恵美子の波瀾万丈

ハリマオ65

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16話:持ちビルを高値で売る

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 1988年9月、この頃はバブル絶頂期で東京の土地はとんでもない価格まで上昇した。そのお陰で副島行雄が買った中原街道沿いのテナントが入っている古いビルが買った時の5800万円が6億円になった。この時、副島行雄が義理の息子、箕島巌男を通じてN証券に勤めている路子さんに連絡をとった。

 そして、美恵子も一緒に4人で中華街の重慶飯店で会い食事しながら売るべきかどうか相談した。すると個人的な意見だけれどもと言い、つい最近のアメリカのブラックマンデーや日本の土地価格の上昇は、まちがなく異常であり、近々、大蔵省からインフレ抑制の強い政策が出る可能性が高いと考えると語った。

 ですから、売った方が良いと思いますというとわかったと言った、そうして3社からビルの購入の話が合ったので競り合わせ6億3千万円で、M不動産に売却した。そうして、1988年が終わり1989年を迎えた。その後、副島行雄が娘の美恵子に3千万円を投資するから株で稼ぎなさいと言い入金してくれた。

 その後1989年10月11にトヨタ株を2900円で売りの指示を受け全株売りを指示しうれ、税引き後利益が1463万円となり残金が1579万円と父からの3千万円で4579万円となった。すると島田路子さんの予想通り、1989年5月から1年3カ月の間に5回の利上げが実施され、2.5%だった公定歩合は6%台まで引き上げられた。

 1989年11月11日島田路子さんから美恵子さんに電話があり相談したい事があるので橫浜で会いたいと言われ橫浜駅ビルのレストランで会い昼食をとりながら、実は、5歳になった1人息子の島田健二が難治性アトピー性皮膚炎と重症小児喘息があり神奈川県立こどもセンターに入院していると聞かされた。

 心配で寝れない日もあると言い、N証券をやめようかと話していると言い、どう思うかと質問され、美恵子も小さい2人の子供と病院に入院した亭主の箕島巌男の面倒を見るために退社したので金銭的な問題さえなければ退職した方が路子さんのためだと思うと言った。

 路子さんの旦那さん・島田公彦さんは何と言っているのか聞くと辞めても良いと言っている答えたので、それなら退職したらどうですかとアドバイスすると、やっぱり、そうしようと腹が決まったようだ。やがて1989年が終わり、1990年を迎えた。

 その後、バブルによる地価高騰を抑制するため固定資産税とは別に土地所有に税金をかける国税である地価税創設、金融機関へ不動産融資の総量を増やさないよう求める大蔵省・当時銀行局長通達。いわゆる総量規制、1990年3月、課税強化を目的とした各種地価評価額の引き上げなどであるこれらの対策により、土地保有にかかるコストが一気に上昇。

 土地の資産としての魅力が大きく削がれることになった。薬が効きすぎて土地投機に突っ込みすぎた不動産関連企業ばかりでなく不良債権を抱えた金融機関や一般事業会社の大型倒産が相次ぎ、日本全体が歴史的な不況に見舞われたことはご承知の通り。
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