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前史
小日本たる帝国
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1905年に終結した日露戦争によって日本は利益線の確保に成功。
韓国は日本の影響下に入ることになった。
そしてすぐに総督府がおかれる…ことは無かった。
「朝鮮は不毛な土地である。このような国家を帝国に編入、もしくは属国とすれば必ず災いをもたらす」
これは当時の知識人からの意見である。
確かに朝鮮は行政、インフラ、教育の至るところまでが不毛の土地であった。
北部には鉱物資源があるが、逆にそれくらいしか日本に利益をもたらす存在は無い。
これは元老である伊藤博文の耳にも届いていた。
伊藤は軍閥の長である山縣有朋にこのことを説明した。
すると山縣も理解を示し、朝鮮は独立国とすることが決まった。
朝鮮は李氏による王政が続くことになるが、それらしい改革は行われなかった。
国号は大韓帝国に変わろうとも本質は何も変わっていない。
この状況に目を付けたのが日本の企業たちだった。
三菱、三井、安井、住友。
これらの企業達が政府の認可を受けて現地の市場を席捲。
朝鮮国内にも工場は建てたがそれはネジとかリベットなどの基礎的な部品であった。
組み立ては日本国内で行われる。
また北部の鉱山はそれぞれの企業が独占し、鉱物を安値で手に入れた。
これは政府の施策も一部含まれていたが、日本は潤った。
1914年までに日本は工業国家の仲間入りを果たしていたことからも分かる。
対して朝鮮は悲惨である。
市場に出回っているのは日本の製品ばかり。
自分たちで作ろうにもその技術が無い。
また行政もそう言った事よりも自身の懐を温めることを優先して何もしない。
結果的に日本との技術格差が広がるばかり。
ただ庶民の生活は曲りなりにも向上していたので反乱などは起きようもない。
大戦争が始まると日本はさらなる飛躍を遂げた。
欧州で枯渇する弾丸や食料をイギリスやフランス、そしてロシアに輸出。
また、イギリスが一時的に撤退したインド市場にも参入していき朝鮮で生産された日本企業の綿織物や車、船舶が飛ぶように売れていった。
ただ、政府は”戦争が終わればこの好景気が終わる”と分かっていた。
そのため、新たな市場として目を向けたのが中国大陸であった。
大戦争が終わると案の定、日本の経済は不況に陥った。
政府はすぐに米英仏と協議し中国市場への共同介入を確約。
四ヶ国連合は共同で袁世凱率いる中華帝国に中国市場の前面解放を要請。
これに袁世凱は頷くことしか出来ず、日本は満州と福建、アメリカは中支、イギリスは華北、フランスは華南をそれぞれ自らの経済圏とした。
列強各国は利益を優先しアヘンなどを大量売却。
利益は戦後の各国を癒していき世界は繁栄の20年代を迎えた。
だが、アメリカのウォール街で株が大暴落したことでその繁栄は終わりを迎えた。
韓国は日本の影響下に入ることになった。
そしてすぐに総督府がおかれる…ことは無かった。
「朝鮮は不毛な土地である。このような国家を帝国に編入、もしくは属国とすれば必ず災いをもたらす」
これは当時の知識人からの意見である。
確かに朝鮮は行政、インフラ、教育の至るところまでが不毛の土地であった。
北部には鉱物資源があるが、逆にそれくらいしか日本に利益をもたらす存在は無い。
これは元老である伊藤博文の耳にも届いていた。
伊藤は軍閥の長である山縣有朋にこのことを説明した。
すると山縣も理解を示し、朝鮮は独立国とすることが決まった。
朝鮮は李氏による王政が続くことになるが、それらしい改革は行われなかった。
国号は大韓帝国に変わろうとも本質は何も変わっていない。
この状況に目を付けたのが日本の企業たちだった。
三菱、三井、安井、住友。
これらの企業達が政府の認可を受けて現地の市場を席捲。
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組み立ては日本国内で行われる。
また北部の鉱山はそれぞれの企業が独占し、鉱物を安値で手に入れた。
これは政府の施策も一部含まれていたが、日本は潤った。
1914年までに日本は工業国家の仲間入りを果たしていたことからも分かる。
対して朝鮮は悲惨である。
市場に出回っているのは日本の製品ばかり。
自分たちで作ろうにもその技術が無い。
また行政もそう言った事よりも自身の懐を温めることを優先して何もしない。
結果的に日本との技術格差が広がるばかり。
ただ庶民の生活は曲りなりにも向上していたので反乱などは起きようもない。
大戦争が始まると日本はさらなる飛躍を遂げた。
欧州で枯渇する弾丸や食料をイギリスやフランス、そしてロシアに輸出。
また、イギリスが一時的に撤退したインド市場にも参入していき朝鮮で生産された日本企業の綿織物や車、船舶が飛ぶように売れていった。
ただ、政府は”戦争が終わればこの好景気が終わる”と分かっていた。
そのため、新たな市場として目を向けたのが中国大陸であった。
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政府はすぐに米英仏と協議し中国市場への共同介入を確約。
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これに袁世凱は頷くことしか出来ず、日本は満州と福建、アメリカは中支、イギリスは華北、フランスは華南をそれぞれ自らの経済圏とした。
列強各国は利益を優先しアヘンなどを大量売却。
利益は戦後の各国を癒していき世界は繁栄の20年代を迎えた。
だが、アメリカのウォール街で株が大暴落したことでその繁栄は終わりを迎えた。
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