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II.アスタリカとエルシーズ
デート2
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挽回しなくちゃならない。本を突然大好きになることは難しいけど、ケチな男だなんて思われたくはないんだ。ここでは値段を気にするのはやめだ。単純に財布を緩めたんじゃなく、新しい自分に生まれ変わるつもりで取っ払う。
南街の有名なカツレツのお店。テイクアウト店も観光客には人気だけど老舗の店舗に入った。若者客に向けたカジュアルな店内とメニューはなかなか良い。
アルゼレアと僕は有意義な時間を過ごしていた。違うトッピングのものを分け合ったり、食事中の会話も難なく弾んでいた。会計もスムーズに僕から出すのに成功した。
「美味しかったね」
「はい。ありがとうございました」
「いえいえ」
良い感じだ。
店の側にはショッピングをするのに良い通りがある。さっき歩きながら観光雑誌で見たところだと踏んでいたんだ。
メルヘンな装飾が街灯にもフェンスにも施されていて、足元は遊び心で花模様を作ったベージュの石畳。お洒落で異国な雰囲気を作ったストリートだ。
絶対にアルゼレアが喜ぶぞと思っていたら、やっぱりそれを見るなりアルゼレアの目がいつもより大きく見開かれていた。
「ちょっと人が多いんだけど。行ってみよっか」
「はい! あっ、ちょっと待ってください」
石畳に片足を入れたところでアルゼレアが立ち止まる。どうしたんだろうと見てみると、別に何か落としたとか足元が気になるとかでも無さそう。
「どうかした?」
少しのあいだ彼女が黙った後、無言のままで片手が差し出される。その手には特に何も持っていない。
「恋人同士なので……」
手を繋ぎましょうという誘いだった。しまった。こういうのは僕からエスコートするべきなのに。
「もちろんだよ」と、言おうとした時、ふと思いとどまる。それは何故なら、僕に出された彼女の手は例の手袋に覆われていたからだ。
今まで必要な場面で手は繋いできた。主に逃げたり連れたりばかりだったけど……。でもその度に何か特別な気持ちが起きなかったのは、この手袋のせいなんじゃないだろうか。
いくら薄いレース生地だったとしても、本来の温もりや彼女の肌の感触が得られない。とは言ってもアルゼレアのそれは怪我を隠すためのものだから、こんな人前で取ってよなんては言えないよなぁ。
「……もちろんだよ」
僕は彼女の手を取ることにした。冷たくてザラザラとした感触。だけどしばらく繋いでいると、じんわりと彼女の温かさが伝わってくるには伝わってくるんだ。
しかしアルゼレアは、ちょっと嬉しそうじゃなかった。ストリートの雰囲気にワクワクした感じが彼女の嬉しさだったとしたら、僕が手を繋いだことは完全に負けていた。
「あっ、ごめん。違った!?」
慌てて手を離す僕。それをすかさず握り止めるアルゼレア。恋人同士であんまり起こり得ない瞬間にどちらも困惑する。
「い、行きましょう」
僕はアルゼレアに手を引かれた。結構強い力で持っていかれるようにしてストリートに入って行った。
その後は普通に横並びになってゆったりと歩幅を合わせて歩いていたわけなんだけど。あの時アルゼレアの中で何が起きたのか僕には全然わからない。
「お客さん、旅行者の人? だったらオレンジティー飲んで行かない?」
マーケットで試飲を配る店員さんだ。僕もアルゼレアもそこで足を止めて小さなカップを受け取った。中は確かにオレンジがかった紅茶の色。でもオレンジのような柑橘系の匂いは一切しない。
「貴族が飲んでいたものだよ。味にはちょーっとクセがあるけどね」
受け取った後でそれを言うのか。だけど興味はあるから飲んでみる……。
「うああっ!?」
絵も言えない味が口の中に広がった。ベースは紅茶のようだけど腐敗に似た風味が酷い。
「なんの味ですかこれ!?」
「ネギの葉を特別な菌で発酵させて茶葉に加えるんだ。そうすることで誰もが鼻をひん曲げる風味が作られてる」
「何のために……」
「もちろん敵味方を区別するためだよ。特別な訓練を受けていないとこの風味は受け付けられない」
だったら完璧だ。僕はこのお茶を飲む国の出身じゃない。確かに鼻に駆け抜ける風味が独特で気持ちが悪い。鼻を摘んでもより一層口内で暴れて大変だ。
