50 / 54
夏休みの課題。
しおりを挟む
さあ、さっきの女性にお説教タイムのはじまりだ。
赤髪の女性に向き合う。
その前にポケットかハンカチをとり眼鏡の子に渡す。
「これでお姉さんを手当てしてあげてね。」
「……ありがと……」
「なんで直接渡さねぇんだよ!?」
「いや嫌がるでしょ。絶対。」
「それは否定しねぇ。」
ほら、やっぱりね。じゃあ本題に入ろうかな。
「はぁ。後で妹さんにやってもらうんですよ。でわさっきのことで言っておきます。まず最初にこの場所が問題だ。相手は見ていてわかったと思うがプライドが高そうなボンボンだった。取り巻きがいたのもその理由。なのに君はそれをあおりプライドを傷つけた。それは愚策だ。」
「いいじゃん?あいつのくそムカつく顔が歪むとこおもしろかっただろ?」
「あなたはおもしろかっただろうが、それでまわりのひと。妹さんに危害がおよぶかもしれない。妹さんの顔に傷でもできてら大変でしょ?」
「そうしたら半殺しじゃすまさない!殺す!」
「そうじゃなくて最悪の事態が起きないように最初から行動してください。それが力のある人の行動です。あなたは自己中心的ですね?」
「はぁ!?喧嘩売ってんのかてめぇ!?」
「いえ。事実でしょ?それで妹さんに危険がさっきあった。死ぬかもしれなかった。いくらあなたが強いと思っていても100%はないんですよ。その100%に近づけるための準備があるんです。」
「準備ってなんだよ。」
「警備員を呼ぶとか戦いやすい場所へ誘導するとか。いろいろなことが考えられます。少しその直線的な思考を改めたほうがいいですよ?」
「おぃ!てめぇはおれが猪かなんかと勘違いしてるみてぇだな!?」
「そう怒るのがいけないんですよ。まあ気をつけることですね。僕の言葉を活かすも殺すもあなた次第ですよ。それでわ。」
そう言ってその場を去った。
「おい!待ちやがれ!」
何か呼び止められてたが気にしない。
話合いにならないからだ。あとはあの妹さんにお願いしよう。
あ、紅茶買えなかったな。
戻ったりしたら面倒だ。僕はそのまま家路についた。
ショッピングモール
駆けつけた警備員につかまり赤髪の姉妹は聴取を受けていた。
相手は蛮秀の3年生でマジの婚カツ真っ最中だったらしい。
今日は厄日だ。本当にイライラする。
そう思い自然と舌打ちがでる。
あいつ言いたいことだけいいやがって!今度会ったらシバいてやる。
その心の声が口にでてたらしい。
警備員に注意を受けたがそんなこと頭に入らないくらい赤髪の美人の怒りは譲に向けられていた。
自宅
午後。といってももう夕方近くになって薫がきた。
何やら疲れている。労うのも社長の役目。いやもと社長の役目か。
紅茶がなかったので緑茶を出して声をかけた。
「お疲れ様薫。どうしたの?なんかやつれてるけど?」
「聞いてくださいよ若!!女は恐いっす。」
そう言って緑茶をとり一気に飲み干した。
ぬるいくらいにしておいてよかった。そう思いながら。
「どうしたの?」薫も女なんだけどというところは飲み込んでおく。
「今日まだ夏休み初日ですよ!?なのになんでもかんでも予定詰め込んで。自分のことばかり。社会にでたときどうするんすかね?まあほとんどが結婚なんでしょうけど。」
薫の愚痴が止まらない。
「そうかそうか。大変だったんだね。」
「だったじゃないっすよ!!これが夏休み終わりまで続くんすよ!?」
悲痛な叫びだった。
「ま毎日?」
「そうっすよ。勝手に予定組んでみんなグルですよ?私は物じゃないんすよ!!」
「じゃあ断れば?」
「それができないから苦労してるんじゃないっすか!!?さすがに可哀想というかなんというか。断ろうとしたんですよ?でもあの人数で一斉に土下座されるとさすがに……」
薫も苦労してるな。でも断れないのも優しさというかなんというか。
「そっか。じゃあ夏休みの課題一緒にできないね。」
「そうっすよ。せっかくのチャンスだったのに!」
「チャンス?」
「いや、こっちの話っす。でも本当に申し訳ないです。いや、待てよ。全部断って若のところにいこうかな。」
「それは無理でしょ?やっちゃったらその女性たちにこっちが殺られちゃうよ。薫のことで。今回は女性のお相手をしたほうがよさそうだね。というか行って下さい。」
本当に洒落にならなそうだから。
「わかりました。でもなにかありましたら飛んで行きますから連絡してくださいね。」
「わかった。それで薫は何処に行くのか決めたの?」
「いえまだっすよ。若は?」
「僕もまだ決めてないよ。」
「夏休みはこれからですものね。」
「そうだね。これからだからね。」
そういいながらテーブルの緑茶が入ったグラスの横にリストを広げる。
「さて、どうしたもんかな。うちの学園の課題。職業体験。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
いつもありがとうございます。
まいたけでございます。
今回は夏休み初日の出来事でした。
また毎週更新できるよう頑張っていこうと思っているので、お気に入り登録。コメントなどありましましたらよろしくお願いします。
赤髪の女性に向き合う。
その前にポケットかハンカチをとり眼鏡の子に渡す。
「これでお姉さんを手当てしてあげてね。」
「……ありがと……」
「なんで直接渡さねぇんだよ!?」
「いや嫌がるでしょ。絶対。」
「それは否定しねぇ。」
ほら、やっぱりね。じゃあ本題に入ろうかな。
「はぁ。後で妹さんにやってもらうんですよ。でわさっきのことで言っておきます。まず最初にこの場所が問題だ。相手は見ていてわかったと思うがプライドが高そうなボンボンだった。取り巻きがいたのもその理由。なのに君はそれをあおりプライドを傷つけた。それは愚策だ。」
「いいじゃん?あいつのくそムカつく顔が歪むとこおもしろかっただろ?」
「あなたはおもしろかっただろうが、それでまわりのひと。妹さんに危害がおよぶかもしれない。妹さんの顔に傷でもできてら大変でしょ?」
「そうしたら半殺しじゃすまさない!殺す!」
「そうじゃなくて最悪の事態が起きないように最初から行動してください。それが力のある人の行動です。あなたは自己中心的ですね?」
「はぁ!?喧嘩売ってんのかてめぇ!?」
「いえ。事実でしょ?それで妹さんに危険がさっきあった。死ぬかもしれなかった。いくらあなたが強いと思っていても100%はないんですよ。その100%に近づけるための準備があるんです。」
「準備ってなんだよ。」
「警備員を呼ぶとか戦いやすい場所へ誘導するとか。いろいろなことが考えられます。少しその直線的な思考を改めたほうがいいですよ?」
「おぃ!てめぇはおれが猪かなんかと勘違いしてるみてぇだな!?」
「そう怒るのがいけないんですよ。まあ気をつけることですね。僕の言葉を活かすも殺すもあなた次第ですよ。それでわ。」
そう言ってその場を去った。
「おい!待ちやがれ!」
何か呼び止められてたが気にしない。
話合いにならないからだ。あとはあの妹さんにお願いしよう。
あ、紅茶買えなかったな。
戻ったりしたら面倒だ。僕はそのまま家路についた。
ショッピングモール
駆けつけた警備員につかまり赤髪の姉妹は聴取を受けていた。
相手は蛮秀の3年生でマジの婚カツ真っ最中だったらしい。
今日は厄日だ。本当にイライラする。
そう思い自然と舌打ちがでる。
あいつ言いたいことだけいいやがって!今度会ったらシバいてやる。
その心の声が口にでてたらしい。
警備員に注意を受けたがそんなこと頭に入らないくらい赤髪の美人の怒りは譲に向けられていた。
自宅
午後。といってももう夕方近くになって薫がきた。
何やら疲れている。労うのも社長の役目。いやもと社長の役目か。
紅茶がなかったので緑茶を出して声をかけた。
「お疲れ様薫。どうしたの?なんかやつれてるけど?」
「聞いてくださいよ若!!女は恐いっす。」
そう言って緑茶をとり一気に飲み干した。
ぬるいくらいにしておいてよかった。そう思いながら。
「どうしたの?」薫も女なんだけどというところは飲み込んでおく。
「今日まだ夏休み初日ですよ!?なのになんでもかんでも予定詰め込んで。自分のことばかり。社会にでたときどうするんすかね?まあほとんどが結婚なんでしょうけど。」
薫の愚痴が止まらない。
「そうかそうか。大変だったんだね。」
「だったじゃないっすよ!!これが夏休み終わりまで続くんすよ!?」
悲痛な叫びだった。
「ま毎日?」
「そうっすよ。勝手に予定組んでみんなグルですよ?私は物じゃないんすよ!!」
「じゃあ断れば?」
「それができないから苦労してるんじゃないっすか!!?さすがに可哀想というかなんというか。断ろうとしたんですよ?でもあの人数で一斉に土下座されるとさすがに……」
薫も苦労してるな。でも断れないのも優しさというかなんというか。
「そっか。じゃあ夏休みの課題一緒にできないね。」
「そうっすよ。せっかくのチャンスだったのに!」
「チャンス?」
「いや、こっちの話っす。でも本当に申し訳ないです。いや、待てよ。全部断って若のところにいこうかな。」
「それは無理でしょ?やっちゃったらその女性たちにこっちが殺られちゃうよ。薫のことで。今回は女性のお相手をしたほうがよさそうだね。というか行って下さい。」
