ペットボトルで能力開放!?【ソロキャンパーの異世界バックパッキング】

吉田C作

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第1章 ソロキャンパー、大地に立つ(異世界の)

25、ソロキャンパーと、それぞれの独白。

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****



『祈りの間』

フィーゴ公国の公都フィーゴ、海の玄関口シブカン、山の門オ・グーニ、その3ヶ所のみに造られており、魔脈を制御する為だけに使われる聖域ともいえる場所である。

一般的な家屋や建造物とは一線を画す、日本の城、特に天守閣に極めて酷似した建造物。
その最上部にある祈りの間は魔力の伝達を高める『セルナイト』という鉱物で造られており、入り口の他には小さな縦スリット状の窓が1つ、その窓はそれぞれの聖地に向いている。それゆえ公都については2つだが。
部屋の中心には円状の祭壇がある。その祭壇は地下深く、魔脈にまで届いているとも云われており、巫女の祈りを魔脈に伝える、フィーゴ公国にとって公都王城よりも重要な施設である。

普段は各々の地にて祈りを捧げる巫女以外は例え領主であろうとも許可無く入る事を許されておらず、それは例え大公であっても例外は無いとされている。
只1つだけ例外があるとすれば同じ立場、所謂他の地にて祈りを捧げる巫女だけである。

その『祈りの間』において、2人の巫女が一糸まとわぬ姿で抱き合うように肌を重ねている。

裸体だからといって決して肉欲に溺れているわけではない。
3人の巫女の内誰か1人でも祈りの間がある土地を長期間離れる場合には、他の巫女がその祈りを引き継ぎ肩代わりする必要がある。その引き継ぎの儀式が今まさに行われているのだ。

巫女の1人は、ふわりと広がる華やかな金髪の持ち主、瞳は藍緑、幾分慎ましやかな肢体ではあるが、その圧倒的な美しさに言葉を失うであろう。見る事が叶うなら、ではあるが。

もう一人は、艶やかな黒髪に水色の瞳、その裸身は多くの男性の理想ともいえる凹凸がはっきりとしている極上の体。同じ様に見る事が叶うのであればだが。

言わずもがなユーリとアイーシャである。
その2人の巫女がお互いに裸体で肌を重ねあう理由、勿論祈りの引き継ぎの為なのだが、その引き継ぎを行う上で一番効率が良い形、それがこの状態なのだ。
そうして肌を重ねた二人の巫女は口の中で外には漏れない様に言葉を紡ぐ。
祝詞と呼ばれるその言葉を紡いでいく事によって、祈りの引き継ぎ、肩代わりは成されるのだ。

祝詞を紡ぐに連れ2人の周囲を淡い燈色の光が覆う。その光は祝詞の進みに呼応する様に強さを増し、祝詞が終わるその一瞬後に一際強く輝くと、床に吸い込まれる様に縦に消えていった。

「ふう、・・・お疲れ様」

「・・・っはあ、こちらこそお世話になりました・・・」

やはりそれなりに魔力を消耗するのだろう。
2人とも息が上がり、肌は赤く上気して、見方によっては非常に艶めいて、まるで情事の後の様にも見えた。

「さて、身を清めに行きましょうか」

儀式によって火照った体を覚ます意味もあり、二人は祈りの間の外に据えられた水場で体を流す。

「それにしても、たった2年で育ったわよね・・・」

「え?そんなに太ってはいないと思うのですけど・・・」

「いや、そういう事じゃなくてね?ここよ!こ・こ!」

そう言いながらユーリはアイーシャの豊満な胸を鷲掴みにする。

「ちょっ!ユーリさん!やめてくださ、ぃっ、やっ・・・、あっ、はぁ・・・」

「ユズルさんだっけ?早いとこ彼に揉んでもらえる様にならなきゃねえ?」

「そえ、はっ、確かにそ、そうなんですけ、どっ!」

何とかユーリから逃れたアイーシャだがその息は先程よりも確実に荒くなっていた。
水を浴び覚ましたはずの肌も更に赤く上気し、もしユズルがこの場にいれば間違いなく自制など出来なかったであろう。

