやる!!」
気迫の衰えないオニガワラ彼がいることで戦士たちも魔物に立ち向かえていた。
「満身創痍の相手に何をしている!! どくのだ!!」
「ドルグ様!?」「皆どけ!!」「アレが来るぞ!!」
ズンズンと前進して来るドルグ。
「死ね小人め!! 矛壁!!」
100メートルの剣がオニガワラを襲う。何とか受け身の態勢を取るもそのまま勢いで潰された。オニガワラは戦死した。
「ドルグ様に続け!!」「人間どもを逃がすなぁ!!」
ワーワー言う魔物たち。
その時無数の火矢が魔物たちを襲う。
「盾壁!!」
背中に背負っていた盾を取りだした。ドルグが魔物たちを火矢から守る。
「あああ!!」「ひ、火だあああ!!」
盾の守りから外れた魔物たちは燃やされて霧散化していった。
「火矢か……人間どもの物資はもう底を尽きたと見えたが……再び火矢を再開されたとなれば……新手か」
ギラリと敵陣後方を見るドルグ。その予想は当たっていた。
「火矢!!」「やった俺たちは持ちこたえたんだ!!」「援軍だ!!」「遅すぎるぞ!!」
ゾロゾロゾロと現れ、ズラリと並ぶ鎧の戦士たちその中央にはミンド戦士長がいた。
アンダ戦士長がその場へ急行する。そして、
「随分と遅い到着だなミンド殿」
「申し訳ないアンダ殿しかし間に合ってよかった」
「奴らが鈍足なことに感謝していたところだ魔物狩りのオニガワラを筆頭にしんがりも良く粘っていた」
「ならばその働きに我らは報いねばな……」
腰に携えた剣を抜剣するミンド戦士長、そして戦士軍も続々と抜剣していく。
「第二波ミンド隊!! 敵を打ち倒せ!!」
『『『オオオオオオオオオオオオオオオオオ!!』』』
ドドドドドドドドドドドドドと敵に向かって行くミンド隊。
「うあああ!!」「ぎゃあああ!!」「わああああ!!」
次々とやられていく魔物たち。
「地壁!!」
ドルグが足で思いっきり踏み出すと地盤が割れた。その勢いで戦士たちも魔物たちも吹き飛ばされていく。
「あああ!!」「わあああ!!」「うあああ!!」
「退く気はなしか……やはり持久戦に特化した奴らか……ドルグ隊は……だが、それがあだとなる」
夜の空はだんだんと雲行きが怪しくなっていった。
◆ ◆ ◆ ◆
オーイワ国・中央地。
上空から街の様子を伺っていた鳥の姿となったスワン。
国は数十メートルの壁に覆われ、中央付近には大きな建造物が確認できた。
そして複数体だが、空にも見張り役がいた。
(オーイワ上空に到着……)
(空にも町にもあんなに魔物が……)
(アレが魔王の像か~~せっかくの街並みが)
(その向こうにオーイワ城……)
(あそこにゴワドーンがいる)
(精霊としての感が告げる。なんて禍々しい気)
(近づいてはいけない)
(けど、城の中には脱出口がある)
(行かないと……)
(覚悟は決めたはずスワン)
(魔物は倒すその為には行く)
(この世界を救う)
空から見張る魔物に気を付けて、鳥状のスワンは低空飛行を試みる。
その時、スーーーーっと水滴が垂れた。その水滴はとある見張り台の屋根にピトンと落ちた。
「――――!?」
見張り台にいたバカデカテはその音に気が付いた。すぐさま手を使って屋根の上にタンと乗るバカデカテ。
「水……?」
じろりと見る。グリンと上空を仰ぎ見て、
「雨雲か……ならば問題なし」
バカデカテは口を歪ませる。
メラメラと燃える草花。
そして体力の限界に近い戦士たち。
今か今かとミンド隊を待っていた。
「ふん!! ふん!! ふん!!」
巨大な斧を左右合わせて二つ持って、暴れている一人の男がいた。名をオニガワラ。
「くっ、何だこいつ!!」「人の皮を被った鬼だぁ!!」
魔物たちはその男を恐れていた。
「ぬうおん!!」
