「本」にまつわる本トな話

りくそん

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サッカースタジアムに読書は馴染むのか

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本当なら読んだ記事を付けるのが一番なのですが、いつ頃どの新聞の記事で見かけたのか?確か切り抜いて置いたはずなのに・・・。
仕方ないので記憶を辿りながら書き綴りたいと思います。
読書と共にサッカーが好きな私は、国内の試合は元より海外の試合をテレビやネットでよく見ます。欧州のプロリーグの試合には勿論興味もあり、イングランドのプレミアリーグの試合などには注目しているのですが、特に好きなのは実を言うと南米のアルゼンチンリーグなのです。
激しくて上手いサッカーは見ていて楽しいのもさることながら、独特の雰囲気が好きで地上波の地方局でやっていた頃は欠かさず見ていましたし、CSの番組でやっていた時も、ケーブルテレビで見られるようになった時によく見ていました。近年ではユーチューブでやっていた事もあって、その配信も必ず見ていました。
ところが最近は全くと言って良いほど見る機会も無く、寂しい思いをしています。
それはさておき、それくらい個人的に映像をとおしてではありますが、アルゼンチンリーグのサッカーに慣れ親しんでいる私の目に留まったのがアルゼンチンリーグの試合会場で本を配るという小さな記事でした。
内容としては、南米のアルゼンチンでは国民に読書を根付かせる為に、サッカースタジアムで書籍を無料で配ると言う内容で、サッカーを題材としたオリジナルの作品という事でした。
正直どんな作品なのか読んでみたいなと思いつつ(スペイン語は全く分りませんが・・・)その記事にはある懸念が合わせて書かれていました。
それは「アルゼンチンのサッカーと言えば紙吹雪。トイレットペーパーと共に大量の紙吹雪がピッチの上を覆うのが恒例行事になっており、配布された本も格好の紙吹雪の材料になってしまうのでは?」というものでした。
そういえばアルゼンチンリーグの中継でも、プレーに支障を来すぐらいの紙吹雪をどける為に、試合が中断したりするシーンが散見されており、その懸念は充分あり得るなと思いました。
撒かれている紙吹雪といえば日本では、丁寧に切られた細かい物をイメージしますが、あちらの紙吹雪は正直言って手でザックリ千切ったような代物で、サイズも下手をすればはがき大のものまであって、紙くずとどう違いがあるのか分らないレベルの物でした。
折角配った本が紙吹雪になるのは、本好きにとっては忍びない。
で、私が思いついたのが、本の内容を決して紙吹雪に出来ないようなものにすればいいのではと言う事です。
例えば「マラドーナの伝記」とか「メッシの言葉」とか。
「アルゼンチン代表の歴史」とかでも良いかもしれません。
まかり間違っても彼らが神と仰ぐマラドーナを切り刻んで紙吹雪にしたりはしないでしょう。
そんな事を考ながらその後は追い記事も出ず、ネットで調べようとしても手がかりめいた事も引っかからなかったので、結局本を配ったのかは判らずじまいでした。
アルゼンチンでのサッカーファン相手の読書推進計画はその成果を知る事は出来ませんでしたが、日本のJリーグにおいても、読書推進の企画めいたものを実施するチームもあるようです。
さすがにスタジアムで本を配ったという話は聞きません。どこのチームでもいいので、是非サッカーに関することを内容としたオリジナルの本を配布してほしいですね。いっそJリーグ全チームで一冊づつ選定して、スタジアムで配布すればきっと話題になるような気がします。サッカーが好きな作家さんも数多くいますし、筆の達者な芸能人も数多くいるので、そんな方々に筆を振るってもらってみるのもいいように思います。そうすればきっと、読書をする人口も増えるはず。
そして本好きがサッカーにも興味を持って貰えたら最高では無いでしょうか?
もちろんこれは、本好きのサッカー好きによる妄想にすぎませんが、そんな日が来ることを夢見て。
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