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別れ
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数日が経過し、アンドロメダのUFOに捕らえられていた大人たちは解放されてた。
壊された街も少しずつ復興していっている。
人類初、宇宙人の訪れた街として、この街は一躍有名となった。
あちらこちらには、UFOの残骸が転がっており、国の研究機関が一部の区画を閉鎖して未知のテクノロジーを研究しているそうだ。祐樹は自分もモルモットのようにされるのかと思ったが、今のところその兆候は無かった。
「どうするつもりなの・・・・・・ 」紫村が声をかける。
「そうだな・・・・・・、とりあえず、この街は出ないといけないような気がする」祐樹は自分の家があった場所で、使えそうなものを探し鞄の中に詰め込んでいた。ニールが祐樹の周りを飛び回ってから肩に着地した。
「ニールも祐樹と一緒に行く!」
「でも・・・・・、地球では、お前は目立ちすぎるし・・・・・・、大変だぞ」
「祐樹と一緒なら大丈夫!」可愛らしくニールは微笑んだ。
「一緒なら、大丈夫・・・・・・か」言いながら祐樹は胸のペンダントを握りしめた。そのペンダントの中には、消えたレオたちの心が宿っている。そう思うと、祐樹の中に暖かい感覚が広がった。
「そうだな、一緒に行こうか!」祐樹はニールの頭を優しく撫でた。
「うん!」ニールは満面の笑顔を送る。
その様子を眺めていた少女が、ゆっくり歩み寄ってくる。「祐ちゃん・・・・・・・、何処かに行ってしまうの」奈緒が悲しそうな瞳で問いかける。
「さすがに、この街では暮らせないよ。皆にも迷惑かけたしな」荷物の入った鞄を祐樹は持ち上げた。胸のポケットの中にニールは飛び込み、ヒョコッと顔だけ出した。
「何処に行くの? 」
「わからない・・・・・・、何処か、誰も俺の事を知らない場所を探すよ」祐樹は格好良すぎるかなと思いながら歩き出した。
「あっ・・・・・・! 」紫村が驚きの声をあげる。
「どうした・・・・・・? 」と祐樹は何か下半身に違和感を感じる。下に目をやると、ズボンがずり下ろされている。
「観念しろよ! へへへへ!」ダンが祐樹のズボンを引き下ろしていた。
「なっ、なっ、ダン!どうして? 」周りを見回すと、レオ、ダン、パン、ソラの姿があった。
「お前たち、どうして・・・・・・」祐樹は頭が混乱して、うまく言葉が出てこない。
「別に、一生会えないなんてパンたちは言っていませんですよ。ご主人様」パンは後ろに手を組み少し体をくの字にして微笑んだ。
「今回は初めての合体でしたからか、それとも、マリアの混合により合体が解かれたのかは解りませんが、何とか元に戻れたようなのです。私達にも予想外でした。しかし今度、『ゼロ』を使用すると戻れなくなるかもしれません。多用するのは、控えていただきますね」レオが説明する。腰に手をやり大きな胸を前に突き出した。
「もちろんだよ、初めから教えてくれていたら、決してあんな合体しなかったよ」祐樹は安堵のため息をついた。
祐樹はレオ、ダン、パン。ソラの顔を見て目頭に熱いものを感じた。赤くなった目を隠すように彼女たちから背を向けた。
「祐樹が、何処かに行くなら俺たちも一緒だ! ニールだけには任せられないからな」ダンが鼻の下を人差し指でこする。祐樹のポケットからニールが飛び出して、ダンの肩に飛び移る。祐樹は呆然としながらもダンに下ろされたズボンを引き上げて、腰の上にベルトを固定させた。いつの間にか、ダンとニールは仲良くなっていたようだ。
「・・・・・・旅に出るなら、ゲーム機を忘れずに・・・・・・」ソラが無感情の声で、要望を言った。充電ができる場所にいけるかは保障出来ない。
