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第六章 盗み、奪い、取る、緑色の襲撃者
第252話 山賊と一戦交える
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空き家。
深夜となり静まり返る森。しかし謎の集団が空き家を取り囲んでいた。
◆ ◆ ◆ ◆
空き家の中。
「スワン、オイ、スワン……」
コソコソと彼女を呼ぶのはハズレ。
「ん……」
寝がえりを打つスワン。まだまどろみの中にいるらしい。
「起きろ、スワン」
今度はロードが彼女の名を呼ぶ。
「二人共、おはよう……」
瞼を擦りながら起き上がるスワン。
「おはようって、何をのんきな……」
腰に携えた剣を構えて言うハズレ。
「外に人の気配がする。それも一人や二人じゃない。十数人だ」
扉に耳をつけて外の物音を聞くロード。
「――――!?」
◆ ◆ ◆ ◆
深夜の草むらから出てくる十数人の集団。
ザッザッと草むらを踏みだし、空き家へと近づいていく。傍らに置いてあった荷船に狙いをつけているらしい。
「おい先にあの妙なもんの中からありったけの物を引きづり出すぞ」
集団のリーダーにも見える長髪の汚らしい男が仲間に指示を出していた。
「へい」
何人かがスワンの荷船に近づいたところで、空き家の扉を開けたロードが姿を現す。
「誰だ、お前たち……スワンの荷船に近づこうとして何をする気だ?」
「――!! ちっ起きやがったか、まぁいい」
汚らしい男がロードの姿を確認する。
「オレはこの山を生業とする山賊のトウゲさまよぉ!! 小僧死にたくないか!!」
デカい刀を振り被って来た。
「――死にたくない」
ロードは即答した。
「だったら抵抗せず全部の荷物をよこしな!! そうすりゃ命だけは持って山を下りられるぞ!!」
リーダーの声に十数人の男たちも武器を構える。しかし、相対したロードは、
「いや、全部持って山を下りる」
ロードは死の宣言を浴びせられたにもかかわらず涼しい顔をしていた。
「バカが!! だったらお前を殺して全部いただく!! オメーらやっちまえ!!」
「「「おおおおおおおおおお!!」」」
リーダーの声にこたえるように武器を構えた男たちが一斉にロードに向かう。
そして、
バキドガゴドベキグキズガガキドサ。
十数人の男たちは丸腰のロード相手にやられてしまった。
パンパンと手を叩き汚れを払うロード。
「ロード終わったかい?」
空き家の扉から顔を覗かせるハズレ。
「終わった」
「何この人たち……?」
続けてスワンも扉から出てきて気絶していた男たちを見て発言する。
「山賊だ!! って言っていた」
「山賊ね、追い剥ぎに等しい集団のことだよ……ひょっとしてこの空き家彼らの住処だったとか?」
ハズレがロードと山賊の争ったであろう惨状を見て言う。
その時バキンバキンと足で踏みつけて、山賊たちが使っていた剣を次々と折っていく。
「何してるのロード……」
スワンからの当然の疑問だった。
「この人たちの武器を折っている。他の人に向けられては危ないからな」
「目を覚ますかもしれないし、長居は無用だ退散しよう」
ハズレが提案する。
「分かった、ドルちゃん出番だよ!」
イルカ型の精霊ドルフィーナを出して荷船を牽かせていくスワンだった。
▼ ▼ ▼
歩きづらい山の中。
「せっかく異世界に来たのにあんな連中に出会うなんて幸先悪いなぁ~~」
「ここ本当に異世界か? 前の異世界と変わらなくないか?」
「少し空気が濃いような気がする」
歩きづらい道とも言えない山道を進みゆく。
「ロードが助けの声を聞いて来たんだから人がいて当然だと思うけど……」
「その助けの声はもう聞こえなくなったんだろう? どうするのさ……?」
「取り合えず人の居そうな場所を探そう。何の当てもないが地味に歩いて探すしかない」
「あてくらいならあるだろう……」
「何ハズレ……まさかさっきの山賊から地図でも拝借してきた?」
「キミが水雲鳥とかいう鳥になって空から人の居そうな村や街を探せばいいのさ」
「そうでした」
ハズレの御指名を受けたスワンだった。
「行ってくる」
精霊の術で手のひらサイズの水の鳥になったスワンが挨拶し、上空へと飛んで行く。
「アレ便利だよなぁ~~、オレも一度は空を飛んでみたいなぁ~~」
「青き剣ミチルを貸してやろうか?」
ロードが提案する。
「やめとく。きっと事故る」
▼ ▼ ▼
スゥ―と飛んで行くスワン。
(いくつかの建物が見える)
(町は見当たらないけど、あれは村?)
