釣り聖女! 。゜○ ミニゲームで異世界救います ○ ゜。

Taka多可 (お米)

文字の大きさ
30 / 30
3.仲間ができました。

魚29:聖杯を出してみました。

しおりを挟む
「遅かったわねアユコ、アビー…って暗!」
「あー、もしかしてなんかイヤミ言われたか。」
「お部屋お邪魔しまーす。うーん…あんまり陰口言いたくないけど…ツボミさん、アビーさんのこと嫌いになっちゃったみたいです。わたしのことも。」
「あらまぁ…アビーのファンなんだと思ってたのだけれど。」
「種族が鬼ってだけで「オーガ」っていってました。オーガってモンスターですよね?」
「はあ…。わかったわ、明日にでも宿を変えて…いえ、そうだわ他所の街へいきましょう!やりかけの依頼はもう無いんだし。」
「話しが早くて助かります。」
「アユコってなかなか口悪いな!」
「うう、これだから苦手なんですよ、ひとをわるく言うの。」
「……」 ←まだしょぼん中アビー


さてさて、預かっていた荷物を全部だして、と。仕分けはあとでするそうです。
三人の部屋は、玄関からドアが二つある、男女混合チームでも分けて使える安心の内鍵付き部屋。
女子部屋に集合して、シシイさんが防音の魔法をつかってくれて、いざ。OHANASIです。
どこまで話したらいいのかな…

  ピンポンパンポーン♪ ≪サポちゃんの表示が可能になりました。3・2・1 再表示します。≫ ポコン!

「「「!?」」」
「さ、サポちゃん!!」
【マスター、お待たせいたしました。心細い思いをさせてしまい申し訳ございませんでした。】(T^T)
「おかえり、サポちゃん!」

うわああぁぁぁぁん!!さぽぢゃぁぁぁぁぁぁん!!さびしがっだよおぉぉぉぉぉ!!(内心)

「コホン! えっと、まず…急いでいたとはいえ何も聞かず仲間のフリをして頂いたこと、本当にありがとうございます。アビーさんは特に、出会ったその日に恋人のフリなんて重大な役割をお願いしてしまって本当にありがとうございます。 改めて自己紹介からですね。わたしはアユ。どうぞこれまで通りアユコと呼んでください。こっちの黒い宝石の妖精が相棒のサポちゃんです。」
【サポちゃんでございます、よろしくお願い申し上げます。】 (*- -)(*_ _)

そういえばサポちゃん、白文字で顔文字が表示されるようになってる。うれしいなぁ。お、ペコリの顔文字がアニメーションしてる!かわいーい!

「わたしを含めて四人の女性が異世界から聖女として連れてこられた…というかほぼ拉致ですね、そのくせに私の能力が要らないからと王様の命令で捨てられました。 ですが、ほかの三人が怒った神様の手で強制帰還されたため、いまわたししか残っていないのでたぶん捜索されてる可能性があります。絶対協力したくないのでさっさと国外に逃げたいです。 魚釣りと毒物の見極めが得意なのでお肉以外の食材の調達ができます。狩りは無理です。 あ、捨てられはしましたがお城に勤めている常識のあるかたが捨てに行くふりをして逃がしてくれたので、王様と召喚に関わった人以外にそんなに恨みはないです。」

「アーー、突っ込みたいところは沢山あるけど。 アユコさん、そしてサポちゃんさん。本当にありがとうございます。お二人は命の恩人です。安全で安心できるような場所まで、できる限り護衛させていただきます。本当は様付けで呼びたいけれど、友人設定なので、今後は呼び捨てと気楽なしゃべり方にさせていただきます。」
「うん、それでよろしくね。」