「レオ・・・・・・おかえり 」祐樹はレオの名前を呼んだ。祐樹は胸に熱いものが込上げる感覚がした。(もしかして、俺は・・・・・・)その先を考えることを祐樹はやめた。
「祐樹さん・・・・・・・、ただいま」レオの手には、ライオンのキーフォルダーが握られていた。それは二人で散策したパークランドで祐樹が買ったものであった。
「おい!なんだ、レオだけ特別かよ!」ダンが膨れっ面で不服を述べた。目がワナワナと燃えている。
「皆、お帰り・・・・・・」祐樹は目に涙を溜めると、誤魔化すように後ろを向いた。
「なんだか、取ってつけたみたいに・・・・・、まぁいいけどさ」ダンが少し拗ねたような顔を見せた。ニールがヨシヨシとダンの頭を撫でた。
遠くで祐樹達の様子を見ていた、奈緒はもう祐樹の中に自分が入り込める場所が無いような気がした。祐樹は彼女たちと一緒に生きていくのだろう、幼い頃に隣に引っ越してきた泣き虫の男の子。その男の子を守る為に、自分は強くなろうとした。でも、もう自分は彼を守ることは出来ない。自分は彼にとって必要なくなったのだと奈緒は思った。
自分はもう祐樹の所には行けない。行くことは出来ない、そんなことを考えていた。
「紫村先生は、どうするんですか? 」祐樹は紫村に尋ねた。
「私は、ナユター星に戻るわ。貴方もどう?王様扱いよ!ゆ・う・き・さ・ま」紫村はウインクをして微笑んだ。前のめりにして、女の武器を前面の押し出していた。男の壺を押さえたセクシーポーズだ。祐樹は紫村から目を逸らした。
「俺には王様なんて無理です。それに、やっぱり地球が一番です。本当の故郷でなくても・・・・・・ 」祐樹は死んだ母親のことを思い出していた。この星には、思い出がたくさん詰まっている。たとえそれが偽りの記憶だとしても……。
「そう、残念ね・・・・・・、レオ、貴方も行くの?」紫村はレオに目配せをした。
「ええ、私達はずっと祐樹さんと一緒だから・・・・・・」レオは祐樹に視線を送りながら答える。姉とユーガ星との決別を彼女は選択した。彼女は自分の一生を祐樹に捧げると誓った。
「少し、羨ましいわね・・・・・・」紫村は奈緒の肩を抱き寄せる。「元気でね、皆・・・・・・」
「ええ、紫村先生・・・・・・、奈緒も元気で・・・・・・」手を振ると、祐樹とガイダーたちは歩いていった。
「祐ちゃん!」奈緒が泣きながら叫んだ。
「・・・・・・ 」祐樹は、無言で振り返る。振り向いた祐樹の顔を見て奈緒は少し驚く。
祐樹の顔は、奈緒が知っている争いを好まないひ弱な少年の顔では無く、一人前の男の顔に変わっていた。ずっと一緒に大きくなってきていた筈なのに、祐樹の変化に今まで気づかなかった。様々な経験が祐樹の外見も中身も成長させたのだと奈緒は想像した。
「私、私、祐ちゃんの事・・・・・・! 」奈緒は精一杯の声をかける。胸に込上げる気持ちを抑えようとしたが、彼女にはまだ、そこまで整理が出来ていなかった。
祐樹は、荷物をその場に置くと奈緒の元に走っていく。そして奈緒の体を精一杯抱きしめた。奈緒の頬が真っ赤に染まる。「ゆっ。祐ちゃん? 」抱きしめた祐樹の腕は力強い男のものであった。
「奈緒・・・・・御免な・・・・・・、俺、ずっと奈緒の事、好きだった。でも・・・・・・」祐樹は、自分が普通の人間では無い事を言いかけるが、それを止めた。自分はユーガのクローンであり、その中には邪神の力が眠っている。到底、前のように普通の学生としては生きていけないと感じていた。もう、前のように奈緒と一緒に暮らしていく選択は無くなっていた。祐樹の目が涙で潤んだ。
おもむろに、奈緒が祐樹の唇に自分の唇を重ねた。
奈緒は、口づけを終えてから祐樹の体をギュっと抱きしめた。
「祐ちゃんは、ずっと私の祐ちゃんだよ」奈緒が小さな声で囁く。
「ありがとう、奈緒・・・・・・ありがとう」祐樹は少し微笑みながら別れの言葉を囁いた。
