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奉納の間と鳥籠の屋敷
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起きたら翌朝だった1日中寝てたらしい。
不思議な空間だった、また行けたらいいののに。
出発の前に精霊王に挨拶しに行く。
“無事に済んだ様だな。奉納の間は申告の間と似たようなものだ。奉納の間の中は想像で内装が変わる、楽しめ。お前達が奉納すれば充のも早やそうだ。待っているぞ。”
「はい、番に魔力が馴染めばすぐに来るようにします。」
「精霊王様、また。」
また行けるらしい。次は好きな部屋で!何なら学園のガゼボとかも!?
「ルド様、楽しみですね!」
「ツツィは私が何をしても嫌がらないねぇ。」
「ルド様は僕に痛い事や傷つく事をしないでしょう?、なら嫌がる事など有りません。」
困ったような、嬉しいような、と言う顔をしたルド様に抱き寄せられて頭に口付けを受けた。
ここって山を挟んだ大公家の裏側だよね。どうやって帰るんだろ?迂回?、山の間?
「ツツィ、馬車で帰るか、転移で帰るか、どちらが良い?」
「え、転移陣有るんですか?」
「うん。一応ね。精霊王様が付けたやつだから古いものだけど、作動は確認してるよ。」
いや、しかし、ルド様との旅行を転移陣で終るのもったいない気がする。
「馬車ならどのルートで帰るんですか?」
「花の山を迂回するからもう一つ屋敷を通って帰るかな。」
「なら馬車が良いです。」
食いぎみに返事をする。今回行った屋敷はどこも楽しく過ごせた。もっと沢山居たかったけど僕達はまだ学園での役目が有る。
今回の旅は成人を迎える大公家のしきたりのようなものだ。ルド様は10歳の時に行ってた。僕もやっと大人に慣れたからね。
「ルド様、次の屋敷はどんなところですか?」
「ごめんね、私も良くは知らない。母上は鳥籠と言って居たけど。」
鳥籠。また倒錯的な響き。
ちょっとわくわくする僕はもう戻れないとこまで来てるのかも知れない。
「鳥籠、どんなところかな。」
「丁度、大公家と棟の間に有る。まだ学園まで時間が有るから、ちょっとそこでゆっくりしても良いかもね。」
「はい、ルド様、楽しみですね!」
馬車は花の山の麓に有る。山を削ったような窪みの間にに有る、鳥籠のような建物の前で止まった。
「鳥籠ですね。」
「確かに、鳥籠だねぇ。」
ホントに鳥籠だった、入り口も大きな籠の扉。奥に進むと鳥籠が半分しか無いことがわかる。岩肌にもう一つ扉が有った。
木製の扉を開ける。奥に開いた空間が有った。
温室に成ってる。
草花が茂る、天井は大きく開いていて光が入る。真ん中に小さなベッドが有る。
星でも見るのかな。
僕達はさらに奥に進み、花闇夜の間とかかれた部屋で休む事にした。幾つか見たけど、ここが一番良い雰囲気だった。
蔦で覆われた部屋は足元が池のようになっていて、青白く光る蓮の花が咲く。小さな橋を渡ってベッドにたどり着くとベッドの回りは蓮の葉が繁っていた。柔らかな感触がする。ベッドは水が入っているかのように少しひんやりして柔らかかった。
美しい部屋でルド様と過ごすのは最高と言える一時だった。
3日滞在した今日、帰路につく。ルド様との楽しい旅行は大満足となった。
色々な新事実が有ったけど、僕がルド様と愛し合っていればいいと言う事実は変わらない。後半年で結婚だ。
不思議な空間だった、また行けたらいいののに。
出発の前に精霊王に挨拶しに行く。
“無事に済んだ様だな。奉納の間は申告の間と似たようなものだ。奉納の間の中は想像で内装が変わる、楽しめ。お前達が奉納すれば充のも早やそうだ。待っているぞ。”
「はい、番に魔力が馴染めばすぐに来るようにします。」
「精霊王様、また。」
また行けるらしい。次は好きな部屋で!何なら学園のガゼボとかも!?
「ルド様、楽しみですね!」
「ツツィは私が何をしても嫌がらないねぇ。」
「ルド様は僕に痛い事や傷つく事をしないでしょう?、なら嫌がる事など有りません。」
困ったような、嬉しいような、と言う顔をしたルド様に抱き寄せられて頭に口付けを受けた。
ここって山を挟んだ大公家の裏側だよね。どうやって帰るんだろ?迂回?、山の間?
「ツツィ、馬車で帰るか、転移で帰るか、どちらが良い?」
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「うん。一応ね。精霊王様が付けたやつだから古いものだけど、作動は確認してるよ。」
いや、しかし、ルド様との旅行を転移陣で終るのもったいない気がする。
「馬車ならどのルートで帰るんですか?」
「花の山を迂回するからもう一つ屋敷を通って帰るかな。」
「なら馬車が良いです。」
食いぎみに返事をする。今回行った屋敷はどこも楽しく過ごせた。もっと沢山居たかったけど僕達はまだ学園での役目が有る。
今回の旅は成人を迎える大公家のしきたりのようなものだ。ルド様は10歳の時に行ってた。僕もやっと大人に慣れたからね。
「ルド様、次の屋敷はどんなところですか?」
「ごめんね、私も良くは知らない。母上は鳥籠と言って居たけど。」
鳥籠。また倒錯的な響き。
ちょっとわくわくする僕はもう戻れないとこまで来てるのかも知れない。
「鳥籠、どんなところかな。」
「丁度、大公家と棟の間に有る。まだ学園まで時間が有るから、ちょっとそこでゆっくりしても良いかもね。」
「はい、ルド様、楽しみですね!」
馬車は花の山の麓に有る。山を削ったような窪みの間にに有る、鳥籠のような建物の前で止まった。
「鳥籠ですね。」
「確かに、鳥籠だねぇ。」
ホントに鳥籠だった、入り口も大きな籠の扉。奥に進むと鳥籠が半分しか無いことがわかる。岩肌にもう一つ扉が有った。
木製の扉を開ける。奥に開いた空間が有った。
温室に成ってる。
草花が茂る、天井は大きく開いていて光が入る。真ん中に小さなベッドが有る。
星でも見るのかな。
僕達はさらに奥に進み、花闇夜の間とかかれた部屋で休む事にした。幾つか見たけど、ここが一番良い雰囲気だった。
蔦で覆われた部屋は足元が池のようになっていて、青白く光る蓮の花が咲く。小さな橋を渡ってベッドにたどり着くとベッドの回りは蓮の葉が繁っていた。柔らかな感触がする。ベッドは水が入っているかのように少しひんやりして柔らかかった。
美しい部屋でルド様と過ごすのは最高と言える一時だった。
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