40 / 134
第4章 茶器と美しい姉妹 編
第39話 賊との闇対決
しおりを挟む
夜半過ぎ。東慶寺、御用宿の柏屋。
皆が寝静まっている時間帯に、二階の廊下に潜む影がある。その正体は、権兵衛に雇われた鼠賊、通称『風』だった。
寺の朝は非常に早い。これよりもう少し、遅ければ起き出す者が出始める頃合いで、実に絶妙な時間帯での侵入である。
通常であれば、このまま難なく依頼達成といったところなのだが、この柏屋では、そうはいかなかった。
妙な気配を察した者が、二人ほどいたのである。
それは戦国最強の女傑・甲斐姫とその弟子の天秀だった。
しかも二階は、ちょうどこの二人に宛がわれた部屋がある階。侵入者にとっては不幸としかいいようがなかった。
『お、天秀の奴も気づいたようじゃな』
窓のない廊下は、月明かりも入らず闇夜と化している。
その中、甲斐姫は気配で、愛弟子も自室を出たのを感じた。
お互いの部屋の丁度、中間地点に侵入者がいるようで、師弟はこの賊を捕らえるべく、徐々に距離を詰めていく。
それにしても柏屋に賊が入るのは珍しい。少なくとも天秀がお世話になってからは、初めてのことだ。
相手のいる位置から、狙いは紫乃の部屋だと推測する。何故なら、今、柏屋には紫乃以外の客がいないからだ。
賊に狙われる可能性が一番高いのは、普段、柏屋にはいない紫乃ということになるのである。
紫乃には、この御用宿の決まりなのだが、施錠をしっかりとお願いしてあった。
一流の盗賊であれば、難なく解錠できる程度の鍵ではあるが、時間を稼ぐには十分。
賊が扉を開けようと作業に入った瞬間、二人は一気に距離を縮めて、挟み撃ちにする。
「なかなか手際がいいようじゃが、そこまでじゃ」
突然、背後から声がかかり、侵入者は扉を背に身構えた。
それまで気配を消していた甲斐姫が、牽制のために一気に殺気を放つ。
すると、侵入者は闇の中で、低い唸り声を発し始めるのだった。
何とも不気味なお腹に響く音である。これは敵に対する一種の威嚇方法なのだが、甲斐姫は昔、この技を得意とする人物と出会ったことがあるのを思い出した。
しかし、その人物はすでに亡くなっているはず。では、賊は技を継承する者かと勘ぐる。
だとすれば、非常に危険な相手だ。甲斐姫は、天秀に注意を促す。
「天秀、気をつけるのじゃ。もしかしたら、こやつ風魔の生き残りやもしれん」
甲斐姫の警戒を呼び掛ける声に天秀は、返事をしない。
声で位置がばれてしまうからだ。
甲斐姫の言葉通りであれば、ただのコソ泥ではなく自分の力量をはるかに上回る相手。
迂闊な事はできなくなった。
風魔とは昔、相模国、小田原城を居城としていた北条家に仕えた忍び集団の名前。
甲斐姫の実家、成田家は昔、小田原城の支城・忍城を守っていた関係から、風魔の技を見知っていたのであろう。
天秀は、自分は牽制役に務め、とどめは甲斐姫に刺してもらうしかないと考えた。
ところが、闇夜は風魔の主戦場。
どうやら、天秀の位置が相手に知られたようで、与しやすい方、めがけて飛び込んできた。
初太刀を何とか短刀で受け止めるも、飛ばされて肩を痛打する。
幸いだったのは、天秀の体が軽すぎて、予想外に遠くに飛ばされたことだった。それで相手との距離が開いたのである。
そこで賊が、天秀に詰め寄ろうか判断に迷っている間を甲斐姫に狙われた。
まぁ、それは虎に背中を見せた賊も悪い。
瞬時に間合いを詰められて、手刀を喰らい気絶させられるのだった。
ただ、それは天秀に襲いかかろうとした瞬間でもあったため、気を失った相手の重みが倒れている天秀の上にのしかかる。
運悪くというか間が悪いというか、賊が倒れた拍子に天秀と顔が重なるのだった。
一瞬、唇同士が触れ、瞬間的に賊を払いのける。
「きゃー。痛い」
痛めた肩に力を込めたため、悲鳴と悲痛の叫びが立て続けに天秀から出た。
この大声が柏屋の中に響きわたると、驚いた柏屋の住み込みの人たちが目を覚ます。何事かとぞろぞろ起き出してくるのだった。
「うむ。骨には異状がないようじゃ、大丈夫じゃろ。ただ、二、三日は肩が上がらぬかもしれんのう」
天秀が痛めた肩を甲斐姫が診断すると、ただの打撲のようだったので安心する。
ただ、天秀は別のことで心臓が爆発しそうだった。何とか平静を取り戻そうと努力する。