「まず私はシシィ。チーム”赤い宝石”のリーダーで、見たまんまエルフよ。補助魔法と薬づくり、料理が得意。味方を強くしたりモンスターを弱らせたり、って感じかしら。回復魔法は使えないからなるべく大怪我しないでちょうだいね。薬を使うのも落ち着いてからじゃないと手当てしにくいから。攻撃魔法はそんなに得意じゃないわ。」
「俺はジュドー、ドワーフ族だ。耳が四角いだろ?これが特徴だ。ドワーフとしてはちょいとでかいし痩せ形だが、力は十分あるからまかせとけ!武器は斧。」
「アビーと申します。鬼人族、赤い角、火の鬼です。スキル:ステゴロがあるので、グローブやナックル以外の武器を持つと力が下がります。素材が必要な場合は剣を使いますが、通常は肉弾戦です。」
「はい、みなさんよろしくおねがいします!」
「それと、謝らなきゃいけないことがあるわ。森で会ったときに、ちゃんと準備してきたって言ったけど…本当は全然よ。アビーの破けた服が証明よね、多少防御力が上がる程度の普段着。弱いモンスターしかでない、キャンプのできる森だと油断しきってたわ。あなたがいなかったら、全滅してた。本当に本当に、命の恩人よ。ありがとう。」

ああ、やっぱりそうだったんだ。
お礼がすんだらお別れするような場面だったもんね。強がってたんだ。

「その恩を利用するような厄介者ですよ。どうぞ、気楽に接してください。それにサポちゃんのおかげですから。」
【恐縮です。】( ゚Д゚)ゞ

「んじゃあまずな。聖女ってマジ?無理矢理拉致されたんなら、間違いでさらわれたとかってこともあるか?」
「向こうでは一般人…こっちでは平民って言うのかな?普通の人間だったので、どうやら拉致されたことで聖女に成ったらしいです。 サポちゃん、聖杯ってみんなに見えるようにできる?というか実物ある?」
【はい、現物がございます。両手を器を持つように揃えてお祈りを行ってください、銅の聖杯を表示いたします。】
「うん。」

お茶碗を両手ですくって持つようにそろえる。

「赤い宝石の皆さんが、安全に旅ができるようお見守りください。」

  ふわわわ……ポトン。
ピッコーン! 《お祈り成立、銅の聖杯ゲット》

手のひらの上で暖かいものがくるくる回ったような感覚がして、ポロン、と優しく落ちてくるカップをキャッチする。
へえ、こんな形してたんだ。
…あ!ノッポさんたちに抱えられて走り抜けた廊下に転がった、あの銀色のコップと同じだ。あれ聖杯だったんだ。
消えちゃったのはたぶん、サポちゃんが回収してくれたんだね。
スリムでシンプルなタンブラーみたい、美しい新品の10円玉の色。
模様や飾りも無いのに、キラリと光る上品な金属のコップ。とっても軽い。

「はい、こんな感じです。お祈りが成立したので、安全に旅ができます。ただ、わたしはお祈りに含まれてないので、守ってもらう必要あります、すみませんが護衛お願いします。あ、聖杯さわってみます?」
「ううーん、わかった、あんたがおかしいってことは。儀式に使うためのものが、逆に、お祈りをしたら出現するとかどういうことだよ。」
「まあああ!こ、れ、が、聖杯!教会に飾られていたのは遠くからでもよく見える宝石や金属でいっぱいの、ゴテゴデビカビカずんぐりした奇妙な器だったのに! なんて清みきった美しさ!恐れ多くてさわれません!!」
「せっかくだから持たせてもらおうかな。しかし金属だけでできた器なのにこんなにも魅了されるとは…ほう!軽いな。うっわこれはこれは、凄まじい薄さだ。なのにフチはちゃんと丸みを帯びてるだがそれさえもあまりに滑らかだ、折り込んだはじの部分がほぼ見えない。これなら唇に当てても切れたりしないだろう。まあ水を飲むのになんて使えないけどな!聖杯なんだから。ああ、安定感を持たせるために、底の部分はちゃんと厚みがあるな。いやこれ、職人ドワーフどもがみたら大騒ぎになるな!」
「流石天女様!神秘的な光景でした。」  
しおりを挟む
感想 1

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(1件)

2021.08.18 ユーザー名の登録がありません

退会済ユーザのコメントです

2021.08.18 Taka多可 (お米)

ありがとうございます。
ありきたりな聖女ものですが、ゲームっぽさで個性が出せたらいいなと思います!
頑張ります!

解除

あなたにおすすめの小説

転生後はゆっくりと

衣更月
ファンタジー
貧しい集落で生まれたリリは、生まれた瞬間から前世の記憶があった。 日本人特有の”配慮”に徹した赤ん坊を演じていたことで、両親から距離を置かれた挙句、村人からも「不気味な子」として敬遠されることに…。 そして、5才の誕生日に遠くの町に捨てられた。 でも、リリは悲観しない。 前世の知識チートは出来ないけど、大人メンタルで堅実に。 目指すは憧れのスローライフが出来るほど、ほどほどの守銭奴としてリリは異世界人として順応していく。 全25話(予定)

我儘令嬢なんて無理だったので小心者令嬢になったらみんなに甘やかされました。

たぬきち25番
恋愛
「ここはどこですか?私はだれですか?」目を覚ましたら全く知らない場所にいました。 しかも以前の私は、かなり我儘令嬢だったそうです。 そんなマイナスからのスタートですが、文句はいえません。 ずっと冷たかった周りの目が、なんだか最近優しい気がします。 というか、甘やかされてません? これって、どういうことでしょう? ※後日談は激甘です。  激甘が苦手な方は後日談以外をお楽しみ下さい。 ※小説家になろう様にも公開させて頂いております。  ただあちらは、マルチエンディングではございませんので、その関係でこちらとは、内容が大幅に異なります。ご了承下さい。  タイトルも違います。タイトル:異世界、訳アリ令嬢の恋の行方は?!~あの時、もしあなたを選ばなければ~

断罪後のモブ令息、誰にも気づかれずに出奔する

まる
ファンタジー
断罪後のモブ令息が誰にも気づかれないよう出奔して幸せを探す話

3歳で捨てられた件

玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。 それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。 キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。

幸福なる侯爵夫人のお話

重田いの
ファンタジー
とある侯爵家に嫁いだ伯爵令嬢。 初夜の場で、夫は「きみを愛することはない」というけれど。 最終的にすべてを手にした侯爵夫人のお話。 あるいは、負い目のある伯爵令嬢をお飾りの妻にして愛人とイチャイチャ過ごそうと思ったらとんでもないハズレくじを引いちゃった侯爵のお話。

三十年後に届いた白い手紙

RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。 彼は最後まで、何も語らなかった。 その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。 戴冠舞踏会の夜。 公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。 それは復讐でも、告発でもない。 三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、 「渡されなかった約束」のための手紙だった。 沈黙のまま命を捨てた男と、 三十年、ただ待ち続けた女。 そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。 これは、 遅れて届いた手紙が、 人生と運命を静かに書き換えていく物語。

「婚約破棄された転生令嬢ですが、王城のメイド五百人に慕われるメイド長になりました。なお元婚約者は私のメイドに土下座中です」

まさき
恋愛
社畜OLとして過労死した私は、異世界の令嬢・アリア・ヴェルナーに転生した。 目が覚めたら、婚約破棄されていた。 理由は「地味で面白みがない」から。 泣く暇もなかった。翌朝、王城のメイド採用面接に向かった。 最初は鼻で笑われた。雑用係からのスタートだった。 でも——前世で叩き込まれた仕事術と、一人ひとりの話を聞く姿勢で、少しずつメイドたちが集まってきた。 厨房が変わった。リネンが変わった。王城全体が変わっていった。 そして就任スピーチで宣言した。 「500人全員の名前を、覚えます」 冷酷と噂される王太子は、静かに見ていた。 悪役令嬢は妨害を仕掛けてきた。 元婚約者は——後悔し始めていた。 婚約破棄された令嬢が、500人に慕われるメイド長になるまでの物語。 なお元婚約者は、私のメイドたちの前で土下座中です。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。