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上条賃貸ハウジングの事件簿
エジプトミイラ5000年の旅
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休日の夜。
今日は久しぶりにのんびりすることが出来た。昼間は、益留が友達と見る予定で映画のチケットを予約したのだが、急に用事が出来てチケットが余ってしまったので一緒に見に行かないかとお誘いを受けた。
大西と行けばいいのではと進言してみたが、若い物同士で行くことは抵抗がある様子であった。
まあ、オッサンと行けば食事代金とかが節約出来るからかもしれない。
彼女がチョイスしていた映画は恋愛映画で、正直言って俺の好みではない内容であった。それでもせっかく誘ってくれたので、最後まで眠気を我慢しながら映画を見た。
軽い夕食を済ませて家に帰宅。彼女はもう少し遅くまで遊びたい様子であったが、明日の仕事に差し支えるということで、自宅まで車で送った。
部屋に入りテレビをつける。
なにやら、オカルト的な番組をやっている。
『吉村 作蔵!エジプトミイラ五〇〇〇年の旅!!』
壮大なタイトルの番組であった。
その内容は、エジプトで発見されたミイラの紹介であった。俺はその番組の中に映し出された女性のミイラの姿に少し魅入ってしまう。
それはまるで生きているかのような姿であった。
今までミイラといえば包帯でグルグル巻きにされた男の姿しか俺の頭には思い浮かばなかったのだが、常識を覆されたような感覚であった。
すこし、こんなミイラなら一体くらい欲しいなと思ってしまった。
馬鹿な事を考えているうちに、番組も終わった。
益留と食べた夕食では足りないので、再度、外食に出かける事にする。
「今日は、こってりラーメンかな」言い遅れたが、俺は三十代。
華の独身組である。
今日は久しぶりにのんびりすることが出来た。昼間は、益留が友達と見る予定で映画のチケットを予約したのだが、急に用事が出来てチケットが余ってしまったので一緒に見に行かないかとお誘いを受けた。
大西と行けばいいのではと進言してみたが、若い物同士で行くことは抵抗がある様子であった。
まあ、オッサンと行けば食事代金とかが節約出来るからかもしれない。
彼女がチョイスしていた映画は恋愛映画で、正直言って俺の好みではない内容であった。それでもせっかく誘ってくれたので、最後まで眠気を我慢しながら映画を見た。
軽い夕食を済ませて家に帰宅。彼女はもう少し遅くまで遊びたい様子であったが、明日の仕事に差し支えるということで、自宅まで車で送った。
部屋に入りテレビをつける。
なにやら、オカルト的な番組をやっている。
『吉村 作蔵!エジプトミイラ五〇〇〇年の旅!!』
壮大なタイトルの番組であった。
その内容は、エジプトで発見されたミイラの紹介であった。俺はその番組の中に映し出された女性のミイラの姿に少し魅入ってしまう。
それはまるで生きているかのような姿であった。
今までミイラといえば包帯でグルグル巻きにされた男の姿しか俺の頭には思い浮かばなかったのだが、常識を覆されたような感覚であった。
すこし、こんなミイラなら一体くらい欲しいなと思ってしまった。
馬鹿な事を考えているうちに、番組も終わった。
益留と食べた夕食では足りないので、再度、外食に出かける事にする。
「今日は、こってりラーメンかな」言い遅れたが、俺は三十代。
華の独身組である。
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