アルゼレアの方はどうだろう。彼女は固まっている。感情が表情に現れないのはここでも守られていて、その代わり彼女は微動だにせず。しかし手に持ったカップだけ小刻みに揺れていた。
「みんな、そういう反応になるんだよ」
この場で楽しそうに笑っているのは店員だけだ。店員の笑い声が響けば他のお客も集まってくるけど、そうした人たちはみんな「オレンジティー」と聞いたら逃げていくみたいに去っていった。物知らずな僕らだけ餌食になったみたい。
「さあ、お客さん。土産にも人気だよ。買ってくかい?」
「いや大丈夫です」
オクトン病院のみんなに振る舞ったら恨みを買いそうだ……。医者が患者を増やしてどうするんだってね。内科の先生方に睨まれてしまう。
「フォルクスさん。ちょっと外します」
「えっ。うん」
猛ダッシュで駆けていく女の子を見守った。すぐ近くの飲食店に慌てて入って行ったみたい。……悪いことをしちゃったなと思う。
再び移動のバス。だけどアルゼレアは体調を取り戻すべく今は隣ですやすやと眠っている。肩を使っても良いよと言ってみたけどダメだった。窓にもたれて眠っている。
聞かれていないだろうと思って少しだけ溜め息をついた。なんだか疲れていた。昼下がりのカフェが混み合いだす時間帯。甘いものでも食べれば元気は出るかもしれないけど。
もしくは、もうちょっとアルゼレアとイチャイチャできたら疲れも吹き飛ぶんだろう。体を寄せ合ったり手を繋いだりキスをしたりすれば、癒し効果と幸せホルモンの影響で楽しいデートになるはずなんだろう。
アルゼレアがぐっすり眠って起きないから、そっと指先で彼女の毛先を触ってみていた。それだとあんまり効果は得られず。余計に何か虚しくなる気もするかも。
僕といる彼女はきっと楽しんでいてくれているんだろうけど……特別いつもよりも明るいってこともない。それが僕としては時々自信をなくす要因になっているのかな。
アルゼレアの起伏のない表情は、僕ばっかりが気分を伺っているような気がする。それかやっぱり、まだまだお互いのことを知らないからすれ違っているみたいに思うだけなのかな。
そろそろ夜に向けて太陽が動いている。一日中とは言ったけど正直不安だ。僕はアルゼレアと付き合っていて幸せなんだろうか。
アルゼレアは僕が好きだって言っていたけど、今日は僕と居れて嬉しいって思ってくれているんだろうか。どうなんだ。
(((次話は明日17時に投稿します
Twitter →kusakabe_write
Instagram →kusakabe_natsuho
南街の有名なカツレツのお店。テイクアウト店も観光客には人気だけど老舗の店舗に入った。若者客に向けたカジュアルな店内とメニューはなかなか良い。
アルゼレアと僕は有意義な時間を過ごしていた。違うトッピングのものを分け合ったり、食事中の会話も難なく弾んでいた。会計もスムーズに僕から出すのに成功した。
「美味しかったね」
「はい。ありがとうございました」
「いえいえ」
良い感じだ。
店の側にはショッピングをするのに良い通りがある。さっき歩きながら観光雑誌で見たところだと踏んでいたんだ。
メルヘンな装飾が街灯にもフェンスにも施されていて、足元は遊び心で花模様を作ったベージュの石畳。お洒落で異国な雰囲気を作ったストリートだ。
絶対にアルゼレアが喜ぶぞと思っていたら、やっぱりそれを見るなりアルゼレアの目がいつもより大きく見開かれていた。
「ちょっと人が多いんだけど。行ってみよっか」
「はい! あっ、ちょっと待ってください」
石畳に片足を入れたところでアルゼレアが立ち止まる。どうしたんだろうと見てみると、別に何か落としたとか足元が気になるとかでも無さそう。
「どうかした?」
少しのあいだ彼女が黙った後、無言のままで片手が差し出される。その手には特に何も持っていない。
「恋人同士なので……」
手を繋ぎましょうという誘いだった。しまった。こういうのは僕からエスコートするべきなのに。
「もちろんだよ」と、言おうとした時、ふと思いとどまる。それは何故なら、僕に出された彼女の手は例の手袋に覆われていたからだ。
今まで必要な場面で手は繋いできた。主に逃げたり連れたりばかりだったけど……。でもその度に何か特別な気持ちが起きなかったのは、この手袋のせいなんじゃないだろうか。
いくら薄いレース生地だったとしても、本来の温もりや彼女の肌の感触が得られない。とは言ってもアルゼレアのそれは怪我を隠すためのものだから、こんな人前で取ってよなんては言えないよなぁ。
「……もちろんだよ」
僕は彼女の手を取ることにした。冷たくてザラザラとした感触。だけどしばらく繋いでいると、じんわりと彼女の温かさが伝わってくるには伝わってくるんだ。
しかしアルゼレアは、ちょっと嬉しそうじゃなかった。ストリートの雰囲気にワクワクした感じが彼女の嬉しさだったとしたら、僕が手を繋いだことは完全に負けていた。
「あっ、ごめん。違った!?」
慌てて手を離す僕。それをすかさず握り止めるアルゼレア。恋人同士であんまり起こり得ない瞬間にどちらも困惑する。
「い、行きましょう」
僕はアルゼレアに手を引かれた。結構強い力で持っていかれるようにしてストリートに入って行った。
その後は普通に横並びになってゆったりと歩幅を合わせて歩いていたわけなんだけど。あの時アルゼレアの中で何が起きたのか僕には全然わからない。
「お客さん、旅行者の人? だったらオレンジティー飲んで行かない?」
マーケットで試飲を配る店員さんだ。僕もアルゼレアもそこで足を止めて小さなカップを受け取った。中は確かにオレンジがかった紅茶の色。でもオレンジのような柑橘系の匂いは一切しない。
「貴族が飲んでいたものだよ。味にはちょーっとクセがあるけどね」
受け取った後でそれを言うのか。だけど興味はあるから飲んでみる……。
「うああっ!?」
絵も言えない味が口の中に広がった。ベースは紅茶のようだけど腐敗に似た風味が酷い。
「なんの味ですかこれ!?」
「ネギの葉を特別な菌で発酵させて茶葉に加えるんだ。そうすることで誰もが鼻をひん曲げる風味が作られてる」
「何のために……」
「もちろん敵味方を区別するためだよ。特別な訓練を受けていないとこの風味は受け付けられない」
だったら完璧だ。僕はこのお茶を飲む国の出身じゃない。確かに鼻に駆け抜ける風味が独特で気持ちが悪い。鼻を摘んでもより一層口内で暴れて大変だ。
アルゼレアの方はどうだろう。彼女は固まっている。感情が表情に現れないのはここでも守られていて、その代わり彼女は微動だにせず。しかし手に持ったカップだけ小刻みに揺れていた。
「みんな、そういう反応になるんだよ」
この場で楽しそうに笑っているのは店員だけだ。店員の笑い声が響けば他のお客も集まってくるけど、そうした人たちはみんな「オレンジティー」と聞いたら逃げていくみたいに去っていった。物知らずな僕らだけ餌食になったみたい。
「さあ、お客さん。土産にも人気だよ。買ってくかい?」
「いや大丈夫です」
オクトン病院のみんなに振る舞ったら恨みを買いそうだ……。医者が患者を増やしてどうするんだってね。内科の先生方に睨まれてしまう。
「フォルクスさん。ちょっと外します」
「えっ。うん」
猛ダッシュで駆けていく女の子を見守った。すぐ近くの飲食店に慌てて入って行ったみたい。……悪いことをしちゃったなと思う。
再び移動のバス。だけどアルゼレアは体調を取り戻すべく今は隣ですやすやと眠っている。肩を使っても良いよと言ってみたけどダメだった。窓にもたれて眠っている。
聞かれていないだろうと思って少しだけ溜め息をついた。なんだか疲れていた。昼下がりのカフェが混み合いだす時間帯。甘いものでも食べれば元気は出るかもしれないけど。
もしくは、もうちょっとアルゼレアとイチャイチャできたら疲れも吹き飛ぶんだろう。体を寄せ合ったり手を繋いだりキスをしたりすれば、癒し効果と幸せホルモンの影響で楽しいデートになるはずなんだろう。
アルゼレアがぐっすり眠って起きないから、そっと指先で彼女の毛先を触ってみていた。それだとあんまり効果は得られず。余計に何か虚しくなる気もするかも。
僕といる彼女はきっと楽しんでいてくれているんだろうけど……特別いつもよりも明るいってこともない。それが僕としては時々自信をなくす要因になっているのかな。
アルゼレアの起伏のない表情は、僕ばっかりが気分を伺っているような気がする。それかやっぱり、まだまだお互いのことを知らないからすれ違っているみたいに思うだけなのかな。
そろそろ夜に向けて太陽が動いている。一日中とは言ったけど正直不安だ。僕はアルゼレアと付き合っていて幸せなんだろうか。
アルゼレアは僕が好きだって言っていたけど、今日は僕と居れて嬉しいって思ってくれているんだろうか。どうなんだ。
(((次話は明日17時に投稿します
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