変装王寺の嫁さがし

久喜 まいたけ

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最初の夜、4つの学園。

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「薫がそうしたいのならいいんじゃない。それじゃティナに聞いてみるね。」

「よ、よ、呼び捨て!?」

何故か薫が動揺している。どうしてだろう?まあいいや。

「せっかく来たんだし。薫。お茶でも飲んでいきなよ。」



学園生活をする人はみな島の中央のテラスハウスをあてられる。

学生寮みたいなものだが、1つ1つドアが別れていてセキュリティとプライバシーが守られる。

この学園都市は4つの学園が集まってできている。

劉翔学園は学園都市の北側にあり、南には蛮秀学園。
東には魏創学園。西には呉陵学園がある。

その1つ1つの学園が集まって学園都市ができているのだが、それぞれにスポンサーがついている。

劉翔学園は我が王寺グループが出資している学園なのですんなり入れた訳だ。


その一棟を割り当てられているのだがお隣は魏創学園の生徒だったりする。

向かいが薫が住んでいるテラスハウスだ。

つまり必ずしも同じ学園の生徒ではないということ。常に情報収集、コミュニケーションができるようにとそれも4学園総意のことらしい。


話がそれてしまった。

「いやいや、若がやることじゃないっすわ。私がやるっす。お茶の葉はどこっすか?」

薫が聞いてくる。

「いや、自分のことは自分でやるし。ここは自分の家だ。お姫様を持て成したいと思ってるんだけどね。」

久しぶりに冗談めかしたかとを言ってみる。

さっきから顔が赤かったがさらに赤くなったように感じた。

「ごめんごめん。でも僕の一人暮らしの部屋で初めてのお客様なんだ。大事に優しく扱わせてもらえないかな?」


「一人暮らしで初めて…大事に?優しく!?」
薫はまだ心の準備がーとあわあわ言いながら目を白黒させている。

「薫?えーっと大丈夫?」
肩に手をやった瞬間。

「若!私今日勝負下着じゃないんですぅ~また今度!!」

そう言って風のように去っていってしまった。

なんだったのだろう?下着って?今度?

相変わらず天然で時々話が噛み合わない。

明日には普通になるだろう。でも一応聞いてみるか。

そう思いながら学園初日の夜は終わりを迎えた。

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