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渇きを癒す者
魂を潤す飲み水
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カークスは療養の為竜騎士隊の治療部にいた。
「此処は?」
「此処は竜騎士隊の治療部、君は私の番だから、此処で治療を受ける。」
「番?」
「そうだ、ドラゴン種で水属性を持つ私はナイアスという。君は私の番だ。」
もう一度番と呟いて、再びカークスは眠りに着いた。カークスの体と心は薬の多量摂取により傷つき、休息を必要としていた。ナイアスはカークスに自身が作り出した中和剤を飲ませ、眠るカークスを見つめた。
カークスは異様に小さい。届け出の年齢は15歳だったが、どう見ても12前後にしか見えなかった。ドラゴンの感覚なら10にも満ちて無いだろう小ささだ。
魂の傷ついた番だとは分かるが、此処まで小さいのには何か他に原因が有るのだろうか?
ナイアスは自身の番の魂がどういう状態なのかわからなかった。カークスの家族は皆大きな体を持っていた。特に虐待を受けた訳では無いのにもかかわらず小さいカークスはこれから育つ可能性が有るのか。
ナイアスはカークスが目覚めるのを待ちながら直ぐには答えのみつからない考えが浮かんだだり消えたりしながら過ごした。
「ナイアス、中和剤を作ってくれないか?我の番の薬が混ぜられ過ぎて抜けないんだ。」
「わかった。」
ナイアスはカークスに口付けを落とすと、カークスの従兄の元に向かった。
テンヴィルの番であるカークスの従兄はテンヴィルのお陰で毛艶はよくなったものの、どこかぼんやりと宙を見ていた。食事を与えれば食べるし、自力で歩行はするものの会話もせず、ずっと呆けたように成っていた。
「これは、ルシフェルの方が良いんじゃないか。」
「やはりそうか、しかし、今は難しいかもしれん。」
「そうだな。」
ルシフェルは今昏睡中の番にかかりきりだった、目を開けても直ぐに眠ってしまう番に目が離せない。ルシフェルは竜騎士の中でも若く修羅場に慣れて居ないせいで、何度か隊長に相談に行っているのを見かけていた。
ナイアスは取りあえず一番長く使われ居ただろう薬の中和剤を作った。一番体に損傷を与えている薬の効果だけでも弱めるために。
「お主の番は目を覚まさないか?」
「一度目を開けてまた眠った。しかし、私の番は異常に小さい、彼はもうすぐ16に成るはずだ。」
「な、まだ年端もいかん者だと思っていたが、成人に成っていたのか。確かに、気になるな。」
二人は少しお互いの番について話した後、ナイアスは自身の番の所に戻った。眠るカークスを見つめながら、どうにか調べる手立てがないかを考えていた。
「此処は?」
「此処は竜騎士隊の治療部、君は私の番だから、此処で治療を受ける。」
「番?」
「そうだ、ドラゴン種で水属性を持つ私はナイアスという。君は私の番だ。」
もう一度番と呟いて、再びカークスは眠りに着いた。カークスの体と心は薬の多量摂取により傷つき、休息を必要としていた。ナイアスはカークスに自身が作り出した中和剤を飲ませ、眠るカークスを見つめた。
カークスは異様に小さい。届け出の年齢は15歳だったが、どう見ても12前後にしか見えなかった。ドラゴンの感覚なら10にも満ちて無いだろう小ささだ。
魂の傷ついた番だとは分かるが、此処まで小さいのには何か他に原因が有るのだろうか?
ナイアスは自身の番の魂がどういう状態なのかわからなかった。カークスの家族は皆大きな体を持っていた。特に虐待を受けた訳では無いのにもかかわらず小さいカークスはこれから育つ可能性が有るのか。
ナイアスはカークスが目覚めるのを待ちながら直ぐには答えのみつからない考えが浮かんだだり消えたりしながら過ごした。
「ナイアス、中和剤を作ってくれないか?我の番の薬が混ぜられ過ぎて抜けないんだ。」
「わかった。」
ナイアスはカークスに口付けを落とすと、カークスの従兄の元に向かった。
テンヴィルの番であるカークスの従兄はテンヴィルのお陰で毛艶はよくなったものの、どこかぼんやりと宙を見ていた。食事を与えれば食べるし、自力で歩行はするものの会話もせず、ずっと呆けたように成っていた。
「これは、ルシフェルの方が良いんじゃないか。」
「やはりそうか、しかし、今は難しいかもしれん。」
「そうだな。」
ルシフェルは今昏睡中の番にかかりきりだった、目を開けても直ぐに眠ってしまう番に目が離せない。ルシフェルは竜騎士の中でも若く修羅場に慣れて居ないせいで、何度か隊長に相談に行っているのを見かけていた。
ナイアスは取りあえず一番長く使われ居ただろう薬の中和剤を作った。一番体に損傷を与えている薬の効果だけでも弱めるために。
「お主の番は目を覚まさないか?」
「一度目を開けてまた眠った。しかし、私の番は異常に小さい、彼はもうすぐ16に成るはずだ。」
「な、まだ年端もいかん者だと思っていたが、成人に成っていたのか。確かに、気になるな。」
二人は少しお互いの番について話した後、ナイアスは自身の番の所に戻った。眠るカークスを見つめながら、どうにか調べる手立てがないかを考えていた。
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