無頼・証券マン、哲二

２９話：グアム旅行と春の日本の旅

　２００４年１月に恵食社・有限会社の解散と手続きを取り役所に提出した。　そして気分転換と避寒のためにグアムに１月１５日から３月末迄の約６週間出かけて昼間の散歩や名所の恋人岬を観光したり、トニーローマのリブステーキを食べたり、和食が恋しくなるとニッコーホテルの和食バイキングに出かけた。

　そして、レオパレス・リゾートの２ＤＫのコンドミニアム・マンスリーパックで２千ドル・約２２万円で宿泊した。そして、ニッコーホテル、ウェスティン、アウトリガー、ハイアットリージェンシー、ホテル・オークラとのランチと楽しんだ。ちょっと変わったところではＰＩＣ俱楽部というホテルの庭に広いラグーンプールがあり、そこをカヌーを漕いだり、多くのスポーツ施設が完備してあり、利用させてもらった。

　その他、マイクロネシアモール、プレミアムアウトレット、Tギャラリア グアム by DFS、ザ・プラザを見て歩いた。店の人に聞くと１１月のブラック・フライデー，１２月のクリスマスセールは、商品が多いと教えてもらった。

　しかし到着した１月２０日に小田哲二と香織さんは大きな黒真珠のネックレス３５００ドルの商品を３１５０ドルまで値引き交渉をして買ってきた。　これはとても、お値打ちで、香織は大喜びしてくれた。その他には、サンドキャッスルのディナーショー、食事付きで手品、動物を使った大がかりなマジックショーは迫力があり、１月と、３月に異なるエンターテインメント・ショーを楽しんだ。そうして３月になると、昼間は直射日光で暑くて午後４時頃に散歩するほどになった。しかし、蒸し暑い印象が強く、毎年、来るにはグアムは狭過ぎるという印象だった。

　そして４月に日本に帰ってきて最初に富士山が見たくなり、早朝の東京から車を飛ばして第三京浜で横浜、鎌倉、江ノ島、辻堂、茅ヶ崎へ行き、平塚から西湘バイパスに乗り左手に相模湾能見の景色、前方には霊峰富士を見て小田原からターンパイクに入り、上り坂をひたすら上り、箱根関所に到着した。

　お決まりの遊覧船に追って芦ノ湖から見える富士山を堪能して、昼にレストランで食事を来た道を戻り、早川港の小田原魚センターの立ち寄り、干物を買って、帰りは小田原厚木道路で厚木へ向かい、東名高速、首都高速を使い池袋のマンションに到着した。この旅行で、やはり、美しい日本の景色の素晴らしさを小田夫妻は再認識させられた。

　そして、やがて春の日射しとなった。そして４月には山梨の御坂の桃と桜の花を堪能して、甲府の奥座敷、湯村温泉にとまり温泉を楽しんだ。桜と桃の花見と温泉と温泉饅頭、日本って最高と香織さんが思わず哲二に叫んで風呂上がりの地元の銘酒を飲んで赤い顔をして久しぶりの夜のアバンチュールをじっくりと楽しんで、やがて、２人とも疲れ切って、爆睡した。

　２００４年夏は暑いので北海道の釧路に７月１５日から出かけて９月１０日に東京へ帰ってきた。女房との２人暮らしなので好きなように生活できるので助かった。そして「恵食社」を解散すること事を書面でを関係する商店と関係者に送りつけた。精算する事により諸経費を除いて３千万円が哲二の元に戻ってきて哲二の資産が２億円になった。