『あれは、ただの事故なのだから、気にすることないわ』
そう思いながらも、自身の唇に触れると、顔を赤らめてしまうのであった。
そんな天秀とは別に、柏屋の面々は、甲斐姫が捕らえたという賊を前にして騒がしくしている。
縄目姿とはいえ、目の前の人物が伝説にも近い忍びの一人とあっては、落ち着いていられないのだ。
「この人が本当に風魔の一族なんですか?」
「うむ。恐らくな」
明るい所で見た賊は、意外と若く。まだ、十代のように見える。
猿ぐつわはしていないが、先ほどから、そっぽを向いて黙っていた。
こうして見ると、ただの少年のようにしか見えず、そう証言するのが甲斐姫ではなかったら、誰も信じない話である。
それにお多江の記憶では確か風魔一族は、十五、六年前に幕府の手によって一掃されていたはずだ。
高坂甚内というこちらも後に大盗賊と判明するのだが、彼が主導して風魔狩りが行われたと、当時、世間を相当、騒がせたのである。
目の前の少年は、随分と若く、どうやってその時の難を逃れたのか不思議であった。
「まぁ、朝になってから右衛門に引き渡して終わりじゃ。皆は、また眠るがよい。妾が見張っている」
そう言われても、簡単に眠れるものではない。
狙われた本人、紫乃に至っては、尚更だった。
ただ、この紫乃に関しては、朝一にでも再び身元調べを実施する必要が生まれる。
このような手練れを雇ってまで、盗みに入られる何かを隠し持っているということになるからだ。
そうこうしている内に、朝鳥の鳴き声が聞こえ始めた。
空が白ずんでくると、朝の到来を誰もが知る。
今日は、何だか長い一日になりそうだった。
皆が寝静まっている時間帯に、二階の廊下に潜む影がある。その正体は、権兵衛に雇われた鼠賊、通称『風』だった。
寺の朝は非常に早い。これよりもう少し、遅ければ起き出す者が出始める頃合いで、実に絶妙な時間帯での侵入である。
通常であれば、このまま難なく依頼達成といったところなのだが、この柏屋では、そうはいかなかった。
妙な気配を察した者が、二人ほどいたのである。
それは戦国最強の女傑・甲斐姫とその弟子の天秀だった。
しかも二階は、ちょうどこの二人に宛がわれた部屋がある階。侵入者にとっては不幸としかいいようがなかった。
『お、天秀の奴も気づいたようじゃな』
窓のない廊下は、月明かりも入らず闇夜と化している。
その中、甲斐姫は気配で、愛弟子も自室を出たのを感じた。
お互いの部屋の丁度、中間地点に侵入者がいるようで、師弟はこの賊を捕らえるべく、徐々に距離を詰めていく。
それにしても柏屋に賊が入るのは珍しい。少なくとも天秀がお世話になってからは、初めてのことだ。
相手のいる位置から、狙いは紫乃の部屋だと推測する。何故なら、今、柏屋には紫乃以外の客がいないからだ。
賊に狙われる可能性が一番高いのは、普段、柏屋にはいない紫乃ということになるのである。
紫乃には、この御用宿の決まりなのだが、施錠をしっかりとお願いしてあった。
一流の盗賊であれば、難なく解錠できる程度の鍵ではあるが、時間を稼ぐには十分。
賊が扉を開けようと作業に入った瞬間、二人は一気に距離を縮めて、挟み撃ちにする。
「なかなか手際がいいようじゃが、そこまでじゃ」
突然、背後から声がかかり、侵入者は扉を背に身構えた。
それまで気配を消していた甲斐姫が、牽制のために一気に殺気を放つ。
すると、侵入者は闇の中で、低い唸り声を発し始めるのだった。
何とも不気味なお腹に響く音である。これは敵に対する一種の威嚇方法なのだが、甲斐姫は昔、この技を得意とする人物と出会ったことがあるのを思い出した。
しかし、その人物はすでに亡くなっているはず。では、賊は技を継承する者かと勘ぐる。
だとすれば、非常に危険な相手だ。甲斐姫は、天秀に注意を促す。
「天秀、気をつけるのじゃ。もしかしたら、こやつ風魔の生き残りやもしれん」
甲斐姫の警戒を呼び掛ける声に天秀は、返事をしない。
声で位置がばれてしまうからだ。
甲斐姫の言葉通りであれば、ただのコソ泥ではなく自分の力量をはるかに上回る相手。
迂闊な事はできなくなった。
風魔とは昔、相模国、小田原城を居城としていた北条家に仕えた忍び集団の名前。
甲斐姫の実家、成田家は昔、小田原城の支城・忍城を守っていた関係から、風魔の技を見知っていたのであろう。
天秀は、自分は牽制役に務め、とどめは甲斐姫に刺してもらうしかないと考えた。
ところが、闇夜は風魔の主戦場。
どうやら、天秀の位置が相手に知られたようで、与しやすい方、めがけて飛び込んできた。
初太刀を何とか短刀で受け止めるも、飛ばされて肩を痛打する。
幸いだったのは、天秀の体が軽すぎて、予想外に遠くに飛ばされたことだった。それで相手との距離が開いたのである。
そこで賊が、天秀に詰め寄ろうか判断に迷っている間を甲斐姫に狙われた。
まぁ、それは虎に背中を見せた賊も悪い。
瞬時に間合いを詰められて、手刀を喰らい気絶させられるのだった。
ただ、それは天秀に襲いかかろうとした瞬間でもあったため、気を失った相手の重みが倒れている天秀の上にのしかかる。
運悪くというか間が悪いというか、賊が倒れた拍子に天秀と顔が重なるのだった。
一瞬、唇同士が触れ、瞬間的に賊を払いのける。
「きゃー。痛い」
痛めた肩に力を込めたため、悲鳴と悲痛の叫びが立て続けに天秀から出た。
この大声が柏屋の中に響きわたると、驚いた柏屋の住み込みの人たちが目を覚ます。何事かとぞろぞろ起き出してくるのだった。
「うむ。骨には異状がないようじゃ、大丈夫じゃろ。ただ、二、三日は肩が上がらぬかもしれんのう」
天秀が痛めた肩を甲斐姫が診断すると、ただの打撲のようだったので安心する。
ただ、天秀は別のことで心臓が爆発しそうだった。何とか平静を取り戻そうと努力する。
『あれは、ただの事故なのだから、気にすることないわ』
そう思いながらも、自身の唇に触れると、顔を赤らめてしまうのであった。
そんな天秀とは別に、柏屋の面々は、甲斐姫が捕らえたという賊を前にして騒がしくしている。
縄目姿とはいえ、目の前の人物が伝説にも近い忍びの一人とあっては、落ち着いていられないのだ。
「この人が本当に風魔の一族なんですか?」
「うむ。恐らくな」
明るい所で見た賊は、意外と若く。まだ、十代のように見える。
猿ぐつわはしていないが、先ほどから、そっぽを向いて黙っていた。
こうして見ると、ただの少年のようにしか見えず、そう証言するのが甲斐姫ではなかったら、誰も信じない話である。
それにお多江の記憶では確か風魔一族は、十五、六年前に幕府の手によって一掃されていたはずだ。
高坂甚内というこちらも後に大盗賊と判明するのだが、彼が主導して風魔狩りが行われたと、当時、世間を相当、騒がせたのである。
目の前の少年は、随分と若く、どうやってその時の難を逃れたのか不思議であった。
「まぁ、朝になってから右衛門に引き渡して終わりじゃ。皆は、また眠るがよい。妾が見張っている」
そう言われても、簡単に眠れるものではない。
狙われた本人、紫乃に至っては、尚更だった。
ただ、この紫乃に関しては、朝一にでも再び身元調べを実施する必要が生まれる。
このような手練れを雇ってまで、盗みに入られる何かを隠し持っているということになるからだ。
そうこうしている内に、朝鳥の鳴き声が聞こえ始めた。
空が白ずんでくると、朝の到来を誰もが知る。
今日は、何だか長い一日になりそうだった。
6
あなたにおすすめの小説
【純愛百合】檸檬色に染まる泉【純愛GL】
里見 亮和
キャラ文芸
”世界で一番美しいと思ってしまった憧れの女性”
女子高生の私が、生まれてはじめて我を忘れて好きになったひと。
雑誌で見つけたたった一枚の写真しか手掛かりがないその女性が……
手なんか届かくはずがなかった憧れの女性が……
いま……私の目の前ににいる。
奇跡的な出会いを果たしてしまった私の人生は、大きく動き出す……
アブナイお殿様-月野家江戸屋敷騒動顛末-(R15版)
三矢由巳
歴史・時代
時は江戸、老中水野忠邦が失脚した頃のこと。
佳穂(かほ)は江戸の望月藩月野家上屋敷の奥方様に仕える中臈。
幼い頃に会った千代という少女に憧れ、奥での一生奉公を望んでいた。
ところが、若殿様が急死し事態は一変、分家から養子に入った慶温(よしはる)こと又四郎に侍ることに。
又四郎はずっと前にも会ったことがあると言うが、佳穂には心当たりがない。
