私を調べてどうするつもり?

上条 樹

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馬鹿なこと言うなよ

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「カルアミルク、もう一杯くらはい・・・・・・・」愛美の目は半開きになって今にも閉じそうな感じであった。

「愛美さん・・・・・・、飲みすぎですよ」刈谷は心配そうにして彼女の前からグラスを移動させる。

「うるへー!まだまだ大丈夫ら!飲まへろ!!」刈谷の手からグラスを奪い取ると一気飲みする。

「ちょっと・・・・・・、篠原さん、酒癖悪いのね。意外」会社では、見せない愛美の様子に馬淵は楽しそうである。

「明美さん、これ以上飲ませないでよ・・・・・・・・」刈谷は少し困ったような顔をする。

「おい!かりら!」愛美が急に刈谷に絡んでくる。どうやらかりやの名前を行ったらしい。

「は、はい・・・・・・・?」突然の攻撃に唖然とする。

「どうひて、私には敬語れ、馬淵ひゃんには・・・・・・・、普通にしゃべりゅのよ!」だんだんと何を言っているのか解らなくなりつつあった。

「いや、明美さんは昔からの顔なじみだし・・・・・・・・、ねえ」馬淵に助けを求めようとするが、彼女が笑っているだけであった。

「そうら、明美さんみらいに胸が出てるほうがいいのら」言いながら、ブラウスのボタンを上から開けようとする。

「待て待て待て!!解った!解ったから!!」刈谷は顔を真っ赤にして、愛美を制止する。一体何が解ったのかは誰も解らなかった。

「うーん、解ったのなら、許ふ・・・・・・・」そう言うと、突然カウンターに顔を埋めて眠りだした。

「ちょっと、この子はお酒飲ませたら駄目よ」京が頬杖を突きながら呆れた顔を見せた。

「京さん、そこのソファーで少し休ませてもいいかい?」刈谷は倒れそうな愛美の体を支える。

「いいわよ。自由に使って、今日はお客さん来ないし、私は帰るわ。後はあけみちゃんお願いね」今日は軽く伸びをすると、店を出て行った。

「よいしょと・・・・・・・・」愛美の肩を抱いてソファーの移動させる。その華奢な肩に刈谷は少し緊張する。

「そのまま、ホテルでも連れて行ったら?」明美がからかうように言う。

「ば、馬鹿な事言うなよ!」刈谷が立ち上がろうとすると、愛美は彼の服を掴んで引き寄せた。その勢いで刈谷もソファーに座り込む形になった。その彼の膝に顔を埋めると愛美はスヤスヤと気持ち良さそうに眠ったようであった。

 刈谷は、呆れたようにため息を一つついた。その反面、彼女のその寝顔が少し可愛いなと思い、少し微笑んでしまった。
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