「でもさ」とアイリは続ける。

「最近、規模は大きくないけど魔脈の乱れが頻繁に起こる様になってきてる。先代から聞いたことがあるんだけど、魔脈が乱れるときは何か良くない事が起こる前兆なんだって。だから、心配なんだよね。このまま旅を続けるって言ってたでしょ?何か大変な事に巻き込まれないといいんだけどって。だから、ね?」

本当に心配してくれているのだろう。不安の混じった顔でこちらをじっと見つめているユーリをアイーシャはしっかりと見返す。

この先に何が待っているかは分からない。
しかし私はあの人を一目見た時から好きになってしまった。
はぐれ人とかそういった事は関係なく、目が合った瞬間まさに体中に電流が奔った。
この人と絶対に離れたくないと思ってしまったのだ。
そんな彼は中々靡いてくれないけれど、それでも私のことを知りたい、知っていきたいと言ってくれた。それならば何があろうとも私は彼と一緒にいようと決めている。   

だから。

「大丈夫ですよ。なんといっても、もう巻き込まれていますから!」

迷いなど微塵も無いような晴れやかな顔で、アイーシャはそう言った。



****



レッドアイはシブカンの街中をブラブラと歩いていた。
もう何軒か武器屋や防具屋を冷かしているのだが、これといって目ぼしいものがある訳ではなかった。

「う~ん、はずれって訳じゃないけどね~。これは!っていうのは無いなあ」

何か自分の糧になる物、インスピレーションを得る事が出来る物が無いかなと街をぶらついてみたが、そういう物は中々見つかる物ではない。
そんな事は分かっていてもこの街歩きはやめられない。
なにか悩みがあったりちょっと行き詰ったりした時はこうして街をぶらつく。
ある種趣味と実益を兼ねているのだ。

実はレッドアイにはある葛藤があった。

勢いでこのパーティーに参加して旅を続けたものの、とんでもない話になってしまった。
はぐれ人の真実、神々の収穫、面白そうだと着いてきたら世界の滅亡に関わる話だ。

「でもパーティー離脱って選択肢は無かったなあ」

とんでもない話を聞いてもこのパーティーを抜けようとは思わなかった。
ただ、その時に考えさせられてしまったのだ。特にあの2人の戦いを見たせいで。
武器や防具のメンテは任せて!・・・なんて言ってみたものの、今の私でついていく事が出来るのか?この先皆を手伝う事が出来るのか?1級の武器職人として何が出来るのか?
そんな思いを頭の中で渦巻かせながら、なにか閃きは無いものかと街をぶらつく。

「ん?素材屋かあ・・・」

何気なく海際の道から路地を1本入った所に、余り目立たないひっそりとした素材屋があった。案外こんなさびれた店に何かあるかもしれない。そんな淡い期待を持ちながらレッドアイは少し錆の浮かぶドアを開けて中に入る。

素材屋という割には左程素材が揃っていない棚を眺めながら店の中を見てまわる。
陰気な店主に睨みつけられながら、ここも駄目か、と心の中でため息をつきながらドアの方へ向かったその時だった。
入口の左隅、中々目がいかない様な所に雑に重ねてあった木箱にふと目がいく。
木箱には『銀 不純物多し:1箱金貨3枚』と書いてあり、中には少し黒ずんだ銀色の鉱石が木箱いっぱいに放り込まれていた。

思わずレッドアイの目が泳ぐ。

あれは記憶が間違いなければ高純度の『ミスリル鉱石』だ。昔1度だけ爺ちゃんに見せてもらった事がある。
『ミスリル鉱石』から作られる武器や防具は鉄の武器等を遥かに超える強度を持ち、身につければ羽根の様に軽い。その上作り上げられた武器はワイバーンの鱗さえ貫くと言う。