海外の事情や英吉利語を教える又四郎に翻弄されるも、惹かれていく佳穂。
一方、二人の周辺では次々に不可解な事件が起きる。
事件の真相を追うのは又四郎や屋敷の人々、そしてスタンダードプードルのシロ。
果たして、佳穂は又四郎と結ばれるのか。
シロの鼻が真実を追い詰める!
別サイトで発表した作品のR15版です。
日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-
ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。
1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。
わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。
だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。
これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。
希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。
※アルファポリス限定投稿
滝川家の人びと
卯花月影
歴史・時代
勝利のために走るのではない。
生きるために走る者は、
傷を負いながらも、歩みを止めない。
戦国という時代の只中で、
彼らは何を失い、
走り続けたのか。
滝川一益と、その郎党。
これは、勝者の物語ではない。
生き延びた者たちの記録である。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
日本新世紀ー日本の変革から星間連合の中の地球へー
黄昏人
SF
現在の日本、ある地方大学の大学院生のPCが化けた!
あらゆる質問に出してくるとんでもなくスマートで完璧な答え。この化けたPC“マドンナ”を使って、彼、誠司は核融合発電、超バッテリーとモーターによるあらゆるエンジンの電動化への変換、重力エンジン・レールガンの開発・実用化などを通じて日本の経済・政治状況及び国際的な立場を変革していく。
さらに、こうしたさまざまな変革を通じて、日本が主導する地球防衛軍は、巨大な星間帝国の侵略を跳ね返すことに成功する。その結果、地球人類はその星間帝国の圧政にあえいでいた多数の歴史ある星間国家の指導的立場になっていくことになる。
この中で、自らの進化の必要性を悟った人類は、地球連邦を成立させ、知能の向上、他星系への植民を含む地球人類全体の経済の底上げと格差の是正を進める。
さらには、マドンナと誠司を擁する地球連邦は、銀河全体の生物に迫る危機の解明、撃退法の構築、撃退を主導し、銀河のなかに確固たる地位を築いていくことになる。
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
(学園 + アイドル ÷ 未成年)× オッサン ≠ いちゃらぶ生活
まみ夜
キャラ文芸
年の差ラブコメ X 学園モノ X オッサン頭脳
様々な分野の専門家、様々な年齢を集め、それぞれ一芸をもっている学生が講師も務めて教え合う教育特区の学園へ出向した五十歳オッサンが、十七歳現役アイドルと同級生に。
子役出身の女優、芸能事務所社長、元セクシー女優なども登場し、学園の日常はハーレム展開?
第二巻は、ホラー風味です。
【ご注意ください】
※物語のキーワードとして、摂食障害が出てきます
※ヒロインの少女には、ストーカー気質があります
※主人公はいい年してるくせに、ぐちぐち悩みます
第二巻「夏は、夜」の改定版が完結いたしました。
この後、第三巻へ続くかはわかりませんが、万が一開始したときのために、「お気に入り」登録すると忘れたころに始まって、通知が意外とウザいと思われます。
表紙イラストはAI作成です。
(セミロング女性アイドルが彼氏の腕を抱く 茶色ブレザー制服 アニメ)
題名が「(同級生+アイドル÷未成年)×オッサン≠いちゃらぶ」から変更されております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる