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第4章 炎都崩壊編
第18話 廃位と即位
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朝議の場、少帝を弾劾する文章を李儒が読み上げる。
突然の出来事に少帝、何太后は目の前で起こっている事実を信じられなかった。
「な、何を申している。この者をつまみ出せ」
しかし、何太后の命で動く者は、誰もいなかった。
顧みると、自身を皇后に押し上げてくれた宦官も頼りとしていた兄たちもいない。
栄華に忘れていたが、自分には寄る辺となる者が誰もいなくなったことに気づき、ゾッとした。
「漢には忠臣たる人物は、誰もいないのか」
何太后が嘆き、その場に崩れ落ちる。
「自身がなさってきたことを棚に上げるのですね」
弾劾文を読み終わった李儒が、読み上げていた書面を何太后の目の前に落とすと、
「降ろせ」と、冷たい言葉を発した。
すぐさま少帝は玉座から引きずり降ろされるのだった。
頂点を極めてから、わずか数週間での転落。
息子、劉弁を皇帝とするために、これまで策謀を巡らしてきた何太后に、突然の絶望が訪れた。
そして、新陛下の登場を知らせる銅鑼が鳴らされる。
新皇帝が会場に現れると、どよめきが起こった。
やって来たのは、董卓と董卓に手をつながれた劉協。
ここまでは、想像できたのだが、なんと董卓は剣を帯びたままであった。
『剣履上殿』
前漢の功臣・蕭何に与えられた特権を、何の功績もない董卓が我がものとしている。
さすがに居並ぶ百官も畏れ多い所業と思うが、誅を与えんとしても董卓の刃の届く範囲には新陛下がいる。
下手なことはできない。
もっとも、そこまで気概のある者は、ここにはいなかったが・・・
頼りの盧植は蟄居といいつつ、牢獄に幽閉され、この場にはいないのだ。
董卓は登壇し事前に用意された大きめの玉座に劉協よりも先に座った。
そして、董卓の膝の上に劉協が座る。
この状態で、劉協が新たな天子となる宣言を受けた。
ここに第十四代皇帝、献帝が誕生したのである。
「ご機嫌はいかかでしょうか?」
「よいわけがないでしょう」
少帝、改め弘農王となった劉弁と何太后の前に李儒がやって来た。
「よくも私たちの前に顔を出せましたね」
率直な怒りを李儒にぶつける。
しかし、李儒は意にも介さず、無言のまま二人ににじり寄った。
その不気味さにおされ、何太后は思わず後ずさる。
弘農王は部屋の隅まで逃げて、ガタガタと震えていた。
「そう興奮してはいけません。気分が悪いのでしたら、この霊薬をお飲みになってはどうです」
そう言って、懐から包みを取り出す。
それを見た何太后は青ざめた。
「・・・これは、・・・」
「董卓さまが、わざわざ取り寄せた薬です。まさか、その優しさを踏みにじるようなまねはいたしませんよね」
何太后の顔から汗がにじみ出て、震えだす。
「・・・これを、私たちに・・飲めと?」
「そうです。・・・そう言えば、あなたたち何兄妹の常とう手段って、何でしたっけ?」
李儒は薄笑いを浮かべると、さらに何太后に迫った。
「無理矢理飲ませてもいいのですが・・・どうします?」
何太后は力なく崩れ落ちた。ほほに涙が伝う。
「・・妾は、漢王朝の・・この国の・・国母なるぞ・・」
暫くして、李儒が部屋から去ると母と子、二人の遺体が床に横たわっていた。
洛陽の牢獄。
その中に幽閉されている盧植の前には、連日のように人が押し寄せていた。
人の往来のたびに賄賂を手に入れることができるため、ここの門番は上機嫌で誰でも簡単に盧植に会うことができたのである。
訪れる者は、今の現状を嘆く者、洛陽を去るとことを告げに来る者、さまざまであったが、その中の一人に曹操もいた。
「珍しい顔を見かける」
鉄格子越しだが、盧植はにこやかに出迎えた。
「本日は確かめたいことがあって、まいりました」
曹操が礼をすると、鉄格子に顔を近づけた。
「この前の宮中騒乱の際に、『伝国の玉璽』がなくなったというのは、本当のことでしょうか?」
『伝国の玉璽』とは、中華の歴代皇帝が代々受け継いできた天子の象徴である。
逆に言えば、『伝国の玉璽』を待たぬ者が、この国では皇帝を名乗ることはできない。
それがなくなったということは、国家の一大事のはずだった。
「それをどこで聞かれた?」
「やはり、事実ですか」
盧植の慌てぶりに、曹操は確信する。
「これから、私は董卓に会いに行きます。天は董卓を選んでいない。・・・それさえ分かれば十分というもの」
曹操は盧植に深々と礼をして立ち去るのだった。
董卓に会って、何をしようというのか?