一旦冷静になり、店主に見咎められない様に「サーチ」をかける。
まちがいない!ミスリルだ!
レッドアイの胸が高まる。これならばユズル君やアイーシャ、リゼルを護れる防具や武器を作れるのでは?もしかしたらそれ以上にとんでもない物が出来てしまうかもしれない。

このミスリル鉱石は本来なら大金貨10枚で拳ほどの塊も買えない筈だ。
何かの間違いで屑銀としてこの店に持ち込まれたのだろうが、レッドアイにとってはまさに神の思し召しだった。

積まれた4箱を全部買い占め、両肩に抱えてレッドアイはそそくさと宿に戻る。
何をどうやって作り上げるか、先程までとは全く違う嬉しい悩みを抱きながら。



****



アイーシャとユーリが祈りの引き継ぎを行っている間、リゼルは館にある修練場でひたすらその双剣を振っていた。

先日の2人の戦いを見てからというもの、体が疼いてしょうがない。
だから繰り返し剣を振るう。何千回、何万回と繰り返し振り続けたその剣の技は公国でも10指に入ると言われるまでに磨かれている。それでも届かないものが見えた。

あの戦いを見た時にリゼルは打ちのめされた。自身の剣では決して届かない高みがある事を知らしめられた。上には上、遥か上の存在があると思い知らされたのだ。

リゼルは思う。

私の剣は『神々』、いや『エスペラーザ』には間違いなく届かない。
届かないのならばどうすればいいのか、簡単だ。その剣を届かせる者がその舞台に上がれる様に露を払えばいい。

ただ、リゼルの見立てでは、ぺっとぼとるを使用していないユズル殿は戦いにおいて全くの素人だ。例え相手がラクーの様に簡単に倒せる魔物であったとしても、取り返しのつかない事になる可能性すらあり得る。
アイーシャにしてもそうだ。巫女であり、ある程度の魔法が使えるといっても、戦闘に関してはやはり素人に近い。

幸いなのはタラスク様が私たち全員を鍛えて下さっている事か。
それによる基礎的な体力、魔力の増加は目を見張るものがある。
魔力を練ることを意識することで私自身剣に乗せる魔力の質も段違いに上がった。
ならばこれをどう振るうかだ。

「よし、決めた!」

タラスク様のあの鍛錬について来れるのだ、ユズル殿ならそれが少し増えても問題はないだろう。

だから私は彼に剣を教えよう。
私が唯一心から愛せたあの方が悲しまれる事が無いように。

・・・彼が持つあの剣、刀というのだったか、形の違いは多少あれども何かしら掴める物はあるはずだ。まあ出来る限り鍛えてあげよう。

「ふふ、楽しみだ」

そう呟きながら彼女はまた剣を振る。



****



フラグなんて立てるもんじゃない。

僕は彼女らの戦いを目の前にして痛感していた。

目の前で起こっている2人の喧嘩はまさに怪獣大決戦だった。
僕がはぐれ人の技を一通り見せた後、宣言通りに2人は勝負を始めたのだけど・・・。

タラちゃんが映画みたいな爆炎のブレスを数発纏めてリヴィアスに放てば、リヴィアスもそれを相殺するレベルの氷と水のブレスを放つ。
リヴィアスが超巨大な氷の魔法を撃てばタラちゃんはそれを自身の前に展開した結界で弾く。

そんな感じでとにかくあり得ないレベルの戦闘が繰り広げられている。
見ていれば二人の力は拮抗している様だけれど、どうなのだろうか。

あ、勿論二人とも元の姿だよ。タイトルつけるなら『海中の大決戦!!最強ドラゴンVS巨大シャークト〇ス』って感じ。

おっと、タラちゃんの放ったゴ〇ラ風の攻撃がリヴィアスに直撃したぞ!?
リヴィアスが流石に怯む!これはこのまま3カウントか!?
おお!タラちゃんここは畳みかける気だね!ちょっと真面目に実況しよう。

リヴィアスと相対していたタラスクの周囲に10を超える魔方陣が展開される。その魔方陣はタラスクの周囲を回転しさらに巨大な魔方陣を作り出した。

『『絢爛たるラメールのSaintes-Maries-de-laMer葬送火!!-la-Marthe』』

恐らくタラスク最大級の魔法であろう。
中心が赤く赤熱し周囲を黒に縁どられた金色の粒子を放出する巨大な熱線が、これまた巨大な魔方陣から放たれる。
その熱量、威力は凄まじく、結界が張られた神殿にいる僕でさえ思わず後ずさる程だ。
海中にも関わらずその熱線は周囲の水分を蒸発させながらリヴィアスへと突き進む。

先の熱線で怯まされていたリヴィアスはなんとか結界を張ろうとするが間に合わずに直撃を受ける。
海の中に、いや海の中であるというのに周囲を揺るがす轟音が響き渡る。
直撃による爆発で生まれた白煙と水泡がその力の余韻を引きずる様に消えていく。
直後、崩れ落ちる様に海の底へ沈み行くリヴィアスの姿が現れた。

どうやら決着の様だ。

「拮抗する者同士の闘いの終わりは案外あっけない物なのかもしれないな・・・」

海底に倒れ伏したリヴィアスを見ながらそう呟く。体が上下している事から死んではいないだろう。

『『全く。手加減してこれとは、やはりあ奴はまだまだ餓鬼じゃの!』』

人の姿で神殿に戻ったタラちゃんは全く疲労の様子が見えないままにそう言った。

「え?手加減?手加減してたんですか?あれで?」

『『当たり前じゃ。あ奴ごとき小僧っこに本気なぞ出すものか』』

えええー、何だそれ。調子に乗って「拮抗する者同士の・・・」なんてカッコつけてた僕が馬鹿みたいじゃん。

『『大体のう。あ奴は神代の中においての序列が7位じゃぞ?序列2位の儂に敵う訳がないじゃろ』』

いや、それ初めて聞いたんですけど?神代の人達の中で序列があるのね。へー、それでタラちゃんが2位と・・・、いや初めて聞いたんですけど!?

『『まあ、それでも大分強くはなったがの』』とリヴィアスを見据えながらまたもタラちゃんは魔法陣を展開する。

「え?何するんですか?」

『『こうするのじゃ』』とタラちゃんは魔法陣から魔法を放つ。黄緑色の光がリヴィアスに飛んでいきその体を包む。その一瞬後にリヴィアスの傷が癒え、意識が戻る。

「回復魔法も使えるんですね・・・」

『『うむ。儂はあらかたの魔法は使えるぞ!そもそもお主、儂があ奴らを蘇生させたところを見ておったじゃろ?』』

ああ、そうだった。ネルルク達を一瞬で蘇生させてたな。
んん・・・なんだろう。この人の方がよりよっぽど主人公な気がしてきたんだけど。

意識が戻ったリヴィアスは非常に悔しそうにしていたが、負けは負けと納得したらしく、その後はタラちゃんに喧嘩を吹っ掛ける事は無かった。
今は来た時と逆に海底から地上へと戻っている所なのだけど、なんでだろう。
行きと違ってリヴィアスが頻繁にこちらを見て来る。仲間になりたいのかな?

地上に戻ると、タラちゃんとリヴィアスは今後について話しておかなければならない事があるらしく、僕は先に宿に戻る事になった。



****



『『さて、リヴィアスよ。あ奴・・・、ユズルをどう見た?』』

「・・・正直彼は異常だな。通常のユズル殿自身は多少の技は使えても吹けば飛ぶようなただ人だ。しかし、あの、ぺっとぼとると言ったか、あれを使った後の彼は尋常では無い。恐らく今までのはぐれ人の中でも最も強力なのではないか?」

『『やはり貴様もそう思うかの。ならば他の者たちに急ぎ伝えておくのじゃ。今度のはぐれ人は歴代最強で歴代最弱じゃと、それ故に儂は常にユズルの傍におりその時まであ奴を鍛えそして護ると、な』』

