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第四章 帝国の皇子
第24話 帝国の皇子
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「そんな大それたこと考えたことがないわ。ただ自由だと、この手に自分の人生を握っているという感覚が重要だと思うのよ。そしてどんな結果であれ自分が納得できるように、努力するの」
「そんな幻想のために?」
「幻想ですって?」
「幻想でしょう。髪を切っても、レディのマナーを無視しても、馬鹿にされるだけではないのですか?女に生まれたのなら、持てるものをすべて使って己を教養たかく、美しく肉体も知性も磨き上げ、権力を握る者の愛を得て、その権勢を己のものにすることで、ほしいものを手に入れ、生意気な奴らを跪かせて、羨望と賞賛を集めることができるのではないですか?」
「それが、この世界での女の求めるところだというの?」
「すくなくとも、わたしの周りの女たちはそうですが。ルシルスの周りの群がる女たちを見れば、王子という権力が保証する王子妃という立場が、彼女たちにとって目の色の変わるものだということがわかるでしょう。あなたも、人に顎で使われて働かざるを得ない場合と、顎で人を使うことができるのなら、後者の方がいいに決まっているでしょう?」
「顎で使われるよりかは顎で使うほうがいいとは思うけど……」
「そうして、ジュリの成し遂げたいことを自由に成し遂げればいいのではないでしょうか」
至極、真面目な口調に逆に笑えてしまう。
「ちょっと待って。わたしに旦那をよく選べと言っているかのように聞こえる」
「ジュリの年ならば、家柄のある出ならば婚約者がいてもおかしくない年代でしょう」
「だから、こてこてのレディになってがんじがらめになりたくないといっているでしょう。前提からして、権力のあるものを旦那にしないといけないわよね。こんな格好をするわたしを、権力を手にしている男が結婚したいと思うとも思えないのだけど」
目を細めわたしの顔を眺めまわしながらグリーは熟考する。
彼ほどの美貌があればそうたいして努力もせずに権力者の心をとらえることができるかもしれない。
グリーが男で本当に残念に思える。
「ジュリア姫の友人の立場を利用して、妹思いのルシルスに取り入るという方法が、一番手っ取り早そうですが、そういうこともジュリはしていないようですし……」
頭の足りないものを哀れに見る目つきである。
いつの間にか、グリーは丁寧な口調ながらもアストリアの王子のことを呼び捨てに呼んでいることに気が付いた。
「ねえ、さっきからルシルス王子のことを呼び捨てにしているけど、気を付けた方がいいんじゃない?わたしだからいいけど」
「あいつのことは呼び捨てでいいんです」
「どうして?」
「どうしてって、それは……」
説明をしかけてグリーはやめた。
グリーは小首をかしげて、タオルをかぶるわたしの表情をうかがう。
新緑の目が、鈍く陰る。
「あなたは本当に面白いですね。成し遂げたいことが明確にあるわけじゃないのでしたら、この小さな島を出て、いろいろと見分を広めながら考えるということもいいかも」
「それはわたしを誘っているの?」
「誘って……」
グリーは噴き出しかけたが、踏みとどまった。
真剣な顔になる。
彼は熟考しているとき瞳の色に深みが加わるようだ。
普段は美少年にしかみえないのに、時折、人生の苦悩のすべてを知っているかのような大人びた顔つきになる。
「誘っているといえば、そういうことになるかもしれませんね」
「先のことはわからないの。今はそれどころではないから」
ジュリア姫が目覚めて、この世界でのわたしの役目が終わり、その時にまだ命があれば。
元の世界に戻るには、満月や新月など、巡り合わせの時期を待たなくてはならなかったりして、自由に行動できる時間が幾日かあるのであれば。
ジュリア姫が目覚めても目覚めなくても、役目を終えたわたしが、シャディーンや他の魔術師たちが力を尽くしても元の世界に戻ることができなければ。
わたしは用なしだ。
「状況によっては、ここから離れることができるかもしれない。グリーは帝国の人なの?」
「ロスフェルス帝国の出身です」
「貴族なの?」
「そこそこの身分ですよ。結婚はいろいろ口をはさむ者たちがいるのでできませんが、わたしの後ろ盾を得るのであれば、顎で人を使うことも可能かもしれませんね」
さらりと言ってのける。
「館の女中とかに?」
「館の女中とか、その他の者にたいしても」
「そのためには、あんたの愛を得るために教養高くなって、わたしの持てるもの全てを使って肉体も美も磨きあげなければならないのでしょ」
「あはは!そうかもしれないし、そうじゃないともいえるというか。ジュリにそこまで求めていませんよ。あなたは別枠ということで」
「そこそこ身分のあるあんたがジュリア姫に会いたいというのは、さらに権力を持つ主人のために確認してこいとかいわれているからなの?」
「ジュリア姫、ですか」
わたしに集中していた興味が、上滑りした。
グリーの意識がジュリア姫から離れていたのに、再び引き戻してしまった。
その時、マンゴーやそこかしこに着床させたカトレアやビカクシダをかき分けてきた者はルシルス王子。疲労の色が隠せない。話に夢中になって、ジュリア姫の部屋に入ってきたことに気がつかなかった。
「もう、そこまでにしてください、グリーリッシュ皇子。ここまで乗り込んでくるとは思いもしませんでした」
「闖入者を簡単に王城の奥つ城まで引き込ませてしまえる方が、問題なのじゃないか?」
「嵐につけ込んで、港町の結界石を破損させ、移動させ、混乱に陥れたのは誰ですか。王城の守り石が不安定なのも、まさかあなたがしたのですか。国際問題になりますよ」
「俺ではなく、俺付きの魔術師だけどな。外からの敵からの防御はそこそこあるかもしれないが、内側からの謀略に弱いというのがわかってよかったじゃないか」
「避難民が押し寄せて王城一階はカオスな状態になっているのですよ」
「そこをうまく収束させるのが避難訓練だろ」
「訓練ではなくて、実際に暴風、高波の被害が発生しているのですが」
「そもそも魔術師に頼りすぎているのではないか」
グリーのルシルス王子に対する口調がぞんざいである。
「ちょっと待って、グリーは誰ですって?」
グリーは、ルシルス王子に謁見するために来たのは嘘だと言っていた。
ルシルス王子はあきらめのため息をついた。
「こちらの方は、ロスフェルス帝国の皇子、グリーリッシュ皇子です」
「俺の婚約者候補に会いに来た。隠されれば暴かれるのは、ルシルスも承知の上だろ」
「ですが、このような混乱を引き起こされるとは思いもしませんでした……」
グリーから優し気な表情が完全にそぎ落ちる。
触れたら指を落とされそうな刃のような鋭さがあった。
「そんな幻想のために?」
「幻想ですって?」
「幻想でしょう。髪を切っても、レディのマナーを無視しても、馬鹿にされるだけではないのですか?女に生まれたのなら、持てるものをすべて使って己を教養たかく、美しく肉体も知性も磨き上げ、権力を握る者の愛を得て、その権勢を己のものにすることで、ほしいものを手に入れ、生意気な奴らを跪かせて、羨望と賞賛を集めることができるのではないですか?」
「それが、この世界での女の求めるところだというの?」
「すくなくとも、わたしの周りの女たちはそうですが。ルシルスの周りの群がる女たちを見れば、王子という権力が保証する王子妃という立場が、彼女たちにとって目の色の変わるものだということがわかるでしょう。あなたも、人に顎で使われて働かざるを得ない場合と、顎で人を使うことができるのなら、後者の方がいいに決まっているでしょう?」
「顎で使われるよりかは顎で使うほうがいいとは思うけど……」
「そうして、ジュリの成し遂げたいことを自由に成し遂げればいいのではないでしょうか」
至極、真面目な口調に逆に笑えてしまう。
「ちょっと待って。わたしに旦那をよく選べと言っているかのように聞こえる」
「ジュリの年ならば、家柄のある出ならば婚約者がいてもおかしくない年代でしょう」
「だから、こてこてのレディになってがんじがらめになりたくないといっているでしょう。前提からして、権力のあるものを旦那にしないといけないわよね。こんな格好をするわたしを、権力を手にしている男が結婚したいと思うとも思えないのだけど」
目を細めわたしの顔を眺めまわしながらグリーは熟考する。
彼ほどの美貌があればそうたいして努力もせずに権力者の心をとらえることができるかもしれない。
グリーが男で本当に残念に思える。
「ジュリア姫の友人の立場を利用して、妹思いのルシルスに取り入るという方法が、一番手っ取り早そうですが、そういうこともジュリはしていないようですし……」
頭の足りないものを哀れに見る目つきである。
