異世界でアイドル事務所の社員(社畜)をやっています。

久喜 まいたけ

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異世界からの~

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「異世界へ。って」

どういうこと?道聞いたらようこそ異世界へ。って。
からかわれてるのかな?でも初対面に対してそれはないでしょ?

「あー固まっちゃった。詳しく説明したいけど仕事があるし。んーじゃあ予定なければ一緒についてきてくれます?そしたら説明します。」

「わかりました。」

それしか僕は言えなかった。

遠巻きでADさんたちの仕事ぶりを見る。
テレビの世界って全然触れてこなかったから新鮮に見えた。
カメラだけではなくマイク。段取りなどをするプロデューサー。衣装。化粧直しまで1人の為に何人もの人が動きまわっている。

「テレビってひどいな。」
すごいじゃない。ひどいである。

割りにあわない労働。そして評価されるのは女優などカメラに映ってる人だけ。

僕が働いていたあのブラックと同じくらいの労働環境。

何故みんな頑張れるのか理解出来なかった。





そして夕方。ADの子が一区切りついたのか話しかけてきた。

「あーお待たせ。で?これからどうするの?」

全然話がおいつけなかった。

「いや、なにがなんだかわからなくて。異世界?ここは日本じゃないんですか?」

「えーっとそれはね。」

「クルル!サボってないで早くしろ!!撤収だ撤収!」


その後ろから怒号が聞こえた。

「あー。はい!わかりました!ごめんねまだ厳しそう。よかったらついてくる?今泊まり込みのロケだから。宿泊代とかは貸しで!ADは給料安いんだ。」

給料も安いのか。まるで自分と一緒。どれだけやっても評価もされることもなく馬車馬のように働かされるだけだった。

「いいのかい?」

「でもその見返りとしてそっちの世界の話聞かせてよ。」

前髪で目が見えないけど八重歯がニカっとして笑顔になってるのがわかる。

「わかりました。よろしくお願いいたします。」

そういって頭を下げた。とにかく情報がほしい。

ADの子はトテトテとさっき叫んでいた男のもとに行き説明してくれている。


今日はなんとかすごせそうだ。

ADの人に連れられて馬車に乗る。

その為に手を出された。

「あー自己紹介がまだだったね。僕の名前はクルル。よろしく。」

「僕は大介。関口大介!よろしくお願いします。」

そう言って僕は小さな手を取った。



馬車に揺られること1時間で宿に到着。
民宿のようなそんな趣のある宿だった。

クルルは機材を大事そうに抱え揺れないように固定し僕の話を聞いてくれたしここがどこか説明してくれた。

ここには国という概念はなく、色々な人種が暮らしているらしい。
地方ごとに色々な伝承があり。今から100年前にも異世界からこっちへ突然人がなだれ込んだことがあるらしい。
しかし、ここ最近はなくただの作り話だとか色々言われていたらしいが。
経済や文化も多少ばらつきがあるが僕が暮らしていた日本とさほど変化がないように聞こえた。
ここは西のスリサックという地方で緑が多い地方らしい。
そこにたまたまロケで来ていたという。



僕のことに関しては日本という国のこと。
ブラックな仕事のこと。
自分の家族の話。日本で流行っていたこと主にテレビ関係。

そして部屋を用意されそこへ座り込んだ。
クルルの部屋にお邪魔する。


「はぇ~疲れた。」

「ふー大介はひ弱だな。」
機材を運び込みながらクルルが言ってくる。


「まあね。インドアひっきーをなめるなよ。」

2人とも1時間で結構打ち解けた感じはあった。

「えーっとじゃ大介はここから出ないように。」

そういって仕切りを立てられる。

「?なんで別に大丈夫じゃ?」

そこで自分も気づく。あ僕は間借りさせてもらってるんだから何も言えないなと。

「ごめん。いいよ。隅で寝かせてもらえば。」

「あー気を悪くしたらごめんね。いや大事な機材があるから。」

そんな気をつかわなくていいのに。

「ううん。ありがとう。気を悪くしてないから。仲良くなったから仕切りなんていらないかなと思っただけだよ。」


「あーそっか。わかった。それで大介はあてがあるのわけじゃないんでしょ?」

「まあね。とりあえず力があるわけじゃないから冒険者なんて無理だし。どこかの店で住み込みで働けるところでもさがそうかな。」

「えーっとでも初対面のひとを住み込みで働かせるところはないと思うよ。」

「だよね。なんかないかなクルル?」

「うーんそうだね。じゃあ一緒についてくるかい?宿泊代も返してもらわないとだし。」

「そうだね。もちろん必ずお返しします。」

そして夕食に呼ばれクルルは行ってしまった。

なんか打ち上げらしい。機材にはくれぐれも触らないでと念を押されてクルルは部屋を後にした。


「僕もどこかでていこうかな。水くらいフロントに行けばもらえるかもしれない」

そう思い扉を開けた。

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