奈緒は祐樹の顔が、少し前の何もなかった頃の優しい顔に見えたような気がした。
壊された街も少しずつ復興していっている。
人類初、宇宙人の訪れた街として、この街は一躍有名となった。
あちらこちらには、UFOの残骸が転がっており、国の研究機関が一部の区画を閉鎖して未知のテクノロジーを研究しているそうだ。祐樹は自分もモルモットのようにされるのかと思ったが、今のところその兆候は無かった。
「どうするつもりなの・・・・・・ 」紫村が声をかける。
「そうだな・・・・・・、とりあえず、この街は出ないといけないような気がする」祐樹は自分の家があった場所で、使えそうなものを探し鞄の中に詰め込んでいた。ニールが祐樹の周りを飛び回ってから肩に着地した。
「ニールも祐樹と一緒に行く!」
「でも・・・・・、地球では、お前は目立ちすぎるし・・・・・・、大変だぞ」
「祐樹と一緒なら大丈夫!」可愛らしくニールは微笑んだ。
「一緒なら、大丈夫・・・・・・か」言いながら祐樹は胸のペンダントを握りしめた。そのペンダントの中には、消えたレオたちの心が宿っている。そう思うと、祐樹の中に暖かい感覚が広がった。
「そうだな、一緒に行こうか!」祐樹はニールの頭を優しく撫でた。
「うん!」ニールは満面の笑顔を送る。
その様子を眺めていた少女が、ゆっくり歩み寄ってくる。「祐ちゃん・・・・・・・、何処かに行ってしまうの」奈緒が悲しそうな瞳で問いかける。
「さすがに、この街では暮らせないよ。皆にも迷惑かけたしな」荷物の入った鞄を祐樹は持ち上げた。胸のポケットの中にニールは飛び込み、ヒョコッと顔だけ出した。
「何処に行くの? 」
「わからない・・・・・・、何処か、誰も俺の事を知らない場所を探すよ」祐樹は格好良すぎるかなと思いながら歩き出した。
「あっ・・・・・・! 」紫村が驚きの声をあげる。
「どうした・・・・・・? 」と祐樹は何か下半身に違和感を感じる。下に目をやると、ズボンがずり下ろされている。
「観念しろよ! へへへへ!」ダンが祐樹のズボンを引き下ろしていた。
「なっ、なっ、ダン!どうして? 」周りを見回すと、レオ、ダン、パン、ソラの姿があった。
「お前たち、どうして・・・・・・」祐樹は頭が混乱して、うまく言葉が出てこない。
「別に、一生会えないなんてパンたちは言っていませんですよ。ご主人様」パンは後ろに手を組み少し体をくの字にして微笑んだ。
「今回は初めての合体でしたからか、それとも、マリアの混合により合体が解かれたのかは解りませんが、何とか元に戻れたようなのです。私達にも予想外でした。しかし今度、『ゼロ』を使用すると戻れなくなるかもしれません。多用するのは、控えていただきますね」レオが説明する。腰に手をやり大きな胸を前に突き出した。
「もちろんだよ、初めから教えてくれていたら、決してあんな合体しなかったよ」祐樹は安堵のため息をついた。
祐樹はレオ、ダン、パン。ソラの顔を見て目頭に熱いものを感じた。赤くなった目を隠すように彼女たちから背を向けた。
「祐樹が、何処かに行くなら俺たちも一緒だ! ニールだけには任せられないからな」ダンが鼻の下を人差し指でこする。祐樹のポケットからニールが飛び出して、ダンの肩に飛び移る。祐樹は呆然としながらもダンに下ろされたズボンを引き上げて、腰の上にベルトを固定させた。いつの間にか、ダンとニールは仲良くなっていたようだ。
「・・・・・・旅に出るなら、ゲーム機を忘れずに・・・・・・」ソラが無感情の声で、要望を言った。充電ができる場所にいけるかは保障出来ない。
「レオ・・・・・・おかえり 」祐樹はレオの名前を呼んだ。祐樹は胸に熱いものが込上げる感覚がした。(もしかして、俺は・・・・・・)その先を考えることを祐樹はやめた。
「祐樹さん・・・・・・・、ただいま」レオの手には、ライオンのキーフォルダーが握られていた。それは二人で散策したパークランドで祐樹が買ったものであった。
「おい!なんだ、レオだけ特別かよ!」ダンが膨れっ面で不服を述べた。目がワナワナと燃えている。
「皆、お帰り・・・・・・」祐樹は目に涙を溜めると、誤魔化すように後ろを向いた。
「なんだか、取ってつけたみたいに・・・・・、まぁいいけどさ」ダンが少し拗ねたような顔を見せた。ニールがヨシヨシとダンの頭を撫でた。
遠くで祐樹達の様子を見ていた、奈緒はもう祐樹の中に自分が入り込める場所が無いような気がした。祐樹は彼女たちと一緒に生きていくのだろう、幼い頃に隣に引っ越してきた泣き虫の男の子。その男の子を守る為に、自分は強くなろうとした。でも、もう自分は彼を守ることは出来ない。自分は彼にとって必要なくなったのだと奈緒は思った。
自分はもう祐樹の所には行けない。行くことは出来ない、そんなことを考えていた。
「紫村先生は、どうするんですか? 」祐樹は紫村に尋ねた。
「私は、ナユター星に戻るわ。貴方もどう?王様扱いよ!ゆ・う・き・さ・ま」紫村はウインクをして微笑んだ。前のめりにして、女の武器を前面の押し出していた。男の壺を押さえたセクシーポーズだ。祐樹は紫村から目を逸らした。
「俺には王様なんて無理です。それに、やっぱり地球が一番です。本当の故郷でなくても・・・・・・ 」祐樹は死んだ母親のことを思い出していた。この星には、思い出がたくさん詰まっている。たとえそれが偽りの記憶だとしても……。
「そう、残念ね・・・・・・、レオ、貴方も行くの?」紫村はレオに目配せをした。
「ええ、私達はずっと祐樹さんと一緒だから・・・・・・」レオは祐樹に視線を送りながら答える。姉とユーガ星との決別を彼女は選択した。彼女は自分の一生を祐樹に捧げると誓った。
「少し、羨ましいわね・・・・・・」紫村は奈緒の肩を抱き寄せる。「元気でね、皆・・・・・・」
「ええ、紫村先生・・・・・・、奈緒も元気で・・・・・・」手を振ると、祐樹とガイダーたちは歩いていった。
「祐ちゃん!」奈緒が泣きながら叫んだ。
「・・・・・・ 」祐樹は、無言で振り返る。振り向いた祐樹の顔を見て奈緒は少し驚く。
祐樹の顔は、奈緒が知っている争いを好まないひ弱な少年の顔では無く、一人前の男の顔に変わっていた。ずっと一緒に大きくなってきていた筈なのに、祐樹の変化に今まで気づかなかった。様々な経験が祐樹の外見も中身も成長させたのだと奈緒は想像した。
「私、私、祐ちゃんの事・・・・・・! 」奈緒は精一杯の声をかける。胸に込上げる気持ちを抑えようとしたが、彼女にはまだ、そこまで整理が出来ていなかった。
祐樹は、荷物をその場に置くと奈緒の元に走っていく。そして奈緒の体を精一杯抱きしめた。奈緒の頬が真っ赤に染まる。「ゆっ。祐ちゃん? 」抱きしめた祐樹の腕は力強い男のものであった。
「奈緒・・・・・御免な・・・・・・、俺、ずっと奈緒の事、好きだった。でも・・・・・・」祐樹は、自分が普通の人間では無い事を言いかけるが、それを止めた。自分はユーガのクローンであり、その中には邪神の力が眠っている。到底、前のように普通の学生としては生きていけないと感じていた。もう、前のように奈緒と一緒に暮らしていく選択は無くなっていた。祐樹の目が涙で潤んだ。
おもむろに、奈緒が祐樹の唇に自分の唇を重ねた。
奈緒は、口づけを終えてから祐樹の体をギュっと抱きしめた。
「祐ちゃんは、ずっと私の祐ちゃんだよ」奈緒が小さな声で囁く。
「ありがとう、奈緒・・・・・・ありがとう」祐樹は少し微笑みながら別れの言葉を囁いた。
奈緒は祐樹の顔が、少し前の何もなかった頃の優しい顔に見えたような気がした。
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