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癒す者
魂を癒す薬
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戻ってきたルシフェルは人を連れていた。宿舎の衣服を準備して居る人らしい。彼は人でここで働く番が居ると言う。
「君の服を作る。俺の事はアシさんとでも呼んでくれ」
「はい、アシさん、よろしくお願いします。」
久しぶりに普通の服作るわ、なんて笑いながら採寸していった。採寸の後に好みの服を聞かれたけど特に無い。特にこだわりもない。困ってルシフェル様を見る。
嬉々として自分の好みを伝えていた。どんな服に成るんだろ。
ルーカスは療養としてルシフェルの部屋で一緒に過ごす事になった。ベッドは違う物を準備できると言われたけど、ルシフェルが一緒に寝て良いと言うのでそのままにした。
何故かルシフェルの側を離れ難くルーカスは目が覚めてからルシフェルを見つめてしまう。そして目が合う度、優しく笑うその顔に安心する。
アシさんから服が届き始めたころ、ルシフェルは悩みを抱えていた。ルーカスには悟られないように気を付けているが、ルーカスに何か言いたげだった。
一緒に寝るようになったルシフェルはルーカスが寝てる間に魘されている事に気付いた。最初はルーカスを起こしたが、ルーカスは魘されている事に気付いて居なかった。
いつも「嫌だ、助けて」と言っている。ルシフェルがあやすように抱えるとそのうち穏やかな顔をして眠る。
毎晩魘されるルーカスが心配でどうしたらいいか分からずに隊長に相談する事にした。
「隊長、私の番が毎夜魘されるんです。」
ルシフェルの話しを聞いた隊長はやはり、と思った。自身の番もよく魘されていた。この国に産まれる番、ドラゴン種に限らず、番を求める種族のこの国で産まれた番には何故か魂に傷を持つ。そしてその傷を示すかのような痣があった。
ルーカスは首に痣があると自身の番が言っていた、そしてそのうちルシフェルが相談に来るだろと。
「ルシフェル、それは、魂の傷が癒えるまで待つしかないんだ。」
「魂の傷?」
「そうだ。」
この国で見つかる番はほとんどが魂に傷が付き無意識にトラウマを抱える。だからここに竜騎士隊を作り、番を探す竜達をまずこの国に送る。傷付いた魂を出来るだけ早く救済するために。
しかし、番の傷を癒すために出来る事はほとんど無い。ただ側にいて傷が癒えるのを待つだけだ。何かきっかけがある者も居るが何がきっかけかは、分からない。
「魂に傷がある者は番の存在が薬になる。だから側にいて、泣く時は抱きしめてやれ。辛いだろうがそれしか出来ない。」
「分かりました。」
側に居ることが薬になるなら、ルーカスの傷が癒えるまで側で待とう。
ルシフェルが覚悟を決めた。愛しい番を癒すのは自分の存在だとわかったから。
ルシフェルは日がまたがない任務を開始する事にした。そして夜はルーカスを抱きしめて眠った。
ルーカスは自身が何故これ程ルシフェルを求めるのか分からなかった。ルシフェルが日中任務を開始してから、しばらくは居ないと分かってるのに探してしまう自分がいた。だからルーカスもここで出来る仕事を探す事にした。
しかし、しばらく療養だからと仕事はさせて貰えなかった。
暇だと何か嫌な事を思い出す。
ルーカスは癒されていく日々の中で、トラウマを思い出そうとしていた。
「君の服を作る。俺の事はアシさんとでも呼んでくれ」
「はい、アシさん、よろしくお願いします。」
久しぶりに普通の服作るわ、なんて笑いながら採寸していった。採寸の後に好みの服を聞かれたけど特に無い。特にこだわりもない。困ってルシフェル様を見る。
嬉々として自分の好みを伝えていた。どんな服に成るんだろ。
ルーカスは療養としてルシフェルの部屋で一緒に過ごす事になった。ベッドは違う物を準備できると言われたけど、ルシフェルが一緒に寝て良いと言うのでそのままにした。
何故かルシフェルの側を離れ難くルーカスは目が覚めてからルシフェルを見つめてしまう。そして目が合う度、優しく笑うその顔に安心する。
アシさんから服が届き始めたころ、ルシフェルは悩みを抱えていた。ルーカスには悟られないように気を付けているが、ルーカスに何か言いたげだった。
一緒に寝るようになったルシフェルはルーカスが寝てる間に魘されている事に気付いた。最初はルーカスを起こしたが、ルーカスは魘されている事に気付いて居なかった。
いつも「嫌だ、助けて」と言っている。ルシフェルがあやすように抱えるとそのうち穏やかな顔をして眠る。
毎晩魘されるルーカスが心配でどうしたらいいか分からずに隊長に相談する事にした。
「隊長、私の番が毎夜魘されるんです。」
ルシフェルの話しを聞いた隊長はやはり、と思った。自身の番もよく魘されていた。この国に産まれる番、ドラゴン種に限らず、番を求める種族のこの国で産まれた番には何故か魂に傷を持つ。そしてその傷を示すかのような痣があった。
ルーカスは首に痣があると自身の番が言っていた、そしてそのうちルシフェルが相談に来るだろと。
「ルシフェル、それは、魂の傷が癒えるまで待つしかないんだ。」
「魂の傷?」
「そうだ。」
この国で見つかる番はほとんどが魂に傷が付き無意識にトラウマを抱える。だからここに竜騎士隊を作り、番を探す竜達をまずこの国に送る。傷付いた魂を出来るだけ早く救済するために。
しかし、番の傷を癒すために出来る事はほとんど無い。ただ側にいて傷が癒えるのを待つだけだ。何かきっかけがある者も居るが何がきっかけかは、分からない。
「魂に傷がある者は番の存在が薬になる。だから側にいて、泣く時は抱きしめてやれ。辛いだろうがそれしか出来ない。」
「分かりました。」
側に居ることが薬になるなら、ルーカスの傷が癒えるまで側で待とう。
ルシフェルが覚悟を決めた。愛しい番を癒すのは自分の存在だとわかったから。
ルシフェルは日がまたがない任務を開始する事にした。そして夜はルーカスを抱きしめて眠った。
ルーカスは自身が何故これ程ルシフェルを求めるのか分からなかった。ルシフェルが日中任務を開始してから、しばらくは居ないと分かってるのに探してしまう自分がいた。だからルーカスもここで出来る仕事を探す事にした。
しかし、しばらく療養だからと仕事はさせて貰えなかった。
暇だと何か嫌な事を思い出す。
ルーカスは癒されていく日々の中で、トラウマを思い出そうとしていた。
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