いつの間にか、グリーは丁寧な口調ながらもアストリアの王子のことを呼び捨てに呼んでいることに気が付いた。
「ねえ、さっきからルシルス王子のことを呼び捨てにしているけど、気を付けた方がいいんじゃない?わたしだからいいけど」
「あいつのことは呼び捨てでいいんです」
「どうして?」
「どうしてって、それは……」
説明をしかけてグリーはやめた。
グリーは小首をかしげて、タオルをかぶるわたしの表情をうかがう。
新緑の目が、鈍く陰る。
「あなたは本当に面白いですね。成し遂げたいことが明確にあるわけじゃないのでしたら、この小さな島を出て、いろいろと見分を広めながら考えるということもいいかも」
「それはわたしを誘っているの?」
「誘って……」
グリーは噴き出しかけたが、踏みとどまった。
真剣な顔になる。
彼は熟考しているとき瞳の色に深みが加わるようだ。
普段は美少年にしかみえないのに、時折、人生の苦悩のすべてを知っているかのような大人びた顔つきになる。
「誘っているといえば、そういうことになるかもしれませんね」
「先のことはわからないの。今はそれどころではないから」
ジュリア姫が目覚めて、この世界でのわたしの役目が終わり、その時にまだ命があれば。
元の世界に戻るには、満月や新月など、巡り合わせの時期を待たなくてはならなかったりして、自由に行動できる時間が幾日かあるのであれば。
ジュリア姫が目覚めても目覚めなくても、役目を終えたわたしが、シャディーンや他の魔術師たちが力を尽くしても元の世界に戻ることができなければ。
わたしは用なしだ。
「状況によっては、ここから離れることができるかもしれない。グリーは帝国の人なの?」
「ロスフェルス帝国の出身です」
「貴族なの?」
「そこそこの身分ですよ。結婚はいろいろ口をはさむ者たちがいるのでできませんが、わたしの後ろ盾を得るのであれば、顎で人を使うことも可能かもしれませんね」
さらりと言ってのける。
「館の女中とかに?」
「館の女中とか、その他の者にたいしても」
「そのためには、あんたの愛を得るために教養高くなって、わたしの持てるもの全てを使って肉体も美も磨きあげなければならないのでしょ」
「あはは!そうかもしれないし、そうじゃないともいえるというか。ジュリにそこまで求めていませんよ。あなたは別枠ということで」
「そこそこ身分のあるあんたがジュリア姫に会いたいというのは、さらに権力を持つ主人のために確認してこいとかいわれているからなの?」
「ジュリア姫、ですか」
わたしに集中していた興味が、上滑りした。
グリーの意識がジュリア姫から離れていたのに、再び引き戻してしまった。
その時、マンゴーやそこかしこに着床させたカトレアやビカクシダをかき分けてきた者はルシルス王子。疲労の色が隠せない。話に夢中になって、ジュリア姫の部屋に入ってきたことに気がつかなかった。
「もう、そこまでにしてください、グリーリッシュ皇子。ここまで乗り込んでくるとは思いもしませんでした」
「闖入者を簡単に王城の奥つ城まで引き込ませてしまえる方が、問題なのじゃないか?」
「嵐につけ込んで、港町の結界石を破損させ、移動させ、混乱に陥れたのは誰ですか。王城の守り石が不安定なのも、まさかあなたがしたのですか。国際問題になりますよ」
「俺ではなく、俺付きの魔術師だけどな。外からの敵からの防御はそこそこあるかもしれないが、内側からの謀略に弱いというのがわかってよかったじゃないか」
「避難民が押し寄せて王城一階はカオスな状態になっているのですよ」
「そこをうまく収束させるのが避難訓練だろ」
「訓練ではなくて、実際に暴風、高波の被害が発生しているのですが」
「そもそも魔術師に頼りすぎているのではないか」
グリーのルシルス王子に対する口調がぞんざいである。
「ちょっと待って、グリーは誰ですって?」
グリーは、ルシルス王子に謁見するために来たのは嘘だと言っていた。
ルシルス王子はあきらめのため息をついた。
「こちらの方は、ロスフェルス帝国の皇子、グリーリッシュ皇子です」
「俺の婚約者候補に会いに来た。隠されれば暴かれるのは、ルシルスも承知の上だろ」
「ですが、このような混乱を引き起こされるとは思いもしませんでした……」
グリーから優し気な表情が完全にそぎ落ちる。
触れたら指を落とされそうな刃のような鋭さがあった。
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