左右の手に持った斧で魔物たちを蹴散らしていくオニガワラ。ボロボロになりながらも勢いは開戦時から全く変わってない。さすがダイヤモンド勢一つ星である。
「ううぅ~~」「こいつぅ~~」「くそぉ~~」
「来い魔物ども一匹残らず殺してやる!!」
気迫の衰えないオニガワラ彼がいることで戦士たちも魔物に立ち向かえていた。
「満身創痍の相手に何をしている!! どくのだ!!」
「ドルグ様!?」「皆どけ!!」「アレが来るぞ!!」
ズンズンと前進して来るドルグ。
「死ね小人め!! 矛壁!!」
100メートルの剣がオニガワラを襲う。何とか受け身の態勢を取るもそのまま勢いで潰された。オニガワラは戦死した。
「ドルグ様に続け!!」「人間どもを逃がすなぁ!!」
ワーワー言う魔物たち。
その時無数の火矢が魔物たちを襲う。
「盾壁!!」
背中に背負っていた盾を取りだした。ドルグが魔物たちを火矢から守る。
「あああ!!」「ひ、火だあああ!!」
盾の守りから外れた魔物たちは燃やされて霧散化していった。
「火矢か……人間どもの物資はもう底を尽きたと見えたが……再び火矢を再開されたとなれば……新手か」
ギラリと敵陣後方を見るドルグ。その予想は当たっていた。
「火矢!!」「やった俺たちは持ちこたえたんだ!!」「援軍だ!!」「遅すぎるぞ!!」
ゾロゾロゾロと現れ、ズラリと並ぶ鎧の戦士たちその中央にはミンド戦士長がいた。
アンダ戦士長がその場へ急行する。そして、
「随分と遅い到着だなミンド殿」
「申し訳ないアンダ殿しかし間に合ってよかった」
「奴らが鈍足なことに感謝していたところだ魔物狩りのオニガワラを筆頭にしんがりも良く粘っていた」
「ならばその働きに我らは報いねばな……」
腰に携えた剣を抜剣するミンド戦士長、そして戦士軍も続々と抜剣していく。
「第二波ミンド隊!! 敵を打ち倒せ!!」
『『『オオオオオオオオオオオオオオオオオ!!』』』
ドドドドドドドドドドドドドと敵に向かって行くミンド隊。
「うあああ!!」「ぎゃあああ!!」「わああああ!!」
次々とやられていく魔物たち。
「地壁!!」
ドルグが足で思いっきり踏み出すと地盤が割れた。その勢いで戦士たちも魔物たちも吹き飛ばされていく。
「あああ!!」「わあああ!!」「うあああ!!」
「退く気はなしか……やはり持久戦に特化した奴らか……ドルグ隊は……だが、それがあだとなる」
夜の空はだんだんと雲行きが怪しくなっていった。
◆ ◆ ◆ ◆
オーイワ国・中央地。
上空から街の様子を伺っていた鳥の姿となったスワン。
国は数十メートルの壁に覆われ、中央付近には大きな建造物が確認できた。
そして複数体だが、空にも見張り役がいた。
(オーイワ上空に到着……)
(空にも町にもあんなに魔物が……)
(アレが魔王の像か~~せっかくの街並みが)
(その向こうにオーイワ城……)
(あそこにゴワドーンがいる)
(精霊としての感が告げる。なんて禍々しい気)
(近づいてはいけない)
(けど、城の中には脱出口がある)
(行かないと……)
(覚悟は決めたはずスワン)
(魔物は倒すその為には行く)
(この世界を救う)
空から見張る魔物に気を付けて、鳥状のスワンは低空飛行を試みる。
その時、スーーーーっと水滴が垂れた。その水滴はとある見張り台の屋根にピトンと落ちた。
「――――!?」
見張り台にいたバカデカテはその音に気が付いた。すぐさま手を使って屋根の上にタンと乗るバカデカテ。
「水……?」
じろりと見る。グリンと上空を仰ぎ見て、
「雨雲か……ならば問題なし」
バカデカテは口を歪ませる。
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