問いかける間もなく曹操はいなくなった。
その後ろ姿に弟子の劉備を重ねる。
もう彼ら、若者の時代かもしれない。
「次代に紡ぐ、儂の役割は・・・」
牢の壁に身を任せると、盧植は静かに目を閉じた。
「曹操、儂につけ。悪いようにはせん」
呼ばれて参上した曹操に、董卓は配下となるよう命じる。
曹操は、すぐには返答せず、じっと董卓を見極めていた。
肥大したこの体の芯にあるものは、暴虐だ。
暴虐を打ち破るのは、理知ある者か・・上回る暴虐か・・・それとも・・
「返事はどうした?」
なかなか答えぬ曹操に業を煮やす。
「董卓殿にお尋ねする」
「何だ?」
椅子に身をゆだねたまま、鋭い視線を曹操に送った。
「あなたは洛陽より以西を制したと言っていいでしょう。では、以東はどうなされる?」
「そのようなもの、威で制する」
その答えに曹操は含み笑いをする。
・・・武で制するならともかく、お前の本質では足りない。
曹操は、スッと立ち上がると董卓に背を向ける。
董卓は椅子から身を起こすと、
「どこへ行く?」
「威で制するということは動かぬということ。・・・ならば、この曹操孟徳は必要ないでしょう」
「黙って帰すと思うか?」
曹操は歩みを止めず、高笑いを始めた。
「あくまで威で、私の足を止めてみればよろしいでしょう」
「儂を恐れぬというのか?」
「ええ。逆に私が恐ろしいですか?」
ふん。
董卓は再び、身を椅子に預けると、手で去れと示す。
「では、いずれ、また」
曹操がいなくなると部屋の隅で一部始終を見ていた李儒が、董卓の前に進み出る。
「このままで、よろしいので?」
「あいつには知恵と勇はあっても、肝心の武がない。口で歯向かうのが関の山よ」
確かに曹操には董卓に対抗するだけの軍事力がないのは李儒も承知している。
だが、不安要素はできるだけ、排除しておきたい・・・
「まぁ、お前に任せるがな」
「はっ」
李儒は、早速、曹操の罪状を作り上げ、手配をかける準備にとりかかるのだった。
洛陽の東門を潜り抜けると、曹操は振り返った。
次にこの門を通るときには、董卓を打ち破っているだろうか・・・
董卓を知るために会ってみたが、今の自分では届かぬことも分かった。
さて・・・
「個人で倒せないなら、今度は、あなたが諸侯を集めてみては?」
不意に声をかけられる。声の主は簡雍だった。
「君は、劉備殿の?」
「ええ、ちょっと別行動をしています」
この簡雍が、なぜ自分の前に現れたのか真意は分からないが・・・
「諸侯を集めると言っても、私はそんな立場にいない」
「もちろんそうですが、ここに・・・」
簡雍は玉帯を差出した。
「これは、あの時の・・」
「そうです。陛下・・陳留王でいらしたときにうちの大将がいただいたものです」
曹操はしばらく考え込み、簡雍が言わんとしている結論に達した。
「偽勅か!」
「そうです」
董卓を討つべく、天子さまより玉帯の中に仕込まれた密勅をいただいた。
そのふれ込みで諸侯に協力を要請する。
玉帯は間違いなく本物・・・
勅に信を持たせるには十分か。
その考えに至ると、曹操は、
「優秀を通り越して、・・・君は恐ろしいな」と簡雍を認めた。
「この策はうちの大将では人脈が足りません。私の知る限り、うってつけなのがあなただけなんです」
曹操は、玉帯を受け取ると、この策を必ず成就させると誓う。
「では、急ぎましょう。李儒さんの動きが気になりますから」
簡雍が曹操に背を向けて、去ろうとする。
「李儒のことまで読み切るか・・・本当に恐ろしいよ」
その時、鞘から刃が抜き取られ、簡雍の背に襲いかかった。
曹操がこの知者を他人にもとに置いておくことに危険を感じたのだ。
しかし、その剣は寸前ではじかれた。
少し離れた位置にいた張飛が矢を放ったのだ。
「別に単独行動とは言っていませんよ。・・・まったく、恐ろしいのはどっちですか」
「ふふふ。まいった。・・今回は君の掌で踊るとしよう」
曹操ははじかれた剣を拾い、鞘に納める。
「では、本当に私たちも急がないといけないので・・・うちは兵を集めるだけでも大変なんですから」
「わかった。それでは、諸侯と一緒に再会しよう」
「ええ」
三人が二手に分かれて、洛陽から離れる。
簡雍と張飛は青州平原国、曹操は兗州陳留郡へと馬を走らせた。
時代を動かす鍵は、簡雍から曹操へと託される。
風雲は急を告げるのだった。
