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第五章 絆をはぐくんだ三人はいざ戦いへ
第224話 スワンの潜入任務
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スワンは魔物の気配を感じて通る道を選んでいた。
スゥーーーーーーっと静かにばれないように外路地を進んで行く。
「スゥーーーー」「スゥーーーー」
オオカミ型の魔物とキツネ型の魔物が眠っていた。スワンは静かにやり過ごす。
「ファーーーー」
あくびをする魔物までいた。
(よしバレてないバレてない)
(このまま行けそう)
その時、表通りで魔物の話し声が聞こえて来た。
「タテトル様、どうしてるだろうなーー、戦場で何人倒したんだろ……?」
「戦場? 忘れたのか、メルクエム城に奇襲に行ったんだ。戦場は始めっからドルグ様が指揮官だ」
(メルクエム城に奇襲!?)
内心驚くスワン。
「はぁ? 奇襲に行くにしても戦うのは戦場だろ奴らはそこまで馬鹿なのか?」
顎の外れた魔物がいた。
「馬鹿はお前だ。俺たちにはバカデカテ様がいるじゃないか……あの方がメルクエム城までタテトル様達を投げたんだ」
全身黒ずくめの魔物が言う。
(メルクエム城に直接!?)
「じゃあドルグ様はいつ出るの?」
「馬鹿! 朝の内に出発なされたじゃないか……!」
「おおすげーーな。ドルグ様はオレの一歩や二歩も上だなぁ」
(ハズレがタテトルと接触するかも)
(ううん今は、わたしがやるべきことを……)
スワンが振り返った矢先。カランカラン! と鉄パイプが倒れた。
「ひっ!?」
「何だ? 何の音だ?」
(しまった……)
即時に逃げ出すスワン。
「鉄パイプが倒れただけか」
「脱走者なら人間の味がする舐めるか?」
顎が外れた魔物が提案する。
「やれ……」
「あーーん、チュパチュパ。ん~~」
「どうだ?」
「ん!! この味は超あまーい、うんめ~~デリシャス」
「何がデリシャスだ……鉄が甘いのか? お前の味覚おかしくないか? まぁいい人間でないなら持ち場に戻るぞ」
「あーーい」
▼ ▼ ▼
(はぁ~~ちょっと焦りすぎたかもしれない)
(あの程度で……)
(違う)
(もうここは敵の本拠地)
(万に一つも不審にさせてはならない)
(いい加減自覚しろ)
(一つのミスが命取りになる)
(絶対に失敗するな気を抜くな)
(ロードが私を信じているのだから)
スゥーーーーとついにオーイワ城へ入って行くスワン。すぐさま城の茂みに隠れて様子を見る。何と魔物はパッと見ただけで22体くらいいた。
(城内に入ったさらに魔物が多い)
(けど皆警戒心はない)
(魔物の目に気を付ければ行ける)
(水雲鳥は匂いはしないし)
(タイミングを見極めて)
(魔物の目に映らないように)
(鋭く素早く音もなく)
(慎重に焦らず確実に移動しろ)
茂みの裏側を隠れながら城内まで安全に進む。
(城内に入ったら)
(入り口からもっとも遠い階段で地下に行く)
(地図で見た構造と実在の構造では)
(戦闘後だから)
(内部が損壊していて通れない場所や)
(通れる場所がある)
(迷わない為に徹夜で城の構造は覚えたし)
(ここに来るまでギンゴのおじさんに何度も説明を受けた)
(大丈夫、大丈夫、怖くない)
(私はもう一人じゃない)
スワンが地下に通じる階段を下っていく。
(地下の石像部屋)
(魔物はいない)
(通路の奥を左、次も左、さらに左)
(もう少しかな)
(第一オーイワ王の王墓を探す)
(ここだ!!)
スワンは頑丈な扉を見つけた鉄の板がいくつも扉を塞いでいて中から開けられにようになっている。
(元の姿に戻って開けよ)
スワンは元の人間体の姿に戻って髪をパサッと後ろへ揺らした。
(魔物にバレないように)
(戦士たちが命を懸けて)
(出ていく王たちの為に鍵をして)
(上に戻った)
(皆の盾にはなれないけど)
(橋渡しぐらいなら)
(私にもできる)
施錠を全て取り外し、王墓の扉をギィっと開ける。
その時、スワンにゾクッと悪寒が走った。
ドウン!! 王墓の扉が襲撃された。
「ハァ……ハァ……ハァ……」
間一髪のところでスワンは襲撃から避けて、壁際の角までじりじりと距離を取る。襲撃して来た物は3メートルぐらいある手の様だった。
「こんなところに墓泥棒か命知らずの奴め」
その正体はヒトデが二足歩行で立ち上がった姿の、頭部の左右から伸びる細長いツタのような腕その先には3メートルを超える大きなヒトデ型の手があった。
(この見た目間違いない、こいつがバカデカテ!)
スワンは決して出会いたくもない魔物と出会ってしまった。
スゥーーーーーーっと静かにばれないように外路地を進んで行く。
「スゥーーーー」「スゥーーーー」
オオカミ型の魔物とキツネ型の魔物が眠っていた。スワンは静かにやり過ごす。
「ファーーーー」
あくびをする魔物までいた。
(よしバレてないバレてない)
(このまま行けそう)
その時、表通りで魔物の話し声が聞こえて来た。
「タテトル様、どうしてるだろうなーー、戦場で何人倒したんだろ……?」
「戦場? 忘れたのか、メルクエム城に奇襲に行ったんだ。戦場は始めっからドルグ様が指揮官だ」
(メルクエム城に奇襲!?)
内心驚くスワン。
「はぁ? 奇襲に行くにしても戦うのは戦場だろ奴らはそこまで馬鹿なのか?」
顎の外れた魔物がいた。
「馬鹿はお前だ。俺たちにはバカデカテ様がいるじゃないか……あの方がメルクエム城までタテトル様達を投げたんだ」
全身黒ずくめの魔物が言う。
(メルクエム城に直接!?)
「じゃあドルグ様はいつ出るの?」
「馬鹿! 朝の内に出発なされたじゃないか……!」
「おおすげーーな。ドルグ様はオレの一歩や二歩も上だなぁ」
(ハズレがタテトルと接触するかも)
(ううん今は、わたしがやるべきことを……)
スワンが振り返った矢先。カランカラン! と鉄パイプが倒れた。
「ひっ!?」
「何だ? 何の音だ?」
(しまった……)
即時に逃げ出すスワン。
「鉄パイプが倒れただけか」
「脱走者なら人間の味がする舐めるか?」
顎が外れた魔物が提案する。
「やれ……」
「あーーん、チュパチュパ。ん~~」
「どうだ?」
「ん!! この味は超あまーい、うんめ~~デリシャス」
「何がデリシャスだ……鉄が甘いのか? お前の味覚おかしくないか? まぁいい人間でないなら持ち場に戻るぞ」
「あーーい」
▼ ▼ ▼
(はぁ~~ちょっと焦りすぎたかもしれない)
(あの程度で……)
(違う)
(もうここは敵の本拠地)
(万に一つも不審にさせてはならない)
(いい加減自覚しろ)
(一つのミスが命取りになる)
(絶対に失敗するな気を抜くな)
(ロードが私を信じているのだから)
スゥーーーーとついにオーイワ城へ入って行くスワン。すぐさま城の茂みに隠れて様子を見る。何と魔物はパッと見ただけで22体くらいいた。
(城内に入ったさらに魔物が多い)
(けど皆警戒心はない)
(魔物の目に気を付ければ行ける)
(水雲鳥は匂いはしないし)
(タイミングを見極めて)
(魔物の目に映らないように)
(鋭く素早く音もなく)
(慎重に焦らず確実に移動しろ)
茂みの裏側を隠れながら城内まで安全に進む。
(城内に入ったら)
(入り口からもっとも遠い階段で地下に行く)
(地図で見た構造と実在の構造では)
(戦闘後だから)
(内部が損壊していて通れない場所や)
(通れる場所がある)
(迷わない為に徹夜で城の構造は覚えたし)
(ここに来るまでギンゴのおじさんに何度も説明を受けた)
(大丈夫、大丈夫、怖くない)
(私はもう一人じゃない)
スワンが地下に通じる階段を下っていく。
(地下の石像部屋)
(魔物はいない)
(通路の奥を左、次も左、さらに左)
(もう少しかな)
(第一オーイワ王の王墓を探す)
(ここだ!!)
スワンは頑丈な扉を見つけた鉄の板がいくつも扉を塞いでいて中から開けられにようになっている。
(元の姿に戻って開けよ)
スワンは元の人間体の姿に戻って髪をパサッと後ろへ揺らした。
(魔物にバレないように)
(戦士たちが命を懸けて)
(出ていく王たちの為に鍵をして)
(上に戻った)
(皆の盾にはなれないけど)
(橋渡しぐらいなら)
(私にもできる)
施錠を全て取り外し、王墓の扉をギィっと開ける。
その時、スワンにゾクッと悪寒が走った。
ドウン!! 王墓の扉が襲撃された。
「ハァ……ハァ……ハァ……」
間一髪のところでスワンは襲撃から避けて、壁際の角までじりじりと距離を取る。襲撃して来た物は3メートルぐらいある手の様だった。
「こんなところに墓泥棒か命知らずの奴め」
その正体はヒトデが二足歩行で立ち上がった姿の、頭部の左右から伸びる細長いツタのような腕その先には3メートルを超える大きなヒトデ型の手があった。
(この見た目間違いない、こいつがバカデカテ!)
スワンは決して出会いたくもない魔物と出会ってしまった。
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