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宿からの~
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部屋の外は暑くもなく寒くもなくすごしやすい。
でも人の熱気だろうか。ドンチャン騒ぎがもう宴会場では始まってるらしい。
僕は関係ないので静かな場所をさがす。
さっきフロントからもらった水のペットボトルはうっすら汗をかいていた。
良さそうな縁側があったので腰を下ろす。
「本当に異世界なのかな。田舎に来たみたいだ。」
そう言えばこんなにゆっくりしたのいつ以来だろう。ずっとこんなことと無縁だったから幸せを噛み締める。
目を閉じ虫の声を聞いてペットボトルに口をつけた。
「どうして!!?どうして俺じゃ駄目なんですか!?」
なんだろうまた騒がしいな。
声のする方には男女で絶賛言い合いが繰り広げられていた。
嫌でも耳に入ってきてしまう。
「どうして駄目かわからない時点でアウトよ。」
そう言って手すりを使いゆっくりとどこかへ行ってしまった。
ん?あの後ろ姿。あれは。
男は壁に怒りをぶつけている。ここは退散した方がいいだろう。
気付かれないように部屋に戻った。
「嫌なものみちゃったな。」
争い事に巻き込まれるのはごめんだ。
部屋のドアを開けると紙が落ちてきた。拾い上げみてみる。
そこには湿布と書かれただけだった。
持ってこいってことか?クルルにかな?でもクルルはいないし。あとでクルルが怒られるのは可哀想だ。
仕方なくフロントにむかった。
そして、フロントに部屋を教えてもらいノックした。
「すみません!クルルの代わりに湿布もってきました!」
「……どうぞ。」
「失礼します。」
そろりとドアを開ける。そこには昼間の女優さんがいた。月明かりに照らされて薄紫の髪をなびかせながらバルコニーに椅子をだして座っていた。
「頼まれていたものです。クルルは今打ち上げに行ってまして。急ぎだと思いもってきました。」
それだけ言えばわかると思ったら違う言葉がかえってきた。
「どうして私だとわかったの?」
「え?だって民宿利用してるの僕たちだけですよね?」
「でも私が湿布をほしいとはかぎらないじゃない?」
「いやフロントで部屋確認した時シャルルさんのサイン確認しましたよ。筆跡が同じだったので。あとさっき足引きずってましたよね。だからです。」
「足を引きずってたのは見せたけどここまで。素直にすごいわ。あの男もそこまでとはいわないけれどできたらよかったのに。」
「さっきのですか?」
「ちょっとテストしたのよ。でも不合格。でも。」
「でも?」
「あなたは合格。」
「合格?何がです?」
「あなた私のところで働かない?」
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ペース配分考えず。思いついたままやってます。まいたけです。
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僕は関係ないので静かな場所をさがす。
さっきフロントからもらった水のペットボトルはうっすら汗をかいていた。
良さそうな縁側があったので腰を下ろす。
「本当に異世界なのかな。田舎に来たみたいだ。」
そう言えばこんなにゆっくりしたのいつ以来だろう。ずっとこんなことと無縁だったから幸せを噛み締める。
目を閉じ虫の声を聞いてペットボトルに口をつけた。
「どうして!!?どうして俺じゃ駄目なんですか!?」
なんだろうまた騒がしいな。
声のする方には男女で絶賛言い合いが繰り広げられていた。
嫌でも耳に入ってきてしまう。
「どうして駄目かわからない時点でアウトよ。」
そう言って手すりを使いゆっくりとどこかへ行ってしまった。
ん?あの後ろ姿。あれは。
男は壁に怒りをぶつけている。ここは退散した方がいいだろう。
気付かれないように部屋に戻った。
「嫌なものみちゃったな。」
争い事に巻き込まれるのはごめんだ。
部屋のドアを開けると紙が落ちてきた。拾い上げみてみる。
そこには湿布と書かれただけだった。
持ってこいってことか?クルルにかな?でもクルルはいないし。あとでクルルが怒られるのは可哀想だ。
仕方なくフロントにむかった。
そして、フロントに部屋を教えてもらいノックした。
「すみません!クルルの代わりに湿布もってきました!」
「……どうぞ。」
「失礼します。」
そろりとドアを開ける。そこには昼間の女優さんがいた。月明かりに照らされて薄紫の髪をなびかせながらバルコニーに椅子をだして座っていた。
「頼まれていたものです。クルルは今打ち上げに行ってまして。急ぎだと思いもってきました。」
それだけ言えばわかると思ったら違う言葉がかえってきた。
「どうして私だとわかったの?」
「え?だって民宿利用してるの僕たちだけですよね?」
「でも私が湿布をほしいとはかぎらないじゃない?」
「いやフロントで部屋確認した時シャルルさんのサイン確認しましたよ。筆跡が同じだったので。あとさっき足引きずってましたよね。だからです。」
「足を引きずってたのは見せたけどここまで。素直にすごいわ。あの男もそこまでとはいわないけれどできたらよかったのに。」
「さっきのですか?」
「ちょっとテストしたのよ。でも不合格。でも。」
「でも?」
「あなたは合格。」
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「あなた私のところで働かない?」
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