突然の出来事に少帝、何太后は目の前で起こっている事実を信じられなかった。
「な、何を申している。この者をつまみ出せ」
しかし、何太后の命で動く者は、誰もいなかった。
顧みると、自身を皇后に押し上げてくれた宦官も頼りとしていた兄たちもいない。
栄華に忘れていたが、自分には寄る辺となる者が誰もいなくなったことに気づき、ゾッとした。
「漢には忠臣たる人物は、誰もいないのか」
何太后が嘆き、その場に崩れ落ちる。
「自身がなさってきたことを棚に上げるのですね」
弾劾文を読み終わった李儒が、読み上げていた書面を何太后の目の前に落とすと、
「降ろせ」と、冷たい言葉を発した。
すぐさま少帝は玉座から引きずり降ろされるのだった。
頂点を極めてから、わずか数週間での転落。
息子、劉弁を皇帝とするために、これまで策謀を巡らしてきた何太后に、突然の絶望が訪れた。
そして、新陛下の登場を知らせる銅鑼が鳴らされる。
新皇帝が会場に現れると、どよめきが起こった。
やって来たのは、董卓と董卓に手をつながれた劉協。
ここまでは、想像できたのだが、なんと董卓は剣を帯びたままであった。
『剣履上殿』
前漢の功臣・蕭何に与えられた特権を、何の功績もない董卓が我がものとしている。
さすがに居並ぶ百官も畏れ多い所業と思うが、誅を与えんとしても董卓の刃の届く範囲には新陛下がいる。
下手なことはできない。
もっとも、そこまで気概のある者は、ここにはいなかったが・・・
頼りの盧植は蟄居といいつつ、牢獄に幽閉され、この場にはいないのだ。
董卓は登壇し事前に用意された大きめの玉座に劉協よりも先に座った。
そして、董卓の膝の上に劉協が座る。
この状態で、劉協が新たな天子となる宣言を受けた。
ここに第十四代皇帝、献帝が誕生したのである。
「ご機嫌はいかかでしょうか?」
「よいわけがないでしょう」
少帝、改め弘農王となった劉弁と何太后の前に李儒がやって来た。
「よくも私たちの前に顔を出せましたね」
率直な怒りを李儒にぶつける。
しかし、李儒は意にも介さず、無言のまま二人ににじり寄った。
その不気味さにおされ、何太后は思わず後ずさる。
弘農王は部屋の隅まで逃げて、ガタガタと震えていた。
「そう興奮してはいけません。気分が悪いのでしたら、この霊薬をお飲みになってはどうです」
そう言って、懐から包みを取り出す。
それを見た何太后は青ざめた。
「・・・これは、・・・」
「董卓さまが、わざわざ取り寄せた薬です。まさか、その優しさを踏みにじるようなまねはいたしませんよね」
何太后の顔から汗がにじみ出て、震えだす。
「・・・これを、私たちに・・飲めと?」
「そうです。・・・そう言えば、あなたたち何兄妹の常とう手段って、何でしたっけ?」
李儒は薄笑いを浮かべると、さらに何太后に迫った。
「無理矢理飲ませてもいいのですが・・・どうします?」
何太后は力なく崩れ落ちた。ほほに涙が伝う。
「・・妾は、漢王朝の・・この国の・・国母なるぞ・・」
暫くして、李儒が部屋から去ると母と子、二人の遺体が床に横たわっていた。
洛陽の牢獄。
その中に幽閉されている盧植の前には、連日のように人が押し寄せていた。
人の往来のたびに賄賂を手に入れることができるため、ここの門番は上機嫌で誰でも簡単に盧植に会うことができたのである。
訪れる者は、今の現状を嘆く者、洛陽を去るとことを告げに来る者、さまざまであったが、その中の一人に曹操もいた。
「珍しい顔を見かける」
鉄格子越しだが、盧植はにこやかに出迎えた。
「本日は確かめたいことがあって、まいりました」
曹操が礼をすると、鉄格子に顔を近づけた。
「この前の宮中騒乱の際に、『伝国の玉璽』がなくなったというのは、本当のことでしょうか?」
『伝国の玉璽』とは、中華の歴代皇帝が代々受け継いできた天子の象徴である。
逆に言えば、『伝国の玉璽』を待たぬ者が、この国では皇帝を名乗ることはできない。
それがなくなったということは、国家の一大事のはずだった。
「それをどこで聞かれた?」
「やはり、事実ですか」
盧植の慌てぶりに、曹操は確信する。
「これから、私は董卓に会いに行きます。天は董卓を選んでいない。・・・それさえ分かれば十分というもの」
曹操は盧植に深々と礼をして立ち去るのだった。
董卓に会って、何をしようというのか?
問いかける間もなく曹操はいなくなった。
その後ろ姿に弟子の劉備を重ねる。
もう彼ら、若者の時代かもしれない。
「次代に紡ぐ、儂の役割は・・・」
牢の壁に身を任せると、盧植は静かに目を閉じた。
「曹操、儂につけ。悪いようにはせん」
呼ばれて参上した曹操に、董卓は配下となるよう命じる。
曹操は、すぐには返答せず、じっと董卓を見極めていた。
肥大したこの体の芯にあるものは、暴虐だ。
暴虐を打ち破るのは、理知ある者か・・上回る暴虐か・・・それとも・・
「返事はどうした?」
なかなか答えぬ曹操に業を煮やす。
「董卓殿にお尋ねする」
「何だ?」
椅子に身をゆだねたまま、鋭い視線を曹操に送った。
「あなたは洛陽より以西を制したと言っていいでしょう。では、以東はどうなされる?」
「そのようなもの、威で制する」
その答えに曹操は含み笑いをする。
・・・武で制するならともかく、お前の本質では足りない。
曹操は、スッと立ち上がると董卓に背を向ける。
董卓は椅子から身を起こすと、
「どこへ行く?」
「威で制するということは動かぬということ。・・・ならば、この曹操孟徳は必要ないでしょう」
「黙って帰すと思うか?」
曹操は歩みを止めず、高笑いを始めた。
「あくまで威で、私の足を止めてみればよろしいでしょう」
「儂を恐れぬというのか?」
「ええ。逆に私が恐ろしいですか?」
ふん。
董卓は再び、身を椅子に預けると、手で去れと示す。
「では、いずれ、また」
曹操がいなくなると部屋の隅で一部始終を見ていた李儒が、董卓の前に進み出る。
「このままで、よろしいので?」
「あいつには知恵と勇はあっても、肝心の武がない。口で歯向かうのが関の山よ」
確かに曹操には董卓に対抗するだけの軍事力がないのは李儒も承知している。
だが、不安要素はできるだけ、排除しておきたい・・・
「まぁ、お前に任せるがな」
「はっ」
李儒は、早速、曹操の罪状を作り上げ、手配をかける準備にとりかかるのだった。
洛陽の東門を潜り抜けると、曹操は振り返った。
次にこの門を通るときには、董卓を打ち破っているだろうか・・・
董卓を知るために会ってみたが、今の自分では届かぬことも分かった。
さて・・・
「個人で倒せないなら、今度は、あなたが諸侯を集めてみては?」
不意に声をかけられる。声の主は簡雍だった。
「君は、劉備殿の?」
「ええ、ちょっと別行動をしています」
この簡雍が、なぜ自分の前に現れたのか真意は分からないが・・・
「諸侯を集めると言っても、私はそんな立場にいない」
「もちろんそうですが、ここに・・・」
簡雍は玉帯を差出した。
「これは、あの時の・・」
「そうです。陛下・・陳留王でいらしたときにうちの大将がいただいたものです」
曹操はしばらく考え込み、簡雍が言わんとしている結論に達した。
「偽勅か!」
「そうです」
董卓を討つべく、天子さまより玉帯の中に仕込まれた密勅をいただいた。
そのふれ込みで諸侯に協力を要請する。
玉帯は間違いなく本物・・・
勅に信を持たせるには十分か。
その考えに至ると、曹操は、
「優秀を通り越して、・・・君は恐ろしいな」と簡雍を認めた。
「この策はうちの大将では人脈が足りません。私の知る限り、うってつけなのがあなただけなんです」
曹操は、玉帯を受け取ると、この策を必ず成就させると誓う。
「では、急ぎましょう。李儒さんの動きが気になりますから」
簡雍が曹操に背を向けて、去ろうとする。
「李儒のことまで読み切るか・・・本当に恐ろしいよ」
その時、鞘から刃が抜き取られ、簡雍の背に襲いかかった。
曹操がこの知者を他人にもとに置いておくことに危険を感じたのだ。
しかし、その剣は寸前ではじかれた。
少し離れた位置にいた張飛が矢を放ったのだ。
「別に単独行動とは言っていませんよ。・・・まったく、恐ろしいのはどっちですか」
「ふふふ。まいった。・・今回は君の掌で踊るとしよう」
曹操ははじかれた剣を拾い、鞘に納める。
「では、本当に私たちも急がないといけないので・・・うちは兵を集めるだけでも大変なんですから」
「わかった。それでは、諸侯と一緒に再会しよう」
「ええ」
三人が二手に分かれて、洛陽から離れる。
簡雍と張飛は青州平原国、曹操は兗州陳留郡へと馬を走らせた。
時代を動かす鍵は、簡雍から曹操へと託される。
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