本当に洒落にならなそうだから。
「わかりました。でもなにかありましたら飛んで行きますから連絡してくださいね。」
「わかった。それで薫は何処に行くのか決めたの?」
「いえまだっすよ。若は?」
「僕もまだ決めてないよ。」
「夏休みはこれからですものね。」
「そうだね。これからだからね。」
そういいながらテーブルの緑茶が入ったグラスの横にリストを広げる。
「さて、どうしたもんかな。うちの学園の課題。職業体験。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
いつもありがとうございます。
まいたけでございます。
今回は夏休み初日の出来事でした。
また毎週更新できるよう頑張っていこうと思っているので、お気に入り登録。コメントなどありましましたらよろしくお願いします。
0
あなたにおすすめの小説
橘若頭と怖がり姫
真木
恋愛
八歳の希乃は、母を救うために極道・橘家の門を叩き、「大人になったら自分のすべてを差し出す」と約束する。
その言葉を受け取った橘家の若頭・司は、希乃を保護し、慈しみ、外界から遠ざけて育ててきた。
高校生になった希乃は、虚弱体質で寝込んでばかり。思いつめて、今まで養ってもらったお金を返そうと夜の街に向かうが、そこに司が現れて……。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
Emerald
藍沢咲良
恋愛
教師という仕事に嫌気が差した結城美咲(ゆうき みさき)は、叔母の住む自然豊かな郊外で時々アルバイトをして生活していた。
叔母の勧めで再び教員業に戻ってみようと人材バンクに登録すると、すぐに話が来る。
自分にとっては完全に新しい場所。
しかし仕事は一度投げ出した教員業。嫌だと言っても他に出来る仕事は無い。
仕方無しに仕事復帰をする美咲。仕事帰りにカフェに寄るとそこには…。
〜main cast〜
結城美咲(Yuki Misaki)
黒瀬 悠(Kurose Haruka)
※作中の地名、団体名は架空のものです。
※この作品はエブリスタ、小説家になろうでも連載されています。
※素敵な表紙をポリン先生に描いて頂きました。
ポリン先生の作品はこちら↓
https://manga.line.me/indies/product/detail?id=8911
https://www.comico.jp/challenge/comic/33031
君への気持ちが冷めたと夫から言われたので家出をしたら、知らぬ間に懸賞金が掛けられていました
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【え? これってまさか私のこと?】
ソフィア・ヴァイロンは貧しい子爵家の令嬢だった。町の小さな雑貨店で働き、常連の男性客に密かに恋心を抱いていたある日のこと。父親から借金返済の為に結婚話を持ち掛けられる。断ることが出来ず、諦めて見合いをしようとした矢先、別の相手から結婚を申し込まれた。その相手こそ彼女が密かに思いを寄せていた青年だった。そこでソフィアは喜んで受け入れたのだが、望んでいたような結婚生活では無かった。そんなある日、「君への気持ちが冷めたと」と夫から告げられる。ショックを受けたソフィアは家出をして行方をくらませたのだが、夫から懸賞金を掛けられていたことを知る――
※他サイトでも投稿中
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜
桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。
上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。
「私も……私も交配したい」
太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。
氷の宰相補佐と押しつけられた厄災の花嫁
瑞原唯子
恋愛
王命により、アイザックはまだ十歳の少女を妻として娶ることになった。
彼女は生後まもなく始末されたはずの『厄災の姫』である。最近になって生存が判明したが、いまさら王家に迎え入れることも始末することもできない——悩んだ末、国王は序列一位のシェフィールド公爵家に押しつけたのだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる