空母伊吹大戦録

ypaaaaaaa

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習熟訓練

受領

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翌日になると伊吹と筑波は洋上に出た。
艦載機の受領を行うのだ。
「全て新型機なのですね」
甲板から艦載機がやってくるのを待ちながら、加来は大西に問いかける。
日本海軍は主力空母には零戦などの新型機をしっかり充当していたが、龍驤などの軽空母には九六式艦戦が配備されている。
だから加来はてっきり九六式艦戦が配備されると思っていたのだが、よくよく確かめてみると零戦だった。
「我が六航戦は主力空母並みの活躍を期待されているということだ」
大西はそう答えたが、本当は違う。
第六航空戦隊は開戦となればミッドウェー島を空襲し、これを占領するのである。
日本海軍の対米戦略の基本は漸減要撃であり、本音を言えばハワイを占領したい。
だが、それは補給の都合上無理だった。
そこで、連合艦隊司令部はミッドウェー島を占領しておいて、いざと言うときにここを中継地点として活用しようと考えたのである。
これを攻略するのが第六航空戦隊の仕事であった。
そうこうしていると一番機が高度を下げてくる。
「確か、一番機は伊吹飛行隊長の…」
加来がそう言いかけた時にはすでにその零戦は伊吹の飛行甲板に着地しており、30mほど滑走した後に制動装置により停止した。
「見事な着艦だな」
大西はつい見惚れていると、その零戦に乗っていた搭乗員が大西に駆け寄ってくる。
「本日より、軽空母伊吹の飛行隊長の任を命ぜられました!志賀淑雄大尉であります!」
明らかに快活で飛行機乗りらしい雰囲気に大西は満面の笑顔で応えた。
「こちらこそだ!明日からはひよっこどもをバシバシしばいてやってくれ!」
これに志賀は敬礼で応答し、次々と着艦してくる後続機を見守っていた。


伊吹の艦載機数は54機である。
補用を含めると60機にも達し、軽空母としてはまさに破格である。
編成は艦戦3個中隊、艦攻2個中隊、艦爆1個中隊である。
54機の艦載機数を実現するにはやはり艦戦の比率を高めざるを得なかったのである。
「少し戦闘機が多くはありませんか」
加来は当然そのように言った。
これに大西はすぐに答える。
「大陸での戦いでは戦闘機がかなり大きな役割を果たした。これは海上でも変わらん。なら、戦闘機を多めに配備しておいても良いだろう」
大西としては、制空権こそ戦いを握る戦力であると考えており、比率をかなり高めたのである。
昼前には伊吹、筑波両艦とも艦載機の収容を完了し、今日は休養ということで再び佐世保に引き返した。
明日からはまさに月月火水木金金である。
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