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温める者
魂を温める言の葉
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フリージオンは目覚めてから暫くはサルマンとずっと一緒に居た、暖かいサルマンが居ることで寒さを感じずに過ごす事が出来たから、そして、竜騎士隊の一番重要任務は番のケアである。サルマンはフリージオンが安心出きるよう、側に居てフリージオンを守った、フリージオン自身の魔力から、一部の使用人からの恐怖の視線から。
「サルマン様、サルマン様は寒くないですか?」
「全然、俺は自身が熱を発する方だからむしろ丁度良い。多分周りにもな。」
そう言い周囲を見る。確かに周りは特に、暑さも寒さも感じていないように周りに使用人が居る。僕の近くに居るときは皆、防寒着を来ていた。
今僕は誰も凍えさせていない。
嬉しそうに微笑んだフリージオンは春の花のように愛らしかった。
「サルマン様、僕の魔力はサルマンを傷つけませんか?」
「俺は頑丈だから簡単には傷つかない。それにフリージオンの魔力は冷たくて気持ちが良い。」
「サルマン様、僕の側は退屈ではありませんか?」
「いいや、フリージオンの側は居心地がいい。それに愛しい番の側に居るのがつまらない竜は居ない。」
「サルマン様、僕の色は不快ではありませんか?」
「フリージオンの色は俺の好きな色だ、雪のように白い髪も肌も花びらのような唇も氷のような瞳も。俺が触れると溶けていく無くなってしまうものばかりだ。好きな色に触れられるのは嬉しい以外ないよ。」
時折フリージオンは確認する。サルマンは自身を嫌がって居ないか。サルマンは否定するどころかそれがいいと言う、それに理由も教えてくれる。
そんな日々が続き側に居るのが当たり前に成るころ、サルマンは任務を受ける事にした。
「フリージオン、俺はそろそろ竜騎士隊の任務を受けようと思う。」
「僕の側に居てはくれないのですか?」
「日中フリージオンの側をは離れる。でもちゃんと君の側に戻るよ」
「はい」
しゅんとするフリージオンに周りの方が悲しそうな顔をした。それに苦笑を漏らしながサルマンは自身の魔力を込めた魔石をフリージオンに持たせた。
「フリージオン、これは俺が魔力を込めた魔石だ。いつも身につけて居て欲しい。」
「温かい。」
大事そうに手の中に包み込んだフリージオンは微笑みを浮かべた。
「絶対、僕のお側にお戻り下さいね。」
「ああ、約束する。」
こめかみに口付けを小さく落としてサルマンは任務に出た。そしてサルマンは約束を守る。いつもフリージオンの側に戻って来た。
そんな穏やかな日々の中フリージオンは自身が心の底から温まっていくのを感じた。
そして、サルマンは久しぶりの長期任務を受ける事になった。
「サルマン様、サルマン様は寒くないですか?」
「全然、俺は自身が熱を発する方だからむしろ丁度良い。多分周りにもな。」
そう言い周囲を見る。確かに周りは特に、暑さも寒さも感じていないように周りに使用人が居る。僕の近くに居るときは皆、防寒着を来ていた。
今僕は誰も凍えさせていない。
嬉しそうに微笑んだフリージオンは春の花のように愛らしかった。
「サルマン様、僕の魔力はサルマンを傷つけませんか?」
「俺は頑丈だから簡単には傷つかない。それにフリージオンの魔力は冷たくて気持ちが良い。」
「サルマン様、僕の側は退屈ではありませんか?」
「いいや、フリージオンの側は居心地がいい。それに愛しい番の側に居るのがつまらない竜は居ない。」
「サルマン様、僕の色は不快ではありませんか?」
「フリージオンの色は俺の好きな色だ、雪のように白い髪も肌も花びらのような唇も氷のような瞳も。俺が触れると溶けていく無くなってしまうものばかりだ。好きな色に触れられるのは嬉しい以外ないよ。」
時折フリージオンは確認する。サルマンは自身を嫌がって居ないか。サルマンは否定するどころかそれがいいと言う、それに理由も教えてくれる。
そんな日々が続き側に居るのが当たり前に成るころ、サルマンは任務を受ける事にした。
「フリージオン、俺はそろそろ竜騎士隊の任務を受けようと思う。」
「僕の側に居てはくれないのですか?」
「日中フリージオンの側をは離れる。でもちゃんと君の側に戻るよ」
「はい」
しゅんとするフリージオンに周りの方が悲しそうな顔をした。それに苦笑を漏らしながサルマンは自身の魔力を込めた魔石をフリージオンに持たせた。
「フリージオン、これは俺が魔力を込めた魔石だ。いつも身につけて居て欲しい。」
「温かい。」
大事そうに手の中に包み込んだフリージオンは微笑みを浮かべた。
「絶対、僕のお側にお戻り下さいね。」
「ああ、約束する。」
こめかみに口付けを小さく落としてサルマンは任務に出た。そしてサルマンは約束を守る。いつもフリージオンの側に戻って来た。
そんな穏やかな日々の中フリージオンは自身が心の底から温まっていくのを感じた。
そして、サルマンは久しぶりの長期任務を受ける事になった。
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