「心得た。すぐにでも他の者に伝えておこう。急ぎ結界の構築も終わらせねばならんしな」

『『うむ、そこは頼むぞ?小僧っこ』』

「あ?小僧はやめろっつってんだろ!このババア!!」

『『おう怖い怖い。クフフフ』』



****



宿に戻るとタラちゃん以外はすでに帰って来ていて、のんびりお喋りに興じていた。

明日には一旦公都に戻る事になる訳だけど、その後はクジュのタラちゃん家を経由してまずブンゴール連邦へ旅する事になる。そしてハヤトを巡り、折り返してグラーゴへ。
グラーゴから先は海を渡り、大森林、霊峰、果ては未開の地、とかなり過酷な旅になるだろう。

その過酷な旅に皆を本当に連れて行って良いのか?ってもう巻き込んでしまっているのだけど、どうしてもその思いが拭えない。いや、そもそも僕が巻き込まれた訳だけどね。
それにだ。未だ実感が湧かないけれど、僕は数十万、いや下手したら数千万を超える命を背負っている事になる。


怖い。


そう考えるだけで、とてつもなく怖い。

ちょっとしたミスで、共に旅する彼女等を失うかも知れない。
大きなミスで数万、数十万の命を失うかもしれない。
自分以外の命が自分のミスで失われるかもしれない。

それがただひたすらに怖かった。

勿論自分の命が失われる可能性、それも凄く怖いのだけれど。

「大丈夫ですよ。ユズルさん、大丈夫」

ふとアイーシャが背中側から抱く様に手を回して僕の手に添える。添えられた僕の手はかすかに震えていた。

「私達、そんなに弱そうに見えますか?」

「いや」とユズルは首を横に振る。

「正直、単純な強さでいえばアイーシャ達の方が僕より強いと思う。レベルなんて関係なくね。ただ、これから先は本当に何が起こるか分からない。その何かが僕は本当に怖いんだ。その何かがアイーシャ達を失うことかもしれない、それが本当に怖い。勿論自分の命を失う事も怖いんだけどね。」

「ユズルさん・・・」

『『なんじゃ?いよいよ、アイーシャを抱く気になったのか?そうかそうか!それならばワシ等は部屋を1刻程留守にするが?どうじゃ?それともワシも一緒に抱くか?わしは構わぬぞ?』』

勢いよく部屋のドアを開けたタラちゃんが、これまた勢いよく不穏なセリフを投げかけて来る。

『『なんての。またあれじゃろ?グジグジ悩んどるんじゃろ?のうユズルよ。今悩んでも仕方ないと思わんかのう?』』

「でも、タラちゃん、これから先多くの命が失われるかもしれないんですよ!?それで悩まない人がいるんですか!?」

『『悩むなとは言うておらん。わしは悩むことを否定せん。むしろ多いに悩むべきと思うておる。ただの、グジグジと悩むより前にやれるべき事をやってみぬか?そう言うとるんじゃ』』

悩むことを否定せずに、それでもやれる事をやれ・・・か。

「私ははっきり言って今嬉しいんです。ユズルさんが私、私たちを失うのが怖いって言ってくれた事が、不謹慎かも知れませんけど、それでもとても嬉しいんです」

「なんというか、心配性過ぎない?君は」

「ええ、これは私も剣の鍛えがいがありそうです」

以前も聞いたが皆、この旅をやめる気は無い様だ。グジグジ悩んでたのは僕だけってことか。

この先とても危険な旅になるのは間違いないと思う。


でも。


それでも。


「ごめん、これから先も皆一緒に行ってくれる?」

「はい!嫌と言われても離れませんよ?」

「勿論!」

「お供しましょう」

『『当たり前じゃ。子どもには保護者が必要じゃろ?』』



明日からはまた新しい旅が始まる。
どんな旅になるかはまだ分からないけど、どうにか進んでいこうと思う。
だから今からは、悩みながらもとりあえずは明るくいかないとね!



「ありがとう!よし!それじゃ皆、ご飯にしよう!!」
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