(他にもあるけど一番広範囲なあそこでいいか……)
情報をゲットしたスワンは二人の元へ戻っていく。
深夜となり静まり返る森。しかし謎の集団が空き家を取り囲んでいた。
◆ ◆ ◆ ◆
空き家の中。
「スワン、オイ、スワン……」
コソコソと彼女を呼ぶのはハズレ。
「ん……」
寝がえりを打つスワン。まだまどろみの中にいるらしい。
「起きろ、スワン」
今度はロードが彼女の名を呼ぶ。
「二人共、おはよう……」
瞼を擦りながら起き上がるスワン。
「おはようって、何をのんきな……」
腰に携えた剣を構えて言うハズレ。
「外に人の気配がする。それも一人や二人じゃない。十数人だ」
扉に耳をつけて外の物音を聞くロード。
「――――!?」
◆ ◆ ◆ ◆
深夜の草むらから出てくる十数人の集団。
ザッザッと草むらを踏みだし、空き家へと近づいていく。傍らに置いてあった荷船に狙いをつけているらしい。
「おい先にあの妙なもんの中からありったけの物を引きづり出すぞ」
集団のリーダーにも見える長髪の汚らしい男が仲間に指示を出していた。
「へい」
何人かがスワンの荷船に近づいたところで、空き家の扉を開けたロードが姿を現す。
「誰だ、お前たち……スワンの荷船に近づこうとして何をする気だ?」
「――!! ちっ起きやがったか、まぁいい」
汚らしい男がロードの姿を確認する。
「オレはこの山を生業とする山賊のトウゲさまよぉ!! 小僧死にたくないか!!」
デカい刀を振り被って来た。
「――死にたくない」
ロードは即答した。
「だったら抵抗せず全部の荷物をよこしな!! そうすりゃ命だけは持って山を下りられるぞ!!」
リーダーの声に十数人の男たちも武器を構える。しかし、相対したロードは、
「いや、全部持って山を下りる」
ロードは死の宣言を浴びせられたにもかかわらず涼しい顔をしていた。
「バカが!! だったらお前を殺して全部いただく!! オメーらやっちまえ!!」
「「「おおおおおおおおおお!!」」」
リーダーの声にこたえるように武器を構えた男たちが一斉にロードに向かう。
そして、
バキドガゴドベキグキズガガキドサ。
十数人の男たちは丸腰のロード相手にやられてしまった。
パンパンと手を叩き汚れを払うロード。
「ロード終わったかい?」
空き家の扉から顔を覗かせるハズレ。
「終わった」
「何この人たち……?」
続けてスワンも扉から出てきて気絶していた男たちを見て発言する。
「山賊だ!! って言っていた」
「山賊ね、追い剥ぎに等しい集団のことだよ……ひょっとしてこの空き家彼らの住処だったとか?」
ハズレがロードと山賊の争ったであろう惨状を見て言う。
その時バキンバキンと足で踏みつけて、山賊たちが使っていた剣を次々と折っていく。
「何してるのロード……」
スワンからの当然の疑問だった。
「この人たちの武器を折っている。他の人に向けられては危ないからな」
「目を覚ますかもしれないし、長居は無用だ退散しよう」
ハズレが提案する。
「分かった、ドルちゃん出番だよ!」
イルカ型の精霊ドルフィーナを出して荷船を牽かせていくスワンだった。
▼ ▼ ▼
歩きづらい山の中。
「せっかく異世界に来たのにあんな連中に出会うなんて幸先悪いなぁ~~」
「ここ本当に異世界か? 前の異世界と変わらなくないか?」
「少し空気が濃いような気がする」
歩きづらい道とも言えない山道を進みゆく。
「ロードが助けの声を聞いて来たんだから人がいて当然だと思うけど……」
「その助けの声はもう聞こえなくなったんだろう? どうするのさ……?」
「取り合えず人の居そうな場所を探そう。何の当てもないが地味に歩いて探すしかない」
「あてくらいならあるだろう……」
「何ハズレ……まさかさっきの山賊から地図でも拝借してきた?」
「キミが水雲鳥とかいう鳥になって空から人の居そうな村や街を探せばいいのさ」
「そうでした」
ハズレの御指名を受けたスワンだった。
「行ってくる」
精霊の術で手のひらサイズの水の鳥になったスワンが挨拶し、上空へと飛んで行く。
「アレ便利だよなぁ~~、オレも一度は空を飛んでみたいなぁ~~」
「青き剣ミチルを貸してやろうか?」
ロードが提案する。
「やめとく。きっと事故る」
▼ ▼ ▼
スゥ―と飛んで行くスワン。
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