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第2次欧州大戦
カラブリア沖海戦
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日本軍攻撃隊はイタリア艦隊の対空砲火の洗礼を受けた。
艦攻2機、艦爆1機が撃墜されてしまう。
ただ艦隊陣形が単縦陣であったことで攻撃隊はすぐに戦艦に攻撃を行うことが出来た。
イタリア艦隊が単縦陣だった理由については2つ挙げられる。
1つはイタリア艦隊にレーダーが無かったことだ。
これによりイタリア艦隊は日本軍攻撃隊の接近を目視で観測できるようになるまで分からなかった。
そのため砲撃戦を企図した単縦陣から輪形陣を再編成する時間が無かったのだ。
もう1つは純粋に航空機に対する経験不足だった。
イタリア海軍では空母を建造する計画が存在しなかった。
それはなぜかと言うと戦艦の建造を優先したからだ。
また航空機に対する認識も戦艦の補助役程度であった。
そのため航空機への対策はおざなりだった。
攻撃隊は次々とイタリア戦艦に襲い掛かった。
コンテ・ディ・カブール級の最大速力は21ノットであり航空攻撃を全て避けるのは至難の業だった。
まず戦艦列の戦闘を航行していたコンテ・ディ・カブールが爆弾1発、魚雷1発を被弾した。
またほぼ同時に最後尾のアンドレア・ドーリアも魚雷2発を喰らっており両艦は速度を域に13ノットにまで落としてしまった。
この割を食ったのがコンテ・ディ・カブールの後方200mを航行していたジェリオ・チェーザレだった。
ジェリオ・チェーザレは衝突を回避するため速度を落とした。
これを雷撃隊は見逃さず左右から3機づつ合計6機の艦攻が魚雷を投下し2本が命中。
そして追い打ちをかける様に艦爆3機が急降下爆撃を敢行し1発を第2砲塔に叩き込んだ。
第2砲塔は立ちどころに使用不能となったが弾薬庫への誘爆は防がれた。
この間、レオナルド・ダ・ヴィンチも攻撃にさらされており3発の爆弾が命中。
この影響で第1、第3砲塔が使用不能となった。
攻撃隊はここで撤退した。
そして砲撃戦に移り変わっていくことになる。
「航空隊は良い働きをしてくれたようだな」
塩沢は双眼鏡を見ながら言った。
既に黒煙を噴いている艦もあり万全な状態でないのは明らかだった。
「順次、砲撃開始だ」
砲撃戦は一方的な展開となった。
そもそも戦艦の数で日英艦隊に負けていたイタリア海軍は航空攻撃でその戦艦も傷を負ってしまった。
速度が思うように出ず回避行動もとれない。
4戦艦は次々に被弾していった。
そして2時間後には4戦艦は全て海中に没した。
また巡洋艦同士の砲撃戦も発生してたが大型巡洋艦である青葉、衣笠の30㎝砲の方が射程が長くフィウメとゴリツィアを撃沈した。
イタリア艦隊はこの惨状を見て輸送作戦を断念しカラブリア沖で起こったこの海戦は日英艦隊の勝利に終わった。
艦攻2機、艦爆1機が撃墜されてしまう。
ただ艦隊陣形が単縦陣であったことで攻撃隊はすぐに戦艦に攻撃を行うことが出来た。
イタリア艦隊が単縦陣だった理由については2つ挙げられる。
1つはイタリア艦隊にレーダーが無かったことだ。
これによりイタリア艦隊は日本軍攻撃隊の接近を目視で観測できるようになるまで分からなかった。
そのため砲撃戦を企図した単縦陣から輪形陣を再編成する時間が無かったのだ。
もう1つは純粋に航空機に対する経験不足だった。
イタリア海軍では空母を建造する計画が存在しなかった。
それはなぜかと言うと戦艦の建造を優先したからだ。
また航空機に対する認識も戦艦の補助役程度であった。
そのため航空機への対策はおざなりだった。
攻撃隊は次々とイタリア戦艦に襲い掛かった。
コンテ・ディ・カブール級の最大速力は21ノットであり航空攻撃を全て避けるのは至難の業だった。
まず戦艦列の戦闘を航行していたコンテ・ディ・カブールが爆弾1発、魚雷1発を被弾した。
またほぼ同時に最後尾のアンドレア・ドーリアも魚雷2発を喰らっており両艦は速度を域に13ノットにまで落としてしまった。
この割を食ったのがコンテ・ディ・カブールの後方200mを航行していたジェリオ・チェーザレだった。
ジェリオ・チェーザレは衝突を回避するため速度を落とした。
これを雷撃隊は見逃さず左右から3機づつ合計6機の艦攻が魚雷を投下し2本が命中。
そして追い打ちをかける様に艦爆3機が急降下爆撃を敢行し1発を第2砲塔に叩き込んだ。
第2砲塔は立ちどころに使用不能となったが弾薬庫への誘爆は防がれた。
この間、レオナルド・ダ・ヴィンチも攻撃にさらされており3発の爆弾が命中。
この影響で第1、第3砲塔が使用不能となった。
攻撃隊はここで撤退した。
そして砲撃戦に移り変わっていくことになる。
「航空隊は良い働きをしてくれたようだな」
塩沢は双眼鏡を見ながら言った。
既に黒煙を噴いている艦もあり万全な状態でないのは明らかだった。
「順次、砲撃開始だ」
砲撃戦は一方的な展開となった。
そもそも戦艦の数で日英艦隊に負けていたイタリア海軍は航空攻撃でその戦艦も傷を負ってしまった。
速度が思うように出ず回避行動もとれない。
4戦艦は次々に被弾していった。
そして2時間後には4戦艦は全て海中に没した。
また巡洋艦同士の砲撃戦も発生してたが大型巡洋艦である青葉、衣笠の30㎝砲の方が射程が長くフィウメとゴリツィアを撃沈した。
イタリア艦隊はこの惨状を見て輸送作戦を断念しカラブリア沖で起こったこの海戦は日英艦隊の勝利に終わった。
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