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II.アスタリカとエルシーズ
デート1
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出かけ日和の晴天。気候はもうすっかり暖かい。陽が落ちてからの上着も持ってきたけど、朝の時点で薄いシャツ一枚で良さそうだ。
バスの時点で鉢合わせになったらと心配したけど大丈夫だった。それもそうか。時計塔を見上げたら時刻は待ち合わせ時刻よりもより一周も早い。家でじっとしていられなく早々に出てきた僕だ。
今日は何が何でも普通にデートする。
強い思いで挑んでいる。アスタリカの観光地を定番から穴場までリサーチした。人気の名所も食事も十分調べてきたし、交通情報もおさえてある。
僕はポケットから手帳を取り出した。今日までにずらりと書いた文字を眺めるのではなく、手帳に挟んだ紙をちょっと覗き見するためだ。硬めの切符みたいなお札の紙には、愛の神マソと、はかりごとの神アヴスの神託を頂いてある。
今日は不幸に苛まれることはないんだ。僕は昨日、命懸けでナヴェール神殿に行って来たからね。ちゃんと一昨日のことも、それ以前のこともエルサ神に謝ってきた。だから大丈夫。
……バス停で自信を付けたら、国立図書館の広場へと歩き出す。途中で犬の散歩をしているご老人に挨拶もした。気持ちよく挨拶を交わすと幸福度が増すという。
始業時間よりもずいぶん早くてもそれなりに人はいるようだ。空いているベンチを見つけて座り、少し読書でもして待とう。ちなみに、恋愛についての参考書も少し読んできた。抜かりはない。
「よし!」
今日の僕はいつもとは違う。
とはいえ、困ったことに読書本の内容が全く頭に入って来なくて、何度もページを戻っては読み直すの作業でなかなか進まなかった。
おかしいなぁ。疲れちゃってるのかなぁ。そんな風に思って過ごしていたけど、ベンチに座って少ししか経っていないのに「フォルクスさん!」と、名前を呼ばれた時点で理由が分かる。
約束の時間を知らせる鐘が鳴る前に、僕の名前を呼ぶ人が現れた。それは紛れもなくアルゼレアだったし、途端に僕はドギマギしてしまった。心の準備が整っていなかったんだ。
「おはようございます。は、早いですね……」
「お、おはよう。アルゼレアもね……」
どちらも歯切れの悪い挨拶をするのは緊張のせいだった。
「あの。兄からフォルクさんに手紙を預かっていて」
「お兄さんから?」
僕がアルゼレアの服を褒める先に、白い封筒が手渡されてしまった。せっかくアルゼレアの他所行きなワンピースが春色で素敵だって思ったのに。だけどお兄さんからの手紙とやらも相当気になる。
手紙は頑丈にテープでぐるぐる巻きに封をされていた。アルゼレアのお兄さん……クオフさんがそんなに不器用な人だとは思えないけど。たしか学校の先生をやっているくらいだし。とにかく懸命に綺麗に剥がして開けてみる。
『お久しぶり。フォルクス君。今日はアルゼレアをよろしく頼みます。妹が帰ったら君との話を聞くのが楽しみだ。寝ずに待っているよ』
僕はその文章の意味がすぐに読み取れた。
「何て書いてあったんですか? 兄にはフォルクスさんから聞けば良いって」
クオフさん……。それでこんなにテープでぐるぐる巻きに……。手紙は封筒に直して懐に入れておく。
「アルゼレアをよろしくねって書いてあったよ。優しいお兄さんだね」
夜は必ず家に返してくれよとお兄さんが妹さんをめちゃくちゃ心配している……。
お兄さんからの愛情をアルゼレアが喜ぶかと思ったら逆だった。彼女は勢いよく僕の隣に座ったら俯く。垂れた赤髪から覗けるのは若干唇を尖らせた不服そうな顔だ。
「過保護で困ります。もう大人なのに」
小言を漏らすアルゼレアを見るのは新鮮だった。また僕の胸は勝手に跳ね上がってしまう。もちろん表面上では落ち着いている。急に抱きしめたりなんかはしないけどさ。
彼女が知らない隙に優しくその頭を撫でてみた。触り心地はまるで小動物だね。アルゼレアはモルモットとかハムスターに似てる。癒され効果は抜群だ。
「今日はよろしくね、アルゼレア」
「……」
何も言ってくれないけど。たぶん彼女は恥ずかしいだけ。
アスタリカを観光として歩いたことがなかった。そもそもアスタリカに来たのも観光目的じゃなかったから当然と言えば当然なんだけど。色々あったこの国は旅行の定番として有名な土地だ、とはもう何度も伝えている。
西の街は国の中心街。国立図書館がシンボルな場所。
東の方は田舎町。ジャッジと一緒に港の方まで電車で行った。同じ国でもその地は吹雪が吹き付ける土地だった。そこは寝泊まりするのに人気だと旅行誌が書くように、たしかに町の人も優しかった印象がある。
南の街は物流が盛んだそうだ。治安は少し落ちるけど、観光客が買い物や食事をするには外せないスポットなんだそう。流行の発信地とも言われるらしい。
「カイロニア、メルチ、ベンブルク。王様の時代にあった三国が合致した場所が現アスタリカ帝国です。それぞれ王国の特徴をある程度引き継いでいるみたいですよ」
アルゼレアの方から解説が入る。彼女は昨日、観光地を調べていくうちに歴史が気になってしまって、調べ物が止まらなくなったんだって。勉強熱心だ。
「歴史遺産ならナヴェール神殿のほかに、リンネルの街並みと、ヴァレンシアの壁画が有名ですよ。あとは、三立の檻とかもありますけど」
三立の檻。みりつのおりって読む。
「それは僕も聞いたことだけあるよ。でも今回はやめておこう」
場所が遠いということもあったけど、その観光地はどちらかというとネガティブな歴史で作られた場所だ。あえて今日という日に行かなくても良いかなって思ったんだ。
話し合いの末に僕らはバスに乗り込んだ。行き先はショップ街。国立図書館から南下した場所へと向かう。
歴史の話を聞いたからか、バスの窓から眺める景色に思いを馳せていた。その昔の王様の時代には、この道を乗馬や馬車で行き来していたんだろうなぁと。別の国だったら戦争とかもあったのかな……とは、考えるのは中断だ。
「歴史の本も読んだりするの?」
「たまにですけど。気になることがあったら読みます」
アルゼレアは本が好きだ。でもそういえば、彼女が読書家であるとは思ったことがない。どちらかというと本を運んでいる姿ばかり見ていて、読んでいるところはあまり見たことがなかった。図書館で出会う司書さんだから当然といえばそうだけど。
「普段はどんな本を読んでいるの?」
聞けば意外にもロマンス小説を読むのが好きらしい。
「読むのは早い方?」
どうでしょう、と困っている。だったらきっと僕が読むより相当早いはず。
「最近のオススメは?」
いくつか本を教えてもらったけど。実は僕から聞いておいて、そんなに興味を持てなかった。だからアルゼレアから質問返しが来たら若干身構えてしまった。
「フォルクスさんはどんな本を読まれますか?」
正直に答えるべきだと思って話す。
「僕はあんまり読まないかな。文字を読むのが遅いんだよね。あと、数ページ読んだだけで眠たくなっちゃう」
本屋巡りは好きだし、本を買うのも好きだし、図書館で毎回本を借りては返しているんだけど。実は最後まで読めた本がほんの数冊だってことは話しても大丈夫なんだろうか。
「あ、医療系の専門書はちょっとずつなら読むよ」
それだって数ヶ月もかけて要所要所をさらっただけなんだけどね。でも嘘はついていないしセーフかな。……そうだ。僕がさっき読んでいた本は映画の原作本だった。
「あとは原作派ってほどでも無いんだけど。映画になった作品を読むかな」
「私も文庫版が好きです」
「うんうん。一度映像で触れているから読みやすいし。映画を二回観るより安くて良いかなって」
ひとりで照れ笑いをした僕だった。調子良く回ろうとしていた会話が急に静かになったのをひしひしと感じた。照れ笑いだってだんだんと苦笑いになっていく。
アルゼレアが作り笑いを添えてくれないことが悪いんじゃない。ボロを見せてしまった僕のせい。「安くて良いかなって」が、さすがにダメだったよね。失敗した。
「フォルクスさんってそんなに本が好きじゃないんですね」
本好きの彼女の一言は余計に冷たく感じる。
「そういうわけではないんだけど……」
アルゼレアは自分のカバンをギュッと抱きしめたまま、窓の外に目を向けてしまった。他の話題を話そうにも、バスは早くてそろそろ目的地に着く。
だからここではもう二人黙ったままでやり過ごすしかなかった。……いや、大丈夫だ。まだまだ取り返せる。午後にもまだなっていないんだから。
(((次話は明日17時に投稿します
Twitter →kusakabe_write
Instagram →kusakabe_natsuho
バスの時点で鉢合わせになったらと心配したけど大丈夫だった。それもそうか。時計塔を見上げたら時刻は待ち合わせ時刻よりもより一周も早い。家でじっとしていられなく早々に出てきた僕だ。
今日は何が何でも普通にデートする。
強い思いで挑んでいる。アスタリカの観光地を定番から穴場までリサーチした。人気の名所も食事も十分調べてきたし、交通情報もおさえてある。
僕はポケットから手帳を取り出した。今日までにずらりと書いた文字を眺めるのではなく、手帳に挟んだ紙をちょっと覗き見するためだ。硬めの切符みたいなお札の紙には、愛の神マソと、はかりごとの神アヴスの神託を頂いてある。
今日は不幸に苛まれることはないんだ。僕は昨日、命懸けでナヴェール神殿に行って来たからね。ちゃんと一昨日のことも、それ以前のこともエルサ神に謝ってきた。だから大丈夫。
……バス停で自信を付けたら、国立図書館の広場へと歩き出す。途中で犬の散歩をしているご老人に挨拶もした。気持ちよく挨拶を交わすと幸福度が増すという。
始業時間よりもずいぶん早くてもそれなりに人はいるようだ。空いているベンチを見つけて座り、少し読書でもして待とう。ちなみに、恋愛についての参考書も少し読んできた。抜かりはない。
「よし!」
今日の僕はいつもとは違う。
とはいえ、困ったことに読書本の内容が全く頭に入って来なくて、何度もページを戻っては読み直すの作業でなかなか進まなかった。
おかしいなぁ。疲れちゃってるのかなぁ。そんな風に思って過ごしていたけど、ベンチに座って少ししか経っていないのに「フォルクスさん!」と、名前を呼ばれた時点で理由が分かる。
約束の時間を知らせる鐘が鳴る前に、僕の名前を呼ぶ人が現れた。それは紛れもなくアルゼレアだったし、途端に僕はドギマギしてしまった。心の準備が整っていなかったんだ。
「おはようございます。は、早いですね……」
「お、おはよう。アルゼレアもね……」
どちらも歯切れの悪い挨拶をするのは緊張のせいだった。
「あの。兄からフォルクさんに手紙を預かっていて」
「お兄さんから?」
僕がアルゼレアの服を褒める先に、白い封筒が手渡されてしまった。せっかくアルゼレアの他所行きなワンピースが春色で素敵だって思ったのに。だけどお兄さんからの手紙とやらも相当気になる。
手紙は頑丈にテープでぐるぐる巻きに封をされていた。アルゼレアのお兄さん……クオフさんがそんなに不器用な人だとは思えないけど。たしか学校の先生をやっているくらいだし。とにかく懸命に綺麗に剥がして開けてみる。
『お久しぶり。フォルクス君。今日はアルゼレアをよろしく頼みます。妹が帰ったら君との話を聞くのが楽しみだ。寝ずに待っているよ』
僕はその文章の意味がすぐに読み取れた。
「何て書いてあったんですか? 兄にはフォルクスさんから聞けば良いって」
クオフさん……。それでこんなにテープでぐるぐる巻きに……。手紙は封筒に直して懐に入れておく。
「アルゼレアをよろしくねって書いてあったよ。優しいお兄さんだね」
夜は必ず家に返してくれよとお兄さんが妹さんをめちゃくちゃ心配している……。
お兄さんからの愛情をアルゼレアが喜ぶかと思ったら逆だった。彼女は勢いよく僕の隣に座ったら俯く。垂れた赤髪から覗けるのは若干唇を尖らせた不服そうな顔だ。
「過保護で困ります。もう大人なのに」
小言を漏らすアルゼレアを見るのは新鮮だった。また僕の胸は勝手に跳ね上がってしまう。もちろん表面上では落ち着いている。急に抱きしめたりなんかはしないけどさ。
彼女が知らない隙に優しくその頭を撫でてみた。触り心地はまるで小動物だね。アルゼレアはモルモットとかハムスターに似てる。癒され効果は抜群だ。
「今日はよろしくね、アルゼレア」
「……」
何も言ってくれないけど。たぶん彼女は恥ずかしいだけ。
アスタリカを観光として歩いたことがなかった。そもそもアスタリカに来たのも観光目的じゃなかったから当然と言えば当然なんだけど。色々あったこの国は旅行の定番として有名な土地だ、とはもう何度も伝えている。
西の街は国の中心街。国立図書館がシンボルな場所。
東の方は田舎町。ジャッジと一緒に港の方まで電車で行った。同じ国でもその地は吹雪が吹き付ける土地だった。そこは寝泊まりするのに人気だと旅行誌が書くように、たしかに町の人も優しかった印象がある。
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アルゼレアの方から解説が入る。彼女は昨日、観光地を調べていくうちに歴史が気になってしまって、調べ物が止まらなくなったんだって。勉強熱心だ。
「歴史遺産ならナヴェール神殿のほかに、リンネルの街並みと、ヴァレンシアの壁画が有名ですよ。あとは、三立の檻とかもありますけど」
三立の檻。みりつのおりって読む。
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場所が遠いということもあったけど、その観光地はどちらかというとネガティブな歴史で作られた場所だ。あえて今日という日に行かなくても良いかなって思ったんだ。
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「たまにですけど。気になることがあったら読みます」
アルゼレアは本が好きだ。でもそういえば、彼女が読書家であるとは思ったことがない。どちらかというと本を運んでいる姿ばかり見ていて、読んでいるところはあまり見たことがなかった。図書館で出会う司書さんだから当然といえばそうだけど。
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「あとは原作派ってほどでも無いんだけど。映画になった作品を読むかな」
「私も文庫版が好きです」
「うんうん。一度映像で触れているから読みやすいし。映画を二回観るより安くて良いかなって」
ひとりで照れ笑いをした僕だった。調子良く回ろうとしていた会話が急に静かになったのをひしひしと感じた。照れ笑いだってだんだんと苦笑いになっていく。
アルゼレアが作り笑いを添えてくれないことが悪いんじゃない。ボロを見せてしまった僕のせい。「安くて良いかなって」が、さすがにダメだったよね。失敗した。
「フォルクスさんってそんなに本が好きじゃないんですね」
本好きの彼女の一言は余計に冷たく感じる。
「そういうわけではないんだけど……」
アルゼレアは自分のカバンをギュッと抱きしめたまま、窓の外に目を向けてしまった。他の話題を話そうにも、バスは早くてそろそろ目的地に着く。
だからここではもう二人黙ったままでやり過ごすしかなかった。……いや、大丈夫だ。まだまだ取り返せる。午後にもまだなっていないんだから。
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